日声協の先生方が多数参加されているフィガロをクラスの有志で観に行きました。
フィガロは公演の規模に関係なく人気がある演目だからでしょうか、オペラだけあって、ほぼ満席。
先生の出演オペラは初めて見ましたが、パワー全開でキラキラ輝いていました。
ただ、時間の関係で15分の休憩が1回だけで、1・2幕というのはちょっと大変でしたが・・・2幕はそもそも長いからこれが1幕とつながると1時間半ですから・・・。もちろん、歌うほうがもっと大変でしょうけど。スザンナなんてほぼ出ずっぱりですから・・・
みなさま、本当にお疲れ様でした。
そして、次の予定がドタキャンになったため、ダブルブッキングで行けないと思っていた演劇を観に吉祥寺へ。
ウィリアム・ゴールエディング原作の「蠅の王」。
原作は無人島に漂着した子供たちに起こる物語ですが、これを大人の世界、会社に置き換えたお話。
新規プロジェクトに色々なセクションから人が集まり、それぞれが一生懸命仕事をすのだけど、統制が取れないまま最後にはそのプロジェクトの仕事ぶりが原因で倒産してしまうという置き換えは、新規プロジェクトで仕事をする私にはちょっとリアル過ぎて怖くなってしまいました。。。。まあ、ウチのプロジェクトはそんなにひどくはないですが、紙一重かな?と感じる部分や考えるところはいろいろありました。
エピソードとして、蠅の王は、以前TOTでお世話になった演出家でもある女優武田竹美さんからのご案内だったのですが、終演後ご挨拶しに行ったら、ちょうどお話していた方が私と同様フィガロを見てから来たという方とわかり、同じダブルヘッダーの方がいるのにはビックリ・・・。
「フィガロの結婚」と「蠅の王」、1日で人間の本能を含めて本質の様々な側面を見つめ考えることになったわけで、そのように導いたミューズの今日のメッセージは一体何・・・・?しかも、ちょっと重いテーマで。
劇作家の鐘下辰男氏と古城十忍氏のアフタートークでの「昔なら当たり前で取り上げられないようなことが、今は、それが大事だと言葉や目に見えるようにしないといけない時代になっている」という発言もそうだなぁと思いつつ。可視化ってヤツが異常にブームなのもそのひとつですよね。見えなくても感じられればいいとか、感じられるかが重要なのにな、と思うことは私もよくあります。
ある意味行動の選択肢を考えさせられているような気もするし・・・いつになく真剣になってしまったJasmineでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます