萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

皆様、良いお年を~ !

2012-12-31 16:02:54 | Weblog
今、私は雫石にいます。
鶯宿温泉に入って来て、これから義兄さん、義姉さん、甥っ子が加わって越年する予定です。

1月2日には義姉さんの家族がやってくる予定で、箱根駅伝もラグビーもこちらで観戦する予定です。

昨日は雨模様でしたが、明け方から雪に変わってしんしんと降り積もっています。

今年は疲れました。神経も使いました。来年も今以上に大変になっていくことでしょう。でも疲れてばかりもいられません。
体力をつけて、モリモリ動けるように頑張っていきます。

昨年中は、中途半端な更新に遅レスと大変申し訳なく思っております。
こんなちんけなブログでございますが、来年も再来年も末永くお付き合い下さいませ。よろしくお願いいたします。

皆様も良いお年を~!
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一票とは

2012-12-25 04:35:13 | 日々の疑問
以前から、「選挙は必ず行くべし」と思い続けているのだが、その原始的な思いがどこから来るのかを考えてみた。

私は以前からこう考えている。

もし3人の世界で、私以外の2人が宰相になりたいと言い出し、私に決めてくれと言ってきた。

その時の行動はどうなるか?というと、2人のうちの一人を選び、一人を適格じゃないとして落とすという二つの行為を同時に行うことが「選ぶ」という行為そのものだということになる。

一票は入れなかった方にもしっかりと陰を作るのである。

もし、完全無欠な人格の人間がこの世にいるとしたら全票を得票出来たはずなのに、そうではない状況に気付かせることができる。

別の候補に投票することで、あなたは完璧な人間ではないと。だから投票した人が落選したとて自分の力が及ばないだなんのということはない。


最高裁の裁判官の信任投票というものがあるが、あれも同じである。

よく知らないということをどうやって表すかは、個人に委ねられている。

裁判とは、全ての難解な判断のし難いものに、理屈を重ねて、一つの解を出すという人智の中でもかなり上等な分野である。

三権分立、立法-行政-司法の各々に、国民は選挙、世論形成、国民審査の3つで関与することになっており、これらを放棄するということは、「国民(市民・県民(都民・府民・道民))なんだけど、国(都道府県・市)に対して何も言えねぇ」と北島康介状態を公言するような愚かしいイメージになってしまうのである。また国民審査は「裁判官、俺はあんたたちのこと、信用してるよ!」というのも単純で面白いが、「×を書かせるという面倒な行為をさせることを厭わないぜ」という馬鹿っぽい意思表明を実践しているだけかも知れない…。

最高裁裁判官の信任投票では、受け取りたくない人はそのように申し出てくださいと書かれていた。人に不適格の烙印を押すような行為はしたくないという意思かもしれないが、これも一つの適格判断であり、裁判事例が全て自分の想像以上によく解決され、自分の考える正しい行為が進み、世の中にその判定に対しての好評が満ち溢れているような状態ならば、無印にすればいいし、気付かせたいなら行為で示す必要があると考えている。まぁ単に機能しているかどうかなんだけど。

しかしその日はいつくるかは分からないので、用事が立て込み、投票に行けないこともあるでしょう。


だから期日前投票は存在しているのだけれど、もっと改善して欲しいというのであれば、表明すればいいだけのこと。
ここでグダグダというようならば、それは子供と思われても仕方がない。
ネットで認証し、どこからでも投票できるようにして欲しいなら、そういう改善を考えている候補を選ぶか、自分がその政策を携えて立候補すればいいだけの話だ。認証しつつ無記名投票をどうやって実現出来るかが難しいかも知れないけどね。

よく投票率が悪くて民意が反映されていないというような言説が飛ぶが、どういうことなのだろう?

