M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

「物盗られ妄想」~~レスパイトの会のお知らせ

2015-07-28 23:11:11 | 「レスパイトの会」日程
炎天下、外を歩く気も失せる毎日ですが
そんな時はよく、
大型ショッピングセンターなどへ出向き、
ウォーキングがてらウロウロします。

そしてペットショップをのぞいては
癒されて帰るのです。

動物のフケにアレルギーのある私は
大好きな犬猫が飼えないので、
いつもペットショップできゅんきゅんして
ガマンしております(笑)












先日、小学校時代以来の友人Mと久々に会いました。

彼女は、二世帯同居しているお姑(しゅうとめ)さんの
面倒を見ているのですが、

そのお姑さんが認知症にかかり
『もの盗られ妄想』のターゲットとなってしまって
財布や通帳から下着まで
「あんたに盗られた」
「早く返して!!」と
犯人呼ばわりされる日々が
もうすでに3年も続いているそうです。。。

認知症は
本人には病識(自分が病気であるという認識)がないので
やっかいなのですよね~。

一生懸命に説明しても
「間違っているのはあなたの方でしょうが!」
と言って絶対に認めず
(ご本人にとってはそれが現実なんですから)

「あんたみたいなのを育てた親の顔が見てみたいわ!」
と目を合わせずに言い捨てたり、
「確かに見た」と全くつじつまの合わないことを言ったり…。

しまいには、
「覚えていやがれ!」と叫ぶ、

「目にもの見せてやる!」と吐き捨てる!

・・・となるんだそうです…。

申し訳ないのですが
そのセリフを聞いて思わず吹き出すと、

彼女もいっしょになって笑いだしました。


認知症を発症する前は
とても上品で、家族や子供のために尽くす
絵にかいたような素敵なお義母さまだったというのですから
いやはや人間、
ガマンはいけませんねぇ~!!


友人M自身も、
ちゃんとわかっているんです。

病気だから仕方ないと。
否定しない方がいいと。
「共感的」に対応したほうがいいと…。

頭でわかっていても
毎日何度も繰り返し
面と向かって口汚くののしられると
やはりどうしたって
怒りと悲しみが込み上げてきて、
思わず反論してしまうのだそうです。

デイサービスに行けば
外で「いい人」をやって
帰宅後は疲れて、また荒れる…。

お泊りをお願いした時も
暴れまくって介護職員の手に負えず、
ひと言でいえば出入り禁止になってしまったそうです。

友人Mは、まじめで責任感が強く
嫌と言えない性格、
何かあれば「自分のせいかも」と思ってしまうような
抱え込んでしまうタイプ…。

彼女が受け続けているストレスを考えると、

よくぞ正気を保っているなと。。。

いいえ、やはり、
身体にでてしまっていました。

リュウマチ・・・。

介護保険でも難病指定されている病気です。

去年、足の骨を削る手術をしたそうです…。

そして、パートの仕事をしながら、
義理の妹さんの助けも得られず
お姑さんの三度の食事を毎日作ってあげています。。。


要介護度をきけば、
何と、要介護1(最も軽い介護状態)なんだそうです。
つまり、介護サービスがたいして使えないのです。

認定を受ける時
食事や排せつなど、
日常生活動作が自分でできるかどうかで
要介護度が違ってきますので、
それができるお姑さんは要介護1になっているそうですが、
妄想による暴言に苦しめられていることを
もっとアピールすれば
要介護度も違ってくるのではないかと思います。

家族による介護は
ほんとうに確執が多くて大変です。

生々しい苦労話の数々、
たまったうっ憤…。

今の彼女に
模範的な言葉など
かえって追い込むだけ…。
できることは
ただただ気持ちに寄り添うことです…。



★★「レスパイトの会」~今後の日程 ★★

 ★対象者は介護や子育てをしている方★

 2015年8月8日(土)             
 2015年9月9日(水)
 2015年10月7日(水)
  10:00~11:45 
 @日本介護教育学院
   津田沼教室 
 ☆ご予約は不要です。
  直接ご来場ください。    
 ☆参加費¥500/人 
 ☆お問い合わせなどあれば、
  日本介護教育学院 伊藤まで
   電話:080-3436-0482  




飼育員もたいへん・・・。

2015-07-15 23:58:58 | 仕事
きょうはレポート提出の締切日でしたので
あわてて郵便局へ駆け込みました。

昨日のような、
ねっとりとまとわりつくような蒸し暑さではないものの
強風に帽子が飛ばされないよう抑えながら帰宅し
玄関に入ったとたん
背中をツー、ツーっと滝汗が流れるのを感じました。

