森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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国際的知名度なんて;安倍首相の顔写真掲載ミス
安倍首相、赤城農相と間違われ…独紙が誤掲載(朝日新聞6・8) - goo ニュース
サミットに勇んで出かけたものの、首相は鼻っぱしらを折られました。
何しろ自分の顔写真であるべきところを、他人=赤木徳彦氏と間違えられて掲載されたのですから。北部ドイツの新聞3紙が共同して発行した際の出来事です。
安倍氏の知名度が低いに尽きるのでしょう。が、これは他の問題を示唆しているように感じるのです。
そもそもドイツで日本への関心、知名度が特段高いとは思えません。ようはドイツにアピールできるような日本の国際的な地位がどの程度かが示されたということでしょう。日本がイニシャチブをとるといってでかけ、会談後、日本の主張が文言として反映されたと安倍首相は自慢気でしたが、あにはからんや、存在感が薄かったわけです。
ひるがえって考えると、首脳(G8)の名は日本でどれくらい知られているのか。アメリカ、イギリス、ロシアくらいはともかく、フランスも大統領選直後なのでサルコジの名は知られていると思わないでもありませんが、イタリア、カナダ、ドイツを知る人は案外少ないかもしれません。
G8といっても、しょせんはこんなもの。西欧と比べると、日本人の政治意識は決して高くないと私は思っており、常日頃、ヨーロッパに関心を寄せる人などは微々たるもの。今回の顔写真事件は、ドイツのなかの日本の国際的位置が、ちょうど日本におけるカナダなどの域をでないということを示しました。
むしろ、安倍氏の知名度は、東アジアの近隣諸国で高まっているような気がしてなりません。改憲にたいする意欲を安倍氏が語れば語るほど、近隣の諸国では危機感を募らせ、いきおい安倍首相への関心は高まり、批判は強まるでしょう。その上、改憲の流れにのって、保守派の議員は、「価値観外交を推進する議員の会」につづき「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」を結成しました。周辺の国ぐに、とくに中国の懸念と日本にたいする警戒感は強まるばかり。
中国や韓国との間の歴史認識の問題はそう簡単には解決しないでしょう。国と国との関係は本来、何かと問題が起こるものでしょう。それだから、外交は、相手国にたいする蔑視を捨て、その国の歴史を知るところからはじまるでしょう。
日本は、アメリカとの関係を軸に置いて物事のほとんどを考える国。イラク戦争でも、アメリカ一辺倒の姿勢は際立っています。
しかし、世界の国々が日本国憲法をもつ日本に期待しているのは、東アジアでの平和秩序づくりでイニシャチブを発揮することではないでしょうか。
そして近隣諸国との関係構築なしに、日本の国際的評価が高まるなどはありえないのではないかと思うばかりです。
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何しろ自分の顔写真であるべきところを、他人=赤木徳彦氏と間違えられて掲載されたのですから。北部ドイツの新聞3紙が共同して発行した際の出来事です。
安倍氏の知名度が低いに尽きるのでしょう。が、これは他の問題を示唆しているように感じるのです。
そもそもドイツで日本への関心、知名度が特段高いとは思えません。ようはドイツにアピールできるような日本の国際的な地位がどの程度かが示されたということでしょう。日本がイニシャチブをとるといってでかけ、会談後、日本の主張が文言として反映されたと安倍首相は自慢気でしたが、あにはからんや、存在感が薄かったわけです。
ひるがえって考えると、首脳(G8)の名は日本でどれくらい知られているのか。アメリカ、イギリス、ロシアくらいはともかく、フランスも大統領選直後なのでサルコジの名は知られていると思わないでもありませんが、イタリア、カナダ、ドイツを知る人は案外少ないかもしれません。
G8といっても、しょせんはこんなもの。西欧と比べると、日本人の政治意識は決して高くないと私は思っており、常日頃、ヨーロッパに関心を寄せる人などは微々たるもの。今回の顔写真事件は、ドイツのなかの日本の国際的位置が、ちょうど日本におけるカナダなどの域をでないということを示しました。
むしろ、安倍氏の知名度は、東アジアの近隣諸国で高まっているような気がしてなりません。改憲にたいする意欲を安倍氏が語れば語るほど、近隣の諸国では危機感を募らせ、いきおい安倍首相への関心は高まり、批判は強まるでしょう。その上、改憲の流れにのって、保守派の議員は、「価値観外交を推進する議員の会」につづき「中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国会議員の会」を結成しました。周辺の国ぐに、とくに中国の懸念と日本にたいする警戒感は強まるばかり。
中国や韓国との間の歴史認識の問題はそう簡単には解決しないでしょう。国と国との関係は本来、何かと問題が起こるものでしょう。それだから、外交は、相手国にたいする蔑視を捨て、その国の歴史を知るところからはじまるでしょう。
日本は、アメリカとの関係を軸に置いて物事のほとんどを考える国。イラク戦争でも、アメリカ一辺倒の姿勢は際立っています。
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