私が居る理由

~私が今ここに居る理由を探して生きている・・・~ とは言ってみたが、書いていることは超カルい、日々の雑記帳。

“ありがとう”、ヒデ

2006-07-04 23:17:56 | ヒデ
昨夜、「HEY!3」を見終わって、試験勉強中の息子の邪魔をしないように居間で「HERO」を観ながら本を読んでいたら、「ヒデが引退やって。今、テロップで流れたで。HPに載ってるって」って、息子が言いに来た。「えっ」って、あわてて携帯のメールをチェックするが、ヒデからのメールはない。。パソコンの部屋へ戻って、「nakata.net」へアクセスするが、繋がらない。ニュース速報などを読みながら、10時半も過ぎた頃、ようやく繋がり、ヒデのメールを読むことができた。

もっとも印象的というか、やっぱりと思ったのが、「最後の芝生の感触を心に刻みつつ」っていうところ。あのヒデが、、、っていう印象的なシーンだったから。。決して自分の弱さを人に見せないヒデが、みんなが見ているのあの場所で動かない。そして、起き上がってきた時のとても優しそうな笑顔。何か大切なひとつのものをあきらめた、寂しそうな、でも、本当に優しそうな笑顔。そう、もう、心に決めてたんだね。そして、本当に最後の芝の感触を心行くまで味わっていたんだね。

「サッカーを愛して止まない自分」「心の底からこみ上げてきた大きな感情」「胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い」を静かに受け止めていた、大切な時間をたとえ、TVからでもずっと見守ることができたことを感謝したい。

「だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった」のは、きっと、人より前へ進み過ぎていたから。。それを受け止められるほど、まだ、日本のサッカーが成熟していないってことだと思う。プロとして。。
野球と比べるとプロとして歴史の浅い日本のサッカーは、イチローの想いを受け止め、野球が好き、だから絶対に勝ちたいっていう原点に帰り、共に戦う仲間になれた彼らプロ野球人と比べると、やはり何かが足りなかったんだと思う。打てば響くものでなく、不協和音になってしまった、微妙なズレが、最後までうめられなかったのは、本当に残念だけど、こうして、去ることにより、より鮮明な「何か」を伝えることができたのではないかと思う。

「 サッカーをやめることは絶対にないだろう」という言葉がうれしい。次は、どんなヒデに会えるのかを楽しみにしていたい。

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