作曲家と映画監督、感動のフィナーレ

第８８回アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた『シンプルソング＃３』。世界各国の映画賞４４部門にノミネートされ、１３部門を受賞した作品が、パオロ・ソレンティーノ監督…

「グランドフィナーレ」（１５）です。イタリア、ナポリ出身のソレンティーノ監督は、カンヌ国際映画祭の常連。「Ｌ ’Ａｍｉｃｏ ｄｉ Ｆａｍｉｇｌｉａ］（０６）、「イル・ディーヴォ」（０８）

「きっと ここが帰る場所」（１１）、「グレート・ビューティー／追憶のローマ」（１３）、そして本作とパルム・ドールにノミネートされ続けています。イタリア映画ファンにはお馴染み。

本作は出演者たちも豪華。「ハンナとその姉妹」（８６）と「サイダーハウス・ルール」（９９）で、アカデミー賞助演男優賞を受賞したマイケル・ケイン。「バグジー」（９１）で助演男優賞に…

ノミネートされたハーヴェイ・カイテル。「ナイロビの蜂」（０５）で、助演女優賞受賞のレイチェル・ワイズ。「ラブ＆マーシー 終わらないメロディー」（１５）で、助演男優賞に…

ノミネートされたポール・ダノ。「コールガール」（７１）と「帰郷」（７８）で、助演女優賞を受賞したジェーン・フォンダ。彼らがイタリア人監督の作品で、どんな演技をするのか楽しみ。

８０歳になり、現役を退いたイギリス人作曲家フレッド・バリンジャー（マイケル・ケイン）。長年の親友で映画監督のミック・ボイル（ハーヴェイ・カイテル）と一緒にアルプスの…

高級ホテルで休暇を満喫していました。ここは、ハリウッドスターやセレブが宿泊する所。ある日、エリザベス女王の使者という男がフレッドを訪ねて来ます。

『フレッドの代表作を女王のために演奏して欲しい』。しかし、フレッドは頑なに断り続けます。その理由は娘のレナ（レイチェル・ワイズ）にも、隠していたのです。

果たして、その理由は？滞在客との出会いを通じ起きた心境の変化とは？タイトルの“グランドフィナーレ”にも深い意味があるのかも。原題は“Ｙｏｕｔｈ”（若さ）ですから。