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鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

旅ケルクの記録1(準備編)@ダンケルク ロケ地+ゆかりの地を巡る旅

2018年07月12日 02時19分56秒 | ダンケルク
「ねえ、あなた、とってもユニークね!」


7月某日、私はフランスのリールのプラットホームで、旅行客と話をしていました。フランスという異国において、英語が通じる有り難い旅行客同士として。
彼女はフランスの料理や庭園を楽しむためにパリ経由でリールに来ており、私はダンケルクに行くために来ておりました。
私がダンケルクへ行くためにフランスに1人で来ていること、これが初めてのヨーロッパ旅行であること、パリに行く予定はないこと等を告げると、彼女はビックリしておりました。
わざわざロケ地巡りをするために、パリにも行かず、(例えば3つ星のような)有名なレストラン・ビストロにも行かず、ベルギーに周遊するわけでもない。なんでわざわざ北フランスの田舎町に行こうとしているのか。
2017年8月の段階の私であれば、彼女の意見に全面的に同意をしたことでしょう。

「なんてユニークなんでしょう!(これ以外、どう表現できるだろう!)」

私だって、まさかこんなことになるなんて思いもしませんでした。2017年9月レディースデイに品川のIMAXで「ダンケルク」を観に行くまでは。
2017年12月の段階では紅茶や熊を買ってみたり、地図旅行をしてみたりで満足していた訳です。
それなのにどうです、1人で行ってしまった訳ですよ。フランスとイギリスに、ダンケルクの足跡をたどるために。
なんというか、カッとなってフライト+ホテルを取ってましてね…(わっはっは)。もうね、ダンケルクの海が私を呼んでいたとしか。

とはいえ、私は海外旅行に慣れておりません。数えるほどしか行ったことがない。出張を含めて7回くらい。ぱぱぱっと決めてささっと行けるほど段取り上手でもないし、現地であれこれ対応できるほど適応力があるわけでもない。(ジミジミと下調べしてから行くタイプ)
ということで、素人な私はH★Sのホームページをのぞいたり旅行代理店でヨーロッパ旅行のカタログを手に所から準備スタート。

調べてみたところ、
・3都市周遊(ローマ、パリ、ロンドン)の場合、時間はXX日、費用はXX円ほどかかる(6月~9月に限定して検索)
・1人で行く場合はツアーよりもホテルと飛行機をバラバラで予約した方がお得
・ホテルと飛行機をセットで旅行会社で頼むよりも、バラバラで予約(Booking.comとか)する方がお得。

ということで、H★Sで飛行機をとって、ホテルをBooking.comで予約するで決定。
次に、旅のテーマと自分の最低限やりたいことを列挙して、日程と具体的な移動ルートを決めることに。

【テーマ】
登場人物たちの視点でダンケルクの足跡をたどる

【やりたいこと】
・ダンケルクからドーバーへはフェリーで移動する(海路でドーバー海峡を渡り、トミーたちのHOMEへ行く)
・ダンケルクで最低1泊2日する
・イギリスではドーバー(ダイナモ作戦の本拠地)、ロンドン、ウェイマス(ドーソンさんたちのベース)、スワネージ(トミーとアレックスが列車に乗って帰る駅)、ラムズゲート(ムーンストーン号のモデルの船が停泊している)、ディール(テナント中佐の口から出た港町)、マンストン(スピットファイア&ハリケーン博物館)に行く
・ロンドンで行きたい場所:RAF museum London(スピットファイアやハインケル等)、IWM London(スピットファイア、リトルシップ等)、IWM チャーチル博物館(戦略マップ等)、IWMベルファスト号、英国国会議事堂
・いわゆる観光は不要だが、時間があまれば行きたい。目的地に着くまで/帰り道にあれば、寄り道して観たい


わお、たくさん…。
ということで、まず最初に、上記を実現するための仮のタイムスケジュールをエクセルを使って立てることにしました。フライトや鉄道の時間、ホテルの場所等は考慮に入れず。

つまり、このタイムスケジュールを実現するため、フライトやホテル、TGV(フランス国鉄の高速鉄道)、フェリー(フランス→ドーバー)を予約していったわけです。どうしても予算的に無理、時間があわなければスケジュールを入れ替えたりしつつ調整すれば良い。
ということで作ってみたのがこちら(注意:あくまでも作成途中のもので、最終的に実施したものとは異なります)。



