M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

遥かヨーロッパからの便り

2013-06-26 01:31:32 | 人生
ひと月ぐらい前のことです…。
ある日突然このブログに
一通のメッセージが届きました。

その差出人を見て目を見張りました♪

カタカナの名字のうしろに、
カッコ付きで書かれた旧姓は
20年近く音信不通になっていた
中学時代の友人Kさんじゃやないですか!!

「え~~っ!!ほんとに~?!」

思わず声に出して叫んでました(笑)

「ひょんなことから見つけてしまった」…という
3行ほどの、彼女らしい短いメールでした。

急いで出した返信は
クエスチョンマークだらけになってしまいました。

彼女は、国際結婚をしてオーストリアの、あの、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にほど近い
雄大かつ風光明媚な山間地域に住んでいるそうです。
グーグル・マップで検索して
そのあまりの美しい景観にうっとりしてしまいました♪

中学時代から独特の感性を持っていた彼女から
私はいろいろな影響を受けました。

社会情勢やそのウラ事情にもなぜか精通していて
いつも「へえ~?!」と話を聴いていた気がします。
彼女の話についていくために、
私も新聞を読むようになったっけ…。

彼女は当時にしては珍しいロシア語を専攻したり
けっして運動が得意とは言えないのに(失礼!!)
自衛官を目指して江田島に行っちゃったり…。
芯の強さと行動力には
いつも驚かされたものです。


今も頭のキレと少々辛口の物言いは健在でした。
記憶の遥か彼方に置き忘れていた
中学時代のエピソードを思い出させてくれましたし、
オーストリアの受験制度について尋ねると
学術論文のような長~いメールが返ってきました!

当時、仲良し3人組で
お泊りして夜通し語り合ったりしたのですが、

遠方に引っ越して年賀状だけのやり取りになっていた
そのもう一人の友人Aさんとも、
これをきっかけに連絡を取る流れになったのです。

Aさんもこれまた頭脳明晰、
おまけにイラストもプロ級!
いつもピッと背筋が伸びていて
判断力や決断力があり
何ごともいつの間にか
こなしちゃってるイメージの人でした。

彼女は、長男が重症の食物アレルギーをもっていたため
第一子の子育ては食事の管理も居住環境管理も
本当にたいへんだったのですが、
たまに会っても
泣き言を聴いた覚えもなく
穏やかに淡々とやれることをすべてやっていて、
「真似できないな~すごいなあ~」と
感心していたものです。

メアドが分からなかったので
年賀状に出ていた電話番号に
直接かけてみました。

Aさんは最初、
「だれ…??」みたいな不信感満載な小さな声でしたが
そのあとはお互い聞きたいことだらけで、
超久しぶりな会話を楽しみました~♪


いや~あり難いですね♪

つながれる人とは
時を経てもちゃんとつながれる・・・。

また3人で会える日がくるのも
そう遠くない未来になりそうです!!

これだから人生は面白い♪♪


 今日もありがとうございました♪
 よろしければポチを…。





夢を叶えオーナーシェフ!

2013-06-12 23:45:55 | 人生
友人の紹介で訪れた、とあるマンション。

週に2日だけご自宅でランチを提供している
隠れ家のようなレストランなのですが
紹介というクチコミ手段だけで
すでに2か月先まで予約がいっぱいだそうです。

それも頷けます。

アジアンテイストなダイニングは
素敵な調度品に囲まれ独特の雰囲気を醸し出し

お食事の美味しさもさることながら
食器からベランダのガーデニングまで
どこにも手抜きがなく、
生活臭を感じさせない異空間を
見事に作り出していて、

ひとりで場を切り盛りしている女主さんの
「おもてなし」に対するプロ意識が
ひしと感じられました。

彼女の料理の腕前に感動した友人たちの勧めで
このレストランを立ち上げたのだそうです。

音楽の才能をお持ちなのですが
昔からお料理が好きで、
その大好きなお料理をたくさんの人に
喜んでもらえる場をつくるのが
夢だったのだそうです。

その夢を叶えたんですね~♪

素敵です♪

今日は友人たちとおしゃべりを楽しみながら
お食事を堪能して過ごしましたが
また近々お邪魔して今度は
彼女のこれまでの苦労話などをまじえた
サクセスストーリーを伺ってみたいです!