投票しないという行為は私にしてみたら、「決められたら何でも従います」という意思表示と受け取る。世論形成には積極的だし、世間話もよくするが選挙には行かないっていうのは一体どういうことなんだろう?と勘繰りたくはなる。

分からないから投票しないということもあるのだろうが、ある程度は分かるでしょ?
気になることに対して候補者は少なくとも一つの判断をしたことを表明している。
それが党に属していることだけで感じてくれということもあるだろうが、それを判断する義務がどうしても生じることにはなる。
無所属なら尚更主張があるのだろうと耳をそばだてて聴いてみることもしてみたらどうだろう?得心がいく人が見つかるかも知れない。

4人の世界で二人が宰相になりたいと立候補し、私と友人Bに決めてくれとお願いされて辞退したら、友人Bが決めた候補者の立法を全て受け入れますという意味になる。

それが嫌なら投票すべきだし、そういう行為で関与するべきなだけだろうと思う。


私は投票している自分の行為が正しいし立派だろ?などとは決して思っていない。


単純に棄権行為がどういう意味を持つのか分かってんのか?という体(てい)でしかない。


民主主義がどういうものかをよく考えてみると、あの威厳のあるお爺さんや、髭を聳やかした社長さんや、あなたの考える偉いと思えるような人とも同じ一票を自分も持っている(※)ということに尽きるのである。
※というこの部分はある本を読んで気付いたことなので、その本の話はまた別の機会に書く事にします。
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デジカメからして撮らなくなった

2012-12-19 04:19:22 | 日々の疑問
スマートフォン、これを持ったのは去年の夏。
今年は、愛用していたデジカメが壊れたこともあって、一気にデジカメ離れが激しくなった。

充電の持ちが悪かったり、画面が故障したり、電波の入りにくい場所が多かったり、フリーズを繰り返す端末に恨み的な想いも募るが、結局便利に使っている。

ただ、読むのにも書くにもこのサイズにこなれたサイズというものは存在して、スマートフォンでの領域はこれっとばかりに決まっているが、写真については大半がこの中の機能をよく使うことが多い。

ゲーム、専用端末の最新ものを購入しなくなって久しくなるのだが、起動時間と準備チックな部分をかっとばせることと、空いた時間の過ごし方という領域でもスマートフォンの侵入が激しく、腰を据えてするゲームよりもイージーに楽しめるゲームに移行しつつもある。


音楽も専用の端末を持ってはいるけど、スマートフォンの中に入れておくことの方がより確実に聴くときにより便利という状態であることも事実。だって携行しているんだから、ヘッドフォンを忘れなければいいだけ。

周囲の人間はこぞって、タブレットというものも持ち合わせており、新しいものが出る度に買い換えていくような購買習慣さえ見受けられることにちょっとたじろいだりもする。

通信費の価格体系はどうしているの?と訊くと、「まぁなんとかしていますよ」という感じ。

携帯のWifiを持ったり、テザリングを駆使出来る人は独り暮らしの人。

奥さんと両者で持ち合うようなこともしている人もいて、そうなると、家のパソコンの通信も基本どちらかの端末を通じて出来るようになるので、家の通信も光を断ち切っていく人達も出始めた。

「まぁなんとかしてますよ」という人達に話を訊くと、検討を重ねた末、プラス情報を入れ続けて試行錯誤を繰り返していることにストレスを感じていないようだ。

自分はもうそういうことが齎らす突然の想定外に対応する方が面倒で変化に全て付いていける様な状態ではないことを噛み締める。

Kindleが通信費無料で投入されたら、タブレットも買ってみたいなと思っていたが、結局そうはならなかった。

iPad miniのようなものを通信契約込で買ってくる人は、携帯の使い方も限定的にしてくるようになってきた。

携帯の呪縛、電話とメール、これさえも徐々に皆がフェードアウトし始めている状況にビックリだ。


確かに携帯に届くメールに宣伝以外のものといったら、お知らせ系統ばかりかなという印象も拭えない。

それならいっそ踏み切る必要もあると思えてくる。

そうですね。来年は携帯メールの使用範囲を少し考えるくらいのことから始めていきたいと思っています。


※写真はスマホで撮った初期のころの旅先での写真です。
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池上彰の選挙速報番組が面白かったと評判な件 20121216

2012-12-18 00:44:57 | Weblog
いや~。見逃した。
テレビ東京で、こんな面白い質問がボカスカされている選挙報道がされているのは知らなかったよ…。
今日はyoutubeで追っかけまくっています。


