萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

水道橋博士著「博士の異常な健康」

2006-12-31 06:37:45 | 推薦します!
 この本面白いです。自らをモルモットと称して色々な健康法にチャレンジし、その体験レポートという形での書き方でいくつもの分野を網羅している。(しかも博士さん自身が効果があったと考えているものだけだろう)
貫いている思想はアンチエイジング。老いに対する果敢な挑戦というもの。
今私は最終章の加圧式トレーニングのところを読んでいる。

レポートは、小さいコラムを除けば
分野1:育毛
分野2:視力矯正手術
分野3:胎盤エキス注射(サプリ)
杉本彩さんとの対談
分野4:断食(ファスティング)
分野5:バイオラバー(人体のいい状態の時と同じ電磁波を半永久的に発するというもの)
分野6:加圧式トレーニング
※ダイエットについては余り苦もなく達成してしまったので小さなコラムで紹介されている程度。このコラム群で自転車の愛好家であることも判明した。

ちなみに帯には[あっ!髪が生えてきた!!]と書いてあり、買ってきてくれた家内には、「どうしてカバーしてもらってこないんだよ!」とおかんむりな私。
でもこの本は家内がどこからかその存在を察知して教えてくれ、最後は見つけてきてくれたわけだ。

育毛の章は確かに物凄い衝撃でスタートするが、もう少しページを割いて徹底的な調査が欲しかった。だけれど、どの章も同じではあるが下手なテレビの通信販売よりも衝撃的な体験過程と結果報告の書きっぷりなので、単純に面白く希望に満ち溢れている。
読めばどれも試してみたくなるかもしれない。

本格的に取り組みたいと思うならば、別途その健康法だけを特集した本を読む、それなりの医師にかかる、物を購入する、ちゃんとした指導を受けるべきと思うし、正直お金もかかるであろう。

が、まずはそんな分野に飛び込んだ(飛び込みまくった)人間からレポートは貴重であり痛快である。

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いきなりのパンク(今回は車の方)

2006-12-29 22:11:41 | Weblog
  今日は帰省してきました。

所沢から狭山湖畔を抜けて16号に出て、橋本を過ぎたら129号。そして厚木の渋滞を過ぎたら小田原厚木道路。

実家の側のデニーズで食事をとって、駐車場に戻ってみたらあらららパンクしちゃってるじゃないですか!!

隣にあった、これまたJOMOの皆さんに修理してもらった。

なんだかいつもJOMOの皆さんなのは運命なのか??
修理のシステムがしっかりあってとても嬉しい。

入った任意保険にも購入した店にもロードサービスシステムがあるのだが、山道やら一歩も動けない状況でもなかったので、それは次回ということに。


でも車を購入して3週間。走行距離で300km未満でこの事態。

つくづく運の悪いことよ。。。。

”いきなりのパンク”っていきなりじゃないパンクってあるのかよと今気が付いたけど、まぁいいか。
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白インゲンに出会うの巻

2006-12-29 05:47:23 | Weblog
TBSの番組で紹介された白いんげん豆を炒って、粉末にしたものをご飯にかけて食べると太らないという放送を覚えていらっしゃるだろうか?紹介された直後から、それを試した人達の中に腸炎をおこされた方が結構でて、番組がお願いやらお詫びやら番組そのものを変えたりとか結構大変でした。

どこかの企業が白いんげん豆を安全に加工した食品を出して欲しいと願った記事を私も書いたが、この前「白インゲン」が入った飲料に気付きました。


それは「Love Body」というコカコーラボトリング社の製品です。


結構前から発売されていて、自分もある場所に行くと自販機で買えるのでその場所に行く度にLove Bodyをいつも買っていました。
この前ペットボトルに書いてある原料名を眺めていたら、そこに「白インゲン」と書かれているではないですか!

以下に紹介するホームページにも「炭水化物を好きな人をサポート。ファセオラミンを含むマメ科の野菜」と書かれていました。

しかもこの飲料は特保ではないので、普通の500mlのペットボトル飲料と同じ値段で売っています。
2Lのペットボトルもあるらしいし、特売しているスーパーがあるかも知れません。


安全に白いんげんを摂る方法が見付かりました。

LOVEBODYのページ
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どよめきは近鉄花園ラグビー場の結果の方が上?