 今日もありがとうございました♪
  よろしければポチを




人生の目覚め?

2013-03-24 00:12:22 | 人生
娘が高校のクラス旅行から
無事に帰宅しました。

昨日から河口湖にあるコテージに一泊、
皆でバーベキューをしたり
富士急ハイランドで遊んだりと
ワイワイ楽しんできたようです。

あの全身筋肉痛になったOB会の
前日にも娘は一日中ディズニーリゾートへ
行っていました。
そう、その4日前に行ったばかりだというのに!

卒業式に最後の制服姿を
見せてもらったつもりの私でしたが、
娘は翌日のディズニーに
制服でるんるん出かけました。

「なぜ制服??」

「いいの。制服じゃないもん。
昨日までは制服、
今日からはコスプレなのさ♪」

・・・あっそ。

さすがに今回の旅行は
制服じゃありませんでしたけどね。


私のほうは久しぶりに美容室へ。

実は忙しさにかまけて心の隅に追いやっていたことが。
あのバブリーな時代に「花のOL」をやっていた商社の
同期会が開催されるのであります~。
しかも来週末…。

何の準備もせず気がつけば
あと一週間しかない~~!

でもって、せめて白髪染めくらいしておこうと
思ったわけです。

例のオトコマエな美容師Mさんと
人生面白話に花が咲き
楽しいひと時を過ごしました。

彼女が言うには
この頃つくづく、
なぜこの夫と結婚しちゃったのか
不思議でしょうがないと…(笑)。

性格が違いすぎるのだと。

それを息子さんにうったえると、
こう言われたそうです。

「分かれるなり出ていくなり
好きなようにしていいよ。
俺たちのことは気にするな、
自分の人生なんだから」

「でもさ、つまらない奴みたいにいってるけど、
一度は恋をしちゃったんだろ~?
だったら『自己責任』だよな!」

Mさんは笑いながら言いました。

「ほんとですよねぇ。
恋は盲目っていうからね。
でも恋から目が冷めてよく見たら、
こんな人だっけ?ってね。」


結婚って、いうなれば
自分とまったく違う性格の人と
うまくやっていく修行みたいなもの。
自分で自分に与えた
人生の課題ですよね~。

そしてどんな結婚が正解か、ではなくて
どんな関係でいたいか
それが夫婦という形ではないほうが
いい場合ももちろんありなわけで、
自分にとってのベターを
選択していけばいいのでしょう…。

いつでも人生の決定権は自分にありです。



今日もありがとうございました♪



お法事を忘れてる!?

2012-06-11 21:24:24 | 人生
昨日、鹿児島から
私の従姉Yが上京しました。

彼女の父親が私の
亡き父の兄にあたるわけなのですが
昔は千葉に住んでいたので
近しい唯一の親戚であり
たいへんお世話になったのです。

もう20年ぐらい前になりますが
伯父一家は経営していた工場とともに
鹿児島に戻り、その後は
なかなか会う機会にめぐまれませんでした。


今回、別の用事で上京したYですが
せっかくの機会なので
父に線香をあげたいといってくれたのでした。

私が昼食などをアレンジして
母や夫とともにホテルで出迎えると、

旅慣れた感じで羽田からのリムジンを
颯爽と降りたYは、
黒いピタTのデコルテにサングラスを下げ
黒のジャケット、全身ほぼ黒ずくめに
涼しげなハイヒールで
そのあか抜けた出で立ちは
社長夫人の貫録を醸していました。

積もり積もった話をしながら昼食、
その後、私の運転で実家へ向かいました。

 
さっそく実家の仏壇で
父の位牌を前にしたYは、
すっと何かを取り出しました。

みればりっぱな香典袋。
驚いた母が、
「何?どうして??」
というと、
「7月で、十三回忌でしょう~?」

私と母は、目がテン!!

だって来年だと思ってたんですから。

えっえ~~??

勘違い?数え間違い??

