Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

現像バットの日々

2006-02-25 23:37:45 | 撮影とテーマ設定2005~06年3月

今日の撮影は中止。




というわけで、不意に休みをもらったのだが、気持ちはすっかり仕事モードだったので、ちょっともてあましてしまう。まぁ、実際には中止じゃなくて、スタッフの都合で急遽撮影の順番を入れ替えなければならなくなってしまい、自分の撮影順を譲ったということなのだ。


現在、自分が仕事をさせていただいているチームは、今でもなお銀塩主体という、ちょっと(というか、かなり)珍しい現場である。チームのスタッフに言わせると、写真をデジタル化する目的は編集工程でのハンドリングを容易にし、印刷工程で低価格の処理を可能にするためで、それ以外のクオリティコントロール的な意味はまったくないそうだ。彼らにしてみれば、純粋に画像としての品質は銀塩のほうが圧倒的に優れているのだから、コストや印刷工程とは無縁であるはずの作家が、作家的必然性もないのに品質低下を伴うデジタル化を推進するのは疑問ということになるし、自分も基本的には同意見ではある。
ただ、商業出版の現場で今後も銀塩主体の方針を貫けるのかというと、正直に言ってそれはかなり疑問だし、おそらくこのチームとの仕事は最後の銀塩現場になるのだろうね。


とまぁ、そういう話はさておくとして、せっかくいい天気だし、気持ちも程よく盛り上がっていたので、適当に家事を済ませて自分用の撮影に出かける。


今日は四谷から信濃町を経由して、新宿方向へ抜けるルートを選択したのだが、外苑が近くなってくると国立方面がやけに騒がしい。
どっかで聞いたことのあるリズムというか、こういう日に国立が騒がしい理由はただひとつ。


もちろんサッカーである。


当初の予定は仕事だったので、今日の試合はすっかり頭から消し去っていたのだが、浦和ソングが聞こえた瞬間から、やっぱり「家でテレビ観てればよかったかも」と後悔し始める。とはいえ、こんな大事な試合のチケットがあまってるはずもなく、またそういうつもりで来てもいないので、気持ちだけ競技場において撮影を続行。
といいつつ、なんかちょっと癪に障るので、知人数名に「飯でもどうよ」メールを飛ばして、とりあえず憂さを晴らす。


とりあえずフィルム4本(58カット)撮影し、新宿で一休みしていると、知人から返信あり、お茶だけならOKということになる。
知人の都合もあって南新宿で合流となったのだが、真っ赤な格好でものすごいハイテンション。


おまえ、あそこ(国立)にいたな!


聞くと、夜は赤羽で「お祝い」をするから、茶を飲んだ後は池袋で解散となる。
まぁ、いいや。
たまたま、ものすごく大好きなチェーンのバールを見つけていたので、そこで軽く食事でもと思ったら、シチューは渋谷本店だけかいな…
まぁ、いいや。
呼び出した手前、知人の分も持つのだが、初手からビール&ソーセージですか…
もぅ、いいや。


でまぁ、当然ながら試合の経過を聞くことになるのだが、どう考えても面白い試合だったようで、ますます癪に障ってきた。
そのため、かなり無理やり話を変える。
でまぁ、知人は某有名大の現役学生で、家庭教師のバイトもしているから、気がつくと「受験産業」の話になったのだが、その流れで塾講師の勤務実態が劣悪なことを聞かされる。
なにしろ、今日から「2次試験」が始まるそうだが、塾の講師ともなれば受験会場への送り迎えは必須で、それどころか合格祈願のお参りやら合格グッズの手配まで、学習とは無関係の雑事までこなさなければならなくなるから、ぶっちゃけやってられないものらしい。しかも、そういう「どうでもいいこと」は全て「サービス残業」で、合格グッズは「講師の自腹」だなんて、部外者にとっては異常事態としか思えないことが堂々とまかり通っているらしい。
まぁ、そういう「馬鹿らしいしきたり」につき合わされるのは、たいてい教員資格を持たない非学生の「おじさんフリーター講師」で、知人に言わせると「塾の講師しか出来ない人たち」だそうだから、なんちゅうかまぁもにょもにょって感じですね。しかも、有名大学の学生にしてみれば、低賃金で長時間労働を強いられている年長の平講師は軽蔑の対象でしかないらしく、何度も「あぁいう大人にだけはなりたくない」と繰り返すのだが、聞いてるこっちが切なくなっちゃったよ。
モーレツ社員の流れがまだ残っているのは出版とオタク業界ぐらいかと思っていたが、教育現場もそうだったのねぇ~



最新の画像もっと見る

コメントを投稿