萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

流通経済大学vs東海大学 ラグビー観戦 atテレビ録画

2011-11-29 23:31:26 | スポーツへの想い
流通経済大学の初優勝。今テレビ録画したものを見届けました。
時代の潮流が少しずつ変わってきているのかもしれませんね。

今年は去年大学選手権優勝の帝京が対抗戦では圧倒的のようですが、筑波大学の台頭がもうひとつの話題です。
早稲田と慶應は両校とも、帝京と筑波に負けている。
12月3日は熊谷の方で、帝京対筑波の優勝決定戦が行われるので、それも注目です。
12月4日の明治対早稲田ですが、筑波を軸に見ると早稲田は負けて、明治は勝っている。帝京を軸に見ると、両校とも2トライされて負けている。。。。
慶應を軸に見ると、、、明治2トライ、早稲田9トライと圧倒的に早稲田有利。。。。切りがないですけど、マッチアップに相性もあるでしょうから、この勝敗表からのジャッジだけではナンセンスです。

なので接戦を期待します。

今回リーグ戦では、流通経済大学は関東学院に敗れていて、ここまで全勝の東海に土を付けさせれば、直接対決で勝って勝敗数で並んで、初優勝という瀬戸際でした。
しかも終了間際に東海大学が同点に追いつくという展開!

ご覧になった方もおられると思いますが、まずは
・イシレリ選手(No.8)の存在が流通経済大学の大きな特徴です。凄い突進力です。
・ラインアウト(HO、キャプテン鹿田選手)の正確性。裏を返せばこれを崩すことが出来れば傾く可能性が大です。
・スタミナの途切れないフォワード陣。モール攻撃が執拗に繰り返されます。また戻りも速いです。
・キック合戦で切れない。東海が序盤にバックスのキック合戦でダイレクトタッチのミスを2回起こしています。
・終盤での判断力の凄さ。同点に追いつかれた後のターンオーバー合戦の最中に東海がペナルティを犯したため、タッチキックに行くかと思いきや、ノット10mのアドバンテージを利用した、流通経済大学SH児玉選手のクイックスタートでの猛ダッシュ。スタミナがなければ出来ない判断と果敢さが発揮されたプレイでした。お見事です。


大学選手権もこの様相だと混戦が予想されます。
大学選手権で立て直してきたり、修正してくる大学も結構ありますから、結構面白い展開になってくることを期待したいです。



無関係な追伸・・・

今また塩漬け豚に挑戦しています。今度はペーパーを替え続けながら長く漬け込んでみようと思います。また、今度は最後に茹でて脂質を落としてから頂くことにしようと思います。

皆さん、アドバイスどうもありがとうございました!
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塩漬け 豚バラブロック

2011-11-27 02:59:21 | プチ萌え
先週は週の真ん中に祝日が入るという、ありがたい週ではありましたが、なんだかその勤労感謝の祝日が”土曜日”のように感じられ、昨日はまた土曜日・・・。
水曜日自体の夜の番組に定番番組でもあれば、曜日感覚が矯正されたのかもしれませんが、一瞬の木曜日が変な週初めのような日な雰囲気の中でした。


ところで話は変わりまして、、、
最近、会社帰りに買い物をすることが多いんですけど、ハムとかソーセイジとか。他にもスパイスだとかコンソメだとか・・・カットトマトに調味料。
朝食のうち、スープや味噌汁を自作することが増えたので、自分自身で具を考えて購入することも増えました。んで、その買い物に行く先、最寄り駅か隣駅にスーパーやら24時間のスーパーがあるのでもっぱらそこを利用していましたが、たまたま寄った職場近くの川崎LAZONA内にあるSANWAというスーパーに寄ってみたら、驚くほどってこともないですけど、お肉とか特売のアンチョビの缶詰とかがしっかり安かったんで会社帰りにSANWAに行くことも増えました。

そこには豚バラブロックも当然売っていて、「角煮にどうぞ」と書かれていました。

豚バラの塩漬け。。。やってみようか。。。

実は、ワインのおつまみレシピ本で見かけていたので、課題にしていたところ。
まぁそれをやってみようと火曜日(11/22)の夜から漬け込んでいました。

<<豚バラブロックの塩漬け>>
豚バラブロック・・・400gから600g
塩(マジックソルト)・・・大さじ1くらい
クミン・・・適量
コリアンダー・・・適量
オールスパイス・・・ほんの少し
ナツメグ・・・・ほんの少し
ガラムマサラ・・・ほんの少し
五香粉・・・ほんの少し
クッキングペーパー
ZIPロックのパッチン袋

<<作り方>>
豚バラブロックにフォークで等間隔に穴をブスッと差し込んで開けていく。(両面)
それをzipロックの袋に入れて、上記の塩~スパイスを入れて、よく馴染ませる。
真空チルド室に入れておいた。

2晩経った日の朝に、ZIPロックのパッチン袋から取り出し、一度クッキングペーパーで表面の水分を拭き取り、もう一度マジックソルトをかけて(この塩分は要らないかも)、もう一枚のクッキングペーパーで包み直して、zipロックの袋に入れて、チルド室に入れ直してさらに2晩寝かした。

袋から取り出し、一度表面を水で洗い流し、水分を良く拭き取る。


それを1cmから2cm未満間隔で、切っていく。


オーブンで20分くらい家内に焼いてもらった。
少しハーブをかけてから焼いてもらった。

このままでは少しラードが溢れていたので、別のお皿に盛りなおして油を切った。
(写真なし)


<<味の感想>>
やはり少し塩(しょっ)ぱかった。美味しいには美味しいけど、野菜と一緒でちょうどいい感じだった。わさび菜とレタスを附け合せた。


<<次回への反省と展望>>
・出来上がったブロックをそのまま今度はお湯で茹でてみようか?という話になった。
・塩分を適量に留めておく。
・大体4日漬けたのだが、塩分を適量にするならもう少し熟成させてもいいかもしれない。
・茹でれば塩分と共に、脂質部分ももう少し落ちると思う。
・塩分が適量であれば、グリルで焼いてみた方がラードが落ちた、いい感じになるかもしれない。。。と思った。焼き鳥みたいに・・・
・塩分が強いせいか、息子がご飯をすぐに平らげた。

次回は・・・セイジを他のスパイスのどれかの代わりに使ってみようかと思っている。


塩漬け肉、保存が利くので、重宝しそう。。。なので、また挑戦してみます!!

