アシストブレーキ付きビレイディバイス

　海外によく行く人の話だとアシスト付きでないビレイデバイスだとビレイを断られる事があるそうだ。道具に関しては海外、といってもクライミングが盛んな国に限られるけど日本より合理的だ。日本だと還暦くらいのベテランに「そのやり方は危ないですよ」と言うと「俺は昔からこれでやってきたんだ、若造が…」とキレられるのがセット。

　先日一緒に行った若者は見たことがないデバイスを使っていた。それを勧めたのは古希のベテラン。歳取っても次々と新しい道具を試す人は居る。写真、左の青いのは俺が使ってる物だ。


右の赤いのは初めて見た

　試しに使ってみようと思ってちょっとシミュレーション。クライマーが落ちたのを想定してロープを急に引っ張ってみた。俺のと同じ反応、と思った次の瞬間ブレーキが解除された。若者の話によると急制動にならないような仕組みらしい。ビレイヤーに比べてクライマーが軽い時に良いそうだ。グリグリだとパシッと止まっちゃうからクライマーの身体に余計な負担がかかるってわけだ。同じ物だと思ってたら微妙に違うので使うのは止めた。クライマーと反対側のロープをちゃんと持っていれば特に問題は無い。でもそれが出来ないような状況になっちゃった時はどうなんだろ。