M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

熊本大地震

2016-04-19 22:34:50 | 暮らし
このたび九州地方で発生した地震により
被害にあわれた皆様に
心よりお見舞い申し上げます。


無力感に襲われてしまいますが
3.11の経験値を活かした援助も
おこなわれてはいるようですね。

一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。


私の親戚が、
鹿児島の薩摩川内市内に住んでいます。

たび重なる余震…

川内原発がちょっと心配です。。。

安否確認はしましたが、
そのへんは話題にできませんでした。

深刻さが大きいほど
そこには安易に触れられないものだなあと感じます。

ほんとうに一刻も早く地震活動が鎮まりますように!




歯医者さんの神対応!

2016-04-07 22:22:39 | こころ全般
昨日、奥歯を抜きました。
麻酔が切れるとズーンと痛み、
鎮痛剤を飲みました。
抜歯のあとはぽっかり大きな穴が開いて
今も中がぐちぐちして時々鉄の味がします。。。

抜いたその歯は
だいぶ前から怪しい状態が続いていました。

先月初旬に、
歯茎の腫れがひどくなってきたので、
もう十数年来お世話になっている
近所の歯医者さんで相談したところ、
「抜くよりほかは無いとは思うけども…」といいながらも、
歯科大学病院に紹介状を書いてくださり、
口腔外科で診てもらったりしたんですが
やはり温存は難しいだろうとの事でした…。

「それでもダメ元で治療してみる価値はある」
と大学病院で言われたので、
再び地元の歯医者さんでお願いしたところ
快く治療に取り掛かってくれました。

ところが、歯に大きな刺激を与えたせいか
翌日から腫れがどんどん大きくなってきました。

ちょうど3連休に入ったところでした。
当然、歯医者さんはお休み。
連休明けには4日間のスクーリングも
予定されていた、あのころです。
しかも遠い群馬県!

このままどんどん化膿したら
スクーリングにも支障がでるかも…。

ばい菌が脳にまわって死んでしまうかも!!
(まあ、それは滅多にないことでしょうけどね)

だんだん恐ろしくなった私は、
連休が明けると同時に
薬だけもらえないかと、
歯科医院宛てにメールを入れておきました。

私は連休のなか日に祝賀会に出席しなければならず
痛み止めを飲みながら横浜へ向かいました。

すると、現地に到着しようという頃、
夫からラインが。

その内容に驚きました!

「院長先生が
薬を届けに来てくれたよ。」

メールを見た院長先生が、
休診にもかかわらず
抗生剤を出すからいらっしゃいと
家に電話を入れてくださったそうで、

でも私が出かけて帰宅が遅くなると知ると、
少しでも早く飲み始めた方がいいからと、
夜帰宅後にすぐ飲めるように、
わざわざ届けに来てくださったのです~~!!

いやいや有難くて
心底感動してしまいました…。

こんな歯医者さん
そういないでしょ。

お陰様でスクーリング終了まで
なんとか持ちこたえることが出来ました。

その後、
患部の根の治療を試みていただいたのですが、
やはり歯茎の腫れは
一進一退を繰り返し、
私の方も毎日気にしていることに
鬱々としてきてしまいました。

先生には、
ご無理をお願いして
面倒をおかけしてしまって申し訳なかったと伝え
決心がついたのでと、
抜歯してもらいました。

なるべく自分の歯を残したいという
私の希望に辛抱強く寄り添い
気持ちの踏ん切りがつくまで待っていただけたことも
感謝しています。

あーまた1本減っちゃったかー。。。
「8020」は無理かもね~~
と言う残念な思いもありながら、

いままで健気に私の「食」を支え続けてくれて
お役御免となった奥歯に
素直に感謝しております…。





仕事先のすぐ横を流れる川沿いの桜
昨日は満開でしたが
今日の雨でどうなったことでしょう…


気づけば号泣…『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』

2016-04-02 13:22:22 | 福祉








我が家の周りにある今年の桜は、
3日ほどまえに、
花咲か爺さんが灰を振りまいて歩いたのか?
といいたくなるほど
唐突に開花した感じです。

ベランダの鉢植えたちも
彩り豊かに風に揺れています。

ツツジ、ストック、コロニラ、シクラメン…

さして用もなく公園の桜の木の下を通っては
可憐な花びらをのぞき込んで
癒されております。


きょうは『世界自閉症啓発デー』だそうですね。

そこで最近読んで心を揺り動かされた
本とDVDをご紹介します。


『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』

『自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心』
東田 直樹
エスコアール



2007年に出版された本です。
自閉症児の東田直樹さん自身が、
文字で表現することで、
自身を、自閉症の人の心の中を
語ってくれています。

なぜ、自閉症の人ってこうなんだろう?

そんな疑問にひとつひとつ答えてくれるのですが
その繊細で豊かな感受性は、
人として忘れていた大切なものを
私たち健常者に逆に思い出させてくれる、
そんな作品です。

この本に救われた自閉症者と暮らす家族が
どれほどたくさんいることでしょう…。


そして、2014年にNHKで放送されたドキュメンタリーのDVD

君が僕の息子について教えてくれたこと [DVD]
クリエーター情報なし
NHKエンタープライズ



彼の本を英訳したのは、
自閉症の息子を持つイギリスの作家デイヴィッド・ミッチェル氏です。

今や世界20か国に翻訳されていますが
そのきっかけを作ったかたです。

このNHKのドキュメンタリーは
彼が東田直樹さん本人に会いに行く様子や
この本に勇気づけられたファミリーが紹介されています。

私はソーシャルワークの実習で
自閉症という障害をもちながら
就労訓練をうけているかたと
実際に接してみて
理解できないことがたくさんありながらも
温かい触れ合いを感じた経験があります。

だからなおさらかもしれませんが、
わっと感情があふれてきて
気がつくとずっと嗚咽していました。。。


本だけを読むと、
とても障害をもつ人の文章とは思えません
でも、DVDで彼の姿を見ると
対面時にいきなり窓の方に行って背を向けてしまったり、
ぴょんぴょんと飛んだりしていて
ああ、ほんとうに自閉症の彼が
苦労しながら言葉にしているんだなぁと分かります


なんだか、こう思うのです。
考えるべきは、
純粋で天使のような自閉症の子供たちを
無理やり枠にはめようとしている
私たち社会のほうなのではないかと…

人としての本当の「自由」について
考えさせられる作品です