2006-12-25 05:33:27 | スポーツへの想い
昨日観てきたラグビー大学選手権第2回戦(準々決勝とは言わないようです)。
3竦みだったリーグ戦同志の対決は、順位通りに関東学院が29-10で東海大学に勝ちました。
その直後に場内アナウンスと共に電光掲示板に表示された花園ラグビー場の京都産業大学と法政大学の結果。36-28で法政が敗れたとの表示に、秩父宮ラグビー場に衝撃が走った。
関東学院を破り、順位は東海大に敗れたため2位にあまんじたものの、今年の法政には自信と期待があると思っていたからだ。

秩父宮の第2試合目。早稲田大学対慶応義塾大学の試合は、早稲田の首藤甲子郎の復活にまずは沸いた。五郎丸の横をひた走りボールをもらうや快足でサイドを駆け上がってゴール中央までボールを運んでしまう。怪我に苦しんだ選手だけに最後の大学選手権の今後の爆発にも期待したい。
前半終了後の花園の速報は大阪体育大学VS明治大学、ともに譲らず14-14の掲示に、オォォとのどよめき。

後半は両チームともFWの押し合いで決め手を欠いた。
バックスに穴がなく、両軍ともにFWで押し切ろうとする戦法だが、慶応の14山田章仁の巧みなステップだけが印象に残る。
曽我部のドロップゴールが何度も失敗する。意外性がなくバックスに回しても後退してしまうだけのライン。早稲田が逃げ切った形で準決勝に駒を進めた。

足早に帰宅を急ぐ観客も居たが、やはり花園の結果を多くの人が待っている。
28-14で大阪体育大学が明治大学を破ったとのアナウンスに悲鳴のような声が場内にこだまする。後半明治は点を取れなかったようだ。

これで準決勝は、

関東学院大学VS大阪体育大学
京都産業大学VS早稲田大学


の東西対決となった。

1月2日。箱根駅伝も楽しみだが、ラグビーも楽しみである。



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久々の秩父宮

2006-12-24 11:22:22 | Weblog
行ってきな!との熱い後押しをもらってやってきました秩父宮ラグビー場。第43回全国大学ラグビーフットボール選手権大会。今日は準々決勝。ここ秩父宮では関東学院VS東海大学、早稲田大学VS慶応大学の2試合が観れる。

開場は11時前で第2試合目が始まるまでには3時間もあり、その間は家内が買ってくれた「博士の異常な健康」を読み漁る予定。

今年の大学ラグビーは色々なことが起こっている。同志社が負けたり、関東学院も法政に敗戦を喫したり。下手なジンクスなぞ覆ってしまいそうな今年の大学ラグビー。夏まではとても勝てる気がしなかった早稲田も対抗戦を無敗で優勝したものの、前半をリードを許して折り返した慶応との再戦をとても楽しみにしていた。
場内では88.5MhzでFM放送も流されるそうだ。

とっても寒いが待ち遠しい!
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男はつらいよ 第44作「寅次郎の告白」

2006-12-24 05:04:39 | 寅さん
先週末近所のビデオレンタル屋さんが、改装記念で1本10円でビデオレンタルするというので、家族で8本も借りてきてしまった。

その中には、先日の放送を観損なった第39作「寅次郎物語」も借りてきていた。
恋愛の部分はというと、秀吉君のお母さん探しの途中で一緒になる秋吉久美子さんと秀吉君の病気の看病で医者にお父さんとお母さんと間違えられたのがきっかけで「父さん」、「母さん」と呼び合う仲に。
お互いの再会を祈念して、「私男断ちして待ってよう」「それじゃ俺も女断ちして待ってるよ」と何とも意味深な会話を交わすお二人の姿。

秀吉君のお母さんの居場所が分るまでは、「秀吉、お前俺が引き取って、綺麗な隣の部屋の母さんと柴又に帰ろう。お前もあの母さん好きだろ?」なんて、本気な独り言を繰り出していたけど。