昨日、わさび菜やレタス、ニンニクを買いに武蔵新城の商店街の方へ行ったのですが、
そこにお肉屋さんが改装を終えてオープン。
冷凍庫が備えられていて、輸入肉が売られていた。
マトン、ヤギ肉、ラムチョップ、丸鶏などの冷凍ものなどなど。
皮付きのヤギ肉は煮込みに使うものというので、ラムチョップの方の値段を聞いてみたら、1kg1,800円。あらっ、意外とリーズナブル。今日は荷物が一杯なので今度買いに来るねと伝えてきました。
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今年初めての大学スポーツ観戦 早稲田vs慶應 ラグビー 秩父宮 2011.11.23

2011-11-24 06:37:13 | スポーツへの想い
大学野球、観に行けませんでした。。。
佐賀北と甲子園での熱戦を演じた広陵の野村投手、明治で優勝に貢献。
あの試合、快投を続けていた野村投手。あの試合に出場していた佐賀北出の早稲田の市丸捕手。
明治は今年完全優勝でしたね。野村投手は広島から1位指名。同級生の広陵出身の早稲田の土生選手とともに今度はまた広島カープでの活躍を期待したいです。

去年明治神宮大会での決勝戦、早稲田vs東海。雨で順延。
菅野投手は見れなかったんです。。。
入団交渉辞退ですか。。。
事前にテレビが盛り上げすぎなんじゃないでしょうか?そりゃ叔父と甥が同じユニフォームを着れれば、面白いけど。。。。

空気を読め?みたいな雰囲気。それこそドラフトに有っていいもんなんかな?と思いますが、今の日本の制度ではどの球団が誰を指名しようといいわけで。ね?

1年間、頑張ってください。

そして今年は勤労感謝の日に秩父宮ラグビー場で、早稲田対慶應戦を初観戦。
対抗戦グループでは、帝京が完全に抜け出していて、明治が復活しつつある。そして筑波が台頭してきた。上位グループが混戦気味になってきて面白い感じ。
慶應と早稲田は、今までの対戦成績から実力が伯仲している?と思って早明戦の前に慶應との実力差を確認しておきたかったので、観に行きました。

試合開始早々、ゴール前でのペナルティでキックを選択。
得点を奪い合う感じでペナルティのキックの選択合戦。
ブライクダウン(接点)でのターンオーバーは早稲田が圧倒気味でした。

ド壷にはまったのがキックパス。
SO1年の小倉選手とFBの井口選手は全体が見えている。
最初のタッチキックが綺麗に決まり、大きく前進した後も、パントやフワッと前に送るキックパスが絶妙に決まり、トライの嵐に。

ラグビーに余り番狂わせというものがないと云われているが、キックの精度に余り頼らないで前進を前のめりに仕掛けられれば、明治戦もいいところにいくのでは?と期待したい。前線が下がってきているところで仕方なく蹴れば、微妙に着地点がぶれてしまう。
前線があってこそでフィジカルで勝ることが今のラグビーなのかもしれない。。。頑張れ!フォワード陣!


帰りに近くのLIBROで中竹竜二前早稲田ラグビー蹴球部前監督が本を出したというのでサイン会が開かれていた。
息子の名前でサインをもらってきた。
以前は、「監督に期待するな」という著作。
今回は「人を育てる期待のかけ方」。


選手時代も稀有なキャプテンシーを発揮した同氏。3年まで公式戦への出場が記録されていない同氏は信望の厚さから主将に任命されている。

清宮監督の後という重責を担えたのにも、理由と展望と理屈がきっとあるはず。


今落合博満の「采配」を読んでいるので、読み終わり次第。





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NICO Touches the Walls 『バイシクル』 11人もいるの主題歌

2011-11-22 07:15:19 | おきにいりyoutube ニコニコ動画
NICO Touches the Walls 『バイシクル』



宮藤官九郎の最新ドラマ、家内の勧めで観ている「11人もいる」の主題歌です。

ギターの音色が急いでない時、ガチャっとする時、色々あるけどこの間が好きです!
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美容室 イレブンカット 自動洗髪機(オートシャンプー)の巻

2011-11-22 00:48:45 | Weblog
前々から気になっていた美容室 イレブンカットに行ってみた。

以前川崎に住んでいた頃は理容店に行っていて、今回引越しを機に前の理容店に戻そうかと思っていたのだが、とても人気で控え席の埋まり方が半端ない。
※ちなみに所沢時代はエロイカに行っていました。

時間を調節して帰ることがなかなかコントロール不可能な状態なもんでして、(転勤して帰宅重視も少し自重する必要を感じた)帰り道に短時間であげてくれるお店を探していたところだった。

なんなら昼休みに行ってもいいくらいなのだが、シャンプーがないのは基本的に嫌なので、某○Bハウスは余り好きではなかった。

そこで見つけたのが11cutと書かれた看板。
隣に某○○ハウスのお店と、簡易施設の2階で隣接して営業している美容室だった。
「女性だけではもったいない」とか書かれていて、11分でカット&ブロー、1,575円。
大学生高校生中学生とかは学生料金、小学生はさらに安いみたいだが、成人男性のカットとシャンプーで2,100円なので、入ってみることにした。

入店すると待ち客は1名。私の前後は全てカットのみのお客さんで全員男性。私よりも15歳くらい上に見える男性も来て、それはそれで少しビックリだったが、女性客は鏡の前で施術を受けているお客さん1名のみだった。

皆さん、○○ハウスの上位版という位置付けでもしているかのようです。


タイマーを10分(ブローと微調整・仕上げは別なのか)にセットして髪を切り始めるのだが、今回は前髪を残したまま周囲を切り揃えていく。襟足やら耳の上を大雑把に詰めた後に、トップを摘まんで切り始め、最後に前髪に取り掛かったそのとき、タイマーがピピピッピピピッと音を立てる。まさかこれで終了?もちろん最後まで切り揃えてもらった。

それではシャンプーはこちらで~すと連れて行かれ、仰向けになる時に、☆☆☆シャンプーは初めてですか?と聞かれた。いや聞いたことありません。と答える。
仰向けのシャンプーは初めてですか?とでも聞かれたのかと思ったのだが、いずれにせよ「初めてです」と答えておけばいいだろうと、仰向けの顔にキョンシーのお札のようなものを貼られた奥で、『何を云われたんだろう』と考えていた。

「初めは手洗いして、その後はオートシャンプーに切り替えますのでよろしくお願いします」?。。。。オートシャンプー?、さては自動洗髪機だ!そんなものがここにあるのか!シャンプーで525円増で少し高いってことはないけど微妙だなと思ったのだが、面白い体験が出来るのであれば占めたもんだとばかりに期待が高まる。

それでは切り替えますと、少し身体を下に(足の方に)ずらす微調整を加えさせられた後に、頭の上に大型のカプセルのようなものを被せられ、おでこや首筋あたりにタオルでしっかり隙間を埋められた。
「水圧を使ったシャンプーです。それでは開始します、何か不都合な点があったら呼んでください」と云われて気配は離れていった。
うん?初めはちょぼちょぼという音ばかりが聞こえて一向に始まる感じがしなかったのだが、徐々にジョウロの先のような勢いレベルのお湯がかかり始め、知らないうちにジェット噴射みたいな水圧や少し弱めの水圧で色々な角度から頭皮に向かってお湯が水飛沫を上げていく。
少し頭皮マッサージでも受けているような感覚だ。唯一心配だったのが首筋にも大量にお湯を感じ、浸水してYシャツの襟元でもビシャビシャになっちゃいないだろうな、おい!的に感じはするものの、少し凝りが解れるような錯覚も生まれてきた。

