この試合はちょうど1週間前に行われていて、マンデーフットボールでは放送されなかった試合ですね。
でも、この試合は見逃せない試合ですよね。これが終わってからマンデーフットボールをお送りさせて頂こうかと思っています。
実は明日からはF1をお送りさせて頂くつもりでいましたけど・・・あんなガチガチレース、楽しく書ける自信なし。
マンデーフットボールが終わってからしれっと書かせてもらおうかなと思っています(笑)
なお、今日は文字数と画像たっぷりなので、編集上フォント変更や絵文字が少なめであることをお許し下さいませ
それでは参りましょう
イタリア・セリエA 第3節
ノヴァーラ vs インテル
の試合をお送りさせて頂きたいと思います。この試合はホントに大きな試合でしたね。
欧州4大リーグのうちのセリエA・・・Jリーグが発足してから、最初に欧州へ渡った選手はセリエAでしたよね。
ジェノアのカズでしたよね・・・そして、次は中田英寿が・・・名波浩が、中村俊輔が・・・
当時は日本の中心中の中心選手が行っていましたね。
でも、それでも中堅チームでレギュラーで出れるかどうか分からない状態でしたよね。
それから10数年後・・・・
ノヴァーラからは森本貴幸がスタメンで・・・・
一方、インテルからも長友佑都がスタメン起用。
セリエAのような、世界的にも有名なリーグで日本人対決が実現するなんて・・・中田と俊輔のころですらあまり考えたことなかったですね。
(実際はありましたけどね)
ノヴァーラは長らくセリエBやセリエCといった下部リーグで戦ってきて、この2年でセリエC→セリエB→セリエAとホップ・ステップ・ジャンプとやってまいりました。
ノヴァーラは55年ぶりにセリエAの舞台に戻って参りました。
そして、このノヴァーラの本拠地、シルビオビオラで55年ぶりのセリエAの試合が開催される相手が超ビッグクラブのインテル・・・・
まぁ・・・この画像はインテルのサポーターですけどね。ノヴァーラからも近いようだし・・・「wowow~~~Yuto Nagatomo」ってイタリア人が歌ってくれるのはうれしい話ですね。
そんな舞台に
日本人の2人が立ち会えるのはすごい話です。
まぁ・・・インテルとノヴァーラじゃ戦力が思いっきり違いますけどね・・・・インテルはスナイデルやフォルランといったとんでもない選手が揃っていますからね・・・・
・・・って、言う割りにはここ3戦で未勝利のインテル。
この新フォーメーション3-4-3が全く機能していない模様ですね。ルシオなんてもともとセンターバック。こんな右後ろに置いても本来の実力は発揮されません。
インテルの新監督、ガスペリーニは3-4-3の信念を貫くのはいいですが・・・インテルのスタイルにはまったく合いません。
ただでさえ、結果重視のセリエAでこれ以上勝てなかったら、たった3戦でクビってことも十分に考えられます。
結果重視で行くならば、昨年は2位の成績を収めたフォーメーションで行けばいいと思うのですけど・・・もう意固地です。
その3-4-3を貫くために、昨年2位までたどり着いた立役者、パッツィーニがサブに回るなんて・・・・
選手を生かすためのフォーメーションではなく、フォーメーションを生かすための選手起用で大丈夫でしょうか
正直、監督に馴染めない選手も出てきました。この試合はインテルのキャプテンであるハビエル・サネッティに頼るしかありません
この選手は熱いハートで37歳でありながら、この選手層の厚いインテルでスタメンに名を連ね続けて選手を引っ張ってきました。
アルゼンチン国籍の選手でありながら、イタリアの選手を抜いてインテル歴代出場記録を更新し続けています
ノヴァーラはすべりだしはまずまず。森本貴幸は一つ前の試合で移籍後初ゴールを決めて、その勢いでスタメン起用ですね。
昨年まで飼い殺しの目にあっていた森本・・・なんかいいチームに移籍したのかも。
先ほどから画像の選手名で黄色になっているのは新加入選手。ノヴァーラもひそかに多く補強を行ったようですね
それでは、参りましょう・・・・キックオフ!!
