M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

女子大生を卒業。

2017-10-02 23:55:55 | 人生
先日、午後の仕事の前に
お昼ごはんを購入するため、
近くにある県庁の売店に
立ち寄ったときのことです。

見覚えのある手作りパンを見つけ、
裏を返して製造元を確認すると、
やっぱり!
2年ほど前に、
大学のソーシャルワーク実習でお世話になった
障害者福祉サービス事業所のものでした。

このパンを造ったのは、
あの時いっしょにパン造りをした
あの可愛い利用者さんたちかしら?

みんな元気でいるのかな~。

懐かしい気持ちとともに、
すべてが初めての経験で
気力と体力との闘いだった6週間を
ありありと思いだしました。

ご報告が遅くなりましたが、

社会福祉学と心理学を学ぶため
50歳を過ぎてから入った大学でしたが、
この8月末で、無事に卒業いたしました♪

当初の計画どおりに4年間で
必要な168単位を取りきったこと

自分を褒めてあげたい🎵

大変だったことを数え上げれば
それはそれはたくさんありますが、
過ぎてしまうと忘れてしまう傾向があるようです。

それよりも、
仕事をもっている学生がほとんどでしたので、
様々な職場の話を聞けたこと、

勉強の時間を作ることに苦心しながらも
悩みを相談しながら
励まし合える友人ができたこと、

講師の先生方も対等に接してくださって
激励を頂いたり親しくお話しできたこと…。

かけがえのない貴重な体験でした。

そして何より、
学問を通じて世の仕組みについての理解が深まったことは
社会とのつながり感が強まり
大変ありがたく思います。


ある友人に卒業を報告したところ、
こちらがビックリするくらい
「わぁーー凄い、ほんとうに凄いことだよ!
 おめでとう~~!!!!」
と喜んでくれました。

ありがとう・・・でも
私でなくても、
誰でも同じなんです。
できるかどうか、なんて考えずに
やってみるだけ。。。

「ちょっとおもしろそうじゃない?
なんだかやってみたいな。」

と思ったら、
「大変かな、この年齢では無理かな~」などと
余計なことをかんがえずに
とりあえずやってみる。

それにつきるなあと思います。

やってみると何某かのギフトがやってきます♫


卒業は通過点で
まだまだ勉強はこれからが本番ですが、

とりあえず粛々と
やっていこうかなと。


「うわ~ん!ついさっき勉強した内容が
もう思い出せない~~笑っちゃう♪」

・・・日々そんな感じであります。





「十七回忌です・・・。」

2017-07-11 00:41:41 | 人生

8日の土曜日に、
亡き父の十七回忌法要が行われました。

子供たちもそのために各方面から帰省。
前日からワクワクと
家の中を整えたりして
忙しくしておりました。

ところが、蓋を開けてみると、
息子は日曜日に片付けたい仕事があるために夜に帰宅、
娘に至っては
夕方から大学時代のサークルの飲み会に出かけ、
友人宅にそのまま泊まって帰るということになり、
家族4人が揃ったのは、
結果的にほんの数時間となってしまいました~残念!

さて法事法要はというと、
うだるような暑さの中、
父の眠る霊園内にある会場の一部屋で、
身内だけでこじんまりと執り行われました。

お坊さまが汗をタラタラと流しているので、
会場係りの人が気をきかせて
冷房をガンガンに効かせたため、
私たちはブルブルと震えながら
読経を聞いていました。

するとその唄うように流れる読経の中で、
お坊さんが十七回忌なのに
十三回忌と読み間違えたのです。

私と、隣にいた母だけが、
えっ?と気づきました。

二人で目だけで会話。
「今言うべき?」
「いやもういいからそのままにしとこ。」
「だめだめ言わなきゃ。」

その時です・・・。

祭壇の花から伸びた細い葉っぱが、
奇妙な揺れ方をしました。
エアコンの風でふわふわ…という感じではなく、
指で引っ張って放したかのように、
ビョン、ビヨヨン、
と揺れたのです、跳ねるように!

まるで父が、
くくっと笑っているかのようでした。

一通り読経が終わった後、
母がお坊様の背中ごしに静かに、
「十七回忌です・・・。」
とだけ言いました。

どうするんだ読み直しか?
長々と一からやり直しか?