「いや、来年だから。」
「いや今年でしょ。」

仏壇の前で、手を合わせるのも忘れ
ちょっとした騒ぎになりました。

Yがいうには、
父とちょうど同じ時期に
Yの夫の親族が亡くなり、

私の父の訃報を電話で受けたのが
その親族の葬儀の時だったので
没年が同じ年だというのは間違いないのだと。
そしてその親族のかたの
十三回忌が今年だというのです!

もうご主人は実家に帰るチケットも
手配しているのだとか。


母は若干青くなって
仏壇の引き出しをひっくり返して
「いついつが何回忌」というメモを探し、

私は私で指折り数えてみたのですが、
やっぱり今年じゃあな~い。来年!

引っ張り出したメモをみても
やっぱり来年でした。

「あら! 夫の実家が間違ってるの??」
今度は従姉のYがプチパニック。

アラフィフふたりと
80近い(アラエイ~??)老人。
なんだなんだ、どうなってるんだと
首をかしげる3人…。

そして、もしや…と、
Yが気が付きました。

Yの夫の親族で、
今年二十三回忌を迎える別の親族がいるそうで
きっとそちらに合わせて
一度に済ませるということなのであろうと。


それを聞いて母も納得、
ようやく落ち着きました~。


それにしても
来年いただくはずの香典を
今年あずかっちゃうのは
果たしていいのかしら…??



たま(魂)友。

2012-05-23 23:57:58 | 人生
同年代の職場の同僚と
プライベートで初めての
ランチをしました。

とても優しく穏やかで
あたたかく包み込んでくれるような方で、
職場の「顔」となる部署で
絶大な信頼を得ている方なのですが、

ときどきお昼の時間が重なって話をすると、
彼女の考え方に何やら同じニオイを
感じていました。

彼女もそうだったようで、
それとなく探りを入れられ、
同類ということが判明。

ああ、やっぱり♪

お話しする機会を
ぜひ作りましょう~ということで

ランチの席についた途端、
職場での仮面をはずした私たちは
お互いに話が溢れるようにでてきて
食事どころではありませんでした。

話を聴きながら
どんどん思いついてしまう関連の話題を
アラフィフなものですから
自分が話す番になるともう忘れ、
「えっと、何から言おうと思ったんだっけ」
「あとで思い出すから待ってて~」
そんなことばかりでしたが、

どちらかというと、
しゃべりたいことが
たくさんありすぎて
お互い混乱しているのでした。

笑いのツボもいっしょで
静かな店内に何度か
ふたりの笑い声を響かせてしまいました。

またひとり
出会っちゃった感じです♪

運命の出会い?
これが若いころの男女だったら
恋に落ちるところですね(笑)


晴れてよかった♪

2012-05-06 11:18:00 | 人生
ほんとうに散々なお天気が続いた
今回のゴールデンウィークですが、
きのうはとてもとても素晴らしい
爽やかな一日でした!

その昨日、
ブライダルサロンの同僚が
結婚式を挙げました♪

とっても可愛くて
気品がある花嫁さんでしたよ♪♪

いつも隣の席で
いっしょに仕事をしてるのですが、
ほんとうに気の利く優しい女性で、
それでいてさっぱりした性格。
彼女をお嫁さんにした彼は
きっと幸せ者です!!


さて、輝いている花嫁姿を見た夜、
空には眩しいくらいの満月が。

夜空を見上げて「うわっ!!」と
眩しさをジェスチャーしたら
「んな大げさな~。」と
後ろから家族に笑われました。

でもそのくらいスゴかったんですよ。

本当は今夜が満月みたいですが…。

私はパワーストーンの
浄化などしてみましたよ~。
だって今夜は雨模様だっていうから…。


スーパームーンのエネルギーを
頂きながら、
我が家ではいま
スーパー断捨離中です~♪

かねてから
物を減らしたいと思っていたのですが
この連休にようやく夫も
重い腰を上げてくれました。

模様替えから書類整理まで、
我が家は空き巣にはいられたかのような
もの凄い様相を呈しております。

これ今日中に片付くのかしら~~(汗)