ホームの熱い声援を受けるノヴァーラに対して、まとまっていないインテル・・・序盤からノヴァーラが押し気味です。
どっちのサイドか分からないくらいFWがDFを包囲しています。
インテルのキブはたまらずバックパスをしますが・・・・
まだノヴァーラの攻撃選手が残っていて、シュートを放ちます
キーパー、顔面でボールを受け・・・悶絶中・・・守備の連携もやはり上手く行っていません。
その中でも、強引に攻撃を仕掛けるインテルですが・・・それはチームとしてではなくフォルランやスナイデルの個人の力で強引にって感じで・・・・
でも、このフォルランと長友佑都のコンビプレイって・・・すごい話です
スナイデルも何とかして先制点を取り、チームに勢いをと・・・強引にシュートを放ちます。
が・・・前半38分・・・水色のユニホームノヴァーラのマッツァラーニが左サイドを駆け上がります。
中央には森本貴幸が走りこんでいます。しかし、インテルはどっちの選手にもマークがついていてひとまずOKですね。
そうすると、マッツァラーニはより左側、森本はより右側に広がっていきます。
一見、遠ざかって攻めにくそうに感じますけど・・・・これ、立派なインテルに仕掛けた罠です・・・・・マッツァラーニと森本の差が広げた場所に・・・
リカルド・メッジョリーニが空いたスペースに走りこむ!!
シュート!!
決まった!!先制はホームのノヴァーラ
1-0、ノヴァーラが先制!!
55年ぶりのセリエAで幸先いいスタートが切れました!!
先制点を奪われた瞬間、長友はショックです。
何しろ、トドメに森本にお株をパクられていますから(笑)
長友のゴールパフォーマンスは日本の伝統であるお辞儀ですからね・・・・
森本にやられてしまいました・・・これはショック2倍www
ノヴァーラにとって記念すべきシーンを動画でお送りさせて頂きたいと思います。55年ぶりのセリエAゴールですからね。
徐々に動画の環境がよくなってきて、今日は比較的見れる方ではないでしょうか。
画像をクリックしてご覧下さいませ。
森本貴幸、ゴールもアシストでもありませんが、味方の攻撃スペースを広げたのは見事でしたね
これ以上連敗は名門インテルの名に傷がつく。ディエゴ・フォルランも・・・・
長友佑都も奮闘しますが
前半終了、1-0
なんと、昇格ホヤホヤのノヴァーラがメガクラブのインテルをリードして後半を迎えます
この試合、インテルの会長が観戦に来ています。
でも、ここはアウェイです。そんなアウェイにインテルの会長が来ているって言うことは・・・・
もう観戦というか、監視状態ですね。
セリエAでは開幕前からクビになる監督も多々います・・・もしかすると・・・・
・・・・ってなると、もうガスペリーニ監督はパニックを起こしていますかね。
選手以上にあわてまくっています。後半の頭から交代制限3人中2人使います
まずはカスタイニョスに変えてオビを投入。さらに、次がもう焦りしか感じられません。
昨年セリエA2位の立役者、FWのジャンパオロ・パッツィーニを投入するのはいいですけど・・・・
その代償としてディエゴ・フォルランを下げています。正気の沙汰ではありません(笑)
選手の方が落ち着いていても、監督がこの状態じゃ不安で仕方がないですが・・・後半キックオフ
フォルランという超世界的選手を下げる中、長友佑都は比較的監督からも認められていているようで・・・後半も起用されています。
長友もこのインテルの迷いを取っ払うべく
この位置からシュート!!
う~~ん、残念。
長友はいい意味で日本人ではないって言われますね。闘争心とか持ち前の明るさとかはイタリア人並ですからね
しかし、セリエA在籍5年の森本もイタリア人選手化していますね。
インテルでブラジル代表DFルシオとイタリア代表DFラノッキアが森本をつぶしに掛かります。
通常の日本人FWならば、倒されてFKを貰って本田か遠藤辺りに託すのがパターンでしょうけど・・・・
森本は中央突破!!イタリア人プレイヤー並みに、闘争本能丸出し!!