寒くて早く終わりたかった私は
固唾を飲んで反応を見守っていましたが、

お坊様は、
「そうでしたね(ニヤリ)」
とだけ言って
何食わぬ顔で法事を終わらせました。

よかったんだか悪かったんだか(笑)

17年も前に亡くなった父ですが、
当時の辛さや様々な思いは
忘れられるものではありませんね。

今でも、
ああしたほうがよかった、
こうした方が良かったと
後悔が残っていますが、
一方では、
当時はそうするしかなかったんだと
自分に言い聞かせたりしています。

人は身内の死をきっかけに
自身の生について
初めて真剣に考えたりするものです。

死にゆく人は様々な形で
残していくものに大きな学びを与えてくれます。

そこから何を学ぶかは
それぞれの個人に委ねられています。
意味づけは自由、
正解はありません・・・。

父が亡くなった17年前と同じように
今年の命日にも
夜空には満月が輝いていましたっけ・・・。








2017年 今年の目標は「スリム化」♪

2017-01-05 00:28:28 | 人生




明けましておめでとうございます
写真は友人から送られてきた鴨川の初日の出です

今年も家族そろって新年を迎えることができました。

穏やかに晴れた2日には
恒例の親族との食事会をしました。

昨年、心不全の診断を受けた母は
食事会に顔を出せるのも今年で最後とでもいうように
皆にひとりひとり
お年玉代わりのプレゼントを渡していました…。

動物園の職員をしている私の弟は
国内外のあちこちを旅して回っていて
羨ましい限りなのですが、

このたびも旅先で撮影したシマフクロウや
シャチや希少動物の写真を
皆に見せてくれました。

年末に海外出張初体験を果たした息子。
準備はドタバタで大変でしたが、
なりゆきながらも現地中国での部長の仕事を引き継ぎ
次の上司が来るまで「つなぎ」をしたそうです。

現地の職員とも面識ができ
現場の緊迫した状況を肌で感じてきたのです。
どれだけ貴重な体験でしょう!

息子はそのありがたみを分かっているのだろうか…
彼の見たこと感じたことを聴きたくて、
「それで?それで?」
喰い気味に質問攻めにしていたのですが、

「それで、どんなことが勉強になった~??」
と聞くと、横で聞いていた娘が
「お母さん、ほんとそういうこと聞くの好きだよね」
と批判めいたニュアンスで言葉を挟んできました。

あっと、少しうっとうしかったかな。。。

一瞬そう思ったのですが、
「うん。好き~(ニヤリ)」
だって聴きたいんだもの。
親というのは、
子供の体験を追体験したいものなんです~♪

その娘も、
春には社会人として独り立ちします。
淋しくなるなぁ~~。

どうやら今年も変化は止まりません…。

タイトルにも書いた、
今年の目標は「スリム化」!

ええ、体形も含めてね。
実は忘年会で食した海産物にあたってしまい、
クリスマスにダウンした私でしたが、
そのお蔭ですでにスリム化が進行しております♪

あのとき2日ぐらいほとんど断食状態でいたら、
嗅覚と味覚がものすごく研ぎ澄まされて
混ざりものの多い食材が嗅ぎ分けられ、
身体が受けつけなくなり
美味しいものは感動するほど美味しくて。
これはいいなぁ~
時々、一日断食をやってみようかしらと思いました。

そして、家庭内の物減らしを
少しづつでも実行していきます。

もういつ何があってもおかしくない年齢。
親の集めた無駄なつまらないものを
負の遺産として子どもに残す訳には
いきませんものね~。






友人の春が待ち遠しい♪

2015-02-07 00:16:16 | 人生
苦労人の友人Jと都内で待ち合わせて
夕食を御馳走しました。
彼女のお誕生祝いでした。

駅に隣接したデパートの中の
巨大チョコレート販売会場を通ると

そこは「女子大か?」と勘違いするくらい
ほぼ100%が女性客で
どの通路もごった返していました。

女性たちは会場の案内図を手にしていて
膨大な数の店舗が軒を並べているのがわかります。

「これじゃあ、余程目立つチョコレートじゃないと
売れないでしょうね~」と
友人Jと横目でのぞきながら歩くと、
チョコレートとは思えないカラフルなものや、
プリザーブドフラワーにしか見えない
芸術的なチョコレートなども見かけました。

