美しすぎるラファエル前派

美しい…ひたすら美しい…。ラファエル前派は、ヴィクトリア女王が大英帝国に君臨した１９世紀中頃の美術家たち、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、

ジョン・エヴァレット・ミレイの３人によって結成されました。後にダンテ・ゲイブリエルの弟で批評家のウィリアム・マイケル・ロセッティ、画家のジェームズ・コリンソン、

批評家のフレデリック・ジョージ・スティーヴンス、彫刻家のトーマス・ウールナーが参加。ラファエル前派を紹介する展覧会が、Ｂｕｎｋａｍｕｒａ ザ・ミュージアムで開催されます。

「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」です。ポスターの絵は、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作『デカメロン』（１９１６年）、ああ～なんて美しい。

ロセッティ、ハント、ミレイが活躍したリバプールは、英国第一の港町として繁栄。リバプール国立美術館は、リバプール市内と近郊３つの美術館などの総称だそうです。

今回来日する作品には、ミレイ作『いにしえの夢 浅瀬を渡るイサンブラス卿』（１８５６～５７年）、『ブラック・ブランズウィッカーズの兵士』（１８６０年）、『春（林檎の花咲く頃）』（１８５９年）

ロセッテイ作『シビラ・パルミフェラ』（１８６５～７０年）、アルバート・ジョゼフ・ムーア作『夏の夜』（１８９０年）、ローレンス・アルマ=タデマ作『お気に入りの詩人』（１８８８年）

エドワード・ジョン・ポインター作『テラスにて』（１８８９年）、フレデリック・レイトン作『ペルセウスとアンドロメダ』（１８９１年）、ハント作『卵のあるツグミの巣とプリムラの籠』（１８５０～６０年）

『イタリア人の子ども（藁を編むトスカーナの少女）』（１８６９年）、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ作『スポンサ・デ・リバノ（レバノンの花嫁）』（１８９１年）と『フラジオレットを吹く天使』（１８７８年）

ウォーターハウス作『エコーとナルキッソス』（１９０３年）、エレノア・フォーテスク=ブリックデール作『小さな召使い（乙女エレン）』（１９０５年）など。美しい…。必見です。