アラフィフの挨拶。

2012-04-21 22:55:22 | 人生
息子の中学時代のママ友4人で
夕食会をしました。

ご主人が出張だからとご自宅のリビングに
招いていただいたのです。

ひとりは1月にこの街から
引っ越してしまった友人なのですが、
仕事の後にかけつけてくれました。

子供が同年代ということで
私たちの年齢も四捨五入で全員アラフィフ!
「久しぶり~♪ 最近は体調どう?元気だったの~?」
これが再会のごあいさつ。

30代ぐらいは
「どうしてたの?子供たち元気?」

40代になると、お天気がいいの悪いのとはじまり、
「最近どうしてる?仕事はしてるの?何かあった?」

そしてアラフィフはというと、
お天気といっても晴れかどうかではなくて
寒いからどこそこが痛む、
低気圧が来るとプチうつになる
とか始まります。

このたびも話題は更年期不定愁訴自慢、
ワイン片手に体調管理の話です。

「最近ウォーキング始めたのよね。」
と自慢げなふたり。
もうひとりは
飼い犬の散歩になるべく出るようにしてるといい、
「子犬だけど走るのがたいへん!」
と聞いて、
「走っているなんてスゴイ、えらい!」
と低レベルな話。

始まった新ドラマの話題になると
キャストの名前や
街で見かけたことのある俳優の名前をことごとく
誰ひとり思い出せずに
「あれに出てたあの人」の名前を
キーワードでググッてみたり、

たまたま子犬のママが思い出して言い当てると
「やっぱり走ってる人は違う」
「歩きながらお花見とかしてちゃダメよね。」
といった感じ。

まあ年を重ねれば当然な流れですが
子供つながりで仲良くなった友人たちとは
それぞれ全く違う道に進みだした
子供の話でも盛り上がれるし
共通の知人も多くて話題には事かかず、
お互いが自分自身の相談相手にも
なれるというわけで…♪

時々集まっては
日々の苦労話をして笑い飛ばすというのが
こころの健康につながるようです。





ベランダに置いた鉢植えの桜のワンショットです♪



思い出玉手箱。

2012-04-16 23:23:00 | 人生
我が家のウォークイン・クロゼットが
「ウォークインできないクロゼット」
という状況になっていたので、
大掛かりな整理整頓をしました。

奥の下のほうから、
何じゃこりゃな箱や書類ケースがみつかり、
中をチェック。

15年くらい前に半強制的に買わされて
一度しか使っていない
超音波美顔器が出てきました。

「あれま~まだ捨ててなかったんだ。」

使用説明書もないので
勘でセッティングしてみると
まだ動くので
今こそ使い時なんでは?と
ちょこっと使ってみましたが、
短時間なせいかビフォア・アフターは
はっきりしませんでした。


そしてもうひとつ、
書類ケースを開けてみると…。

私自身の人生の軌跡、
その中でも「光の部分」だけを
見事に集めて残してありました(笑)。

小さいころのものは、
たぶん母が取っておいてくれたものです。
学校の通信簿や
かずかずの表彰状、
といっても今見れば大したこともない表彰状。
親にとっては嬉しいのだと
今はわかります。

思春期のものはたしか自分で取っておいたもの。

交換マンガ、スクラップブック、
小学校の航空写真、自分が書いた日記帳や
当時は気づかなかったけれど
今読むとそれとわかるラブレター…(笑)。
年賀状まで何十枚もとってありました。


もともと過去はあまりふり返らない性質なのですが
最近さらにその傾向は強くなっており
「大切なのは今!」
「昔の思い出なんてそれが何か?」な感覚で、

「こんな年賀状とか何故とっておいたんだろう?
もういい年だしぜんぶ捨ててすっきりしよう。」

そんな気持ちで何気なく
年賀状に目を通すと…。

大学のサークルの仲間、
花のOL時代の仕事仲間や上司の懐かしい名前。
旧友の結婚報告、子供のお誕生写真…。

思わず時を忘れました♪


新鮮に感じたのは
サークル仲間の年賀状が
みんなびっしり文字で埋め尽くされていたこと。

それが文章がやたらオモシロい!!