彼女の息子たちにと
ささやかなチョコを購入。

レストランに入り注文を済ませると早速、
このところ彼女の身に起きている
様々な困難についての経過報告が始まりました。

彼女は海外の故国から単身、別の国へと渡り
その後日本に来て長くなりましたが、
それはそれは苦労の多い人生を歩んできました。

人は、どうすればベストかを、
頭では理解していても、
なかなか実行できないことってありますよね。

彼女もずっと
そんな状況が続いていました。

今の困難を手放すことが
日本に身寄りのない彼女には
怖いのでした。

そして困難がさらに困難をよび、
とことん苦しんで
今ようやく「諦めがついた」ところです。

新しく一歩を踏み出すための
計画を話し合いました。

二人してなんだか
晴れやかな気分になりました。

彼女が最近、
とても勇気づけられる言葉を
ネットで見かけたといって教えてくれました。

『何度も何度も傷つけてくる相手、
その人はサンドペーパー(紙やすり)だと思えばいい…。

あなたは傷つけられれば傷つけられるほど
磨かれて美しく光り輝くのです。

そして、その人はやがて
使い物にならなくなるのです。』

いまの彼女には
とてもフィットする言葉だったようです…。






2015年の初日の出を拝みに♪

2015-01-01 22:53:55 | 人生
明けましておめでとうございます。

九十九里浜へと
「初日の出」を拝みに参りました♪

きのうの大晦日に息子が帰省し、
久しぶりに家族がそろったのですが、
夜の食卓を囲んで年越しのさなか、
娘が唐突に言いだしたのです。
「初日の出を見に行こうよ!」

年が明けたらちょこっと仮眠して
夜明け前に車で家を出れば約40分で
九十九里まで行けるはずだと。

「えっ?! 九十九里!?」

年末の大掃除で
実は背中を痛めてしまい、
痛みがどんどん酷くなってきて
呼吸のたび胸部全体に激痛が走るので、
これはきっと
骨密度低下で胸椎がどうかしちゃったのでは?と
年を越せるか心配になりまして
年末でも診療しているクリニックに
駆け込んだのですが、
エックス線の結果、骨に異常はなく、
ただの重症な筋肉痛と判明、
痛み止めや筋弛緩剤やらを服薬しながら
年越しをしておりました(トホホ…)。

ですから、年が明けたら
ゆっくり寝坊したかったのです…。

でも免許取りたてで
遠出したい娘は
言いだしたら独りでも行く性質で、
それはちょっと心配ですし
「起こしてくれれば」
と、しぶしぶ承諾したのでした。。。

めでたく新年を迎え、
なんだかんだと床に就いたのが
午前1時半ごろ。

ここで眠り込んだら
そうそう簡単に起きられないのでは?
夫も息子も眠ければ平気で「行かない」とか
いいそうだし、
さらに私が起きなければ
絶対ひとりででかけてしまう…!

そう思うと気が気でなくて、
ちっとも眠れませんでした(笑)!

そうして5時前に
娘のセットした目覚ましが鳴ったわけですが、
娘は熟睡してなかなか起き上がらなかったので、

「よかった、このまま日が昇るまで
眠ってくれれば丸く収まるわ。」

そんなことを考えながら
ウトウトしだしたころ…

つぎの目覚ましの音に
娘が起き上っちゃったのです~。

寝たふりをして様子をうかがっていると
夫や息子に声をかけています。

なんと、みな行く気になったみたいなのです。

そうなると、
置いてけぼりも淋しいなあと思ってしまうもので、
覚悟を決めて支度を始めたのでした。。。

「天気はどうなのよ??」

調べると微妙じゃないですか。

「ま、とりあえず行ってみよう」

「とりあえず行ってみるって距離じゃないでしょ(笑)」

で、とりあえず出発。

道路はスイスイでしたが
運転初心者の娘のナビをして
神経使いました~。

ちょうど日の出時刻10分前に
九十九里浜の海岸に到着。
その頃には白々と明るくなってきていました。

九十九里の長い海岸線には
ずらりとたくさんの人が並んでいました。

残念ながら、
地平線には雲がかかっていました。

すでに日が昇ってきている時刻になっても
その雲間からご来光を拝みたいと
みんな帰らずに空を見上げていました…。

風が強くて
雲の動きが良く、

長いひげをなびかせた龍神のような雲が
空に広がってきて
それはそれで神秘的でありました~♪

龍神様が出たとなると
なんだか
「どんどん動きなさい…」
と言われているようで、

じっとしていられないような、
身体の中から
パワーアップしてきたような、
そんな気持ちになりました♪






浜を後にして、
近くの磯料理屋さんで
暖をとりながら
海の幸をたっぷり頂いて帰りました。

みなそれぞれ
この一年が素敵な年になりますよう!!



今日もありがとうございました♪
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「ミュゼ・ドゥ・ハンナ」を訪ねる。

2014-09-29 23:06:39 | 人生
きのうは大学の科目試験の日でした。
回答は論文形式なので、
たくさんたくさん文字を書いたため
きょうもまだ肩が凝ってます。。。

でも、試験慣れしてきたせいか、
初めての時のような
張り詰めた緊張を感じることもなくなり、
精神的には少し余裕ができた気がします。


大学のスクーリングで知り合った
とっても明るくポジティブで多才な女性Sさんと、
試験会場のエレベーターホールで
偶然に会えて、驚きました。

試験のあと、
彼女のお店に行こうと思っていたからです!

彼女は先月、
なんと自分のお店を開いたのです♪
可愛い素敵なオーガニックフラワーショップです。

彼女とは不思議とご縁があり
個人的に話をするようになったのですが
アドラーという共通点も発見し
考え方もこれから先の夢も
なんだかよく似ています。

彼女には、どんどん人を巻き込んでいく力があって、
その行動力には脱帽です。


にぎやかで温かい雰囲気の商店街の片隅に
彼女の「城」をみつけ、中に入ると、
百合の甘く芳しい香りに包まれました。
棚にはアロマオイルや
オーガニック・ハーブティーも並んでいます♪
オリジナリティあふれる心地よい空間です。


 


  


その奥には中学生の男子がふたり、
大人しく座っていました。

お友達の息子さんで、
夕方までお預かりしているそうです。
子育て支援もしていきたいという彼女は
さりげなく彼らの相談相手をしていました。

ちょうど昨日は
商店街のイベントで
沖縄エイサー祭りの日で、
いくつかの青年会が
通りを踊りながら練り歩くのを
見学することができました!