とにかくゴールを目指していくFWです。
まぁ・・・相手に当たってコーナーキックになりそうだと悟るとペースを下げてコーナーになるように仕掛けますが・・・・
インテルのDFラノッキアが森本を押し出してしまいます。
CKは確保できましたが、このファウルは取られず・・・・
しかし、森本は日本人とは思えないくらい世界でも堅固で有名なイタリア代表DFの1人であるラノッキア相手に食って掛かります。
日本人FWでこんな闘争本能丸出しで行くFWはなかなかいないでしょう。もしかしたら、日本人のよさも消されているのかもしれませんが・・・
あの結果重視のイタリアで生き抜こうとしたら、これくらいの気性ではないと通用しません。
(練習でも足を蹴ったりするようですしね、チームメイト同士で殴り合いのケンカだってあるようですよ。でも、練習終わるとお互いケロッとしているのもありますが)
「審判、ちゃんと見とけ!」ってイタリア語でクレームつけているような感じの森本
この闘争心も大好きですね。彼に日本代表FW任せたら、何が何でも点をもぎ取ってくれそうな気がしますもん。
これがいい意味での日本人プレイヤーっぽくない欧風のFWって感じですね・・・・頼もしいです。
この頼もしさに、ノヴァーラのテッセール監督も認めたのでしょうね。
1点を守り抜くためか、2人のうち1人FWを下げて中盤の選手を入れましたけど、森本は残りましたね。
監督に信用されている証拠なのかもしれません。
これで、森本はますますテンションが上がることでしょう・・・・
反対にチームのテンションを下げるような交代をしたのが、またしてもインテルのガスペリーニ監督。
もしも、この後選手が怪我したら・・・っていう意味でも、そんなに簡単にカードを切れない交代枠最後の3人目を後半21分で平気で切って来ます。
しかも、チームの中心選手で何とか攻撃の起点となっていたオランダ代表のエースでもあるウェズレイ・スナイデルを下げてしまいます。
攻める気がないのでしょうか・・・彼の無駄な3-4-3のこだわりでチームがガタガタになっているのに気付かないのでしょうか・・・
普段温厚なNHK解説者の山本昌邦さんも「チームがまとまらない戦術なんて意味がない」って言い切るくらいの交代。
リスク背負ってまで切った最後のカードで、余計に悪化させている感じです。
交代させられる瞬間のエース・スナイデル。もう無念さが伝わってきます。
こういう世界的な選手を抱えているチームはフォーメーションよりも何よりも、選手に機嫌よく仕事をさせることの方が重要。
例えば色々問題のあるレアル・マドリードのモウリーニョ監督・・・
それでも、彼が就任したチームは強くなっていきます。彼の最大の魅力は、大物選手の心ですら見事に掴むことですからね。
大物選手をまとめる力で、彼が就任したチームがことごとくタイトルを取っていますからね。
残念ながら、このガスペリーニ監督にはその大物選手の心を掴む術には乏しく、怒り心頭のスナイデルは試合途中でピッチを後にします。
ラノッキア、交代枠なしの状態であわや負傷退場かって言うドキドキもありましたけど・・・それは何とかって感じのようです
この交代はあべこべにノヴァーラに力を与えることになり、ノヴァーラの攻撃の勢いが増してきます。
森本もボールを受けて・・・
相手をたっぷり引き付けたところでヒールパスで・・・・
ジョルジのスペースを開けて、フリーで打たせていますね、この日森本は大活躍!!
勢いは止まらず、日本人プレイヤーとは思えないくらいのたくましさを感じる森本ショーは続きます。
後半41分・・・宙に浮いたボールをラノッキアと競り合う森本・・・・
こんなすごい選手相手にも物怖じせず、落ち着いてトラップをし・・・
自分の走りやすいところへボールを落とす図太さを持っていますね
さらに、こんなすごいDFに引っ張られても負けません!!
逆に相手を倒そうとしている感じでもあります。体の入れ方も日本人離れしています
ようやく、ラノッキアが森本を抑えたと思いきや・・・・
審判、PKの指示!!
PKをゲ~~~~~~~~~~~ット!!
おまけにラノッキア退場!!これは大きなPK!!!
森本は一気に相手DFを消す仕事もしました
しかし、ここからも森本はイタリア人化している印象が・・・・
このチームは背番号10番のリゴーニがPKを蹴るのが通常のようですが・・・
オレがPK貰ったんだから、俺に蹴らせろ!!ってリゴーニに食って掛かります。
ホント、たくましいわwww
日本代表では決していいシーンとは思えないですが、イタリアではそれくらいの要求は当然とされているようです。
一見、チームの和を乱したように思えるシーンでもありますが、イタリアではそれほどでもなく・・・こうやってチームメイトが慰めてくれますからね。
いいとは言いませんが、決して悪くはないことのようです。そして、それくらいしとかないとイタリアでは生きていけません
そして、リゴーニが無事に決めると・・・
こうやって、これは素直に祝福しています。
日本人以上に荒れますが、こうやって日本人以上に引きずらないのがイタリア人のようで・・・Jよりイタリア生活の長い森本もそれに馴染んでいる感じですね。
ゴールが決まったら、それはそれで喜んでいます。満面の笑みとは対照的に
逆に長友佑都はとても悔しそう・・・・
後半41分で2-0とノヴァーラが追加点。
55年ぶりのセリエAは大金星という結果を作り上げるまで後4分です
このシーンはゴールシーンより、森本のPKを貰う術がすごかったと思います。
その倒されるシーンまでを動画で載せさせて頂きました
こんな感じでイタリア生活の長い森本は、体格までイタリア人なのかもしれません。
インテルのDFキブにぶつかられても
逆に倒せるというたくましさ!!