駅のホームでお別れして、柴又での再会もなく、正月に秋吉久美子さんが柴又に訪れて来て、寅さんとのことをとらやのみんなに語る程度と、その作品の前までに比べてなんともあっさりした作品でしたが、奥行きが感じられてとっても温かい寅さんが観られて少し泣きそうになった。

また見返すことが多い作品が増えました。

ちなみに第44作「寅次郎の告白」の方は、私が観た最後の作品です。(解説を読んで思い出しました)
申し訳ありませんがこの記事はこの作品のことを書いていません。

正月明けまで寅さんの放送もないとのこと。
最後の作品まであと1ヶ月余りですか。。。

終わりが分るのってつらいですね?
私はクララが立って歩けるようになってもハイジの放送が続くと思っていたら、「おわり」と出て、泣いてしまって以来最終回というものがとても悲しい響きを持っています。
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久々の早朝ライド 埼玉県の自転車事情

2006-12-22 06:52:21 | 自転車
今日は朝4時に目覚めた。そして今日は事業所の休日として設定されている日(天皇誕生日の前日振替えだと思う)なので、いつも早朝出発を気にせずにいられることもあって、久々に自転車を乗り出してみた。
まだまだドロップの自転車は怖いので、いつものなんちゃってMTB。

記録は
Time:1h01m13s
Ave:17.4km/h
Max:27.2km/h
Dist:17.84km

この記録と以前の記録を見比べてみたが、平均時速はさすがにノンストップで漕ぎ続けられるサイクリングロードのものとは比べようもない。赤信号でのストップは鬼止まりブレーキを多用しなければaverageは下がらざるを得ない。体力も落ちてきているはずだし、まぁ1時間走れたことに満足感はある。

そして道路の状況であるが、車道の路側帯を走るのは余り好きではないが、自転車はあくまでも「車」(しゃ)なので個人的には車道を走りたい。歩道で歩行者とぶつかるのは絶対避けたいのだ。
けど車道を走っていると狭くて車の迷惑になるような車道が多い。バイクを運転していた時には余り気にならなかったが、自転車と自動車が共存できるような道路が埼玉県は少ないと感じている。

そして航空公園のあたりを過ぎると街灯もまばらでとても危険な箇所が多い。
この時期の早朝ライドは陽がいつまで経っても昇ってこないので少々危険な行為である。

先日受けた交通安全の講演でも埼玉県の自転車の絡む事故はとても多いのだそうだ。
その講演では、埼玉は平坦率(アップダウンのない率)が高くて自転車の保有台数が多いことと、サラリーマン世代のマナーの悪い自転車の運転が多いことを理由に挙げていたのだが、私自身の神奈川・東京で自転車に乗っていた道路の感じと比較すると、埼玉県は道路の巾の狭さと街灯の少なさ、そして自動車の方の運転の荒さの方が上回っていると思う。

反射板(リフレクター)の装着を促す運動をされているそうだが、道路を広く出来ないのであれば無償で配るくらいのことをして欲しい。
そして田畑が多いのかも知れないがそこを歩いている人はいる訳で、突然黒い傘を差した人が現れるようなことがないように街灯をもう少し増やしてもらいたいところである。


自転車にバックミラーでも付けようかな?安全のために。。。。

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我が家に車が(やっと)やってきた

2006-12-17 06:14:10 | Weblog
雨の日に夜遅くまで残業になると帰ってくるのが大変なので車を購入した。
事業所が駅から離れているというのと終電が早いことがつらいとこである。

今まではバイクで通っていたのだが、雨の日はさすがにきつい。
冬のこの時期は本当に寒い!


先週の納車のはずが、受取に行ってみると「よく磨いたら側面に塗装のはげがみつかりまして、修正ペンで直しておきました」「う~ん。おかしいよ、あんた。それ俺に自分で直せって言ってるのかな?」と誠意の見られない不思議な営業員に、戦闘モードにシフトしてしまった私。俺が取りに来る前というか見付かった時点でお伺いを立てろよ!と怒り心頭。
もちろん納車を遅らせてしっかり直してもらった。

ということで昨日やっと納車。家まで運転してきて立体駐車場に一苦労して入れて「必要な物ってなんだろう」という状態になってしまった。
拭いたり磨いたりすることもあるだろうし、補充を繰り返すものもあるのだろう。
チャイルドシートは実家から取り寄せてあるけど。。。。

ペーパードライバー教習からレンタカーを何遍かしか借りたことがないので保有するというシチュエーションがここまで想像できなかったとは。。。

我が家には車のメンテナンスなどに関する本が1冊もない。
まずは本か??


