今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

時の人たち

2009-06-10 | いろんな舞台鑑賞ノォト

スーザン・ボイルさんの話題が一息ついたらポール・ポッツ氏のプロモーョン来日。
ピアニスト辻井伸行さんのバン・クライバーン国際ピアノコンクールの優勝。
ここのところの音楽家たちの話題に事欠かない・・・


昨日は体調が悪く会社を休んで家にいたので、テレビでポール・ポッツのコンサートが丸ビルであることを知ってしまった私・・・


丸ビルなら30分もあれば行ける!と今日は残業前に、ちょっくら丸ビルにお出かけして歌を聞いてきました
18時半からということでしたが18時に到着、しかし、既に会場は人であふれていて、まあ声が聞ければいいかと3F付近で待機。

               

こんな感じ。場所取りを廻って警備員とお客がもみ合うシーンもあるほど、異常な混み方。恵まれない環境から一躍スターになった、音楽家としてエリートの道をたどったわけでないのに素晴らしい歌声、、、
だいたい、多くの人は「逆境にあってそれを乗り越え夢を実現した人」というのが好きですよね。自分もがんばろうという気持ちなるし。


18時半を少し過ぎてコンサート開始。最初の曲は「青い影」そしてもう1曲ポピュラーを歌って3曲目が「誰も寝てはならぬ」。1曲でもクラシックを聴ければいいと、その後は仕事に戻ったのですが、アンコールでもう1曲あったようです。
PAが入っての大音量だったので、ナマの声がどうなのかはよくわかりませんが、高音はよく出ていました。顔も私のいた場所からは見えなかったので、帰り道にチラっと観ただけ。大歓声を遠くに聴きながら丸ビルを後にしました。


彼について、「きちんと音楽を勉強してきたわけでない」と色々言う人もいるようです。
実際、私も聞いてみて、発声などアマチュア的に感じる部分はありました。
でも・・・
彼の歌に多くの人が魅了されたことは事実で、一般大衆にクラシック音楽を伝えることに大きく貢献しています。


同じように少し前に「千の風になって」で話題になったA川さん。
彼もまた色々言われていますが、日本のお茶の間クラシック歌手として降りてきたことには違いないのです。
その他、荒川静香さんのスケーティングの演奏や、テレビアニメ「のだめ」なども含めて、ここ数年でクラシック音楽が浸透してきましたが、いずれも本来のクラシック演奏家による演奏でないですね。
全てテレビメディアという媒体を使っていることが特長ですが、メディアの大衆への説得力はすごいですね。



ナマこそクラシック音楽の醍醐味、、、、ということで、最後に辻井伸行さん。
彼は別格ですが・・・。
鍛え続けたことで成功を得た人が放つ輝きがある。音楽に対しての真摯さも素晴らしいけど、20歳とは思えないほど、自分の生き方をしっかり語るのは驚き・・・。
幼少の頃から才能があったそうですが、ハンディを乗り越えることも含めて、どれだけ陰での努力があったのか想像がつきません。ピアノの技術は普通でもいいから、目が見えたら、なんて思ったことはないんだろうか。私ならそう思ってしまうような気がします・・・・。 


自分のスタイルの中で自分らしく音楽の道を切り開き、人に感動を伝えられる人たち。そこには、学歴や環境やハンディキャップ・・・「できないこと」の理由に挙げそうなことを理由にしなかった、という共通点がある。


そう、心から夢に向かって努力する人にミューズは微笑んでくれるに違いない。
保証はないし結果でしか言えませんが・・・


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