鳥の図鑑を買いたかったんだけど

　山と渓谷社に野鳥という図鑑がある。大きさは新書を倍に厚くしたくらい。美|人|人|妻に貰ったやつだけど、ってこういう美|人だの人|妻だのという言葉を入れるとロクでもないコメントが付いてしまう。でもこうやってたまにヨイショしとくってのが人間関係を円滑にするコツというか何というか。念のため美と人の間にこっそり文字を入れといたけどその効果は如何に。

　この図鑑は最初の方に鳥の写真一覧なんてのがあるのが良い。ところがここ数日、ここに載ってない小鳥が来る。もしかしたら知ってる鳥の♀かもしれないがもう一冊大きなのが欲しいと思って本屋に出かけた。大きな本屋は佐久市の中でも旧佐久市内にしかないんだけど、５店舗ある。場所がバラバラなので今回は北の方に向かう。

　１軒目には大したのは無かった。野草の本は沢山あるのに野鳥の本って随分少ないんだと思った。次に売り場面積が一番広い店に行ってみることにした。そしたらガラスの向こうに何も無い雰囲気。改装って雰囲気ではなかった。後で確認したが数ヶ月前に店仕舞いしちゃったようだ。消えたのは文教堂だけどそれなりに大きな本屋なのにねぇ。

　コンビニで週刊誌を売るようになってから本屋の経営は厳しいようだ。万引きも多いそうだし堂々と携帯電話のカメラで本を写してる所を見たこともある。一番売れる週刊誌だけ販売などという良いとこ取りの商売にはいくら何でもかなわない。そして良い本屋、本の事を聞くとスラスラと教えてくれる店は次々と消えていく。