目黒パーシモンで6時半開演って、社会人にとっては平日はかなりキビシイ時間。遅刻は覚悟ということで益光師匠にチケットをお願いしたら、遅刻しても座りやすい席にと、通路に近い席。そして真ん中のとってもナイスな席。
そんな師匠の温かさに感動しつつ、遅刻しないで行きたい!と8時出社がんばった。なのに、なのにですよ!! 祐天寺まで来たところで、電車が止まった・・・
菊名駅での信号機トラブル。タクシーにするか?と迷ったがラッシュの時間帯にタクシーに乗ったら時間もお金もどれだけかかるかわからないし、結局待ってもあまり変わらなかったりするから、おとなしく待っていた。
しかし、なかなか情報が流れず、ついにイライライライライラ~~~
結局40分ほど足止めをくらい、会場に着いたのは7時を回っていました。
電車のトラブルでは、もう過ぎてしまった開演から30分の時間は、お金を返してもらったとしても取り戻すことができない。(もちろん、主催者が悪いわけじゃないから返金なんてない。)
おぉ!みーな先生の声だ! モニターから5番の重唱が聞こえてくる。
音楽途中では入れないので、扉の外で音楽を聴きながら待ち、セリフの部分でとりあえず2F席に座る。休憩まで自分の席に移動できないのです。
まあそれでも、2F席は上から見えるからそれはそれで面白かったのですけどね。
そして、ようやく休憩で席に。
現代演出・・・ですね。ふーむ。
真ん中に誰かいる。どうやら役者さん。途中から見たのでどういう意味があったのか、今ひとつわからなかったのだけど、笛の精とか?
魔笛の演出は実に様々。演出家のイマジネーション競争ですね。私もいろんな演出を見るのが楽しい。そんな音楽を作ったモーツァルト様は本当にすごい
音楽は原語(ドイツ語)で、セリフは日本語で、というのはよくあるパターンだけど(私たちの魔笛もそうだった)、この公演はちょっと違っていて、音楽もドイツ語と日本語が混じっているし、セリフは、さらに英語に関西弁まで。モノスタトスが関西弁なのでした。ちなみに今回の訳は益光師匠です。
そしてパパゲーノとしても登場。これはお得意のキャラ。一層こなれてきて、役作りもとっても自然。さすがだわ。
みーな先生は、パミーナ。赤いミニワンピにハイッソックス。今の時代の女の子がよくやっている、ロングを片側に結んだヘアスタイル。イメージが虹子とダブッてしまう・・・
みーな先生は体型に反して結構太目のしっかりした声の持ち主なのです。パーンとまっすぐにとぶ声はパミーナにピッタリ。
それにしてもパーシモンの音響は本当にヒドイ。そのうえ、オケがどうもいまひとつで音楽がまとまっていない散漫な感じがして・・・。
魔笛、長いので、そういうことが気になり始まると、見ているほうも集中力が途切れてしまうのです。メインキャストは実力者揃いだったので、それに助けられた、という感があったようにも思いました。
それにしても、よいオペラを見ると元気が出てきます。芸術のもつエネルギーとそれを伝える歌手たち。。。感謝感謝。
考えてみれば、電車も止まったのが祐天寺でよかった。電車もすきすきだったし。1本後の電車だったら中目黒でストップだからねー。間一髪でした。
ザラストロ 黒木 純
タミーノ 塚田裕之
弁者 鶴川勝也
夜の女王 吉村美樹
パミーナ 菊地美奈
侍女Ⅰ 林 容子
侍女Ⅱ 小田鶴 薫
侍女Ⅲ 鈴木涼子
童子Ⅰ 加藤麻衣
童子Ⅱ 小熊奈穂
童子Ⅲ 園田直美
パパゲーナ 前田奈央子
パパゲーノ 宮本益光
モノスタトス 清原邦仁
武士Ⅰ 西塚 巧
武士Ⅱ 党 主税
僧侶 与儀 巧
Actor 南谷 朝子
指揮 牧村邦彦 演出 恵川恵美
劇場で知った顔を見つけると、うれしくなってしまいます。
舞台を見ることで、ますます音楽に惹かれていきますよね。時として、音楽「音を楽しむ」が「音が苦」となる私なのですが、共に進む仲間がいるのは心強いですよね。これからもよろしくお願いいたします。
私も楽しく鑑賞しました。
長年主婦として家庭に引っ込んでいたので、若葉マークの舞台鑑賞者ですが、皆さんのティームワークが伝わって来ましたね。
言葉の違和感も全然なかったです。
ドイツ語のうまい下手はあるようですが(苦笑)。
私たちもアマチュアなりに楽しんで歌い続けましょうね。