恍惚としているとおもむろに終了となり、カプセルを外され、脱力している頭にタオルが巻かれて席に戻ってドライヤーでブローとなった。心配していた襟元は濡れてはいなかった。

少し頭が軽くなり、目に飛び込む前髪がなくなっただけでもいい気分だ。

シャンプーと前髪だけカットみたいな簡易レベルで1,050円でもいいんじゃない?と思ったが、余り注文以外に言葉が発せられない店内で会話は不似合いな感じがしたので、声を掛けれなかった。

最後に会計だ。受付時に名前を書いたので何か会員カードでも作ってあるのかと思いきやそんなものはなく、レシートだけを渡されて退店した。


川崎に越して2度目の整髪は美容室イレブンカットに行ってみてオートシャンプーを体験してきたというお話でした。



場所はBEの横、ルフロンとは反対側の上島珈琲店の2階です。

11cutのHP


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Money Ballの雑記帳 vol.3

2011-11-19 22:56:11 | スポーツへの想い
11月18日の金曜日、川越のメンバーと志木で落ち合って呑む機会がありました。
皆さん、南下していただいてありがとうございます!!

そこで、メンバーから「君のブログ、このMoney Ballの記事になるとピタッとコメントが止まるよね?」と諭されました。(笑)

別にいいんです。だって雑記帳だし。。。。と一応強がっておきます。


それでは続けます。

第7章 ジオンビーの穴
ここはもう映画の部分です。映画はFAで大量に選手の放出を余儀なくされた球団が、その抜けた穴をどう評価し、どういう埋め方を構築するかという方法論が展開される。
その抜けた大きな穴がジオンビーということになる。
皆は頭を抱えるが、同時に放出しなければならない選手3人とあわせて、その平均出塁率で同等の3人で埋め合わせようという発案を採る場面。(もう徹底的に出塁率で持ちきりです)
突出した出塁率を誇るジオンビーの代わりを探そうとしたって無理だという話。他の選手の出塁率が悪いので、平均は下がるわけです。都合よくっていったら聞こえは悪いですけど、本当に都合よく。
守備は試合の5%しか影響しないという持論で押し通しますが、スコット・ハッテバーグ、彼にだけはポジションがない。本来はキャッチャーだが、神経を壊して球を投げることができない。

ハッテバーグ、長所はボール球に手を出さない率というもの。野球は一打席一打席が勝負という見方もありますが、この指標は一球一球が全て勝負という本質を元に指標化されたものの一つ。この球を見極める技術がハッテバーグは際立っているというのです。もちろん、出塁率は相当な高さを誇ります。


第8章 ゴロ捌き機械(マシーン)
スコット・ハッテバーグ、彼は投げられないキャッチャーでもあったのですが、抜けた守備位置からもファーストと指名を受けます。ロン・ワシントン(通称ワッシュ)、アスレチックスの内野守備コーチがハッテバーグをコーチングして見事な一塁手に育て上げる章です。
さらにハッテバーグの打撃面の長所が描かれます。
彼は空振りをしないのだそうです。三振する率が低い。そして選球眼がしっかりしている。引いてはこのバッターを相手にしたピッチャーは相当疲れてしまうというのです。
初球は見逃す、ボールには手を出さない、スラッガーでもある。

アスレチックスはマイナーリーグの打者に、「三振しても構わない。投手のミス(失投)を待て。」と嘘を教えているんだそうです。でも本音では三振は良くない。しかし、早撃ちをされるのは戦術として「相手の失投が増えない」ので勧めたくない。
このハッテバーグは2ストライクまでバットを振らないんだそうです。ポール・デポデスタ(ビリー・ビーンの側近)はハッテバーグの弱点がないからそういうことが出来るんだと分析します。ハッテバーグに苦手なコースはないんだそうです。
いわゆるビリーのお眼鏡に適った選手なわけです。
ポールの解析、全打者がハッテバーグだったとしたらというシュミレーションも計算しつくします。年間で940点から950点。ヤンキースが897点なので、シュミレーション上ではハッテバーグはヤンキース全打者のチーム平均より上という計算になると書かれています。
あくまでシュミレーションではありますが。。。。


第9章 トレードのからくり
インディアンズからお眼鏡の選手を奪うまでの算段が描かれていますが、選手とはもう商品でしか見られていない悲しい存在です。対戦中の相手チームの抑えを捥ぎ取り、自分のチームで年金までの出場期間ギリギリの選手を無情にも放出してしまう。
ビリーの梃入れは基本日々のことなので、ないことがない。

第10章 サブマリナー誕生
20連勝記録のかかった試合で乱調を来たすチャド・ブラッドフォードの人生。
腕の上がらなくなってしまった父親の残像。キャッチボールで下手で投げる様は、その父の投げ方。人は誰も腕の力が出る角度がある。オーバーハンドよりもサイド、サイドよりもアンダーが球質がいいということもある。どこの角度がいいかは自分で試してみるといい。手塚一志さんの「ピッチングの正体」をお読みあれ。
ここでは投手の力を図る指標が登場する。

ボロス・マクラッケンの仮説・・・
投手が単独で絡んでいるデータ(与四球、奪三振、被本塁打)と野手の守備が絡んでいるデータ(失点、被安打)。前者の(与四球、奪三振、被本塁打)で球界のトップ5を選び出すことが出来てしまう。ならば、他の指標は何の意味があるのだろう。
防御率が昨年より悪い投手の被安打率を見ると、大幅に悪化している。
その例年より悪い投手が、「つまらないヒットを許してしまった」というコメントするのを聞いて、違和感を持つ。
そして投手の実力は毎年安定しているものなのかを検証し、実際に役立つ指標とは何なのかを考案していこうと試みる。

奪三振の多い投手は翌年も奪三振が多い、被本塁打が多い投手は翌年も被本塁打が多い。
だが、被安打率は安定していない。

1.ホームラン以外のフェア打球はヒットになろうとなるまいと投手には無関係ではないのか。

2.ファールとホームラン以外の飛球が投手のせいだとされている被安打率。これは単なる運なのではないだろうか。

この検証を投手自身のデータ(与四球、奪三振、被本塁打)の似通った投手同士を比較して検証してみたところ、被安打率だけは大幅に違う。
なので、
<<ホームラン以外のフェアボールを安打にしない能力はどの投手も大差はない>>
との結論まで結びつける。

あのビル・ジェイムズもこの指標の公開時は、にわかには信じ難い指標だとしたものの、その9ヵ月後に「Histrical Baseball Abstruct」の中で「この説はいくつかの問題点を除いてかなり正しい」とのコメントを載せているとのことだ。

正式にはBILL JAMES Histrical Baseball Abstruct・・・・是非とも読んでみたい洋書です。amazonで2,000円以下で売っています。