石原慎太郎に絡む池上彰 20121216


石原慎太郎に絡む池上彰 その2 橋下徹へのインタビュー後 20121216


安倍晋三に絡む池上彰 20121216


橋下徹と池上彰 20121216


この人は人から本心を引き出すことに馴れているんですね。
そういう党が持っている事情や尖っている部分をしっかり捉えてズコンと質問を繰り出す。
さぁどういうこと?ト。
言い訳がましく反論すると、生じっかや思いつきの意見は吹っ飛ばされてしまうので
怖いだろうなぁ…。質問受けるの…。



次回は録画しようと思うのであった。
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あ~あ 芸能人の嘘ブログ記事について

2012-12-16 21:53:41 | 日々の疑問
オークションから渡された商品を持って、「安くゲットできちゃった~☆彡」とか書くのか、よくやるわ。他に書くことないのかな…。

本当に「ブログに嘘書いて」どうすんだろ?

体験していないことを書いて、何が面白いんだろ?書くのに困ってたのかな?

ブログをしていた人が、ブログに唾を吐いてしまったら、もうお終いだな。

自分が商品を持っている写真を誰に撮らせたんだろ?

写真にはシャッターを押す必要があるのだが、自宅に不自然なアングルがあったら「誰と暮らしてんだ?」と思う。タイマー?まぁいいけど。

タレントには露出をしなくてはいけないというタスクでもあるのだろうか?

自身の宣伝に使うのとは訳が違う。お金をもらってやること自体が本末転倒なんだと思う。幇助でしょ?それってば。


試食してきました、でもない訳だよ。

ブログ、レビューがおちょくられた最大の侮辱だ。


ハイ、退場、退場。


まぁ、歴史は繰り返す。

テレビ番組がまずはそうだった。
情報番組が捏造をしてしまった。加熱した結果だったのだろう。
みんなが情報番組を嫌いになった。
それまでは、やれヨーグルトだ、ココアだ、白インゲンだと右往左往していた国民が一斉に反っぽを向いた。


でも落ちた後にはしっかりと対策を打って今では持ち直している。
過度に極端な煽りは影を潜めた。と思っている。


ただ、ランキングという類が恣意性が入りやすい問題は残った。

そこに食べログにもステルスだやらせだという話が持ち上がってしまった。
レート、ランキングという問題を根底から覆してしまう事態の発生だった。

認証や単なる平均点でないようにするなど対策が随分と打たれた。
今では自分も気になるお店をメモするのに便利に使っている。


ブログも口コミの発祥だったと思っていたが、こういう事件に発展してしまった。

宣伝なのか体験なのかは、タレントのブログでは元々区別が付きにくかったのだが、
それでも自分の好きなタレントの体験を追体験してみて、騙されてしまったという事態が待っているなどとは思ってもいなかった。
自分がタレントのブログで読んでいるのは、○○○の○○○○○○○○○風呂愚か、○○○○○○○の○○○○ワンダーランドくらいだから、家族の間抜けな話やプレイリスト、浦和の地方競馬の話とかしかだから、ほぼやってみたくなる体験とは無縁なのである。
自分の読んでるタレントと呼ばれる人達でもあまりしない、自分の商品を買って!と書かれていて、それを買ったら駄作だったというレベルではなくなってしまったわけだ。

おそらく、ブログは一見して、体験か未体験か、はてさて単なる情報整理か、お追従なのか、頼まれた宣伝なのかは確かに判断がし難い。
読んでいけば大体どういうブログを書いている人なのかは分かってくるので、腰を据えて読めばいいだけなのだが、グーグルでヒットしたブログでの一記事だけを読んだところでどうかはまだ分からない。

どうしたらそういうことを排除出来るのだろうか?