若者の熱気ムンムンでした。

なんてラッキー♪♪


「ミュゼ・ドゥ・ハンナ」では、
フラワーアレンジメントのレッスンや
ブライダル・エステなど
もしているそうです。

こんど是非、お店をのぞいてみてくださいね♪

最寄駅は、東武東上線「大山」駅
または都営三田線「板橋区役所」駅です。


ホームページはこちら。

オーガニック・フラワーショップ「Musse de HANNA」



今日もありがとうございました♪
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3人で再会、プラス美しいお嬢さま。

2014-08-19 13:34:55 | 人生
そもそもの始まりは
去年の5月に届いた一通のメール。

それは「サウンド・オブ・ミュージック」の
舞台となった地からでした♪

まずはそちらの以前の日記をご覧いただいて…。

 「遥かヨーロッパからの便り」

 「オシドリ夫婦との再会♪」


こんな流れで
3人での再会を誓ったのでしたが、

昨日、ついに3人での20年ぶりの再会を果たしました。
場所はオーストリアではありませんが(笑)

オーストリア在住の友人Kさんは、
ほとんど以前のままのイメージで、
20年前から現在へポンとやってきたようで
去年会った関西在住の友人Aさんとふたりで
思わず大笑いしてしまいました~♪

Kさんのほうは、私のブログを読んでくれいているので
話すまでもなく近況をご存知なわけで
近所の親しいママ友と話している感覚になり
ふと「あれ?それいつ話したっけ?」
「いやいや20年ぶりだし!」
というヘンな気分にさせられました。

彼女は大学生になったひとり娘さんも
一緒に連れてきてくれました。

背が高くて色白で(そりゃそうだ)、
一見、ハーフには見えませんでしたが、
(いまはハーフじゃなくダブルとか言うのかな?)
「うどんやラーメン好き」など食の好みや
「折り紙が得意」で
器用に鶴など折っている様子などを見るとやはり
日本人の母親や祖父母の影響かなあと感じます。

おば様たちの会食に長々とつき合わされても
じっと静かに座っていて、
何だか申し訳なかったのですが
3人の弾丸トークは止まらず、
彼女はひとり、ゲームボーイで通信?などしていました。
「私の息子もニコ動とか見ながらケラケラ笑っているよ」と
Kさんにドイツ語通訳してもらうと、
即座に反応し、
「良くわかるわ~ウケる~」といっているかのように?(笑)
のけぞって笑っていました。

日本のアニメが人気なのも事実だそうで、
グローバルな現代ネット社会では
実際の距離などあってないようなものだなあと
肌で感じたのでした。

最後にKさんに会ったときは
単身でヨーロッパの彼のところへ行くという時で、
その彼女に今ではこんなりっぱなお嬢さんが…、
と思うと不思議です。

今もますます「オシドリ夫婦」なAさんは
恋人同士「ふたりの世界」な距離感で
いつもひっついて(ひっつかれて?)
歩いているそうです。
日本では稀有な存在、
それこそ外国人夫婦のようですね。

3人で話せば話すほど
話題は深みにはまり人生論になってきて
いつまでも話し突きません。
何年も前の学生時代に
夜を徹して話し込んだころを思い出しました。


「次こそはオーストリアで会おうね!!」

と意気込んだそばから、
とんだプレッシャーを
かけられてしまいました。

「あなた学生でしょ!
いつ行けるかは
あなたにかかってるんだからね!」

うひゃ~、そんなぁ。。。



 今日もありがとうございました♪
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覚えていないんじゃなくて、忘れることにしただけ。

2014-07-21 00:55:33 | 人生
一か月前に司会を仰せつかった同窓会で
話し足りなかったので
本日、数名で再び集まりました。

新宿の高層ホテル最上階のレストラン。
個室仕様に仕切られたスペースで
すっかりリラックスムードになったせいか
昔話、いやいや大昔話に花が咲きました。

もの凄い記憶力の先輩が
懐かしい名前やニックネームや
面白エピソードをぽんぽん出すのですが

思い出そうとしても
名前と顔が一致せず、
霧の中のようにモワっとしたイメージしか
浮かばない…。

話をしているうちに
だんだん霧が晴れてくるといった感じでした。

当時、私の下に配属されてきて
同じチームだった何期か後輩の女子の
名前を思い出せなくて、
その雰囲気をジェスチャーで表したら
誰の事だ?! と笑われ、
やっと分かってもらって
名前が思い出されたのですが