先日、父の命日に母と弟と3人で
お墓参りに行ったときに話にのぼったのですが…。


私の弟は動物園で飼育員をしておりまして。

これまで、天然記念物のクロウサギ、
いま流行のフクロウなど猛禽類、
ゾウやカンガルーなどの飼育をしてきて
現在は、サイだか、カバだかの担当なのだそうです。

どうぶつ好きのかたが聞けば
ワクワクする話でしょう。

でも「好きでなければ続かない」仕事でもあります。

たとえば今は、
大きな池?水場?の掃除が
それはそれは重労働なのだそうです。

水が腐らないように
毎日のように掃除して水を入れ替えるのですが、
どうぶつ達は泥を浴びるので
清掃するため排水口の栓を抜いても
泥が詰まって水が抜けないのです。

ですから、水が抜けるまで排水口の網をずっと
泥払いしていなければならないそうです。
泥って重いからたいへんなんですと。
しかも池が広いから何十分もかかるのだとか。

水を抜いたら、底にずっしりたまった泥を
ザクッ!ザクッ!とシャベルで一輪車に積み
それを外に運び出します。

たくさん乗せると
バランスを崩した時に
悲惨なことになるので、
すこしづつ運び、
そしてまた時間がかかる…。

この夏の炎天下、
ご多分に漏れず弟も
熱中症で倒れる寸前の症状に見舞われ、
意識がゆらゆらと遠のいて、
見学のお客さんに
「大丈夫ですか!?」と
声をかけられたそうです。。。

屋外でのお仕事の方、
お気を付けくださいね~。





懐かしやコーラス部

2015-07-06 00:37:37 | 暮らし
昨日は花の(?)独身OL時代の友人たちと、
当時とはすっかり様相が変わってにぎやかになった丸の内の
とあるレストランで再会しました。

そのメンバーというのは
社内のクラブ「コーラス同好会」で仲良しだった同期。
半数のメンバーとは、退職以来です!

それぞれが既に
子育てが終わり一段落した時期…
かと思いきや、
親が病気をして退院したばかりとか
認知症の親を介護中とか、
義理の親がふたりとも亡くなって
ペットの犬を引き取ったところ、
その犬にも病気がみつかり手術したとか、
こどもの就活が心配だとか、、、

出るわ、出るわ、
みんな、この世代ならではの
たいへんな時間の渦中にいました。

そんな話を明るく笑い飛ばしつつ
遥か昔の記憶を手繰り寄せながら、
思い出話は尽きることがありませんでした。。。


入社当初、
コーラスをやろうなんて
考えてもいなかったのですが
同じ新入社員で学生時代にコーラス部だった友人に
一緒に見学に行こうと半ば強制的に誘われ、

行ったその場でいきなり
発声チェックをされて(笑)
気がついたら入部していました。

そのクラブは
全国大会で常に上位に入選するほどの
本格的なクラブでして…(汗)

何も知らず入った私は
中学の途中までピアノをやっていたものの
それ以来、譜面を見ることもなかったですし、
とうぜんながら発声のほうはド素人。。。

声質からソプラノのパートになりましたが
高音が苦しい喉声になってしまい、
音が下がっていてもわからない状態で
はじめはとてもたいへんでした~。

なぜさっさと辞めなかったのか不思議なのですが
こんな私でも歓迎されているのがわかると
断れない性格と
それとやっぱり、歌が楽しかったのでしょう。

だんだんとコーラスにハマっていき、
お蔭さまで全国大会に出場し金賞をとったり、
NHK交響楽団とのジョイントコンサートなどという
ステキな体験もさせてもらうことができました。。。

考えてみると、
私っていつも、
友人や周りの人に引っ張られて
流されるままに素直についていった結果
たくさんのいい経験をしているなぁ~と。

思うに子供のころから、
悪く言えば
親の言いなり
人の言いなりでした…。

「こうしたい!」という強い思いもなく
反対されてでもやる!という勇気もない自分が
情けないなぁと思っていました。

それでもふり返ってみれば
周囲の人にちゃんと導かれていたんですね。
その時その時
与えられた場で精一杯やっていたことは確かです。

何があっても、
気持ちを切り替えて
その時を楽しむ♪

「まあ、いいか。」

好きな言葉ですね。

まあ、いいか。こんな予定じゃなかったけど。
まあ、いいか。失敗しちゃったけど。。
まあ、いいか。大変な思いするだろうけど。。。

まあ、いいか~。今からやってみれば。

まあ、いいか~~。ここで楽しめば♪