あの時代、携帯メールはまだなく、
自分を表現するのは専ら手紙でした。

私は今もつきあいの続いている友人K子に引っ張られて
「ルポルタージュ研究会」という
ミニコミ誌を作るサークルに
籍を置かせてもらっていたのですが、

議論好きな面々にいつも圧倒されながらも
貴重な「考える時間」を過ごしたものです。


同じ年齢の大学生である息子はじめ
今の学生たちに、こんな表現力があるのかしら。

こんな若者らしい反骨精神や
楽しい会話はあるのかしら。


きっぱりすべて捨てちゃうつもりが
半分ぐらいしか処分できず、

「今日という日に昔をふり返って楽しめたのにも
なにか意味があるかもね」
などとこじつけ的に思いながら
ふたたび書類ケースに大事に戻したのでした。





忘れてはいけないのは。

2012-03-11 00:22:55 | 人生
先日、偶然の流れで
約一年ぶりに
大震災当日に私がいた場所、
自宅から車で小一時間のところにある
大型スーパーに行きました。

あれ以来一度も
そのスーパーに行っていなかったのも
不思議な気がしますが、

到着して初めて
震災以来だということに思い当たり、
いきなり当日が
フラッシュバックして
こころの奥から
わなわなと震えるような
恐ろしさがよみがえりました。

私でさえこんな風に
普段は忘れている恐怖感を
思い出してしまうのですから

被災された方々は
ここ数日の震災報道を
直視できるのでしょうか…。


あれからもう、
いいえ、やっと一年…。

報道をしないわけにはいかないでしょうけれど、
トラウマを抱えている人の気持ちを
考えると辛くなります…。


忘れちゃいけないのは
「悲惨な光景」ではなくて

「困難にどう立ち向かったか」
ではないでしょうか…。


世界に感動すら与えた
日本人の高い精神性。

困っている人への
無私の助け合いの気持ち
勇気ある行動。


そして、世界中の人々の
温かい援助と

祈りの気持ち…。


それさえ忘れなければ
これからいつかまた来るかもしれない災害を
ビクビクと怖れる必要はないのです。

困ったときはきっと
まわりが手をさしのべてくれると
わかっていれば、
「その時はその時」と
委ねることができるのではないでしょうか。

けっして投げやりな気持ちではなく
周りへの依存でもなく
自分も含めた人間への信頼に基づく「委ね」です。


しばらくは
テレビや新聞をみれば
涙なしには過ごせない日々が
続きそうですね…。


「みかん」で迷言(?)

2012-02-17 00:39:39 | 人生
今日、生協から届いたミカンの4キロ入りの箱。
春休み中で家にいる息子に、
箱を北側の部屋へ運んでもらおうとして、
その前に中のミカンの検品をしました。

下のほうの痛みかけたものは
取り出しておかないと
他のミカンまで腐ってしまうのです。

私がミカンを手早くひっくり返しながら
3つ、4つと選んで取り出すのを
そばでじっと見ていた息子が

突然何を思ったか
取り出されたふにゃふにゃのミカンに向かって
熱血刑事のように
「お前たちは腐ったミカンだ!!」
と低音ベースのふざけた口調で吐き捨てたのです。

思わず笑ってしまった私。
「何?急に。そんな面白いこと言って。」
息子は「してやったり」な顔で
箱を抱えてキッチンから出ていきました。

そういえば、そんな感じのこと言ってたドラマが…、
何だっけと思ったら『金八先生』でしたね。

金八先生のクラスの問題児のことを前担任が

「箱の中に腐ったミカンが1つでもあると
他の良いミカンも腐っていくから
早く隔離した方がいい」
と言ったことに、金八先生が言ったのでした。

「私は野菜じゃなくて人間を育てているんだ!」


戻った息子にそのミカンを勧めました。
「この断末魔な瀕死ミカン食べない?」
「いただきましょう。」

「人間腐る直前が一番おいしいのよ。」

なぜか「人間」を頭につけてしまった私が
自分の言葉に慌てて
「じゃなくて!! …ぷっ!」
そこへ息子が
「おいおい!人食いハンニバルかい!! ~ガハハ!」
と笑いました。

ほんとうは、こう言いたかったのです。

「果実は充分に熟して腐る直前がいちばん美味しいの。

熟年になると味わい深くなるのは人間も一緒よ。」

とね♪

はしょり過ぎか~~(笑)