他にも、同期でもない女子を
同期だと勘違い発言したりした私は
そんな記憶のいい加減さを
みんなから突っ込まれてしまいました。

なんて失礼な奴だ!
興味ない人とかどうでも良いことは全部忘れちゃうんだろう!
なのにあっけらかんと笑っている!
そういえば昔から動じないとこあったわ。


なぜこんな浦島太郎状態なのか…。
単にボケたのではありません。

そう思いたい…(笑)

「忘れることにしただけ」
なんです。

思い起こすと、
商社で10年働き、
長男をお腹に宿して退職したとき、
私にしては珍しく、
きっぱりとOLと決別したんです。

すでに母性が発現していたのでしょうか
楽しく充実していた会社生活には
微塵も未練がなくなり
これからの未来しか頭にありませんでした。

子育てが始まってからというもの
年賀状を書くとき以外
全くと言っていいほど、
会社での出来事のあれこれを
思い出すことがなかったのです。
人生が別のレールに移ったように。

だから2年前に開催された同期会で
20年ぶりにOL時代の同期の仲間と会い、
あの頃の社内の色や匂いを思い出したとき
もの凄いノスタルジーを感じました。
そして逆に新鮮な感覚となって
ワクワクと嬉しくなったのですね。

その後、会社関係のメンバーとの再会が
いろいろな形で果たされ、
消えかけていたシナプスが
再び繋がってきました。

そんなわけで、
今日もダメ出しされながらも
脳を活性化させたのでした。。。

って、今日話題になったことを
次回忘れてたりして…(汗)


 今日もありがとうございました♪
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がんばれ就活生。

2014-03-14 22:23:24 | 人生
4日間のスクーリングに行っておりました~。
通勤ラッシュが始まる前に出かけ、
午後6時すぎまで、
まる4日間勉強漬けはきつかったです!

でもこんなもので弱音を吐いてはいけません、
クラスが一緒だったかたには
8日連続、さらに十数日連続という強者がいました!!

辛かったことと言えばもうひとつ、
寒かった初日に館内の暖房が故障、
教室ではみんなガタガタと震えながら
ダウンジャケットを羽織って受講していました。

そのせいか花粉症のように
鼻水がどどっと止まらなくなり
少々喘息も出てきて
後半のスクーリングに出席できるか
危ぶまれましたが、
気合で無事乗り切れました~ホッ。

スクーリングに行くと
グループワークなどがあり
いろいろな方と仲良くなれるので
楽しいです。。

ところで
電車内で遭遇した光景…。

向かいに座ってる就活スーツの男子が
腿の上に乗せた就活バッグの上に書類を出して
何か懸命に作業していました。
写真を履歴書に糊づけしているのでした。

線の細い几帳面な感じの男の子なんだけど、
そこははやはり事務処理にはなれてないのか、
写真を貼ったっ後に捺印する段になって、
台にしている柔らかいバッグが災いして大失敗!
思わず「やべ!」と顔をしかめました。

去年の今ごろは、
息子も同じ立場だったなあ…。

あの頃の息子の大変さを思い出します。

青年はそっとバッグの硬い部分を確認して
上から重ねて判を押していました…。

向かい側で見ていた私としては
作業中にひょいと腿の脇に置いた
ペンケースが気になって仕方ありません。

作業に夢中になっている彼は
きっとあのままペンケースをしまい忘れて
電車を降りるにちがいない、
そうしたらすかさず、声をかけてあげなきゃ。

私は密かに身構えていたのですが、
彼は当たりまえのようにスッとペンケースをとり、
就活バッグにしまっていました。

さすが~…なんだかホッとしながら

彼の就活の成功を祈りました…。



今日もありがとうございました♪
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こんどは学生時代に戻る

2013-12-10 01:07:00 | 人生

夫は高校時代にテニス部に所属していたのですが
私も同じ高校を卒業してその後に夫と出会った関係で
(在校時はしゃべったこともなかったのです)
テニス部ではなかった私が
テニス部のOB会に参加させてもらっていました。
何年も前の事です…。

合宿では元同級生や後輩が
テニスボールをあさっての方向へ飛ばしまくりの私を
辛抱強くシゴいてくれて
飲み会ではお下劣行為の数々にも
分け隔てなく仲間に入れてくれました(笑)

もう一人、やはりテニス部OBどころか
同じ高校でもないけどずっと
中心的なメンバーの一人になっていた男子が
このたび幹事として
数年ぶりのOB会を企画してくれました。