ボロスの結論を自分なりに整理すると、投手を評価する際に役立つ指標は防御率でも失点数でもなく、奪三振数の多さ、与四球の少なさ、被本塁打の少なさにのみ評価されるということになり、どうも「打たせて捕るピッチング」というものは運頼りな投手評価だという視点であると窺える。
ナックルボールを決め球にもつ投手は若干フィールド内に飛んでも凡打になるという傾向が見られるらしいのではあるが。。。。

第11章 人をあやつる糸

映画のクライマックス、20連勝は果たして適えられたのかという場面。とうとうこの小説の著者、マイケル・ルイスがビリーの前で「わたし」という一人称で登場し、ビリーとの取材の模様が流れる。20連勝間近のアスレチックスの前に暗雲が立ち込め、ビリーが八つ当たりを開始する・・・あたりが描かれる。

第12章 ひらめきを乗せた船
プレーオフ、アスレチックスは・・・・敗れる。その敗因は得点機会を作る作戦を用いないからだと云われる。ビリーは苛立ち、自身のトレードを画策する。後任はポール・デポデスタ。ポールはビリーが移るレッドソックスから有望な選手を譲り受けることを条件に出す。二人の理論で有望としていた選手だ。

最後は・・・・


エピローグ
序盤にビリーやポールの視点で獲得した世間からまるで無視された選手が開眼し、メジャーリーガーに成長していく場面。論より証拠(?)という設定。



あとがき
アスレチックスの戦い方は短期決戦でも変わらないのだそうだ。盗塁をしない、犠打をしない。。。。この著作が出た後、著者ではなく、ビリー本人にかなりの風当たりがあったと記されている。
アスレチックスがバントをすれば、「ほら見たことか」。試合に負ければ「ざまあみろ」というものだったらしい。ツーアウトからのバントなので犠打ではないと書かれているが、全てをしてはいけないと封じているわけでもないと考える。
走らないとなれば走者が出た後の一塁の守備位置にも変化を与えることになるだろうがそうなれば裏を突くこともやぶさかではない。肩の弱いキャッチャーの前や犠打がないとして深く守る守備陣を見ての機転がないとも思えないのである。

まぁGMとはオーナーではない。布陣を用意するフロントで勝てるメンツを揃えるのが仕事だ。
金を積んで有力選手を並べれば勝てるのかということもあるだろうが、金を積まずとも勝てるメンツを揃えることが出来ると訴えたかった作品。。。。監督にまで強制力を与えて戦術を抑え込んでいるようにも見えるが。。。。


真相は・・・・試合そのものを見てみないことには判断がつきかねます。




それにしても様々な仮説。やはり野球発祥の国。
「仮説」はその国民の情緒力が豊かであることを現します。
始点を設けて、試合に影響を与えているものとそうでないものを排除したり。。。


テクニック、戦術、練習、筋力、他のミクロな戦略も今度当ってみます。

井口資仁の「二塁手論」の中に、中日の和田選手が出てきます。
和田選手のミートポイントは少し後ろなんだそうです。
金森コーチの話がでてきます。
とてもいやらしいバッティングだそうです。初戦ではホームランを打ちましたね。井口選手が解説にいて、思わずこの話を思い出しました。



さぁ日本シリーズは3勝3敗同士の最終決戦へ。

杉内vs中日スクランブル登板?山井辺りからでしょうかね。。。

SBは和田で2敗かぁ。。。ホームで勝てないジンクスがどこまで続くのか。。。

どちらも悲願の日本一。

明日はとても楽しみな一戦になりました。


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Money Ball の雑記帳 vol.2

2011-11-17 00:35:03 | スポーツへの想い
とりあえずですが、早速始めます。

第5章 ジェレミー・ブラウン狂騒曲
ビル・ジェイムズは、ドラフトに関する見解をほとんど述べていなかったようだ。それは、アマチュア選手の情報がインターネットの普及を迎えるまで容易に手に入らなかったからだ。ただ、ドラフトの結果とその人物の辿ったプロの経歴を比較して、
≪大学出身の選手と高校出身の選手を比べると、大学出身の選手の方がはるかに投資効率がいい≫とだけ結論付けている。アメリカには高校生選手の方が将来スーパースターになる可能性が高いという迷信のようなものがあるらしい。高校出身の方がプレイ期間が長いからとか、選手生命の残余期間が長いからという部分などからの迷信なのか。。。
実際の大物の存在がそう云わせている可能性も高いと思うが、でも成功比率や残した成績から過去の学歴を辿ると、結果は大学卒の方に軍配が挙がるようだ。

また、アメリカのドラフトには指名順位があるらしく、かち合って抽選という行為がなく、全ての陣地を繋いだ放送(電話?)システムで、順位などを考慮した形で各球団が順番に指名をしていくそうだ。なので、途中で名前を出されてしまえばその選手の獲得は不可能となる。
この1位指名権、FAを行使した選手を放出した球団が受け容れる球団から譲り受けることになっているようで、アスレチックスはその権利も含めて選手を売り買いしているようだ。ここでまた独自の視点で掘り起こした選手を後方に配置し、時には自尊心を満たし契約金を下げるために順位をあげることもしている。

物語の内容は少し横に置いておくことに努めます。ね。。。。


第6章 不公平に打ち克つ科学

メジャーリーグ、昔は大リーグと呼んでいたアメリカのプロ野球界では、資金力格差が問題となり、年俸の総支出のキャップを規定し、それをはみ出た資金力を行使した場合には、資金力の乏しい球団に補助金を出すようなルールができている。。。らしい。。。多分そうだと思う。(聞いたことがある)
これはブルージェイズが提起した問題を諮問委員会が採り上げて、規定化した。ただ、その苦情に対して、委員会は「でもなぜ高いお金を払ってまでその球団のGMになりたい人が後を絶たないのか」、「リーグ順位はその資金力順位になっていないのは何故か」という疑問を持っているという部分から物語が進行する。

ここで出てくる指標は改めて、OPSや得点数公式。
出塁率と長打率のどちらを重く見た方がいいかという視点の問題に突入する。

仮定の話・・・・
出塁率10割という仮定は、全打者が必ず出塁するという状況を指し、アウトカウントが増えないため、永遠に得点が記録できることになる。

長打率10割という仮定は4人で4進塁を指すため、1番ホームラン、2番から4番アウトでも進塁4なので10割となるため、OPSの出塁率と長打率を単純に足す指標だが、その公式に対して、ビリーの側近ポール・デポデスタは進塁に3倍の重みを乗せて、得点公式をいじって、評価し直している。その独自のOPSで持って打者の評価をアスレチックスは採用したという。

次に出てくるのは、その出塁率を軸にトレードに出しても構わない選手を見つけ(高年俸で雇いきれない)放出を画策するのだが、その抜けた穴を埋める独自OPSの上位選手は見つけられるが、守備力をどう評価するかが課題となる。

