復興予算19兆円はどこへ
今日の夜は久しぶりにNHKスペシャルを見ました。かなりの力作でした。何を見たかというと「追求 復興予算19兆円」という東日本大震災の復旧予算の19兆円の使い道を解説する番組でした。
「復興は進んでいない。お金は一体どこに使われているのか。」今、被災地から切実な悲鳴が今あがっています。大震災後、被災地復興のためつぎ込まれる巨額の“復興予算”。増税を前提につぎ込まれることになった“復興予算”はいったいどのように流れ、使われているのか。この番組では“巨額のマネー”の行方を追い、その実態を徹底検証したプログラムです。
第1次補正予算~第3次補正予算、本予算等税金で約19兆円の金額が国会で議決され、計上されています。これらは国民からの税金です。例えば、所得税だと2.1%増税され25年間継続されます。しかし、これらは国民が一緒に東北の皆さんを助けようという良心の賜物です。しかし本当に被災者のため、被災地の復興のために使われていないモノも多くある事に正直、驚きを感じました。国立競技場の改修や沖縄の道路、中部地区のコンタクトレンズ会社の工場増設など多くの事業が行われています。外務省青少年交流事業である「きずな強化プロジェクト」に至っては2日被災地見学して残り7日を日本観光に。すべての旅費72億円を復興予算で賄われています。それでいて地元の商店街の再開や地域の医療活動には支援が届いていない実態が挙げられていました。
税金の使い道を正すのが我々政治家の仕事です。しかしあまりにも酷い実態を見て改めて血税を有効に使う事の意義を考え直さなくてはいけません。
再放送が予定されていますので是非観てみて下さい。
・9月12日深夜0時25分NHK第1放送
にほんブログ村→もし良ければ応援の「クリック」お願いします!