森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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安倍政権250日-どうなっていくのか
松岡氏の死によって、赤城徳彦氏が後任農水相に決まった。決まったとたんに、緑資源機構関連企業にパーティ券を購入させたことが発覚、先行きにいっそうの不安を感じさせるものとなった。
赤木氏もまた日本会議国会議員懇談会のメンバーである。閣僚のほとんどが、安倍首相と同じように、戦前への回帰を志向する集団に属する。自分の考えに同調できる連中で固めれば、それだけ自民党内の矛盾も深まらざるをえない。そして、何よりも国民の意識と大きくかけ離れざるをえないだろう。
日本会議はいうまでもなく改憲右翼集団。アジア侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の戦争だったと主張する。同会議は安倍政権発足後、すぐに教育基本法改悪の急先鋒を担った。そして改憲手続き法案では、公明、民主と自民党との3者協議がつづけられ「修正」で合意しようとしていたが、首相の改憲発言がくりかえされるなかで、日本会議議連が中心になった「新憲法制定促進委員会準備会」(古屋圭司衆院議員)が、公務員の政治活動、メディア規制を軸に巻き返した。彼らにすれば、修正は許せないものとしてあった。その上に、民法772条問題では、長勢法相が貞操義務が崩れるといいだし同条規定の見直しにストップをかけた。
この脈絡で、郵政造反組の復党問題をとらえると、よくみえてくる。
小泉元首相の優先民営化に反対した議員のうち、昨年、自民党に復党したも11人のなかの9人までが「日本会議」やその他の議連に参加する者だ。古屋圭司も江藤晟一も有力なメンバーなのである。
発足当初からいわれていたことだが、安倍内閣の閣僚は、いよいよ単一の色に染まっている。
国会はいま、議論も詰めないまま、数を頼りに採決だけを急ぐ、文字どおり空洞化する国会となった。これは、「同志」で内閣を固めていく安倍の手法とともに、政権のもろさをも象徴するかのようだ。
強行採決を繰り返す安倍・自公政権の暴走に対し、「国民の目から見ていかがなものか」(河野洋平衆院議長)と懸念の声もあがった。そして、メディアも内閣の異常さを以下のように指摘しはじめた。
安倍首相に「待った」…天下り規制法案衆院通過せず(スポーツ報知)
政権発足後250日になろうとしている。安倍首相の急進ぶりは、その速度を増せば増ほど、国民からも、そして自民党内からも見放されていくのかもしれない。
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赤木氏もまた日本会議国会議員懇談会のメンバーである。閣僚のほとんどが、安倍首相と同じように、戦前への回帰を志向する集団に属する。自分の考えに同調できる連中で固めれば、それだけ自民党内の矛盾も深まらざるをえない。そして、何よりも国民の意識と大きくかけ離れざるをえないだろう。
日本会議はいうまでもなく改憲右翼集団。アジア侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の戦争だったと主張する。同会議は安倍政権発足後、すぐに教育基本法改悪の急先鋒を担った。そして改憲手続き法案では、公明、民主と自民党との3者協議がつづけられ「修正」で合意しようとしていたが、首相の改憲発言がくりかえされるなかで、日本会議議連が中心になった「新憲法制定促進委員会準備会」(古屋圭司衆院議員)が、公務員の政治活動、メディア規制を軸に巻き返した。彼らにすれば、修正は許せないものとしてあった。その上に、民法772条問題では、長勢法相が貞操義務が崩れるといいだし同条規定の見直しにストップをかけた。
この脈絡で、郵政造反組の復党問題をとらえると、よくみえてくる。
小泉元首相の優先民営化に反対した議員のうち、昨年、自民党に復党したも11人のなかの9人までが「日本会議」やその他の議連に参加する者だ。古屋圭司も江藤晟一も有力なメンバーなのである。
発足当初からいわれていたことだが、安倍内閣の閣僚は、いよいよ単一の色に染まっている。
国会はいま、議論も詰めないまま、数を頼りに採決だけを急ぐ、文字どおり空洞化する国会となった。これは、「同志」で内閣を固めていく安倍の手法とともに、政権のもろさをも象徴するかのようだ。
強行採決を繰り返す安倍・自公政権の暴走に対し、「国民の目から見ていかがなものか」(河野洋平衆院議長)と懸念の声もあがった。そして、メディアも内閣の異常さを以下のように指摘しはじめた。
安倍首相に「待った」…天下り規制法案衆院通過せず(スポーツ報知)
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「平和度指数」ランキング5位;日本は平和なのか
「平和度指数」世界ランキング、日本はG8最高の5位(読売新聞5・31)
英誌エコノミストの調査部門EIUは30日、世界121か国を対象にした「平和度指数」を初めて発表、日本は主要8か国(G8)では最高の5位にランクされた。1位はノルウェーで、最下位はイラクだった。
平和度指数は、犯罪傾向や軍事費の国内総生産(GDP)比など全24項目を比較、各国で平和が実現されている程度を今回初めて数値化した。日本は第二次世界大戦後、隣国とは緊張関係にあるとされたが、政治的に安定し、治安が良好な点が評価された。