まだまだ青い息子に
ヘンな目でみられる親、な私でした…。




今月は再会月。

2012-02-12 10:50:50 | 人生
しばらくぶりの再会となった
恩師や友人たちとの会合が
このところ頻繁にありました。

寒いから暖かくなったら会おうね、と
敬遠するこの時期なのに
不思議と皆の都合があって…。

あの3.11の大震災以来、
「会えるときに会わなくては!」
という思いがどこかにあるのでしょうか…。

人にはその人なりの心地よい距離感というのがあって
私はどちらかというとその距離が長く
外国人に至近距離に来られると
抵抗オーラのクッションが自分を包む感じで
自ら一歩離れるようなところがありました。

そんな部分も変わってきました。

一昨日に再会した友人は
日本は長いのですが日本人ではなく
グリーンカードをもっています。
会えばいつも両手を大きく開いて
ハグされるのですが
嬉しいのになぜか緊張して
一瞬の居心地悪さを感じていました。
それが
今回は全く平気になっていました。
心から再会の喜びを感じることができました。

もちろん震災の影響だけではなく
ここ数年の自己解放の結果かもしれませんね~♪

昨夜集まった友人は
仕事先で知り合ったのですが
その後それぞれ転職し、
みんなバラバラ時間差出勤なため
ご近所さんにもかかわらず
街角でバッタリ会うこともありませんでした。

現れた美しい友人たちは
タイトな膝上のスカートの下から
シルバーラメのタイツにブーツをはかせた足が
スラリと長く伸びていたり、
仕事先の黒いパンツスーツ姿に
桃井かおりなボブのシャープな出で立ちだったり。
同性ながらカッコイイ~と
うっとりしてしまいます。

お洒落なイタリアンの店、
駅から多少離れた場所にありながら
キャンドルライトが置かれたテーブルは満席で
皆の視線を感じながら席につきました。

私はあまり思い出に浸るタイプではなく
自分の結婚式のアルバムやビデオも
どこにあるかわからない始末なのですが
それでも
息子の恩師と話をすれば
子供が小学生だった頃を、
友人たちと話せば
それぞれのみんなと関わった
その時代のできごと、
その時の空気感、色合い、においなどを思い出し
その頃の精神状態が
一瞬フラッシュバックしますね。

ひと通りそれぞれの「その後」を話した後は
「中年の危機」な苦労話を笑い飛ばし、
盛り上がった末に
「もっと安い居酒屋に行こう!」
と主婦感覚を取り戻して
ワイワイ、アハハ~!と
オバサントークを楽しんだのでした♪





老人と性

2012-01-31 18:39:39 | 人生
ニュース・バラエティー番組で
年金の問題を取り上げていたのをみていて、
思い出しました。

週末にカウンセラー伊藤さんの娘エミリちゃんの
ライブに行った時の
電車のなかでの会話です。

(エミリちゃん属するアニソンバンド「Water Q」は
今回もトリを飾ったのですが
直前のバンドのパフォーマンスがあまりにもイタくて
エミリちゃんの「Water Q」が更に栄える結果となりました。
ファンを楽しませることへの姿勢の差が歴然でした。
私も二の腕ぶんぶんプルプルさせてきました♪)

いつも行き帰りの電車では
伊藤さんといろんな話をするのですが
ニチイの講師であることもあり
お互いの近況、体調のことから
介護や認知症の話へという自然の流れとなりました。