本当に必要な物はまっすぐ車庫入れできるようになる技術だということには敢えて目を伏せておきます。



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男はつらいよ 第43作「寅次郎の休日」

2006-12-16 06:27:19 | 寅さん
最近よく観る作品は、男はつらいよ 第8作「寅次郎恋歌」です。博のお母さんがお亡くなりになり、急いで備中高橋に戻る博とさくら。そこに岡山に来ていた寅さんが訪ねてくるというシチュエーションです。
無作法なお兄ちゃんに大弱りなさくらという場面が沢山出てきます。
冒頭は旅の一座を観に行こうとしたら長雨で客足が途絶え公演を中止にした一座の座長が寅さんと初めて出会い、大空さゆりさんに傘を差してもらって宿屋に戻る寅さんという懐かしい一幕でスタート。この一座とは幾度となく旅先で出会います。

みんなが懸命にマドンナと寅さんを会わせないように頑張ったり、寅さんも博のお父さんに諭されて、真面目に生きようと意気込んできて受け売りみたいにとらやのみんなに語って聞かせる逸話などと本当に見所満載の作品で、男はつらいよのつぼの中でも最高のエッセンスが自然と合わさって出来上がったかのような作品です。


今日放送になる作品の方は一見何の不自由もなく屈託のない後藤久美子さん演じる泉の家庭事情ってやつです。マドンナは泉のお母さん役の夏木マリさんです。


今日の作品を観るのもいいですが、昔の作品も是非どうぞ!
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STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!

2006-12-15 06:23:06 | 推薦します!
タイトルでお分かりですか?桑田佳祐マツワリです。

桑田佳祐さんがラジオをやっているって知ってました?しかも1995年から続く番組。
JFN系列で毎週土曜日の23:00~23:54放送。
桑田佳祐のキヤノンFMワンダーランド~やさしい夜遊び~』って番組です。

新曲もここで一番初めに流されるし、リスナーのリクエストを桑田さん自身がギター一本で演奏したり、ゲストに原坊呼んだりととても楽しそうな番組の模様。


ここで今年の年越しライブがないことが判明。


昔は横浜アリーナで行われていたこの年越しライブをTBSで放送していた。
カウントダウンはサザンで!が、当時高校時代の友人で集まる年越し鍋パーティーの定番でした。


いやいやそんなことよりお伝えしなくちゃいけないことが!
タイトルにあるオフィシャルホームページのお知らせを見てたらなんと来年の夏の終わりに浜名湖で野外フェスをやるそうじゃないですか!!

ゲストも豪華だから子供連れには難しいかもしれないけど、とても楽しそうなイベントです。

というわけでサザン・桑田佳祐さんまつわりの告知記事でした。




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三谷幸喜著「三谷幸喜のありふれた生活」

2006-12-10 06:21:46 | 推薦します!
最近本を読むことがとても少なくなった。
原因の一つは通勤が”主に電車” から”主にバイク”に変わったからだ。
買ってあって途中で止まっている本が多いだけでなく、最近はとうとう本屋に行く機会まで滅法少なくなっている。

今住んでいる家には廊下に書棚のようにして使っている据付の場所があって、その中に以前に購入した漫画・地図・小説・ガイドブック・育児書・コラム集などがおいてあって、よくトイレに入る前にそこから漫画を1冊もって行っている程度のお付き合いになってきていた。
本を読まない・読めない人生ってはやはりどこか勿体ない、とは思っていたのだ。



その書棚の中にあるコラム集は基本は家内のもの。
松尾スズキさん、宮藤官九郎さんなどの大人計画の人のコラムの中に、脚本家であり監督である三谷幸喜さんのコラム「三谷幸喜のありふれた生活」があった。
家内に貸してもらい、通勤が電車の時に貪るようにして読んでいる。