ここで、ウォール街の金融派生商品の分析者ケン・マウリエロと投資家のジャック・アームブラスターは野球の評価方法にメスを入れようと試みる会社を設立する。野球のあらゆるプレイを指標化して、”運”というものを排除しようと試みるシステムを作り上げてアスレチックスに売り込みにくるのです。

例として書かれているものを参考にして想像で書きます。

肩の弱いライトととても足の速い2塁ランナーが居て、ライトにシングルヒットが出て、得点が入った。ここにライトにヒットを放った打者と打たれた投手がいるとすると。。。。
打者に打点が1。投手に自責点1がつく。というのが野球の今までのスコア(評価点)です。
ここには肩の弱いライトのマイナス評価点や、足の速い2塁ランナーに対する加点が存在しないわけです。

さらに皆さんにも分かりやすく次の例。ライトがイチロー!、1塁に松井秀喜がランナーでいて、次の打者がライト前にヒットを放ったところ、松井はイチローの強肩を警戒して2塁で進塁を止めた場合、イチローには3塁への進塁を止めたことに対する何の評価点も、松井のアウトにならずに進塁しなかったこと、逆にアウトになったかもしれないけど3塁に進塁しなかったことに対する評点も存在しないわけです。
野球のあらゆるプレイを指標化する仕組みをAVMシステムズ社は試みるのですが、それは全て過去10年のあらゆるプレイと比較して、一つ一つの行為を評価するという仕組みを作り上げたそうです。同じシチューエーションから辿った結果を元に標準的なプレイとそうならなかった要因や周囲状況に評価を与えるという手法だそうです。
ポール・デポデスタはこの考えに驚愕し、ビリーと相談の上、AVMシステムズ社と2年契約を結び、余りに高額なので3年目以降はその仕組みを独自で真似、さらに数値を膨らませていくことにして守備力の計算もしたというのです。

<<ポールがこの仕組みに加えた指標・・・得点期待値とケーススタディの応用>>
まず得点期待値というもので状況を指標化しようと試みています。
ノーアウト、ランナーなし、1番バッターへの第1球目の得点期待値は、、、0.55と指標化する。いきなり先頭打者初球ホームランを期待したり、全ての野手が取り損なって、連携がもたつくランニングホームランの発生する確率を盛り込む。

そして、
ノーアウト、ランナー2塁の状況の得点期待値を1.1と数値化する。
つまり先頭打者が二塁打を放ち、二番バッターに繋いだときの得点期待値は1.1と指標化される。
とすると、1番バッターの二塁打は0.55から1.1まで得点期待値を上げた0.55分の価値があるとするわけです。
逆にワンアウト、ランナーなしの得点期待値は、0.3と規定。
1番バッターのアウトは0.25の期待値の減少をもたらしたとするわけです。

次に理想の二塁打という指標が出てきます。
「二塁打とはなんぞや?」という命題です。「バッターが打って敵のエラーなしに2塁まで進塁すること」という説明では不十分として、標準的な二塁打を過去のデータに求めていくのです。
そこでグランドの指標化、飛んだ打球の角度や速度を指標化し、過去にその方角・速度で飛んだ飛球が二塁打になった確率、単打になった確率、アウトになった確率を指標化していき、得点期待値との兼ね合いでプレイを評価します。
0.5の得点期待値の状況で、二塁打になる確率の高かった飛球を捕ったスーパーファインプレイのセンターのプレイの評価はその得点期待値を覆す分だけの価値があると見なしていくという途方もないデータとの格闘をしていきます。

そこで守備力です。
1年間150試合のシーズン中にどの角度にどれだけの数の飛球が飛び(確率論)、それらをファインプレイできない選手に代わる代償を失点を計算してしまうシステムを作り上げます。

今払っているその選手への年俸に、その失点を補うだけの価値があるか、高過ぎないかを
判定し、他の得点力の高い(出塁率のいい)安い年俸の選手はいないかという視点でのトレードを画策します。

アスレチックスは盗塁を原則チームプレイ上禁止にしているので、盗塁が得意ということでの評価が高い選手ほど、その年俸の意味が薄れるという状況が生まれます。



第6章ではかなりの論が展開されるので、今日はここまでとします。
後半は多くは映画になった物語の方が主になっていくため、紹介するべき箇所が減っていくと思われます。




テキストで日本シリーズが2勝ずつになったと知りました。
これから気になる回のプレイを見ます。森福の投球の様子と、浅尾の投球数と調子辺りでしょうか?
しっかりチェンと吉見を休ませているようにも思えるんですが、浅尾を投入したということは、王手をかける気満々だったのかな・・・。

ソフトバンクもファルケンボーグの連投の疲れが出ないといいですが、第5戦も楽しみになってきましたね。

vintage film風

何風だったか忘れてしまいました。

唐突ですが、先日首の辺りの色落ちが激しく処分することとなった、スカパラのライブで購入したTシャツを掲載します。
FxCameraというtoy camera風に撮れたり、poraroid風に撮れるアプリで撮影したものです。
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世界の食品Carnivalと上野のセンター街の地下食品街

2011-11-15 01:57:50 | お出かけの記録
口絵は、先週の金曜日、初日のレイトショーで観に行った映画です。マネー・ボール。
まだ原作は読書の途中(10章/全12章)ですが、ジェラシックパーク並に小説の方を必ず読んでほしい作品です。
ノンフィクションですが、同じく観に行った人に感想を聞いたところ、確実にツボを外しています。
そして、この小説が出た後のメジャーリーグってどうなんだろう?と想像せずには居られません。(すいません、観てない。)

その話はまたまとめます。理論の部分だけでもまとめておいて損はないので、それはまた別の作業としてやります。。。今日は単なる雑記です。映画を金曜日の夜に観に行ったのもその一つです。

私には作りたい料理があります。作りたいというよりも家で再現したいとか、その類です。

そのうちの一つがドネルケバブです。

いや回転式の棒に肉を巻きつけたものを回転させながら、炙って、削ぎ落として、、、、というところまでを再現しようなんて思ってません。

あの味、あのソースを家で再現したいというのが、そもそもの願望です。お肉が美味しそうでしょ?単純に。。。

匂いを嗅いだだけで、フェスを思い出す!

