「ザ・ワイド」(日テレ、平日昼1時55分~)を見ていたら、次のような報道があった。
築35年の大阪のある住宅で、全世帯のエアコン用ダクトの穴開け工事を実施。
しかしこの工事が杜撰で、構造上主要な鉄筋の柱に穴を開けてしまい、住宅全体の強度が低下した。
大地震による倒壊の危険が発覚し、大阪住宅供給公社は全世帯に移転のお願いを配布。
公社側の用意した移転先に対する不満、移転条件が悪い、心情的に納得出来ないなど、公社に対する住民側の怒りが爆発している・・・
私がワイドショーに対して許せないのが「悪者を設定する」という点。
例えば中原名人と林葉直子の不倫騒動の際、中原名人を悪者としてVTRが構成され、コメントも「中原が悪」という視点に立ったものだった。
中立という立場のものはほとんどない。まず「悪者を設定」し、「視聴者の感情の針を右か左に揺らす」ような構成にする。
前述の住民側不満の報道でも、住民のインタビューを多く紹介し、コメンテーターは公社の対応を非難、全体的に公社を「悪に仕立て上げて」いた。
杜撰な工事を設計した建築事務所、工事の業者、またそれに気づかないという意味では勿論悪である。
しかし、今、悪の糾弾をして、住民の怒りの火をあおっている場合ではない。
なにしろ明日にでも大地震が発生すれば「住宅は倒壊し、全員オダブツ」なのだ。
今回の報道の方針は、住民の「身の危険の理解」を遅らせることにつながる可能性があり、私としてはかなり不満を感じた。
この住宅問題、解決への手順としては「住民への移転の理解」「移転サポートの確立」「移転期限の設定とスケジュール作成」そして最後に「賠償問題」となるだろう。
私的には、ミスを潔く認め、耐震性問題から一見無謀とも思える全世帯移転要請の決断を下したことは、公社のファインプレーだと思っているくらいだ。
何が重要なのか、どうすれば公平なのかということ考慮出来ないワイドショー番組は、日本人の性(さが)なのだろうか。全く以って悲しいことだ。
#和泉元彌のプロレスデビュー戦は元彌勝ち。「空中元彌チョップ」は一瞬フランケンシュタイナーかと思った(笑)。
築35年の大阪のある住宅で、全世帯のエアコン用ダクトの穴開け工事を実施。
しかしこの工事が杜撰で、構造上主要な鉄筋の柱に穴を開けてしまい、住宅全体の強度が低下した。
大地震による倒壊の危険が発覚し、大阪住宅供給公社は全世帯に移転のお願いを配布。
公社側の用意した移転先に対する不満、移転条件が悪い、心情的に納得出来ないなど、公社に対する住民側の怒りが爆発している・・・
私がワイドショーに対して許せないのが「悪者を設定する」という点。
例えば中原名人と林葉直子の不倫騒動の際、中原名人を悪者としてVTRが構成され、コメントも「中原が悪」という視点に立ったものだった。
中立という立場のものはほとんどない。まず「悪者を設定」し、「視聴者の感情の針を右か左に揺らす」ような構成にする。
前述の住民側不満の報道でも、住民のインタビューを多く紹介し、コメンテーターは公社の対応を非難、全体的に公社を「悪に仕立て上げて」いた。
杜撰な工事を設計した建築事務所、工事の業者、またそれに気づかないという意味では勿論悪である。
しかし、今、悪の糾弾をして、住民の怒りの火をあおっている場合ではない。
なにしろ明日にでも大地震が発生すれば「住宅は倒壊し、全員オダブツ」なのだ。
今回の報道の方針は、住民の「身の危険の理解」を遅らせることにつながる可能性があり、私としてはかなり不満を感じた。
この住宅問題、解決への手順としては「住民への移転の理解」「移転サポートの確立」「移転期限の設定とスケジュール作成」そして最後に「賠償問題」となるだろう。
私的には、ミスを潔く認め、耐震性問題から一見無謀とも思える全世帯移転要請の決断を下したことは、公社のファインプレーだと思っているくらいだ。
何が重要なのか、どうすれば公平なのかということ考慮出来ないワイドショー番組は、日本人の性(さが)なのだろうか。全く以って悲しいことだ。
#和泉元彌のプロレスデビュー戦は元彌勝ち。「空中元彌チョップ」は一瞬フランケンシュタイナーかと思った(笑)。