出物腫れ物、そして猫、所構わず

　パソコンを炬燵の脇に置いといた。何処からともなくピーッピーッという音。僅かだがパソコンの上は畳の上よりは暖かい。しかし他に暖かい場所はいくらでもあるのに…


キートップキャット

上村は悪くとも銅＠オレサマ印象

　あの腰や膝に悪そうなモーグルを長野五輪の頃からやり大会のたびに順位が上がっていた。しかもレベルが長野の頃よりずっと上がってるというのに凄いもんだ。だからさすがに今回のメダルは無理だと思っていた。結果は予想に近かったけど、決勝の採点、特にターン点は納得にはほど遠かった。

２０１４年ソチ五輪女子モーグル上位４名のターン点とタイム

国	名前	ターン					タイム(秒)
		USA	FRA	RUS	AUS	CZE
カナダ	Justine DUFOUR-LAPOINTE	4.1	4.0	4.1	4.0	4.0	31.56
カナダ	Chloe DUFOUR-LAPOINTE	4.1	4.1	4.0	4.0	4.0	31.71
米国	Hannah KEARNEY	3.9	3.7	3.6	3.6	3.8	31.04
日本	上村愛子	3.5	3.6	3.5	3.5	3.6	30.46

Ladies' Moguls Final 3より

　１位、２位の選手、あれだけゆっくり滑ればターンは綺麗に見える。といって上村のターンが乱れてたわけではないのに３.５点程度という低さ。先頭で滑ったから低目の点にされたのかなぁ。問題は３位の選手だ。コブで２～３回乱され、しかもスピードも遅いのに点数が平均３.７って素人目にも明らかに変。

上村がカーニーに負けた理由

・・・・・略・・・・・

雪面を受ける力をすべて受け止める上村に対して、カーニーやデュフールラポワントはスキーのテールを小さくずらしながら、雪面に逆らわずに滑った。以前なら減点となった滑りが、高得点を生んだのだ。

・・・・・略・・・・・

2014年2月9日22時46分　日刊スポーツ

　なるほどそういうことだったのか、って下の滑りを見てそう思えなかった人は沢山居るに違いない。タイムだけで決まる競技だと１００分の１秒差で明暗が別れることがあるのにこれだから採点の絡む競技は…


スキーずれてるどころじゃないだろと思うのだが…＠決勝で最後に滑ったカーニー

リアルタイム

　日本の公式ＷＥＢサイトって大抵更新が印象なんだけど、ソチ五輪のサイトに実況ページなんてのがあった。男子滑降をテレビと一緒に見ていると成績はほぼゴール直後に更新された。しかも後で気づいたんだけど走ってる位置が大雑把に表示されていた。


凡その走ってる場所が表示される

　以前は滑降なんて何が面白いのかなんて思ってたけど、あの走る直滑降というか圧倒的なスピードで斜面を滑り降りるってのは凄い。技術があってもビビッてダメな人も居るだろう。まぁそういう選手はここに居るわけないけどね。

　実際のコースの後半では筋肉疲労か何かでＧに耐え切れず腰砕けになりそうな下位選手が居た。そして勝敗は百分の数秒で決まるという主観の入らないところも良い。実際優勝者と２位のタイム差は２分ほど滑り降りてたったの０.０６秒差。