初めて食べたのはおそらくFuji Rock '98です。

匂いは記憶を一番呼び覚ますものなので、あの匂いを嗅ぐ度にフェスを思い出すのです。
最近は上野です。常設店舗が多いから。秋葉原にもありそうですが、車での販売のイメージで必ず店舗で買えるイメージは上野のアメ横です。

土曜日の朝、駒込で世界中の食品を4,000種類、調味料を300種類扱っている、Carnivalというお店が紹介されました。ここならケバブマサラがあるんじゃ!と意気込んで出かけてみましたが、なんと扱っていないというのです。。。
あぁと思ってしょぼくれてしまいました。

※駒込、初めて駅を降りましたが、東口はどことなく西小山を思い出しました。
せっかく駒込まで来たので、訪れた麺屋あかつきで食べたのは↓

ちょうどいいサイズだと思いました。


気を取り直して、ケバブ屋さんの多い上野に行くことにします。
あてはないけど、調味料のお店がどこかにあったはずと思って、アメ横のセンター街を歩きました。
ケバブの匂いは漂ってくるのですが、調味料屋さんがない。。。
センター街ビルの地下食品売り場で、まず1軒見つけました。
ケバブ用にミックスされた調味料はありませんか?と聞くと、ないとのこと。でもケバブ屋さんはうちでこれらを買っていくよ、とパプリカパウダーとガラムマサラを勧められました。
チリパウダー、クミン、コリアンダーはあるので、それで作れるのかな?と。
他のお店もこの地下街は地上のマグロ、イクラ売りと違って少し活きのいいものを扱っているお店が多いです。鰻、すっぽん、上海蟹などのお店が活気がありました。

地上に戻ってもう少し歩くと、調味料と豆を売っているお店があるので、ひよこ豆1kgを買いがてら、ケバブ用のミックススパイスはありませんか?と聞くと、ないとのこと。こちらはインドの肉用のマサラがあるよと勧めてくれる店員さんも居たのですが、同じ味にならないから止めた方がいいと云われる店員さんもいたので、ひよこ豆とパキスタンのエコバック(50円)を購入してきました。


土曜日にはヴェトナムからの長期出張から一時帰国している家内の友達の旦那と話す機会があったりしたので、是非俺より先にこれ読んでくれと沢木氏の「1号線を北上せよ」と「深夜特急」全巻を旅先で読むように薦めてみました。嬉しそうに受け取ってくれたのですが、、、、
ハノイに出張を繰り返す彼に、ホーチミンから始まるあの旅やインドからロンドンをバスで目指す旅を何故私が勧めたかというと、彼は道路やその周辺施設関係の仕事をしに行っているんですね。バスの旅で見えてくる風景はどれも道路なしでは語れない話なわけです。彼の仕事の想像力を増すのに是非とも使ってほしいと思ったんです。


そうそう日は遡って、その土曜日の昼にはコストコにも行って来ました。お目当てはCalvan Klainのボクサーパンツです。^^; 調味料、食材は家内に任せます。




そいで日曜日は調味料探しで目的のものに出逢えなかったので、今はそこいらのネットでケバブ系のソースの情報集めです。

そうそして、、、、
日本シリーズ、録画したものを丹念に観たり、途中で意識が遠のいたり^^;していたのですが、すごい投手戦ですね。
しかし中日の得点力と投手陣の踏ん張りは凄いですね。ソフトバンクの投手も誰が打てるんだろうってくらい凄いんですけど、本数よりも長打や連打で勝利を引き寄せる中日、投げ切る中日に感服しています。

普通に盗塁や送りバントをしているので、マネーボールのシーズン戦略理論とはまるで違います。まあこれは短期決戦ですし。。。
この後の手を想像するだけでわくわくします。
馬原の救援失敗が2度続きました。これ以上は酷です。中日は先発→中継ぎ→抑えを絶妙なタイミングで繰り出します。ソフトバンクも先取点を取り、先発ピッチャーの打ち崩しがしっかり出来さえすれば、中日も余裕がなくなり、継投の失敗、投球そのもの、守備の浮つきなども引き寄せることができるはず。
この後も熱戦を期待します。

すごいごちゃ混ぜな投稿になってしまいましたがこの辺で。。。。


そいではおそらく次は、、、、Money Ball 雑記帳 vol.2となる予定です。
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Money Ballの雑記帳 vol.1

2011-11-11 02:13:54 | スポーツへの想い
最近何度も書いていますが、マネーボールという小説を読んでいます。

しかし、、、、翻訳物は読みにくい・・・。これ、仕方がないことです。言い回しには、その国や言語の文化的な背景が練りこまれ、ついついしてしまう言い回しが多用される。
なのでリズムが出てくるまでは、その辛い言い回しに翻弄される。
そこを突き抜けると、(気にならなくなるのか、それとも作者も導入部分だけはそうなってしまうのかは不明)明快に展開が頭に入ってくる。

今回読んでいるこのマネー・ボール。実話なので、そこかしこに実際の理論の展開が入る。それに話の流れが現在と過去を行ったり来たりして進行する。GMビリー・ビーンの過去と、野球界の過去、そこにドラフト会議に向けて失望したり、歓喜したりする現在が見え隠れする。
そして、メジャーリーグ(昔は大リーグって云ってた)・マイナーリーグを抱える、野球発祥の国、アメリカ合衆国。その国のドラフト制度や現メジャーリーガーの活躍ぶり、歴史的に有名なプレーヤー、そこにメジャーリーグ特有の年俸の常識や水準が被さって来るわけだ!

どれも頭に入っていない状況だったので、「へぇ~」の連発。
但し、ドルで表記される、その年俸や契約金額の日本円価値だけはすぐに換算できるので、その桁違いな額に呆然とすることは多い。
これにはコツがあって1$=100円で考えた場合、百万ドルが1億円となる。もちろん現在の水準では、そこから20~25%offすればいい。ミリオネアとは億万長者。1億円という金額は個人のレベルでは「お金持ち」という水準は、大体日本もアメリカも一緒と思っていい。おそらくだが、25%offされた金額(7,500万円)をもってアメリカに渡れば、日本の1億円分の買い物ができるはずであろう。通貨が歪に強く評価されているのであるならば、金融資産はいざ知らず(金利やその通貨をもつ国の経済背景というものでの将来価値を算定している結果なので不安定)、消費物の購買であるならば、その歪さが色濃く反映される、はずである。なので体感としては1百万ドル=1億円で換算してください。90百万ドル=90億円という感じで!

通貨の話は止めます。

それで、この話は、野球を科学し、その効能に適切なレベルで金額を割り振るという経営手腕を披露しているわけである。
球場に客を呼べる、有名プレーヤーという評価もあるが、徹底して野球における価値を勝利数という指標を軸に、それを成立させるに相応しい選手評価に工夫を凝らして、それを実践している。
これが大胆であるからこそ、映画化されるわけである。w

ここには、映画でどこまで表現されるか分からないが、小説内で披露された独特の理論を書き留めておくことにする。
ここで注意せねばならないのが、草野球の勝利とプロ野球の勝利をごちゃ混ぜにしないこと。
草野球とは、トーナメントや短期決戦の様相が色濃く、それ故にドラマも奇跡も引き起こすだけの緊張感や戦術、戦略の数々が存在する。それこそ相手の裏を掻くような奇襲もあれば、雰囲気作りや応援、士気の維持、緊張の解しなどが有効に作用することもあるだろう。

しかしシーズンを通して戦う順位争いにその要素は登場しない。必要な場合もあるだろうが、ドラマを起こすことを目的にしている訳でもなければ、薄氷を踏むような勝利方法を説いているわけでもない。究極のところ、GMという仕事をどのように位置づけているのかというのが底流に流れている。なので監督術の話にはならないのである。いや監督の話も出てくるには出てくるが、それはフロントの意向を聞く現場監督という位置付けでしかない。伝統的にプレイヤーから上がってきて、持論を持っている監督に(であればあるほど)この話は煙たさが付き纏ってしまう。。。