ところがどういう流れか、
だいぶ上の代の先輩まで話が広がったようで
なんだか正式なOB会のような面々となり、

卒業生でもない幹事は
「自分が仕切ってこんなヘンな図でいいの?」と
一瞬かしこまってしまいました。

でもそんなこと
誰も気にせず笑い飛ばしているあたり
昔の雰囲気そのものでした。

近況報告をきけばみな、
「人生いろいろ」なわけで、

部員同士で結婚したものの離婚して再婚したひと
仕事で部下の取りまとめに苦労しているひと、
校長先生になっているひと、
訳あって無職のひと…などなど

それぞれに頑張って生きている姿が垣間見られます。

いつしか場は大盛り上がりとなりました。

はたから見れば中年のおじさん、おばさんたちの
バカ騒ぎにすぎないのですが

そのバカ笑いには
お互いの無事を確認し安堵する気持ちが
込められているのでした。

一度は仕事や子育てに追われ疎遠になった仲間も
これからまたつながりを深めていくのでしょう。

様々な経験を積んで人生を達観しつつある年齢の仲間というのは
いろんな意味で楽ちんです。

たいへんな現実もありながら
言葉にしなくてもちゃんとわかり合えて、
ちょっと悲惨な状況もいっしょに笑っちゃって
勝手に励まされちゃう感じ…。


そういう仲間、ありがたいです♪



 
 今日もありがとうございました
 よろしければポチを♪




また風邪ひき実現させちゃいました。

2013-11-27 21:21:21 | 人生
職場でも電車でも
風邪で咳き込んでいる人が目立ちますね。

私は大丈夫!と思っていたのですが。
よりによってきのうの誕生日が
苦しさのピークでした。

喘息もちにとって
風邪は命にかかわることも。
呼吸ができない恐怖というのは
死の恐怖に匹敵します。

今回はそれほどひどくなかったのですが、
気温や体温が変わったり、
眠りについたすぐあとなど
たぶん交感神経と副交感神経が
入れ替わるタイミングなのだと思いますが
いきなり咳き込んで苦しくなったりします。

症状がひどいと
動けないしゃべれないとなってしまいますが
そうでもない場合は
苦しいからとずっと動かないでいると
気管支にからんだ痰が固まっちゃって
背中もバリバリになりますので

軽くたたいてもらったり
肩回し運動をしたりして
水分補給もすると、
咳といっしょに出しやすくなります。

今日は念のためかかりつけの
呼吸器内科にかかっておこうと
病院に出かけました。

ところが入り口を入ると受付からして戦々恐々。
待合のほうを見ると
何があったかと思うくらい
大変な混み具合です。

ぐったり座っている人や
ボーっと壁掛けのテレビ画面を見ている人、
おとなり同士で元気におしゃべりしている人などで
ごった返していました。
そうです、
インフルエンザの予防接種の人もいたからです。

予約が入ってないのであればかなり待ちます、
総合診療科でみてもらったほうが早いですよ、
と気を遣っていただいたのですが
症状も軽いしこの状況で数時間も待っていたら
かえって悪化しそうなので
丁重にお断りして帰りました。


今年は一度もひいてなかったんですけど
「また」風邪ひいちゃいました…というのは、
ちょうど去年の誕生日にもひいてしまったのです。

『誕生日前後には必ず具合が悪くなる』

これは私が母から植えつけられた観念なのに
自分のジンクスにしてしまっているなあ~。

人は自分のどんな思い込みも
それが「当たってる」と思いたいものですから
無意識に現実化させてしまうものです。
「ほら、やっぱりね。」
と思いたいのです。

当たっていないときだってあるはずなのに
「いつもそうだ」という思いを強化してしまいます。

私のパターンはそこに
「そうなったら嫌だなあ」
という怖れの意識があり
「そんな筈ない、いやいや違う!」
と抵抗の意識を向けすぎるのです。
意識を向ければ何であれ現実化しやすくなります。

だから悪い思い込みより
良い思い込みをしたほうがいいですよね。

気分が良くなる、楽しくなる
希望が出てくるような思い込みを♪



 今日もありがとうございました♪
 よろしければポチを...。




わたくし女子大生になりましたの(笑)

2013-11-16 22:33:55 | 人生
はい。そうなんです。

7月くらいまでは考えもしなかった
大学に行くという選択。

だって現在子どもたちが二人とも私大に通い、
経済的にいちばんかかる時期ですから!

突然降って湧いた考えでしたが、
大学に行くという選択肢を自分に許したとたん、
私の心の奥に閉じ込めてきた
いくつかの人生の心残りが
いっぺんに解決すると気づいたのです。

頭の中が一気にクリアになったのを感じ、
感動すらおぼえました!

「こんなに簡単な事だったなんて…。」

それが、率直な感想です。


決意してからというもの、
何か見えない力に後押しされるように
一気に編入手続きをすませました。
学生時代の成績証明や卒業証明や、
結婚により姓が変わったことを証明する書類を
役所に取りに行ったりと、
けっこう面倒なんですよね。

入学を決めたのは、
福祉関係の国家資格の受験資格が得られる福祉大学。
その心理学部です。
社会福祉学部でも良かったのですが、
そこはやはり得意分野を活かしたいのと、
やっぱり精神の分野が好きだから♪

これから、心理と社会福祉の
最新知識を学んでいくことができる…♪♪

そう考えただけで、
熱いものがひたひたと湧いてくるのを感じます。

新しい出会いにも期待!
ワクワクします。


そうは言っても
大学のカリキュラムはかなりキツく、
道はなかなか険しそうです~。

こうなったら
「有言実行」にしちゃって自分を追い込もうと、
皆に言いふらしています♪(笑)