しかし・・・たくましさで言えばインテルの長友佑都も負けません。
0-2と絶望的な状態で、長友佑都が奮起します。
後半44分・・・長友は右サイドを駆け上がり、クロスを上げます
残念ながら、いいクロスとは言えず、ノヴァーラDFに跳ね返されています・・・・
が、しかし!インテルのカンビアッソもつめていた!!
ゴール!1点返した!!
2-1、インテルが一矢報いた!!
このシーンも動画で!!
ロスタイムは3分です。
インテルが追いつくか・・・ノヴァーラが逃げ切るか・・・・
森本はFWとしての時間稼ぎを仕掛けます。
相手陣地内でボールをキープします。ボールを奪われたらカウンターの素ですから、これはこれで責任重大ですよね
この場所でボールをキープし続けたら、時間は稼げるし・・・相手がボールに触ってきたら、その先はCKが待っているので、それはそれで時間が稼げます。
しかし・・・
相手は焦りすぎているのか、あまりにも執拗にボールを取りに来ようとしているので・・・・
スルっと抜けちゃいます(笑)
こうなれば、今の森本が止まるわけがありません。相手はシャツを引っ張っていますが・・・・・
気にせず、ここまで進んで・・・・
パスを出します。ジョルジがフリーで受け取り・・・・・
シュート!しかし、キーパーがはじきますが・・・
しっかり、ラゴーニがつめていました、ゴール
この森本の素晴らしいキープ力と当たりの強さを動画でご覧下さいませ
3-1!!
これで勝負あり
試合終了!!3-1!!!
ノヴァーラ、森本の大活躍でビッグクラブのインテルを下しました!!
森本はやっぱりすごかった。そんなに国内でも好かれる選手ではないけど、やっぱり森本はすごい選手でした。
こんな身も心もFWな選手は日本人選手としてはとても貴重ですよね。移籍してよかった。
この当たりの強さは、好んでぶつかってくるアジア人相手にワールドカップ予選に出場させると悪くないかもしれません
ノヴァーラって言うチームにとって55年ぶりのセリエAでインテルに勝つというのは歴史的な瞬間だったのではないでしょうか。
その起点となった森本貴幸・・・ノヴァーラのレジェンドとなって欲しいですね。
そんなお祭り騒ぎでサポーターと喜びを分かち合うシーンを動画でお送りさせていただきます。
一方、やっぱりチームが機能しないのに無理矢理自分の好みのフォーメーションのごり押しは自分の首を絞めたインテルのガスペリーニ監督。
ファンからも選手からも嫌われたら、どれだけ素晴らしいフォーメーションも無意味だって言うことですね。
しかし・・・そんなメチャクチャな監督も前のレオナルド監督も長友には機会を与えているのですよね、長友が重要ってことですよね。それは日本人としてうれしい話ですけどね。
・・・と、言った感じで本日はこれまでにしたいと思います。
本日もご覧下さいまして、誠にありがとうございました
案の定・・・・インテルのガスペリーニ監督はクビになったようです・・・・
でも、この試合は見逃せない試合ですよね。これが終わってからマンデーフットボールをお送りさせて頂こうかと思っています。
実は明日からはF1をお送りさせて頂くつもりでいましたけど・・・あんなガチガチレース、楽しく書ける自信なし。
マンデーフットボールが終わってからしれっと書かせてもらおうかなと思っています(笑)
なお、今日は文字数と画像たっぷりなので、編集上フォント変更や絵文字が少なめであることをお許し下さいませ
それでは参りましょう
イタリア・セリエA 第3節
ノヴァーラ vs インテル
の試合をお送りさせて頂きたいと思います。この試合はホントに大きな試合でしたね。
欧州4大リーグのうちのセリエA・・・Jリーグが発足してから、最初に欧州へ渡った選手はセリエAでしたよね。
ジェノアのカズでしたよね・・・そして、次は中田英寿が・・・名波浩が、中村俊輔が・・・
当時は日本の中心中の中心選手が行っていましたね。
でも、それでも中堅チームでレギュラーで出れるかどうか分からない状態でしたよね。
それから10数年後・・・・
ノヴァーラからは森本貴幸がスタメンで・・・・