書く事よりも読むことの方での選別アクションが必要なのだと今は思う。のだが…。


試行錯誤の過程が見えないと多分信憑性に欠けた記事にならざるを得ない。

ブログにはしてもいないことを書いてしまえばコメントを受けた時に崩壊するのだから、嘘を書くということ自体が自殺行為に近い。
だから請け負ったことというのはブログでは元々御法度なのだ。

でもこうも思わなくてはいけない。
やはり世の中は善意だけで出来ている訳ではないのだと。

今回のケースは正しく(まさしく)騙そうとして仕掛けられたタイプのものだ。

お金になびいてしまう人達の人気というものに目をつけ、多くの人の目に触れさせられてしまえば、そこでの行為が人々を吸引してしまう。
コマーシャルは嘘だって分かっている。演技を見せて食べたいでしょ?欲しいでしょ?面白そうでしょ?行きたくなったでしょ?と誘引する。
でもこれはビジネスだと誰もが分かっている。

これが分かっていないのは基本子供だけだ。
福くんもやってる、あれ。俺もやってみたい!というタイプだ。

ブログを使うタレントは、一体何をしたいのだろう?
そういう職業の私生活に興味があるか?と云われれば、見たいような見たくもないような…。


見せびらかしたいのか?自慢したいのか?という話とも違うはずなのだが、安く利用したという嘘だけは確実にマズい。

社会問題になるのも良かったことだと思う。引っかかってしまった人にはお気の毒様としか云い様がない。この手口がいつまでも問題にならない方がマズい訳だし、ここで止まって良かった。

しかし、余波はブログ全体に及ぶ。
我々は疑われる存在になってしまった。
晴らすには地道にやるしかない…と思います。

あゝやんなっちゃった 牧 伸二
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ネット速報観戦 早稲田vs流通経済 大学選手権 グループB 第2戦目 秩父宮 2012.12.16

2012-12-16 14:55:40 | スポーツへの想い
息子に行こうとお願いしても、嫌だの一点張り。

ラグビー観戦は断念したのだが、今日の秩父宮のカードは好カードなのだ。

去年の優勝校、流通経済大と早稲田が12:00から。14:00からは対抗戦実質1位の筑波と5位の慶應との再戦があるからだ。


昼飯と買い物がてら駅前に出るためにバスに乗り込もうとして、速報掲示板を見たら、9分でトライを取っていた!

そのあともトライ&ゴール成功の情報が目白押し。

やっぱり行けば良かったよと息子にボヤくも後の祭り。

前半を終了直前に取られたトライ&ゴールがあって、33対7。※早稲田は一回ゴールを外しています。


後半も押しに押して、45点も入っている。

でもキッカーの間島が途中から入った後に痛めて出てしまったようだ。

快復を祈る。


今ネットの速報掲示板では筑波vs慶應が流れ始めた。

初めは慶應が押していたのだが、とうとう筑波に攻め返されているようだ。
31-14で現在前半を終えたようだ。

今年もどうもキックが多用されているようだ。
上手いキックで浮かせて前進して相手の裏を取り、自分でキャッチしてそのまま独走!なんてシーンも見た。

前に進む方法の中で一番大きな前進が出来るものとしてのキックから、パスが出来ない前にキックを小刻みに繰り出して確実にマイボールを奪取を試み続ける方法が流行だ。キックパス→トライが決まると大歓声が沸く。
去年はこれを早稲田は得意としていたのだが、今年の早明戦では、明治にポロっと一発目にこれをやられた。
やられた方は結構堪らない状態になる。

はぁ、ケーブルか衛星か検討するべきかな…。
でも先立つものがねぇ…。


まぁ掲示板やらtwitterやらで便利にはなったにはなったんだけどね!
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マイケルサンデル著 「ハーバード白熱教室講義録 (下)」 「し尽くしても尽き得ない」議論の果てとは?