そして、メジャーリーガーとは、ある一定の条件を満たした水準のものという前提もある。

まぁ長くなるのでこの辺で本論の書き留めに移ることにする。


第一章 才能という名の呪い
ここではビリー自身のことが書かれている。大学の進学を夢見ていたビリーだったが、どの高校生よりも身体能力に、野球センスに優れていたビリーはスカウトの注目の的だった。しかし、プロ入りを決断したものの、才能が花開かず失望にくれていくのであった。

第二章 メジャーリーガーはどこにいる
現在に戻り、場面はドラフト検討会議。
スカウトとビリーの葛藤が始まる。ここではスカウト批判が始まっている。
①スカウトは自身の経験と照らし合わせて選手をみてしまう(統計・データを推奨)
②選手の最近の成績にばかり目が行ってしまう(統計の始点の問題)
③目で見たものばかりを重視してしまう。速いとか豪快とかいう類。逆に太っている、小柄、華奢などの身体部分からの偏見の排除(統計・データの推奨、幻惑の存在)

また、指名する傾向が徐々に顕わになっていく。
①高校生は採らない。(高校生がメジャーリーグで大成する確率と大学出身者との確率を投手で半分。野手で4分の1としている。)
②四球を選ぶのが上手いという技術を高く評価している。(出塁率という視点。これは通常記録の打率・打点には現れないため)
ビリーがここで披露しているのは、他の球団が評価しないものを評価軸に入れれば、誰も買おうとしない才能を安く手に入れることが出来るという持論とその実践を決断していることにある。

第三章 悟り
ビリーの選手時代の退廃が描かれる。その一方で弁護士のGMが独自の理論を持ち込もうとする。ビリーは引退後、このGM、アルダーソンの元で働くことが、転進のきっかけとなる。

サンディー・アルダーソンの理論
①得点力とは通常チームの平均打率と密接に結びついていると考えるが、チームの総得点と平均打率は実は密接には絡んでいない、出塁率と長打率との関連が上。
②監督の作戦である、バント・盗塁・ヒットエンドランは自滅行為か的外れと切り捨てる。
③守備力は試合の5%しか影響を与えない。
④アウトが3つでチェンジならば、アウト数を増やす可能性が高い攻撃(バント・盗塁)は、賢明ではない。出塁率こそ重要で、それは打者がそのイニングの終了(3アウト)を引き寄せない技術だとする。
⑤全員が一番打者のように出塁を目指すこと。誰でもホームランを打てるという印象を相手のピッチャーに与え、四球を投げさせ出塁を目指すこと。四球をピッチャーに投げさせることも打者の技術である。選手に教えられることは精神面だけであり、肉体面はドラフトに選ばれた時に既に手にしていると判断していること。

選手には四球を選ぶ技術がメジャー昇格の糸口との印象を付けた。
四球の少ないマイナーチームの監督の更迭までもする。
しかし、メジャーに昇格してもそこの監督が四球を選ぶことを戦術として取る監督ではなかった。四球は選手にとっても評価してもらえないならば取り得ない戦術なので、この理論を成就させることが出来なかった。

第4章 フィールド・オブ・ナンセンス
このアルダーソン、実は、ある見識をもつ野球オタク、ビル・ジェイムスの著作を実践していたことがわかり、ビリーはその著作と向き合うことになる。これが前半の一つの山場となる。

ジェイムスは野球スコアというものの解析にのめり込み、自費で出版を始める。「野球抄1977-知られざる18種類のデータ情報」。
セイバーメトリクス、という言葉。言葉は知っていらっしゃる方も多いと思いますが、それは伝統的な野球の指標を越えるもの。
①上記アルダーソンが重視したとする、出塁率と長打率。ビル・ジェイムスはこれらを合わせた指標である、OPS(on-base plus slugging)指標などの創設提唱者である。
on-baseは出塁で、sluggingは強打(引いて長打)。

打率って知ってます?安打÷打数。まぁこの打数からは分子に含まれない四死球を除いている。四死球は投手のミスとする発想からスタートしているこの率は、得点との相関が薄いというのがそもそもセイバーメトリクスの発想です。
チーム平均打率が球界一でもチームの総得点が低いという事態が発生することがあるということです。
残塁という考え方もあるでしょうけど、安打を何を打っても1とする取り扱いがそもそもの間違いではないのかという観点で作られているのです。進塁数(塁打数)を評点に加えるわけです。ホームランなら4、三塁打なら3、2塁打なら2、シングルヒット、四死球は1とした係数を用いていくようです。

得点数とはという公式が書かれています。

得点数=(安打数+四球数)×塁打数÷(打数+四球数)

これでいくと、盗塁数などは得点数との相関がないということになる訳です。ジェイムスのアプローチはいくつもの指標を用いてそれを代入し、公式を組み替えて答えを導く、もとい検証を繰り返すことをしたそうです。

この得点数と防御率(被得点数)を持ってすれば勝率を計算し、勝敗数を計算し、チームのリーグ優勝・シリーズ進出の可能性を描き出せるという話に繋がっていくのです。

私自身、打率は否定しません。ボールを当てることを重視した安打の可能性はバッティングセンスの評価の一つであると考えるとするのも分からなくはありません。ただ、それを何に利用するかという視点です。ドラフト指名ではそれらからだけの幻惑を排除しようとしているのがこの物語です。

ジェイムスは他にも仮説を立てまくります。

守備力を表すエラー数の検討です。
エラーほど主観を交えた指標はないとするわけです。
もし野手がエラーと取られなくなかった場合は、ボールに近付かないことになってしまう結論になってしまうというのです。エラーとは”取れたはずだ”という観念から創出される指標だからです。ノーヒットノーラン、これを成立させるためには”逆に”ヒットではなくてエラーと記録されればいいわけなんですけど、ボールに触れさえしてエラーとされることを望めばいいわけです。。。。
もちろんノーランなので得点されるほどそれを繰り返してはいけないんですけどね。

だからエラーという指標で野手の守備力を見ることは実は不可解なものになってしまうというわけです。なので飛球やゴロなどが野手の守備範囲に入っていったときのプレー成功率の方を重視していく考え方に繋がっていきます。


すいません。。。ここまででやっと第4章です。

物語は第12章まで続きます。が、映画は今日から公開されます!


そして明日から中日とソフトバンクの、両者リーグ覇者同士の日本シリーズが待ち受けています!

盗塁数は得点には絡まないというのがここまででも出てきましたが、盗塁阻止率が極端に悪いとされる両チーム、戦術に盗塁を絡めてくるのかどうか!それが得点に結びつくかどうか!シーズンとは違う、短期決戦ですから大いに心理戦や日本的な戦術の数々もあることでしょう。

両チームのデータ比較は、どこかのサイトに出ていると思います。。。。
去年のは、これ。中日vsロッテ

2011は、明日辺りでるのでは?

