だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ジェフリー・アーチャーの法廷劇

2008-05-20 21:03:24 | 演劇
ジェフリー・アーチャーのファンです。1940年4月15日ロンドン生まれ。1969年院議員となり、保守党幹事長を務めていました。73年幽霊会社に投資し全財産を失います。その時の経験を書いたのが、処女作『百万ドルを取り返せ!』(76)でした。

この大ヒットで借金返済。85年には上院議員に復活しますが、翌年にはスキャンダルで辞任。99年に偽証罪で2001年7月、3年の実刑、服役。後に仮釈放。この時の経験を書いたのが『獄中記』(02~04)です。

他にも、英国首相官邸の住所になる『めざせダウニング街10番地』(84)も有名。でもアーチャーの代表作といえば『ケインとアベル』(79)ですね!この辺の作品は、TVMにもなっています。

「ケインとアベル」(85)はバズ・キューリック監督、ピーター・ストラウスとサム・ニール主演。「めざせダウニング街10番地」(86)はジョン・ゴリーとブライアン・ミルズ監督、トム・ウィルキンソン主演。

「100万ドルをとり返せ!」(90)はクライヴ・ドナー監督、エド・ベグリー・Jr主演。もっと、どんどん映画化して欲しい作品がたくさんあるのですが…。期待して待っています。

俳優座で上演される「真実のゆくえ」の原作もアーチャーの作品。1987年に書かれた戯曲『無罪と無実の間』がそれ。演出は西川信廣。

数多くの裁判で勝歴を誇る弁護士で、弁護士会の会長でもあるデーヴィッド。今、彼は薬物による夫人殺害の容疑者となっています。無実を主張するデーヴィッドは、自分の弁護人に自らを指定します。

長年のライバルで検察側のブレアは、デーヴィッドが夫人の遺産で破産を免れた事実を暴いていきます。この殺人は自らの借金と病身の妻からの解放を企んだものだと主張するのでした…。

出演者は、金内喜久夫、稲野和子、立花一男、児玉謙次らベテランたち。当初の沖恂一郎氏は、体調不良で降板だそうです。(お大事に)俳優座は「十二人の怒れる男たち」や「夜の来訪者」という、素晴らしい作品を上演して来ました。いすれも大好きな舞台です。

法廷劇は、映画も舞台も迫力があって見応え充分。ましてジェフリー・アーチャーです。期待せずにはおれません!

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2 コメント

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私も! (かつらぎ もえ)
2008-05-23 23:40:46
ジェフェリー・アーチャー、私もファンです!

昔(?!)勤めていた会社の、18歳の若き後輩から
勧められたのが、『百万ドルを取り返せ』でした。

その後、題名は忘れてしまいましたが、
アメリカの大統領に初の女性大統領が誕生する話。
とてもおもしろかったのを覚えています。
(残念ながら、現実にはなかなかうまくいかないようですが・・・)
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女性か、黒人か? (linlilin)
2008-05-25 19:55:25
もえさま、コメントありがとうございます。それは「ロスノフスキ家の娘」ですね。「ケインとアベル」のアベル・ロスノフスキの娘、フロレンティナが大統領になる物語。2つの物語は壮大な大河ドラマとでも言いましょうか、とにか面白いです。
一方、人気のTVドラマ「24」では初の黒人大統領が出演。(暗殺されましたが)現在のアメリカの行く末は?気になりますね。
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