一方、インテルからも長友佑都がスタメン起用。
セリエAのような、世界的にも有名なリーグで日本人対決が実現するなんて・・・中田と俊輔のころですらあまり考えたことなかったですね。
(実際はありましたけどね)
ノヴァーラは長らくセリエBやセリエCといった下部リーグで戦ってきて、この2年でセリエC→セリエB→セリエAとホップ・ステップ・ジャンプとやってまいりました。
ノヴァーラは55年ぶりにセリエAの舞台に戻って参りました。
そして、このノヴァーラの本拠地、シルビオビオラで55年ぶりのセリエAの試合が開催される相手が超ビッグクラブのインテル・・・・
まぁ・・・この画像はインテルのサポーターですけどね。ノヴァーラからも近いようだし・・・「wowow~~~Yuto Nagatomo」ってイタリア人が歌ってくれるのはうれしい話ですね。
そんな舞台に
日本人の2人が立ち会えるのはすごい話です。
まぁ・・・インテルとノヴァーラじゃ戦力が思いっきり違いますけどね・・・・インテルはスナイデルやフォルランといったとんでもない選手が揃っていますからね・・・・
・・・って、言う割りにはここ3戦で未勝利のインテル。
この新フォーメーション3-4-3が全く機能していない模様ですね。ルシオなんてもともとセンターバック。こんな右後ろに置いても本来の実力は発揮されません。
インテルの新監督、ガスペリーニは3-4-3の信念を貫くのはいいですが・・・インテルのスタイルにはまったく合いません。
ただでさえ、結果重視のセリエAでこれ以上勝てなかったら、たった3戦でクビってことも十分に考えられます。
結果重視で行くならば、昨年は2位の成績を収めたフォーメーションで行けばいいと思うのですけど・・・もう意固地です。
その3-4-3を貫くために、昨年2位までたどり着いた立役者、パッツィーニがサブに回るなんて・・・・
選手を生かすためのフォーメーションではなく、フォーメーションを生かすための選手起用で大丈夫でしょうか
正直、監督に馴染めない選手も出てきました。この試合はインテルのキャプテンであるハビエル・サネッティに頼るしかありません
この選手は熱いハートで37歳でありながら、この選手層の厚いインテルでスタメンに名を連ね続けて選手を引っ張ってきました。
アルゼンチン国籍の選手でありながら、イタリアの選手を抜いてインテル歴代出場記録を更新し続けています
ノヴァーラはすべりだしはまずまず。森本貴幸は一つ前の試合で移籍後初ゴールを決めて、その勢いでスタメン起用ですね。
昨年まで飼い殺しの目にあっていた森本・・・なんかいいチームに移籍したのかも。
先ほどから画像の選手名で黄色になっているのは新加入選手。ノヴァーラもひそかに多く補強を行ったようですね
それでは、参りましょう・・・・キックオフ!!
ホームの熱い声援を受けるノヴァーラに対して、まとまっていないインテル・・・序盤からノヴァーラが押し気味です。
どっちのサイドか分からないくらいFWがDFを包囲しています。
インテルのキブはたまらずバックパスをしますが・・・・
まだノヴァーラの攻撃選手が残っていて、シュートを放ちます
キーパー、顔面でボールを受け・・・悶絶中・・・守備の連携もやはり上手く行っていません。
その中でも、強引に攻撃を仕掛けるインテルですが・・・それはチームとしてではなくフォルランやスナイデルの個人の力で強引にって感じで・・・・
でも、このフォルランと長友佑都のコンビプレイって・・・すごい話です
スナイデルも何とかして先制点を取り、チームに勢いをと・・・強引にシュートを放ちます。
が・・・前半38分・・・水色のユニホームノヴァーラのマッツァラーニが左サイドを駆け上がります。
中央には森本貴幸が走りこんでいます。しかし、インテルはどっちの選手にもマークがついていてひとまずOKですね。
そうすると、マッツァラーニはより左側、森本はより右側に広がっていきます。
一見、遠ざかって攻めにくそうに感じますけど・・・・これ、立派なインテルに仕掛けた罠です・・・・・マッツァラーニと森本の差が広げた場所に・・・
リカルド・メッジョリーニが空いたスペースに走りこむ!!