2012-12-15 06:02:44 | 推薦します!
色々な命題を学生に答えさせて、「それに対する反論は?君」と指名していくその講義の流れは、どこまでもサンデル教授の掌の内なのだろう?
どういう反応が主に返ってきやすいかをシュミレートして講義が運営されているようで、とても分かり易くなっている。でも学生達の事前のブログコメント投稿(?)などでその起き得る議論もほぼシュミレーションが効くのだろう。だからこそみんなで作り上げた授業だね。よく分かる。

というのは大嘘で、下巻に入ると若干講義内容についていくのが厳しくなっていきます。トホホ。
リベラリズム(自由主義)、コミュニタリアニズム(共同体主義)、リバタニアニズム(完全自由主義)、アリストテレスの説く最高のフルートは最高のフルート奏者が持つべきであるというテロス(目的・目標)を至上命題にして決められていくという思想体系を少し解きながら(ほどきながら)、読む必要が出てくる。敢えて現代に生み出された思想から古代で生まれた哲学に飛ぶこと、それ自体の流れも教授は意図している。主義とは少しバランスを欠いた思考形態であろうし、歪なもの。だから心に引っかかりが生まれ、本来求めていたものに暗い影を落とす。だからこそ思考を始めたその時に一番大切にしていたものをもう一回目の前に持ってきているのかも知れない。

そういう風に少しでも理解を深めるために自分がこの本の中(下巻に入ってから)で得た読み方がある。

それは、各レクチャーの後に小林正弥教授による解説がついているのだが、これを先に読んでしまってから講義を読むという手法を取ると、頭に入ってきやすくなった。

「ここでは今までのカント主張を「もし友達を殺しにきた殺人犯に(嘘をつかずに)「友達がいる」というべきか?」「クリントン大統領はモニカルインスキーとの関係を「性的な関係を持っていない」という詭弁・嘘(セックスをしたということと性的な関係を持つということは違うという主張、もちろん詭弁です。セックスはしていないと言ったのではなくて性的な関係は持っていないという主張をしたという出鱈目みたいな話)という命題を元に締めくくっています。道徳的な観点と純粋な理性とは別に語られるべき・・・・。(ちょっと適当に書いています)というようなまずは解説を読んでから講義を聴く(読む)と、どうしてこういう話を切り出してきたのか?という辺りがぼんやりとですが見えてきます。

考えに「普遍的で絶対で必ず結論がある形で」議論が終了してしまいおおせるような理屈はやはりないように思えてくるのが一つの味噌です。

どの考え方にも特徴があるのですが、サンデル教授はどうもある自分の主張(ロールズの正義論に異を唱えたところから始まるコミュニタリアニズム)への理論形成の過程を見せているというようなことが分かってきます。その論でさえ、現代という、その時点か局面においてのみ有効か表明した時点で崩れていってしまうものという自覚も持っているのです。

だからもちろん、永遠に合意点の訪れない議論なのですが、今の世界を覆い、構成している考え方の根差している思考の理屈を対立を加えつつ見せていこうとしている様が見えてきます。

連日、対応に次ぐ対応で鍛えられもしつつ、今更ながらでも覚えていかなきゃいけないことも吸収しながら、という日々を送っていますが、行き帰りと昼を使ってあと80ページというところまで読み進めてきました。※現時点では東大の講義録を除いて読み終えて加筆しています。


読み切って完全に理解し得たか?という状態が来ているとも思えませんが、ここまでで出てきた命題を書きつつ、最後に読んで合点したというか、「こう思えばいいんだよな」という感想をここに記して、一旦読後感想文として公開します。

これから読まれる方への参考になれば、読み終えた方とのいい交信になることを願って…。


①「嘘はいけない」というカント、「友達を殺しに来た殺人犯に友達はいると正直にいうべきか?」言い逃れするべきか?

②白人であることを理由に入試で落とされてしまった人の主張

③最高のフルートは誰が持つべき?(最高の技術を持ったフルート奏者が持つべき)能力主義への懐疑

④足に障害があるため、ゴルフツアーをカートを用いて出場したいという人と公平性を保つためにカートの使用は認めない協会への最高裁の判決。歩くはゴルフの要素に含まれる?含まれない?
※そもそもゴルフとはスポーツなのか?ゲームなのか?

⑤愛国心とは一体何なのか?

⑥コミュニティでは何が重い?ルームメイト?家族?社会?人類?

⑦格差社会ってあり?なし?

⑧南北戦争で南部を覆っていたコミュニティの伝統と理屈。君はどのコミュニティの価値観を大事にする?