これに従い、
CDG空港に早朝に到着する飛行機を予約し、
CDG空港から直接ダンケルクに行くように電車を予約し、
ドーバー海峡を船で移動するためにフェリー(カレー→ドーバー)を予約し、
ダンケルクからカレーに移動するための電車を予約し、
イギリスの鉄道を使って移動をするためのブリットレイルパス(ロンドン)を予約し、
ロンドンから日本に帰るように飛行機を予約する。
ホテルは到着した日の時間、あるいは次の日の出発時間を(治安の良さも含めて)考慮して予約する。
どうしても行きたいツアーを事前に予約する(英国国会議事堂見学ツアー;土曜日限定)。


6月中旬であれば、値段的にもお得。ヨーロッパだし梅雨はない。私の仕事もまだ忙しくない。
よし、いける。
そう思い、飛行機とホテルを予約しました。
やれやれ一安心。
さて、それではフランス語とかを勉強しようかな、買い物リストとかも作って…などと浮かれて『る*ぶ』や『地球の歩*方』などの買い物ページを眺めていたのですが。そんな私に思わぬニュースが舞い込んでまいりました。

フランス国鉄、春の大ストライキ祭の開催。

なんと、4月~6月の間にほぼ毎週2,3日くらいをストライキするとのこと。
とはいえ、ストライキする日にぶつからなければ関係ないや…と思っていたら、モノの見事に私がフランスに滞在する日に該当していることが判明。
国内の長距離移動が出来なくなり、ダンケルクやカレーに行けなくなるリスクが発生。

ダンケルクに行けなかったら何のためにヨーロッパ行くんだ(いや、ない)。

いえね、代替え手段も考えてみたんですよ。タクシーでダンケルクからカレーに行くとか、自転車をダンケルクで買って直接ダンケルクからカレーに行くフェリーに乗るとか(ダンケルク~ドーバーのフェリーは歩行者の乗客を受け入れていない)、そもそもストライキといっても時間が遅れるだけで動かないとは限らないし…などと。
しかし、友人知人のフランス人やイギリス人から「(ヨーロッパ初めての素人は)止めとけ」と言われ、なおかつ4月に発生したフランス国鉄のストライキ時の運行率が30%程度だったというニュース、フランス国鉄社長が「ストライキの期間中は旅行をキャンセルすることをお勧めする」と言ったことを聞き、これはいかん…と涙をのんでキャンセルしました。
(TGV等のSFCNの電車のキャンセルはWEB上で無料でできます;自分で直接WEB予約をした場合)


次の週。
休みのリスケを果たした私、2回目のフライト+電車の予約をしておりました。

一度清水の舞台から飛び降りたら、次はもっとうまく飛ぼうって思うんですよ!(大きな声)

という訳で、2回目のトライ。そして、某月の金曜日の夜、私は無事に?、フランス行きの飛行機で旅経ちました。
仕事の緊急対応してたせいでギリギリまで仕事をしてましたが、なんとか間に合わせて(うそ、途中で上司に仕事を押し付けた)羽田空港へ走り込んで、飛行機に乗り込んだ訳です。
さて、方向音痴でうっかりミスばかりをする、フランス語ダメダメ英語ダメダメの私は、無事にダンケルクに着くことが出来るのか。
そもそもフランスに入国できるのか。

乞うご期待。






必死こいて準備したダンケルク遠足のしおり兼メモ帳。いずれ薄い本を作るかもしれないとき、これが基礎となる...かも。


【追記】
ロンドンのホテル予約をする際は、(ロンドン/海外に慣れない場合は)ここは避けろと言われた地区のホテルは避けた(Ref; 妄想ロンドン会議)
1. ブリクストン、2. ホワイトチャペル、3. エレファント&キャッスル 
を避けた。




Ref)
拙ブログ:アフタヌーンな日々
拙ブログ:熊を求めて@ダンケルク
拙ブログ:ダンケルク沼にハマる正月休み(地図旅行の巻)
拙ブログ:知らないことが多すぎることで翻弄されるオタク(時系列編)@ダンケルク

フランス国鉄 春の大ストライキ祭りについてのニュース記事→仏国鉄がスト入り 3カ月予定 マクロン氏改革に抗議 BBC
SCFN(フランス国鉄)公式HP
P and O Ferries公式HP(航路:Calais-Dover)
DFDS sea ways公式HP(航路:Dunkirk-Dover)
英国政府観光協会公式HP
SouthEastern Railway公式HP(経路:London-Dover, London-Ramsgate)
South Western railway公式HP(経路:London-Weymouth)
Swanage Railway 公式HP(Swanage, Dorset)
Morebus Bus公式HP(Dorset
Perbeck Breezer Bus公式HP(Dorset)
Stage coach公式HP(Ramsgate等)
CityMapper (App)(Londonの交通検索アプリ)

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