時期はちょうど「ラヂオの時間」の後で、「オケピ!」、「みんなのいえ」を撮り終えた辺りの時期のもの。

特に、みんなのいえでの主演、田中直樹さんに対するコラムには強く胸を打たれた。

ガキの使いでドッキリに遭い、カメラの前で泣きじゃくる田中さんを見て、『いつかこの純粋な人と仕事がしてみたい』と三谷監督は思っていたのだそうだ。
そして「みんなのいえ」の完成試写会に田中さんの後ろでそっと彼を観察していると、彼は自分が出ていない場面で嗚咽をもらして泣いていたのだそうだ。公開初日にも立ち見の観客の中にも田中さんがいて、また泣いていたのだそうだ。滅茶苦茶作品に感情移入しながら観ている田中さんをみて、『やっぱりこの人と仕事が出来てよかった。』という感情を吐露するコラムがとっても好きだ。

他にも短いながらも一つ一つのコラムに、生粋の物書きのセンスを窺わせる文章が目白押しです。脚本を書く・映画の監督を務め上げたことのあるという人の人生の一コマを堪能できます。

三谷幸喜さんに興味のおありの方は是非ご一読あれ!




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男はつらいよ 第42作 「ぼくの伯父さん」

2006-12-08 06:14:38 | 寅さん
この第42作以降の作品は劇場に通うことになるのですが、どうも自分の心の中に寅さんに対する期待からのズレを感じ始めるようになってしまいます。45作目を最後に私は寅さんの初期の作品ばかりを観るようになってしまい、最後の方の3作品はいまだ観ていない状況です。

この第42作目以降は、櫻と博の息子、諏訪満男(吉岡秀隆さん)と後藤久美子さんの話がメインに据えられてきます。

甥っ子を見守る伯父さんという視点というのはまだ分らないということと、寅さんから満男だけが薫陶を受けている様子に嫉妬でもしたんだと思います。最後の恋愛指南を受け続ける満男は幸せ者です。

なんとな~く若い世代と寅さんを結び付けようとしているかのようにも思えたこともあるかな?若い世代とも問題なく和気藹々な寅さんってイメージはしっくりくるのでしょうか?
満男から色々な賛辞を受け、甥っ子と分かり合う寅さん。私の中では、寅さんには「以前と同じ、もっと頑固で困った人」をいついつまでも期待していたことも事実。「悪いやつじゃないんだ。」というよく期待しては裏切られを繰り返してきた竜造とつねの叔父叔母の言葉は胸に来るのに、なんとなく全肯定の満男の言葉だと少し違和感があるという印象をもっていました。


また「久々にタコ社長と大喧嘩!」などのコピーが出てくると、嬉しくなるというよりも悲しくなっていったというが正直なところでした。

第49作を高知で田中裕子さんをマドンナに据えて撮影しようとしていた「男はつらいよ」。渥美清さんの訃報を聞いたときには自分は夏の大阪に旅行に出掛けていて、寅さん好きで竜馬好きの大学時代の友人(高校時代の後輩)とは、泊まっていた旅館から連絡を取り合いました。お亡くなりになってから密葬を終えられて時間の開いた発表でした。

彼は大船に駆け付けて、大船の撮影所でお別れに行くと言っていました。
今でも命日には、大船の撮影所を訪れたりしているようです。


もう新しい寅さんは観れない、もう観れないけどまだ観てない作品が残されているという状況は、私の中に「寅さんの最後の方の作品は歳を重ねてから観ることにしよう」と思わせるに十分でした。
訃報にふれた時は、42作目以降のメイキングドキュメントをNHKで放送したの見た時に、画面の中の渥美清さんが「寅さんは偉いよね。いつもみんなに笑顔を振りまいてさぁ。。。」と寅さんについて語っていた言葉を思い出していました。

私は見ない作品を残すことでその”寅さん”を心の中に永遠に生かすことを決意しました。


まだ続きがあるというのが、私の「男はつらいよ」に対するスタンスです。


全ての作品を何度も見返しているという人もたくさん居ることでしょう。

その最後の3作品の中では事件も数多く起こったことでしょう。
綺麗な女性と旅先でハッとするような出会いが待ち受けているのでしょう。
そして時には振られ、時にはその女性から逃れるように旅立つことを繰り返されていることでしょう。

