月初到達の時計を盗め！

えっ、わずか１４年前のことなのに知りませんでした。本作の予告編を見て初めて知りました。その事件は、２０１０年１月２日に起きました。

東京銀座にある、日本の宝飾、時計、鉄道模型、記念品、表彰品を扱う「天賞堂」本店の盗難事件です。香港の窃盗団が、外壁に穴を開けて侵入。　　

腕時計など約２００点（総額２億５千万円相当）を盗みます。窃盗団は盗品を日本から国際郵便で送付。１月６日、香港警察が大量の腕時計を発見。

７日から８日にかけ、男女６人が逮捕されました。素早い！この事件を映画にしたのが、ユエン・キムワイ監督「盗月者 トウゲツシャ」（２４）です。

久々の香港映画で、劇中の広東語が心地よく響きます。ちなみに監督のフィルモグラフィにある「暗色天堂」（１６未）は、香港映画祭２０２１でのみ上映。

主演はジャッキー・チュン、カリーナ・ラム。それはさておき「盗月者」とは、劇中に登場する“ムーンウォッチ”に由来します。アンティーク時計の…

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人類初の月面着陸の際に使用された“ムーンウォッチ”があるのを発見。予想外の事態は、日本の大富豪やヤクザも巻き込んでいきます。果たして？