子供の頃、今から50年前は年末になるとあちこちで餅をついていた。その時は家族が何人もワイワイやっていた。それから暫くして電気釜みたいな餅つき機が登場して皆それを買った。重い杵を振り回さないで楽だって話だったけど、出来た餅は今一つだし機械の掃除が面倒臭くなって使わなくなった。でも昔ながらの餅つきもそれを機に止めちゃった家が多かった。
つきたての餅を食べたら美味しかったので小学5年から半世紀も餅つきが続けてる。途絶えたのは一昨年別荘の管理人が居なくなった時だけ。その餅つきも今では中々会えない遠方の友人達と一緒にやる。その賑やかさは昔の光景に近い。年に1回だから七夕みたいだけど盆と正月が一緒に来たようで楽しい日になるのである。
餅を千切ってるところ
つきたての餅を食べる、それはまだ臼の中にある温かい餅をちぎって食べること。今までは一旦皿に載せてから食べたけど今年は皿を省いた。これ以上のつきたては無いはず。
毎年来てる人が今年は遠方に単身赴任しちゃったのでまだ戻って来れずってことで欠席。その代わり久々の新人登場。それも関東ではなく佐久から。こんな田舎の佐久でも俺は餅をついてる所をまだ見たことがない。餅つきはそのくらい珍しい事になってしまったのである。
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