これまでとても温厚だった方が
認知症になったとたんに
とんでもなく短気で怒鳴り散らすようになったりします。

「いままでよほど、我慢してたのね」
と噂されたりするのですが、

多分これまで心の底に抑圧していたものが
ふたが取れちゃうんでしょうね~。

「ジョハリの窓」ではないけれど
『あなたの知らないあなた』が露見するのです~。

私がふざけて
「どうしよう!こんな私が
エロエロばあちゃんになっちゃったら♪」
と耳打ちすると
隣で伊藤さんが身体をくの字に曲げて
ブーっと吹き出しました。


「老人とその性」については
ずっと昔から問題にされてはいましたが
タブー視されてなかなか表面化しにくいものです。

ベランダづたいに夜這いするおじいちゃんもいれば、

食事の時間にあるおじいちゃんを呼びに
部屋へ行ったところ、
そこには、他の部屋のおばあちゃんと
ほぼ全裸でベッドにいる光景がありました…。

伊藤さんが実際に介護の現場で
出会ったのだそうです。

「それで何と声をかけたんですか?」

「うん、まあ、
『骨が折れないようにね。早く済ませてきてね。』
 って言ったわよ。」

いかにも伊藤さんらしい対応(笑)。


実際、どんなに年をとっても
からだが皺だらけタプタプでも
色欲が完全になくなるわけではなく、

食欲の次に強いのが
種の保存につながる「性欲」なんですから
人間の自然な欲求なわけです。

それにスキンシップというのは
赤ちゃんから老人まで誰にとっても
それだけで癒しですからね…♪♪

それを介護する側は
いい年なのにとんでもないとか、
面倒なことになるんじゃないかとか
心配ばかりして「困った人」扱いし、
抑え込もうとしたりしがちです。

これからの超高齢化社会、
ご老人パワーが日本を支えてくれます。

ボケても元気なご老人達も
ますます増えていくでしょう。

反して介護してくれる若者は
絶対的に減るわけで…。

老人たちを「管理」しようというのも無理がありますし
人手も足りなくなり
結局自分たちで助け合うしかなくなるでしょうね。

ひょっとしたら
超高齢者向けお見合い相談所が大盛況、
巷じゃ恋愛パラダイス、
末路は天国か地獄か~なカオスを
楽しめるかもしれませんね。

まあ、それも
いいんじゃないですか~。

認知症の介護がどれほど大変か
わかったうえでの暴言ですので
お許しを!





良いお年を…♪

2011-12-30 23:55:55 | 人生
普段手抜きなので
大掃除するところはいくらでもあるのですが
無理せず進めております。

昨日、今日は
大掃除で肩はこっても
それが頭痛やめまいにつながらず
快調で、まるで憑き物が落ちたみたいです。

この2か月くらい
朝、目覚めた時に
「ああ、生きてる…良かった」
と朦朧としながら起きる日が
多かったことを思えば

「今日はあれとこれをしよう!」
と起き上れるのは
ほんとうにありがたいことですね。


年末のこの時期、
一年を振り返る番組が目白押しで
見たいような見ないほうがいいような
複雑な気持ちになります。

そこでスポーツハイライトなら
気楽に楽しめるかも…と思ったのですが

日本の復興のために
被災地の人々を勇気づけるためにと
諦めずに全力で立ち向かう選手たちを見て
感動のあまり
滂沱の涙…!!


心の奥に押し込んでいた感情が
どっと溢れてきて
被災していない私ですら
やはりあの大震災を過去のものにすることは
できないなあ…と。

そう、
あの大きな「闇」を経験したからこそ
たくさんの「光」の部分にも
気づくことができました。


だから…闇さえも
受け容れられるかどうかを
私たちが試されたように思います。

そして多くの日本人が
深い闇の中で
美しい光を放っていましたね…!!

アメリカ人の旦那さんと
米国で暮らしている友人が
「自分が日本人であることが誇らしい。」
「私は日本人よ、と首からプラカードをさげて歩きたいくらい」
そういっていたのを思い出します。


来年は客観的にみれば
さらに混沌とした社会情勢になると
容易に予想できますが、

その一見ネガティブな状況を
いったん受け容れ、
少しでも気持ちが上がる
ポジティブな意味づけをしていきましょう♪

そうすれば方向性が自然と見えてきます。


釣り船が、夜の闇の中で
岸の方向がわからなくなったとき、

サーチライトで必死に岸の方を探すよりも
いっそライトを消してしまったほうがいい…。

暗闇に目が慣れてくると
ほんのり明るい岸辺が見えてくるのだそうです。


吹き出し中…。

2011-12-20 20:33:33 | 人生
自己解放に向けて統合中か?
と書いた翌日から
さっそくお試しが来ました。


朝5時ごろ
また回転性のめまいです。

「またですか!」
とはいえ以前のように
不安Maxにはなりませんでした。


以前から調子が悪いのを
だましだまし来ていた
奥歯の歯肉も腫れてしまい

遠くがよく見えるほうの目も
気づいたら眼精疲労…。


そこへきて
古いパソコンがクラッシュ!