⑨同性結婚は認められる?結婚の目的とは生殖だと言い切れるか?国や政府は結婚の意義を決めることが出来るのか?不妊の夫婦は?同性結婚について最高裁が悩み、逡巡を繰り返した結論とは。

⑩善を求める生を検討する。



どうも南北戦争での(すいません、アメリカの南北戦争を良くは理解していないのですが…)奴隷を解放するという使命を帯び、地続きな現状を否定し、理想を求めるという考え方を求める集団が形成された事実を大きく肯定した集団思想形成を賛辞しているのかもしれません。マイケル・サンデルは。


現状における事情を乗り越え、ポピュリズムとは違う理想を求める意思を統一できた社会を理想としているのではないか?と思えてきました。
信仰も違えば、信念も違う、そのお互いがお互いを確実には理解することが不可能と思われる現代で、よりお互いを知ろうという努力を怠らないようにしようではないか?という提案に溢れているような気にはなりました。

以前、十六の話という文庫の中の井筒俊彦氏と司馬遼太郎氏の対談でも、それ(希求される大きな融合)を求めるために上位の言語(メタランゲージ)を必要とするのではないか?と考える、その思考過程と大きく合致していると思える内容に触れたような気もしたのです。

正義、ジャスティス。各々が違う価値観で暮らす世の中に、個人の尊重はどこまでもそれとしてあるのだけれど、社会の求める次元を押し上げる理想的な集団思考形成。政治哲学。

講義の最初に書かれていた言葉をサンデルはもう一度最後の最後に放ちます。
「この講義を経ることで今まで理解していたと思っていたものを見失うかも知れない」と。「慣れ親しんだものが様々な問いの中で見慣れたものでなくなると二度と同じものには見えなくなる」という警告を思い出させ、カントがいつまでも懐疑主義を用いて思考を昂らせていくことこそ本懐だとし、ここではそれが成し得られたのだから、この講義は成功だ。と締めくくります。


もう少し、マイケルサンデルの著作を読み散らかしてみたくなりました。

それは問いかけて応じることで、同じコミュニティの中にいるもの同志が共有すること自体を一番の想いにしたいという信念が自分にもあるからです。ある意味大きくこの講義方法に共感を覚えたのです。

問いを続けることがなければ、思考は開始しないし発展もしないとも言えます。それはその通りです。

そしてそれは一旦不安定な状態になる。問いとは全てそういう形であるべきだと自分も思うのです。それは自分自身への問いもそうですし、共同体の中でも同じです。

共同体では浅い部分で、納得とは程遠い注文を出し、受け、を続けているうちに結びつきはとても弱いものになっていきます。

予定調和(ある意味結論ありき)ほど、反吐の出るものはありません。(納得できないような、でも納得「させたれた」感じ。ある意味納得できていないのだから意思統一のはるか手前。この後待っているのは言った、言われてない(本当は腹に落ちていない)の不毛な状況)

逆に単なる想いの押しつけでも困るわけです。(納得がまるでなく、独り善がりな感じ)

そこにあるからそれをするべきだという独り合点も唾棄すべきです。例えば前年に行った行事は全て今年もやるべきだという考えとかですね。(集団での思考形成が「考えること自体が面倒臭い」を前提に行われている感じ)

事情が理念を越えられないという事態は破滅に向かう象徴のようなものだとも思うからです。「善き」ものというものと自分が求めているものは、その信念の発端が大きく違うのかも知れませんが…。

ただ、誤解をされないように書き添えるのであれば、闘いたい訳ではなく、強く納得したいという衝動に駆られたというところでしょうか?共同体の本懐は同じ価値観で結ばれていること、それ自体が強く必要なわけです。そこにはプロセスが欠かせないだけ。そうでしょ?

その手法がこの講義には溢れているように感じられました。

川崎市では予約すればすぐに借りることが出来る状態です。どうぞ!