G8では、英国が49位、米国は96位、ロシアは118位だった。このほか、上位ではニュージーランドが2位、デンマークが3位。下位では、イスラエルが119位、スーダンが120位だった。また、北朝鮮はデータ不足のため、調査対象外としている。
日本は平和な国だそうです。
「日本は第二次世界大戦後、隣国とは緊張関係にあるとされたが、政治的に安定し、治安が良好な点」を評価すれば、たしかにそうかもしれません。記事があげた平和度下位の国ぐにの顔ぶれをみれば、紛争があったり、国内治安の面でははるかに日本より劣っていたりで、この発表にうなづかざるをえないのでしょうか。
こんな日本のなかに異質の部分を抱え込んでいたこともまた事実でしょう。
度々紹介している西日本新聞のコラム子・O氏の文章(6・1夕刊)です。(図、クリックすると拡大します)
沖縄の人々は、自らのアイデンティティーをウチナーンチュという言葉で表します。O氏は、このウチナンチューと沖縄人という2つの言葉の間のニュアンスについてふれているのです。
その違いとは、氏によれば、
「ウチナーンチュ」には沖縄に何代か住んだ人々が私たちは他の何者でもなく、ただこの沖縄に住み続けたヒトなだけです、という意味をこめるのに対し、「沖縄人」には他との区別、あるいは対抗意識で使われる場合が多い。
前者は、そこに他者の存在はない。自己完結的な世界をさすでしょう。コラムにあるように、ある意味で閉鎖的なのかもしれません。後者は他者が存在する。それは、アメリカ人と日本人。
なぜか、アメリカや日本は沖縄を暴力的に搾取、支配してきた歴史があるから。そしてその政治的現実は現在も続いている。だから「私は沖縄人」とあえて言うとき、言う側の心には痛みときしみが起こる 。
O氏の指摘に私は賛成します。
平和度高位の日本は、沖縄という非平和を同時にはらんでいたことを忘れてはならない。沖縄人が「アメリカや日本は沖縄を暴力的に搾取、支配してきた」ととらえるのならば、日本人がとらえるべき視点は「沖縄はアメリカや日本によって暴力的に搾取、支配されてきた」になる。
沖縄と日本は、アメリカをふくめて痛みときしみをともなう関係であったし、今もそうでしょう。
そして、米軍基地再編にともなって、この関係がどんな道筋をたどっていくのか、そこに関心を寄せざるをえないのです。そして、「平和」はどうなるのでしょう。
最後の若者の感性がすばらしい。イマジン……
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英誌エコノミストの調査部門EIUは30日、世界121か国を対象にした「平和度指数」を初めて発表、日本は主要8か国(G8)では最高の5位にランクされた。1位はノルウェーで、最下位はイラクだった。
平和度指数は、犯罪傾向や軍事費の国内総生産(GDP)比など全24項目を比較、各国で平和が実現されている程度を今回初めて数値化した。日本は第二次世界大戦後、隣国とは緊張関係にあるとされたが、政治的に安定し、治安が良好な点が評価された。
G8では、英国が49位、米国は96位、ロシアは118位だった。このほか、上位ではニュージーランドが2位、デンマークが3位。下位では、イスラエルが119位、スーダンが120位だった。また、北朝鮮はデータ不足のため、調査対象外としている。
日本は平和な国だそうです。
「日本は第二次世界大戦後、隣国とは緊張関係にあるとされたが、政治的に安定し、治安が良好な点」を評価すれば、たしかにそうかもしれません。記事があげた平和度下位の国ぐにの顔ぶれをみれば、紛争があったり、国内治安の面でははるかに日本より劣っていたりで、この発表にうなづかざるをえないのでしょうか。
こんな日本のなかに異質の部分を抱え込んでいたこともまた事実でしょう。
度々紹介している西日本新聞のコラム子・O氏の文章(6・1夕刊)です。(図、クリックすると拡大します)
沖縄の人々は、自らのアイデンティティーをウチナーンチュという言葉で表します。O氏は、このウチナンチューと沖縄人という2つの言葉の間のニュアンスについてふれているのです。
その違いとは、氏によれば、
「ウチナーンチュ」には沖縄に何代か住んだ人々が私たちは他の何者でもなく、ただこの沖縄に住み続けたヒトなだけです、という意味をこめるのに対し、「沖縄人」には他との区別、あるいは対抗意識で使われる場合が多い。
前者は、そこに他者の存在はない。自己完結的な世界をさすでしょう。コラムにあるように、ある意味で閉鎖的なのかもしれません。後者は他者が存在する。それは、アメリカ人と日本人。
なぜか、アメリカや日本は沖縄を暴力的に搾取、支配してきた歴史があるから。そしてその政治的現実は現在も続いている。だから「私は沖縄人」とあえて言うとき、言う側の心には痛みときしみが起こる 。
O氏の指摘に私は賛成します。
平和度高位の日本は、沖縄という非平和を同時にはらんでいたことを忘れてはならない。沖縄人が「アメリカや日本は沖縄を暴力的に搾取、支配してきた」ととらえるのならば、日本人がとらえるべき視点は「沖縄はアメリカや日本によって暴力的に搾取、支配されてきた」になる。
沖縄と日本は、アメリカをふくめて痛みときしみをともなう関係であったし、今もそうでしょう。
そして、米軍基地再編にともなって、この関係がどんな道筋をたどっていくのか、そこに関心を寄せざるをえないのです。そして、「平和」はどうなるのでしょう。
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