シュート!!
決まった!!先制はホームのノヴァーラ
1-0、ノヴァーラが先制!!
55年ぶりのセリエAで幸先いいスタートが切れました!!
先制点を奪われた瞬間、長友はショックです。
何しろ、トドメに森本にお株をパクられていますから(笑)
長友のゴールパフォーマンスは日本の伝統であるお辞儀ですからね・・・・
森本にやられてしまいました・・・これはショック2倍www
ノヴァーラにとって記念すべきシーンを動画でお送りさせて頂きたいと思います。55年ぶりのセリエAゴールですからね。
徐々に動画の環境がよくなってきて、今日は比較的見れる方ではないでしょうか。
画像をクリックしてご覧下さいませ。
森本貴幸、ゴールもアシストでもありませんが、味方の攻撃スペースを広げたのは見事でしたね
これ以上連敗は名門インテルの名に傷がつく。ディエゴ・フォルランも・・・・
長友佑都も奮闘しますが
前半終了、1-0
なんと、昇格ホヤホヤのノヴァーラがメガクラブのインテルをリードして後半を迎えます
この試合、インテルの会長が観戦に来ています。
でも、ここはアウェイです。そんなアウェイにインテルの会長が来ているって言うことは・・・・
もう観戦というか、監視状態ですね。
セリエAでは開幕前からクビになる監督も多々います・・・もしかすると・・・・
・・・・ってなると、もうガスペリーニ監督はパニックを起こしていますかね。
選手以上にあわてまくっています。後半の頭から交代制限3人中2人使います
まずはカスタイニョスに変えてオビを投入。さらに、次がもう焦りしか感じられません。
昨年セリエA2位の立役者、FWのジャンパオロ・パッツィーニを投入するのはいいですけど・・・・
その代償としてディエゴ・フォルランを下げています。正気の沙汰ではありません(笑)
選手の方が落ち着いていても、監督がこの状態じゃ不安で仕方がないですが・・・後半キックオフ
フォルランという超世界的選手を下げる中、長友佑都は比較的監督からも認められていているようで・・・後半も起用されています。
長友もこのインテルの迷いを取っ払うべく
この位置からシュート!!
う~~ん、残念。
長友はいい意味で日本人ではないって言われますね。闘争心とか持ち前の明るさとかはイタリア人並ですからね
しかし、セリエA在籍5年の森本もイタリア人選手化していますね。
インテルでブラジル代表DFルシオとイタリア代表DFラノッキアが森本をつぶしに掛かります。
通常の日本人FWならば、倒されてFKを貰って本田か遠藤辺りに託すのがパターンでしょうけど・・・・
森本は中央突破!!イタリア人プレイヤー並みに、闘争本能丸出し!!
とにかくゴールを目指していくFWです。
まぁ・・・相手に当たってコーナーキックになりそうだと悟るとペースを下げてコーナーになるように仕掛けますが・・・・
インテルのDFラノッキアが森本を押し出してしまいます。
CKは確保できましたが、このファウルは取られず・・・・
しかし、森本は日本人とは思えないくらい世界でも堅固で有名なイタリア代表DFの1人であるラノッキア相手に食って掛かります。
日本人FWでこんな闘争本能丸出しで行くFWはなかなかいないでしょう。もしかしたら、日本人のよさも消されているのかもしれませんが・・・
あの結果重視のイタリアで生き抜こうとしたら、これくらいの気性ではないと通用しません。
(練習でも足を蹴ったりするようですしね、チームメイト同士で殴り合いのケンカだってあるようですよ。でも、練習終わるとお互いケロッとしているのもありますが)
「審判、ちゃんと見とけ!」ってイタリア語でクレームつけているような感じの森本
この闘争心も大好きですね。彼に日本代表FW任せたら、何が何でも点をもぎ取ってくれそうな気がしますもん。
これがいい意味での日本人プレイヤーっぽくない欧風のFWって感じですね・・・・頼もしいです。
この頼もしさに、ノヴァーラのテッセール監督も認めたのでしょうね。
1点を守り抜くためか、2人のうち1人FWを下げて中盤の選手を入れましたけど、森本は残りましたね。
監督に信用されている証拠なのかもしれません。
これで、森本はますますテンションが上がることでしょう・・・・
反対にチームのテンションを下げるような交代をしたのが、またしてもインテルのガスペリーニ監督。
もしも、この後選手が怪我したら・・・っていう意味でも、そんなに簡単にカードを切れない交代枠最後の3人目を後半21分で平気で切って来ます。