あっ、来週すぐに返します!
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手にパスが吸い付く状態。ほぼ完勝!早稲田vs天理

2012-12-12 07:57:48 | スポーツへの想い
土曜日は、家内は女子の集まりがあるとか…。
ならばと息子と二人で実家に。

息子は早々のクリスマスプレゼントのお礼と、私は土曜日から始まっているラグビー大学選手権をケーブルテレビで見させてもらうことに。


土曜の晩は、田んぼの中の串焼き屋さんという山本屋さんでお食事。



日曜日の朝は親父と二人で本屋や服の買い物に出かける用事を済まし、食事もそんなで丸亀製麺でとって準備万端。


テレビをつけてみると、流通経済が大阪体育大を圧倒していた。

JSPORTSも何チャンネルにも分かれて放送している状態なので、どのチャンネルにどこが出てくるかまるでわからない。

関西学院と慶應が映る、チャンネルを変えると筑波と法政が映し出された。少し離れたチャンネルに早稲田と天理が登場する。


場所は長居。


試合開始。風が強い。初めは両チームともノックオンの嵐。

ただスクラムはうまく組めている。


ちょっとだけ天理のパス回しの方が若干前目で、どうも無理に手を出すプレーヤーが出るたびに、積極性が消えていってしまう。

そんな中、マッチョスタイルのSH、西橋のフェイント気味の突破トライが膠着状態の均衡を破ると、流れが止まらなくなった。

後半に入ってもトライラッシュが止まず、モールで大幅な前進が出来てしまうと、天理がどうやってフォワードを止めるのかが錯乱気味になっていってしまったように見えた。

そこからは西橋からのパスワークが冴え、ピタピタとボールがフォワードやバックス陣の腕の中に収まっていく状態が続く。

トライ数は合計で7。快勝である。

しかも後半に若干伸びた(?)、プレーが勢いを持ったイメージがあったのが一番の収穫かな?


この勢いで、流通経済大戦、16日を乗り切ってくれれば、正月が見える!!


期待大!!
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左肘完治との診断を受けました

2012-12-09 09:06:12 | 病気の履歴
10月22日に自転車で横転した際に負傷した左肘。
診断では左橈骨頭骨の剥離骨折と診断されました。左肘の関節の腕の骨のぽっこり大きくなっている骨の一部が少しはがれているという診断だったのです。

2週間でとりあえず添え木・三角巾・湿布・包帯という処置を外してからは電気をかけていたのですが、
初めはまるで動かない左腕がもどかしく、運動系のリハビリ施設を持つ自宅の傍の病院に変えて、運動療法を繰り返していました。
先月の中ごろで初めて受けたそのリハビリ、固定していると筋肉が固まって動かなくなるというので、お湯の中で温めながら、動かし、熱・炎症痛のようなものを感じたら塗り薬で消炎させるという
形で始めたところ、1週間ほどで、顔が洗えるようにまで曲がるようになってきました。
寝起きに肘のあたりがポキポキという音を立てることがあったのですが、その音を聞く度に徐々に可動域が増えていくようなイメージが生まれました。

無理に鳴らすことはしていませんが、鳴ると楽になるというか、動かした証というか…。

そこで先週末からは運動療法も取り入れることになりました。寝た状態で1kgの鉄アレイを持って曲げ伸ばし(上に突き上げる感じ)と折り曲げ(一旦腕を伸ばし、そこから上腕部を固定したまま折り曲げて持ち上げる感じ)を
することになり、痛み止めは塗らずにでもほぼ大丈夫な状態までには回復していました。


そこで昨日診察を受けたところ、だいぶいいようなので、「完治」と判断しましょう。「また何かあったら来てください」ということになりました。


これでギターでもベースでも引き倒せるし、バットでもクラブでも振り回せることになりました。一応徐々にですが…。





完治までほぼ1か月半でしょうか?自転車にはこれからエルボーガードは必要だと思っています。

トロいのか?年に1ぺんくらいはコケることが多いため、安全に乗るに越したことはないぜ!という感じでおります。


それではまた何か変化があったら書きますが、これにて、左肘の記録は終了とさせていただきます。



※ちなみに写真のリッチー・ブラックモアと記事の内容はまるで関係ありません。
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火の鳥