もしかしたらあの人やこの人にも再会したりして・・・。



私の中では、その全ては想像の中にあるのです。

mac
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男はつらいよ 第41作「寅次郎心の旅路」

2006-12-03 06:24:12 | 寅さん
★一度投稿したんですが、中途半端だったので引っ込めてしまいました。まだ心の旅路は観ていませんが、久々の後日投稿です。今回は寅さんの話ではまったくありません。あしからず。


忘れもしない、大学では私の「寅さん好き」で通っていて、前期も終って長い夏休みに入る前のある日「どうぞ」と鑑賞券を頂いたのでした。

この作品は平成元年の夏の公開。その公開を地方で観るということにして、青春18切符で四国へ旅立ちます。初めての一人旅です。

一泊目は今治。到着は公開日の前々日。今治のお城の本丸内のベンチで早々と野宿の準備をしました。今治城は海城でお堀には海水が曳かれています。鯛の養殖をお堀でやっているのがとても不思議。

野宿自体が初めてなので、することもなく街をふらつき銭湯でお風呂に浸かって定食屋さんでごはんを食べ、本でも読もうとしたら街灯が暗くて余り読むことも出来ずに城内で練習している太鼓の音を聞きながら早々とご就寝。

これが親・兄弟・親戚・友達などと一緒ではない、生涯初めての一人寝であることに気付いてビックリしていました。夜中に散歩にいらした方が、「ここはたまり場だから危ない」と手を引いて二の丸(かな?)の堀のそばのベンチに連れて行ってくれました。

朝起きると、体操に来た今治の人達に囲まれていて「どこから来た?」「何でこんなとこに寝ている?」との質問攻めに。
私はいつも故郷はどこかと聞かれると、県名ではなく市名である「小田原」と答えています。今治の人達からは「あぁ小田原ですか。伊豆の群発地震で有名な・・・」という反応が返ってきました。あながち間違っていません。


小田原は箱根のふもと、その箱根は富士山を湖面に映し出す芦ノ湖のイメージが強く、富士山=芦ノ湖=静岡=箱根=小田原という構図でしょうか?山梨とは言われないですけど、小田原=静岡ってイメージは強いようですね。箱根も小田原も神奈川県ではあります。自分には相模の国ってイメージの方が強いです。
だから他の小田原市民がどう思っているかは知りませんが、私は西湘地区は湘南ナンバーをつけるべきではなく、相模ナンバーを付けたらいいじゃないかといつも思っています。旧国名でナンバーを持っているのって相模以外にありましたっけ?旧国名も現在の地名も同じである場所を除けばありますか?例えば香川ではなく讃岐というナンバーの県や地区。

故郷の話ばかりになりがちなのは、やはり一人旅では故郷のことばかりを考えてしまうからですね。


翌日は松山に降り、駅の構内の立ち食いうどん屋さんでじゃこ天うどんを食べたら余りにも美味いのでおかわりしちゃいました。

その日は伊予大洲まで足を伸ばし、男はつらいよの19作目のロケ地に泊まります。

そして朝早くそこを旅立ち、松山の大街道を抜けた辺りにある映画館で「寅次郎心の旅路」を観るのでした。

道後温泉に浸かり、その翌日に広島へ。その日はちょうど原爆犠牲者追悼の日。この日に地元の友達は同級生と飲むというので、神戸の友達のところに泊めてもらえるように急ぎ足で安芸の宮島を見て神戸に向かいます。

芦屋という場所をよく知らずに、その友達の家にご厄介になるのですが、朝食にクロワッサンとメロンなんかを出してもらって恐縮し、旅の友だったウイスキーの小瓶をお礼ですといって親御さんに渡してきました。
その友達に薦められたのが紀伊半島一周。半周して南端の串本で一泊して帰りました。途中南紀白浜という駅で実家に電話をかけると「そこは私達の新婚旅行先だ。」とのこと。

串本で一人でいると友達同志で旅している人達と一緒になり、少し寂しくなりまして朝早くから小田原に向けて大返しをかましてしまいました。

寅さんのように一人旅をしてみましたが、私には寅さんがどれほど寂しいかと思い知らされた旅でございました。








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