しかも、チームの中心選手で何とか攻撃の起点となっていたオランダ代表のエースでもあるウェズレイ・スナイデルを下げてしまいます。
攻める気がないのでしょうか・・・彼の無駄な3-4-3のこだわりでチームがガタガタになっているのに気付かないのでしょうか・・・
普段温厚なNHK解説者の山本昌邦さんも「チームがまとまらない戦術なんて意味がない」って言い切るくらいの交代。
リスク背負ってまで切った最後のカードで、余計に悪化させている感じです。
交代させられる瞬間のエース・スナイデル。もう無念さが伝わってきます。
こういう世界的な選手を抱えているチームはフォーメーションよりも何よりも、選手に機嫌よく仕事をさせることの方が重要。
例えば色々問題のあるレアル・マドリードのモウリーニョ監督・・・
それでも、彼が就任したチームは強くなっていきます。彼の最大の魅力は、大物選手の心ですら見事に掴むことですからね。
大物選手をまとめる力で、彼が就任したチームがことごとくタイトルを取っていますからね。
残念ながら、このガスペリーニ監督にはその大物選手の心を掴む術には乏しく、怒り心頭のスナイデルは試合途中でピッチを後にします。
ラノッキア、交代枠なしの状態であわや負傷退場かって言うドキドキもありましたけど・・・それは何とかって感じのようです
この交代はあべこべにノヴァーラに力を与えることになり、ノヴァーラの攻撃の勢いが増してきます。
森本もボールを受けて・・・
相手をたっぷり引き付けたところでヒールパスで・・・・
ジョルジのスペースを開けて、フリーで打たせていますね、この日森本は大活躍!!
勢いは止まらず、日本人プレイヤーとは思えないくらいのたくましさを感じる森本ショーは続きます。
後半41分・・・宙に浮いたボールをラノッキアと競り合う森本・・・・
こんなすごい選手相手にも物怖じせず、落ち着いてトラップをし・・・
自分の走りやすいところへボールを落とす図太さを持っていますね
さらに、こんなすごいDFに引っ張られても負けません!!
逆に相手を倒そうとしている感じでもあります。体の入れ方も日本人離れしています
ようやく、ラノッキアが森本を抑えたと思いきや・・・・
審判、PKの指示!!
PKをゲ~~~~~~~~~~~ット!!
おまけにラノッキア退場!!これは大きなPK!!!
森本は一気に相手DFを消す仕事もしました
しかし、ここからも森本はイタリア人化している印象が・・・・
このチームは背番号10番のリゴーニがPKを蹴るのが通常のようですが・・・
オレがPK貰ったんだから、俺に蹴らせろ!!ってリゴーニに食って掛かります。
ホント、たくましいわwww
日本代表では決していいシーンとは思えないですが、イタリアではそれくらいの要求は当然とされているようです。
一見、チームの和を乱したように思えるシーンでもありますが、イタリアではそれほどでもなく・・・こうやってチームメイトが慰めてくれますからね。
いいとは言いませんが、決して悪くはないことのようです。そして、それくらいしとかないとイタリアでは生きていけません
そして、リゴーニが無事に決めると・・・
こうやって、これは素直に祝福しています。
日本人以上に荒れますが、こうやって日本人以上に引きずらないのがイタリア人のようで・・・Jよりイタリア生活の長い森本もそれに馴染んでいる感じですね。
ゴールが決まったら、それはそれで喜んでいます。満面の笑みとは対照的に
逆に長友佑都はとても悔しそう・・・・
後半41分で2-0とノヴァーラが追加点。
55年ぶりのセリエAは大金星という結果を作り上げるまで後4分です
このシーンはゴールシーンより、森本のPKを貰う術がすごかったと思います。
その倒されるシーンまでを動画で載せさせて頂きました
こんな感じでイタリア生活の長い森本は、体格までイタリア人なのかもしれません。
インテルのDFキブにぶつかられても
逆に倒せるというたくましさ!!
しかし・・・たくましさで言えばインテルの長友佑都も負けません。
0-2と絶望的な状態で、長友佑都が奮起します。
後半44分・・・長友は右サイドを駆け上がり、クロスを上げます
残念ながら、いいクロスとは言えず、ノヴァーラDFに跳ね返されています・・・・
が、しかし!インテルのカンビアッソもつめていた!!
ゴール!1点返した!!