籍を置いているブライダルサロンの
20代スタッフから口々に言われました。

「金田さんを見ていると、
何歳になってもいろいろな
チャレンジが出来るんだ!と思って、
将来に希望をもつことができます。」

「ほんとにスゴイし素敵だと思います~!
私もがんばろ~♪」

心がただ喜ぶこと、面白そうなことを
しているだけなのですが、
私の後ろ姿を見て若い人たちが
人生にポジティブな気持ちを抱いてくれたことに、
嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいになりました♪



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「時間をお金で買う」

2013-11-12 22:55:44 | 人生

今日は、ほんとうに急に寒くなって!!
秋はどこへ行っちゃったのでしょう?

先日、京都最終日に
名古屋へ途中下車した時、
JRタワーの中に早くもこの
大きなクリスマスツリーが
お目見えしていました。

その時は、京都で「侘、寂」に
どっぷり浸かっていただけに
いきなりキリスト教な光景に
かなりの違和感をおぼえました。

ハロウィンが終われば
巷はクリスマス気分なのでしょうけれど
まだ暖かいことも手伝って
そう感じたのでしょうね。

その、京都最終日の話なのですが…。

その日はチェックアウトが遅れてしまい、
予定の神社仏閣をすべて回るのは難しいと判断し、
永観堂のみ、じっくり堪能しようと決めました。

永観堂の広い庭園の見事な景観に
私も娘も惚れ惚れとして写真を撮りまくっているうちに
あっという間に時は経ち、
もう走って永観堂を出なければ
お昼ごはん抜きか、
お土産をひとっつも買えないか、
プラネタリウムの最終回に間に合わないかの
どれかになることが危惧され…。

あーでもない、こうでもないと、
ふたりして頭の中をぐるぐるさせながら
ふたりで計画を組み直しにかかりました。

さくっと決めて行動に移さないと
またバスに乗り遅れてズレズレになります。

考えてから私は提案しました
「新幹線で移動することにしない?」

貧乏性の私のもとで育った娘ですから
今回の旅行もなるべくお金をかけないことをモットーに、
あれこれ工夫することに喜びすら感じていた娘です。

名古屋までは当然、
普通列車を乗り継いでいく予定でした。

私は娘の旅に便乗した立場ですので
娘の立てた計画を
尊重したい気持ちも強かったのですが…。

娘「でも新幹線だとお金かかっちゃうよ~。」

私「それは私が出すから。
 お金はあとで稼げばまた増えるけど、
 今日のこの時間には戻れないからね。
 時間をお金で買うの。」

もちろん鈍行の旅でしか気づかない風景も
捨てがたいのですが
娘も賛同してくれました。

お蔭で時間とともに心にも余裕ができ
京都で最後の昼食を
ゆっくりとデザートまで頂きました。

名古屋の伏見にある科学館には
最終上映のギリギリに到着、
展示などを見る時間はありませんでしたので
ほんとうにプラネタリウムだけのための
途中下車となりましたが、
最新の設備でイスもゆったりと設置され
映像も昔より格段にグレードアップしていて
見る価値がありましたよ~。

お子様づれだと館内で遊びながら科学が学べて
一日中楽しめるんじゃないかしら♪






夕食は名古屋コーチンの専門店で
たまごトロトロの親子どんぶりを頂きました♪♪

名古屋駅 新幹線ホームのキオスクで、
すでに出来上がっちゃってるスーツ姿の赤ら顔のおじさんが
さらにビールとおつまみを買おうとしていました。

御代を置くあの四角い受け皿の上に
缶ビール2本とおつまみの袋を
懸命に載せようと試みるものの
どれも転がり落ちそうになって。
「あわわ落ちる~」とかいって。

店員のおばちゃんは呆れ顔でしたが、
私たちは笑いをこらえるのに必死でした。

そこ、商品置くとこじゃないよ~。

まだ飲むんか~い(笑)

出張か何かが終わって
東京へ戻る間のしばしの憩いなのでしょうね~。


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「つながる」年齢

2013-07-17 22:14:44 | 人生
昨晩は、
先日 サントリーホールの舞台で歌われた
六本木男声合唱団倶楽部メンバーSさんとご一緒させていただき、
紀尾井町ホールにて行われたコンサートに参りました。

主催しているMMCJ
(ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン)は
若手音楽家の育成と支援を行っている団体とのことで、
将来が楽しみな若い楽器演奏家が毎年、世界中から集まり
日本のトップ・オーケストラ・プレイヤーと一緒に演奏するなど
貴重な体験をすることができるのだそうです。

スケジュール最終日の昨日は
レッスンの成果の集大成として
素晴らしい演奏を聴かせていただきました。

そのあと行われた懇親会は
若いエネルギーに満ち溢れ会場は熱気ムンムンでした。

指揮者の大友直人さんと直接ご挨拶させていただき、
感激でした…♪
スラリとしてどこまでも長いおみ足に
端正で上品なお顔立ち!