それでは映画、日本シリーズをお楽しみ下さい。
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五香粉(ウーシャンフェン)はいい香り♪

2011-11-10 06:03:58 | プチ萌え
最近スパイスコーナーに行くのが趣味です。

余り多用しないようには気をつけていますが、どんな香りなんだろう?と色々と試してみたくて、ついつい買ってしまいます。

当たりだったのが、五香粉(ウーシャンフェン)。


チキンコンソメの時、これを掛けて、溶き卵を流し込めば、中華卵スープが出来上がります。


五香粉には、八角、茴香、丁香、桂皮、花椒あたりのブレンドで、花椒はよく麻婆豆腐に使われるもの。
あれ、山椒だと思っていたら、山椒は英語でJapanese pepperというらしく(じゃああの麻婆豆腐は山椒じゃないじゃんって気付いたわけ!)、花椒の方は、chinese pepper。たまに英語に産地を教えてもらえるので、mascotのスパイスは重宝します。

ところで、、、、新しい職場には、上海出身の人が居ます。
とても日本語が上手で、積極的に提案もしてくれる。家族は上海で、自分一人が日本で単身赴任を続けています。
里帰りするというので、五香粉(ウーシャンフェン)の話をしたら、「安く沢山買ってこれるよ」というので、お願いすることにしました。(昨日2本頂きました♪)

おそらく、ブレンドで特徴が変わるスパイスミックス。

ちょうど、インドのガラムマサラ。
ちょうど、日本の七味唐辛子。
たぶん、トルコのケバブ、あれもそう!

それがちょうど中国の、五香粉。


味覇(ウイパー)も使い勝手がいいけど、少しだけ脂分が多い。
ベーコンも脂分が多く出るので、最近はハムにしている。

今、油は紫蘇油か、胡麻油、もしくはネギ油を使うようにしている。

最近のスープ作り、コンソメも水分に対して1個と少なく利用を制限している。
なので少し味に深みが足りない。
それを調味料で補う、、、、訳にも行かない。。。
極力食材の味がでるような煮込み時間と水分量を心掛けている。
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ディップの本 アボガドのディップを作ってみた。

2011-11-09 07:07:33 | プチ萌え
一昨日、実は新宿で高校時代の友人が集まりました。
この前高校時代のバンドメンバーで集まったのがきっかけだったんですけど、集合時間がとても遅く9時過ぎ。
しかも今読んでいるマネー・ボールを会社に忘れてきてしまうという大失態。。。。



そこで新宿の手前代々木で降りて、BOOKOFFに何かないかを探しにいくも、やはりあそこは目的の本を「ないかな?」と探しに行く場所でして、、、、見付からない。


そのまま歩いて新宿南口へ。

私、新宿という街は余り便利だと思わないんです。広さが適度でなくて、本屋を探すのにも大型店までかなりの距離を歩いていかないといけない。。。
意外とお店があるようで、ご飯屋さんや電気屋さんばかりで、目的のお店が遠くに点在していたり、大型店ばかりで小さなお店が排除されているイメージが。。。

南口と西口の間の電気街、そこの界隈に本屋を探しても見当たらず、紀伊國屋に行くのも遠くて面倒だなと考えていたら、南口の駅ビルLUMINEにBOOK FIRSTが入っているのを発見した。

陳列が綺麗で、本屋はやはり落ち着く。
初めはスープの本を探して歩く。そのうちスパイスの本はないものかと。。。。うん?ディップの本?
スープの本に一度行くも、なんとなく作り方はわかるような気もするので、レシピを眺めていても余りワクワクしない。。。
もう一度戻ってディップの本を手に取る。



そういえばレバーペースト作りたいとか思ってたんだった。。。

眺めてみると、使ったことのない食材が沢山出ている。

作り方もそうだが、どうも気になる記述が「保存」という箇所と「合うもの」、保存は冷蔵で何日、冷凍で何週間or冷凍不向きとかの記述で、これがとても魅力。
合うものとは、付けて食べると美味しいもの。

で、購入することにした。


早速作ってみた。

アボガドをスプーンとフォークで格闘しながら潰していき、そこに玉ねぎの微塵切りとクミン、チリパウダー、黒胡椒、塩少々、砂糖少々で混ぜたもの。アボガドディップ!レモン汁が足りていないが。。。まぁいいだろう。

起きて来た家内が、これは子供には不向きかも・・・ということで
フードプロセッサーで磨り潰してもらった。


ふんわりしたので、玉ねぎの辛さも飛んだ。
多分これで息子も食べられる。


それでは、息子を起こしてきます!
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行くぞ!2連覇 Softball Game!

2011-11-05 01:52:11 | スポーツへの想い
明日というか、今日は会社のソフトボール大会。少し興奮していて眠れない・・・


2連覇に向けて布陣もオーダーも作戦も練り切った!
ただ、川越の職場から離れて半年。チームメンバーへ私の意思がどこまで届くかは甚だ疑問である。。。。

非情になり切るか、遊びと割り切るかだが、出来れば明日の3戦。途中で途切れてしまうならば、消化試合では遊びのオーダーも用意はしたのでそれでもいいが、ブロック優勝を勝ち取るためにも、極力強力打線の構えで行きたい。

全員打ちたいだろうから、そこは順繰りには出すが、アウトの山が2/3を占めてしまえば、容易には勝てなくなってしまう。なので全員で打線を組むか組まないかは、大きな決断となる。

去年は9ポジションを占めていない人も打線に入れていたが、今年はそれでは少し参加者が多すぎるのである。なので、守備と打順は一致させて、高打率の速射砲打線(1番から5番)を高回転で繰り出す必要があるのだ。アウトの山を4アウト分こさえたので、速射砲打線が全員安打で切り抜ければ1回の攻撃で確実に1回巡ってくるはずなのだ。
四死球がないとするルールの元では基本打ち勝つ必要がある。守りきると言い換える局面もあるが、基本は乱打戦を制することが重要である。

もし、チームメイトでこの記事を読んだものがいたら、事前に謝っておきたい。

今年は是が非でも2連覇を達成するために非情になる!


ところで、この前「ステキな金縛り」の時に観た予告編で非情に興味を持ち、今他の全ての読み物を一旦横に置いて、このマネー・ボールを読み始めた。


伝統的なスカウティングを排して、独自の理論で注目されない選手を発掘しては好成績を収めて来た、アスレチックスのゼネラルマネージャーの話だという。
野球経験者からなるスカウト陣の中に、野球未経験のハーバード卒の参謀を介入させて、一大センセーションを起こしてきた人物の話。

シーズンを勝ち抜くには?打線とは?サインとは?そもそもゲームを制する力とは?一体何なのか。選手に求められるものとは?

少なくとも評判や話題性だけではなさそうだ。。。。

その後は・・・・

西鉄ライオンズの三原脩に興味が沸いて来ているので、そちらに向かうかもしれない。

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