2012-12-08 01:20:24 | No Music, maybe, No my Life!
火の鳥



探したぜ~!!
いやぁ~…あると思わなかった。

今愛故に甦ります!火の鳥 松崎しげる です。

アルバムを買うと出て行って、やっぱりと買ったシングル6枚のうちの一枚。

帰ったらすんごい怒られたのを覚えてる。


同じ値段だったんだけど、言ったものを買わずに翻意したことを怒られたのかな?と今でも疑問。






ちなみに買おうと思って出て行った時の目当ては「さらば宇宙戦艦ヤマト」のサントラでした。
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早明戦を振り返る

2012-12-04 06:55:04 | スポーツへの想い
まず序盤に明治にキックパス→トライを決められる。
魔のようなディフェンスの空白タイム出現。

ただし、垣間見れたのは、相手のインターセプト狙いの被せに乗られないようになったこと。
相手に読まれないパスワークが必要だと感じたが、一部でそれが機能していたと思われる。

ただ、向こうもスクラムハーフがパスを受け取り直す、早稲田の得意芸のようなパスワークで翻弄する。

序盤だけはペナルティがない(もしくは少ない)状態を結構維持できていた。

ペナルティは基本体力負けしてくると、どうしても力が及ばない部分をズルで補ってしまう状態。勢いがなくなってくると途端に増え出す。
最終局面では早稲田のペナルティばかりが目立ち、認定トライ→ノックオン(もしくはスローフォワード)気味を採ってもらえず、逆転のトライ&キックを許してしまう。

後半開始から20分くらいまでは逆転から13点差まで離し、小倉のスタンドオフから、キックの強い間島に代えて、小倉をセンターに持っていった布陣は機能していたと思われる。

布巻の馬力違いの突進が今回は見れなかった。出場してなくて…。怪我でもしたのだろうか?復帰を願う。


ペナルティの時に、何度もスクラムを選択されると、奪われる体力差でペナルティが連発し出す。

今年の特徴で、フォワードの体力強化が急務。


今週末天理大、来週は流通経済大、この2校が正念場。


マジで息切れしている早稲田ラグビーを見るのは嫌。



対慶應戦でリズムを少し掴んだ辺りを思いだし、その他の大学に負けた真因を克服して、立て直してください。
体力勝負。
限界突破。
進化して!
願うミラクル!
正月は国立に居てね!
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筑波が帝京撃破!2校優勝はまず確定!

2012-12-02 09:05:28 | スポーツへの想い
ってことを昨日の夜に知った。
両校優勝はまず確定。もし今日明治が早稲田を倒せば、3校優勝。

3校内の大学選手権に臨む順位決めでは、それでも筑波に有利。

とうとう帝京が敗れた。。。。


こういうことがあるんだ…。

結構ラグビーには予測の範囲内ということが多いのだが、今回は去年から躍進する筑波が明治に敗れるものの、早稲田を倒して(順番は逆だったかな?)帝京を10点に抑えての優勝だった…らしい…。

って見てないので、どこかで見れないものか?と探してみることにする。


今日の早明戦。

テレビ観戦だが、そこでダイジェストでもいいから、昨日の試合を見せて欲しいなぁ・・・。


筑波初優勝!




対抗戦グループは混沌としてきた。
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ワッチキャップってご存知ですか? 火野正平 にっぽん縦断こころ旅

2012-12-01 06:18:19 | プチ萌え
BSの方で朝の連続テレビ小説がかかっていて、それが終わると、徐ろに手紙を読み出す火野正平さんが映っていて、何の番組だろ?と思っていたら、日本の各地を自転車で向かう番組。にっぽん縦断こころ旅という番組だった。


そこに出てくる火野正平さんが被っている帽子が素晴らしくいい。

今は丸坊主のような頭のようだが、そこに被さっている帽子のデザインがコロコロ変わり、観るたびに、「これもいいな」「こっちもいいな」と思うようになった。

ただ、着ている服もお洒落で、特に最近はフワフワっとしたマフラーをよく巻いている。


自転車に乗る格好としては、スポーツ乗りではなく、街乗り風に乗っているので、それも一つの姿と感心させられる。


今63歳?1949年生まれだと…。


これからは風を切るととても寒い時期なので、お風邪などを召しませぬ様に!とお祈り申し上げます。


そうそう、この帽子、調べたらワッチキャップというそうです。
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