私の目がハートになっていたのは
間違いありません!(笑)

そしてまた、奥様がとてつもなく素敵なんです!
イギリス人のハーフなのだそうですが
モデルのように背が高く美しく
それでいて少しも気取っていなくて気さくなんです。
至近距離で見上げながら
思わず見とれてしまい会話を忘れがちでした…。


支援者の方々も多様な職業のかたばかりで
お話も弾み貴重な情報も頂きました。

私がカウンセラー養成の特訓を受けていた時代に
お世話になったコーチングの先生の名前が出てきては驚き、

事務局のかたにご挨拶すると、
私が独身時代に勤めていた
三菱商事のOBのかたが二人もいらして
これまたびっくり!!
当時の懐かしい先輩方のお名前がつぎつぎと出てきて
「あのころは中東での仕事が本当に面白かったんだよ!」
そんな話まで飛び出し、
思い出話に花が咲きました。

会社を退職されてから
芸術の分野で若手の支援をされているなんてステキです。
だからでしょうか、若々しくてお元気でしたね~♪

20代というのは
いろいろな物に手をだし様々な場所に首をつっこみ
ある意味、自分探しの時代でした。

30代、40代は必死で子育てをしながら、
自分の真に求めるものがだんだん見えてきつつも
まだまだ迷いの時代…。

それが50代になると、
これまでの点と点が
どんどん繋がっていくのですねぇ。

面白いものですね♪



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父の十三回忌によせて。

2013-07-08 23:35:55 | 人生
父が亡くなって早、
12年が経ちました。

昨日の十三回忌の法要は
うだるような暑さのなか
身内だけで静かに執り行われました。

久しぶりにお目にかかったお坊さんが
「命日から干支が一回りしたということになります。」
とおっしゃられると
12年という遥かな時の流れを感じました。

子供たちは成長し、
その分、母も老い、
私たち夫婦も年季が入ったというわけで…。

「死」というものに
対峙せざるを得ない体験をしてからというもの、
私自身のこの12年間は
精神的な脱皮を遂げた
おおきな変化の時期でした…。

恐怖心のため「死」から眼をそむけ、
ただ生きることだけに必死だった人生から
「どう死ぬか」
「死を迎えるためにどう生きるか」
と考えるようになりました。


思えば、当時のあの過酷な闘病生活については
亡くなってしばらくは
フタをして早く忘れようとしていました。

父が集中治療室にいたとき、
家族に与えられた面会時間は15分。

不治の病に心打ちひしがれ、
大手術を受け
一人ぼっちで痛み苦しみと闘う父が
家族とふれあえる時間が
一日24時間のうちたったの15分だなんて!

その短い時間に
どうすれば、そして
どんな言葉をかければ
父が安心し、気力を取り戻し
生きる勇気をもてるようになるか…。
全身全霊を込めた
真剣勝負の時間でした。

実はその時すでに
病巣は取りきれていなかったので
心の中の絶望感を気取られないようにと
それも辛い作業でした。

静かに集中治療室から出ると
私の息がハアハアしていたのを思い出します。
運動したわけでもないのに
ものすごい疲労感がありました…。


父が亡くなってから
その病院からは足が遠のいていたのですが
2年ぐらいした頃、
体調を崩した私は、
病棟を見てももう大丈夫だろうと踏んで
内科を受診しました。
 
その時に血液検査をすることになり、
検査室に行ってみると
そこはちょうど
例の集中治療室の入り口にほど近い場所だったのです。

「ああそうだ、あの入り口だった…。」

その瞬間、
目頭にどっと涙があふれ出ていたのです。
とめどなく流れだし、
嗚咽が止まらなくなりました。

それまで全く平静でいたのに
予期せずいきなり
そんな状況になっている自分に
「何が起こったんだ~?」
心のどこかで驚いていました。

「トラウマ」が
フラッシュバックするって
こういう状況なのかもしれませんね。


トラウマになりやすいのは
辛い状況に置かれている本人ばかりではありません。
むしろ深いトラウマになるのは
遠くでそれを心配している家族などの
第三者のほうなんです。

何とかしてあげたいのに
何もできない無力感と絶望感
そんなものが深いトラウマを生み出すのでしょう…。

私の喪失感はいつしか時が埋めてくれました。
父の思い出も
今では感情を高ぶらせることなく
話せるようになりました。


近親者の死から学ぶことは
計り知れません。
「生きるということ」「死ぬということ」について
様々な思いを味わい、
たくさんのことを考えさせられます。

命をもって大きな教えを残してくれた
天国の父への感謝の想いが
私の今をつくっています。


先日、 サントリーホールで聴いた
『六男』による合唱曲「カンタータ天涯」
のメロディーが聞こえてきたような気がしました…。

~死者は夢の中の人とおなじ…

 夢をみなさい、夢の中で会えるから…~




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