カモのいろ色日記~今日は何色?

日常の出来事、感動した事、ときめいた事etc

「クリムト展」と「ウィーン・モダン展」に〜

2019-06-30 | お気に入り
上野を訪れた目的は、東京都美術館にて開催中の「クリムト展 ウィーンと日本 1900」 〜7/10まで
平日とはいえ、入場まで20分待ちの札が・・・
今回、グスタフ・クリムト没後100年を記念する展覧会。
初期の作品から分離派結成後の「黄金様式」の代表作など、25点以上の油彩画を観ることができます
クリムトの金を使った華やかで甘美な女性像〜
本物を実際に観たかったので
「ユディトⅠ」の表情は何とも官能的~
でも右下よく見ると男の首持ってます
「旧約聖書」外典に登場する未亡人ユディトが将軍ホロフェルネスの首を切り落とした場面だとか!
そう思って見ると、恍惚とした表情と生首を持つユディト、美しいけど不気味。。

クリムトの装飾的要素にも惹かれますね
日本の浮世絵の影響も大きいようです。
そして、分離派会館の一室の壁画「ベートーヴェン・フリーズ」(原寸大複製)
音楽家ベートーベンの「第九」がテーマの作品と。
ぐるりと見上げながらの鑑賞〜
混んでる展示室で、見上げて鑑賞は見やすくて良いですね!
でも展示室、並んで入場した割には作品近くで鑑賞できました~
出口近くにフォトスポットが~~


初来日のクリムトの「女の三世代」


都美館のレストランはやはり混んでました。。
1Fのカフェにて、昔懐かしいカレーライスを¥880

まあそれなりに

都内もう1ヶ所クリムトの作品が来ています

           
六本木の国立新美術館で開催中の「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」展
こちら、上野ほど混んでいませんでした
ポスターにはクリムトやシーレが載ってますが、全体的には、19世紀末から20世紀初頭のウィーン・モダンの絵画、建築、デザインなどの軌跡をたどる展覧会に。
モダンな食器やドレスなども見ることできます。
クリムトが描いたポスターも
検閲前と検閲後。。
(東京都美術館にも検閲後の作品は展示してありましたが、検閲前を見て納得

そして、今回の展覧会のポスターにもなっているエゴン・シーレの「自画像」
これ小さい作品ですが、眼差しと細い長い指が印象的

シーレは28才で亡くなっているので、どれも20才そこそこの作品と思うと、その才能に驚かされます。
こちらの展示会場では、クリムト「エミーリエ・フレーゲの肖像」写真OKと


これは大きな作品!
クリムトの生涯のパートナーだった女性だそう~
色合いといい、装飾性といい〜素敵な作品

どちらの展覧会もグッズコーナー充実してます

  

   
でも今回は絵はがきだけに
クリムトが着ていたスモッグのような洋服をイメージしたTシャツなんてものもありましたが、
今回グッとガマン。
久々芸術にどっぷりの一日でした~~