2-1、インテルが一矢報いた!!
このシーンも動画で!!
ロスタイムは3分です。
インテルが追いつくか・・・ノヴァーラが逃げ切るか・・・・
森本はFWとしての時間稼ぎを仕掛けます。
相手陣地内でボールをキープします。ボールを奪われたらカウンターの素ですから、これはこれで責任重大ですよね
この場所でボールをキープし続けたら、時間は稼げるし・・・相手がボールに触ってきたら、その先はCKが待っているので、それはそれで時間が稼げます。
しかし・・・
相手は焦りすぎているのか、あまりにも執拗にボールを取りに来ようとしているので・・・・
スルっと抜けちゃいます(笑)
こうなれば、今の森本が止まるわけがありません。相手はシャツを引っ張っていますが・・・・・
気にせず、ここまで進んで・・・・
パスを出します。ジョルジがフリーで受け取り・・・・・
シュート!しかし、キーパーがはじきますが・・・
しっかり、ラゴーニがつめていました、ゴール
この森本の素晴らしいキープ力と当たりの強さを動画でご覧下さいませ
3-1!!
これで勝負あり
試合終了!!3-1!!!
ノヴァーラ、森本の大活躍でビッグクラブのインテルを下しました!!
森本はやっぱりすごかった。そんなに国内でも好かれる選手ではないけど、やっぱり森本はすごい選手でした。
こんな身も心もFWな選手は日本人選手としてはとても貴重ですよね。移籍してよかった。
この当たりの強さは、好んでぶつかってくるアジア人相手にワールドカップ予選に出場させると悪くないかもしれません
ノヴァーラって言うチームにとって55年ぶりのセリエAでインテルに勝つというのは歴史的な瞬間だったのではないでしょうか。
その起点となった森本貴幸・・・ノヴァーラのレジェンドとなって欲しいですね。
そんなお祭り騒ぎでサポーターと喜びを分かち合うシーンを動画でお送りさせていただきます。
一方、やっぱりチームが機能しないのに無理矢理自分の好みのフォーメーションのごり押しは自分の首を絞めたインテルのガスペリーニ監督。
ファンからも選手からも嫌われたら、どれだけ素晴らしいフォーメーションも無意味だって言うことですね。
しかし・・・そんなメチャクチャな監督も前のレオナルド監督も長友には機会を与えているのですよね、長友が重要ってことですよね。それは日本人としてうれしい話ですけどね。
・・・と、言った感じで本日はこれまでにしたいと思います。
本日もご覧下さいまして、誠にありがとうございました
案の定・・・・インテルのガスペリーニ監督はクビになったようです・・・・
森本は日本人離れした体格にプレイですよね
見ていて頼もしく感じます
サネッティはどのフォーメーションだろうがどのポジションだろうが見事にこなして見せますよね
長友佑都・・・こうなれば、ムダに代表戦に呼ばれず体力が温存できた・・・って考えてもいいくらいケガしたって言う事実を忘れてしまいそうですよね
それくらいの回復振りですよね
監督は少し、信念を貫きすぎた・・・
郷にいれば郷に従うくらいの柔軟さか、3-4-3について選手ともっと話してもよかったのかなって思いますね
岡崎はそうですね・・・やっぱり運動量の魅力がたまらないのでしょうね
あの運動量はFWという前線で待たせる仕事には勿体無いのかもしれませんね
ボビさんも本職はFWながら、岡崎に近いスタイルなのでフェンロの中盤プレイヤーとして使われているみたいだし
もりもとくん、かっこよかったです
サネッティさんも健在でした
ゆうとくんの驚異的な復活に目を見張りました(o・・o)
成長してるんですね
チームや監督との関係など難しいですね('∇`)
オカちゃんもシュツットで、監督の要求にこたえて、成長してると思うけど
FDとして、育成してくれたらいうことないんだけどな( ̄▽ ̄)b
森本は攻撃の核となりつつありますよね
ラテンの血が流れていますよね、それでいてプレイ全体はクールだったりするのです
まぁ、シャツのつかみ合いはよっぽど悪質でない限り、当たり前くらいになっていますよね
その反則気味なシャツを引っ張る行為・・・これに負けずに突破できるのが真の点取り屋になるのでしょうね
森本選手、魂は熱く プレイはお洒落 という感じですね。
サッカーのシャツつかみは時々目に入りますね。
ユニフォームをもっと破れやすい素材にして審判にアピールするというのはどうでしょう(笑)