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美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




最近はチャップリンの映画を観る機会ってあるのだろうか。私が子 どもの頃は教育テレビでときどき放送していた。そんなところを入 口にして、古い白黒映画に親しんでいったのだと思う。 映画は映画館で観たい... 中学生くらいになって、そんなに数は多くなかったけれども映画館 に通うようになった。香港映画とか、角川映画、あるいはアニメと か。高校生くらいになると名画座に通うようになる。 名画座...古い . . . 本文を読む

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主人公は大衆向けの番組制作に背を向け、社会派のドキュメンタリ ーをこつこつと撮影するテレビディレクター、一方、義理のお兄さ んは飛ぶ鳥を落とす勢いの敏腕プロデューサー...そんな兄貴にコン プレックスを持ちつつ、当の義兄を追ったドキュメンタリー番組を 作るはめに陥る不条理を、ウディ・アレンが例のごとく演じていま す。 奥さんとも離婚寸前のテレビディレクターがふとしたきっかけで知 り合った女性に心 . . . 本文を読む

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学生の頃、卒業旅行でヨーロッパに行った。当時、私は映画が好き で、それも映画館で観る映画が好きで、訪れる街々で最初にするこ とが街の情報誌を買うこと、そしてどんな映画が上映されているの か調べる事。 ロンドンではピカデリーサーカスの名画座で、なぜか『ビッグ・ウ ェンズデー』を観た。これは、まだ、映画館で観たことがなかった から。レイトショーの上映で、観客は私とがたいの大きな黒人の兄 ちゃんだけだ . . . 本文を読む

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絵画にも油絵や水彩、あるいは日本画などがあるように、映画にも いろいろあります。美術ほどカテゴライズされていないけれど、観 ていくうちにだんだんと自分の好みがわかるようになります。 ざらっとした映像、つるんとした映像、スピードある映像、重い映 像、映像は文体のようなものでしょうか、それぞれの作家の個性が 表れます。映画は総合芸術というだけあって、物語やダイアローグ、 特撮、美術、音楽、様々な要素 . . . 本文を読む

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私は自然が好きで、山歩きに行ったり、海で遊んだりするのが好き なのですが、やっぱり街歩きが一番好きなのだろうと思います。 ヴェンダースの『東京画』は1983年の四月に撮影されました。同じ 年の夏に『パリ、テキサス』の撮影が開始されます。 ヴェンダースといえばテキサスの青い空とベルリンのモノクローム の街並みを思い浮かべるのですが『東京画』では、そのどれにも観 られない映像があります。 有楽町 . . . 本文を読む

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先週末はヴェンダースの週末。この映画も久々の再見。その詩的な 表現に、あらためてほれ直しました。モノトーンの映像がシャープ で美しい...自身も写真集を出してるヴェンダースだけあって、世界 の切り取り方には確かなものがあります。 チェスターコートを着た天使、天使だった刑事コロンボ、何を書い ているのかさっぱり分からないけれど、この映像の美しさは、そん なことをまったく気にさせません。 街、図書 . . . 本文を読む

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映画監督のヴィム・ヴェンダースがファッションデザイナーの山本 耀司を追った、異色のドキュメンタリーです。学生の頃に観て、と ても印象的だった掌編を、DVDで再見しました。 ものを作る人にすごく憧れます。私は飽きっぽい性格なので、ひと つひとつこつこつと積み上げられる人を尊敬する気持ちもあるだろ うし、あるいは自分が無器用なので、羨ましく思う気持ちもあるの だと思います。 この作品には二つの軸が . . . 本文を読む

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音楽篇と同じ理由で今年は映画もあまり観ませんでした。暗闇に二 時間座っているほどの余裕がなかったのです。映画好きが聞いてあ きれますが、まぁ、そんな年もある。 そんな一年を振り返ってみると、それでも前半期にはなかなか良い 映画を観てました。まとめておきます。 ◎父と暮らせば 何度でも書くけど、宮沢りえは本当にいい女優さんになりました。 最近はどうしているのでしょう。できれば舞台で会いたいなぁ. . . . 本文を読む

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ロバート・アルトマンを知っている人はどれくらいいるのだろうか。 私が一番、映画にハマッていた頃に、ハリウッドを舞台にした『ザ・ プレイヤー』、ファッション業界を舞台にした『プレタポルテ』、 レイモンド・カーヴァーの短編をモチーフにした『ショート・カッ ツ』といった野心作を、がつんがつん製作していた。 ひとりひとりの登場人物を点描しながら、大きな流れに乗せて行く 手際がとても見事で、特に『ショート . . . 本文を読む

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Intel がオンライン映画会社に出資したという記事(これ)。 映画の世界もデジタル化が進むと、あっという間に銀幕が二千光年 の彼方へ... まぁ、昔話をするつもりはないのですが、私が観ていた頃の映画は スクリーンに映写されるために撮られていて、それは映画館で観る のが一番なのだと思います。単に視覚的な色のついた映像と聴覚か ら入ってくる音の情報さえあれば映画なのかと言えば、そうではあ りませ . . . 本文を読む

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お国柄にもいろいろあって、英国とフランスを比較したときに、英 国にはジェントルな紳士の国、フランスには文化で食べてるいい加 減(もとい、良い加減)な国であるようなイメージがあります。しか し、こと庭園について言えば、英国式の庭園は山あり谷ありで変化 に富んでおり、一方、フランス式の庭園はヴェルサイユにみられる ような左右対称で幾何学的な几帳面さを感じるのです... このイギリス映画は画家を主人公 . . . 本文を読む

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この映画はリアルタイムで観ています。二年ほど前にも新宿のテア トルタイムズスクエアに再映を観ています。若い人が二十年近く前 の名作を観てやろうと、沢山並んでいました。 公開当時はモーツァルトの自由奔放な行動と笑い声、そしてその音 楽に目と耳を奪われたのですが、あらためて観たら、天才と凡才と の相克の方に注意が向きました。 至高の音楽を生み出す者と、その音楽を理解する者。天才はとても 純心で嫌な . . . 本文を読む

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今日は新宿区の経王寺というお寺で『トントンギコギコ図工の時間』 という映画を観てきました。東京都では図工専科という制度があっ て、図工の授業は専門の先生が教えているようです。この映画は東 京都の品川区にある第三日野小学校の図工の時間を追ったドキュメ ンタリー映画です。 寺子屋映画祭ということで、お寺の本堂が上映会場です。近所に住 んでいる人でしょうか。ハッピを羽織った方たちが受付や座席への 誘導 . . . 本文を読む

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私が読んでいるメールマガジンで連載されているエッセイの バックナンバーがまとめて読めます。 映画まじりで魂の話を 編集者をされていた十河進さんという方が書かれたエッセイ です。最近、ブログにかまけてあまり読んでいなかったので すが、久しぶりに読んだらやっぱりいいのだな。たくさんた くさん映画を観て、人生経験もたくさん積まなければ書けな いようなエッセイばかり...渋い... このブログの左側に . . . 本文を読む

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いい仕事。 日本SGI 今年は六本木の森ビルでも黒澤関連の展覧会が開かれました(拙ブログ)。 とても美しい画コンテでした。 黒澤のデジタルコンテンツといえば、以前、影武者の画コンテが動画に なったものをネットで見ました。今回のデジタル・アーカイブ化も、そ の流れから派生しているのでしょう。 こうしたコンテンツってまだまだあるのではないかなぁ... 出し惜しみしないでどんどん表に出てきて欲しい . . . 本文を読む

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