これはもう
ひとつひとつ
問題をつぶしていくしかないなぁ…。


体調に関しては、
スピリチュアルな視点を持ちながらも
やはりこの3次元に生きているのですから
人間の英知の結晶である医療を頼り、
併せて心の見直しもしていくのが
いいのではないかと思うのです。

で、さっそくその日に
耳鼻科と脳神経外科の両方を
診てもらえる総合病院へ。

科学的な安心感も必要ですよね。

ラッキーなことに土曜日にもかかわらず
その日のうちに
聴力検査やMRIなど
かなりいろいろと検査ができ
異常がないと確認されました。

脳神経外科なのにお腹を触診され
めまいや頭痛に効く漢方を処方されました~。


けれども一日おいてまた、
朝のめまいが…。
車の定期点検の日でしたので
車を恐る恐る運転していきました(危険~!)

歯医者へ行き、
歯肉を圧迫している
奥歯の冠をとってもらい、
楽になりました。

その足で
「よし、鍼だ!」
と一度行った鍼灸院へ。
ところが先生はお休み…。

マッサージだけでもと思い、
20分お願いしたところ、
「こんなに張っている人はめったにいませんよ」
「痛いんですか。触ってる程度なのですけど。」
と言わしめる肩・背中から首。

結局10分延長していただきました。

一番の原因はやっぱり「体の緊張」ですね。

こんな時に積極的に摂りたい栄養素は
意外な感じですが
「カルシウム」。

身体が鉄分を吸収するのを促し、
筋肉をほぐして血流を良くし
脈拍を安定させます。
カルシウムの吸収を助ける
ビタミンDと一緒に摂ります。

そういえば
カルシウム、あまり摂ってないな…。
牛乳は飲まないので
時々豆乳を飲んでいます。

それから運動もやればやったで、
極端にやり過ぎて
硬直した筋肉をほぐしていないなあ…。

生活改善点がいろいろ見えてきました。


そんなこんなで、
今日は予定していた
『WATER Q』のライブに行けず、
残念でした。


こんなぐちゃぐちゃな感じの日々ですが
実は至福の癒しの時間もあったのです…。

あるこだわりをポイと捨てたら壁が消えちゃって。


新しいパソコンも
サクサク動いて嬉しいです♪
無駄なものが何も入ってないから。


なんだかこれも象徴的ですね。






昨夜の東京ベイ・アパホテル。

日本最高層というホテルの客室の窓をつかった

巨大なクリスマスツリーがお目見えしました♪♪






自己の統合中?

2011-12-16 23:32:00 | 人生
冷え込みも一段と厳しくなって
被災地にも雪が舞い
年賀状の受け付けが始まったというニュース…。

いよいよ押し詰まってまいりましたね~。

節目の時を迎えると
否応なしに過去をふり返ってしまいますから

ふだん押し殺していた感情が湧きあがり
いきなり涙ぐんでしまったり
淋しさに人肌恋しくなったりしますね…。


10月の下旬ごろから
めまいや耳鳴りの症状に襲われ
だいぶ軽くなってきましたが
今も完治してはおりません。

ただ、なぜか睡眠時に
首から上だけが辛くて、
起きて動き始めると
身体はシャキシャキとやたら軽く、
妙にハイになって歌を唄っていたり。

頭と体のアンバランスな違和感は
これまで感じたことがないものです。


ただ眠くて、
朦朧としているのかもしれませんけど

考えようによっては、
身体も心も「自己解放」へと
バージョンアップしているのに、
私の頭の中の古い思考、
「固定観念」が足を引っ張って
懸命に抵抗しているのかもしれませんね。

考えて考えすぎて生きてきた私の
カサブタのようこびり付いている「思い癖」が
まだ頭の奥のほうでくすぶっているんでしょうか。

きっとまるっきり変わることへの怖れなのね??


でもそこに気づきさえすれば

「もういいや、いらない!」って

ポイしちゃうこともできそうです。

現実にどんな意味を与えるかは
私の自由なのですから…。

もっともっと軽やかに…。

軽い女になってしまいましょう♪


見た目はそうじゃないけどね!