さて、西日本職団戦当日。
西日本職団戦は、A~D級とF級(フリークラスでF1、F2がある)に分かれています。
前者は、会社対抗の団体戦で、関東の職団戦と同じ。
後者は、有志で構成されたチーム対抗の団体戦で、社団戦のようなもの。
私が参加したのはF1級で、17チームが参加。
3~4チームが1ブロックになった予選を戦い、1ブロック2チームが通過。25分切れ負け。
ブロック分けでは、優勝候補最右翼の桜井研チーム、同じく優勝候補の大阪・京都チームと一緒になります。
桜井研チームは、アマ名人の浅田氏を筆頭に、関西の学生強豪で構成されています。
関東では馴染みがありませんが、以前本ブログにも登場した桜井氏が研究会を主催しています。
若い方ですが、かなり熱心で関西将棋界を活性化しようとしていて、関西のアマ強豪も一目置いているようです。
桜井研の名前は覚えておくと、関東でも頻繁に耳にするようになるでしょう。
大阪・京都チームは、リコーの野山氏、日レスの鰐淵氏、社団戦光OKACHIチームの近村氏など、メジャーアマ強豪が勢ぞろい!
職団戦のS級で見知った顔が多く、「よくぞこれだけのメンバを集めた」という感じ。
私が所属するのは、アラフォー・アラフィーチーム。
NEC将棋部の辻さん、JFさん、大阪正棋会の巽さん、寺井さん、私で構成されています。
皆さんとは顔馴染みで、気心知れた仲と言えます。
特に巽さんは、中終盤の鍛えが入った指し手に個性が出ていて、私の憧れの振飛車党です。
同じチームで指せるなんて、夢のようです。
1試合目、vs大阪・京都戦。
第1図は中盤の難所で、先手はここで方針を立てる必要があります。
候補手は、▲9五歩▲8五歩▲5六銀▲6五歩あたりでしょうか。
しかし、後手が指したら、また悩むことになりそう。つまり、▲8五歩なら△7三銀、それ以外なら△2五歩の時、指す手が難しい。
私は、前述の4つ以外の手を指しました。
第1図以下:▲5六歩△2五歩▲5八飛△5四歩▲9五歩△2二飛▲6五歩(途中図)△2六歩▲同歩△同飛▲2七歩△2四飛▲6六銀△7三銀▲5五歩△同歩▲同銀△5三歩(第2図)
まず考えたのは、▲8五歩とせずに△7三銀と上がらせたいということ。
端攻めを狙って▲9七桂~▲8五桂を残しておきたいのです。
また、▲5六銀としても、銀がぶつかる形にはならないだろうなぁ~ということ。
後手は、2筋の歩交換~△1五歩~△1三桂のように、2筋1筋だけ手をかければいい状況。
だから、▲5六銀は、後手の狙い筋に対し何ら働いていないのです。
考慮5分ほどで▲5六歩。狙いは▲5八飛~▲5五歩~▲5四歩の中央指向。
後手も▲5五歩は許せないはずで、△5四歩としますが、途中図の▲6五歩までが読みの括り。
角がぶつかる形を作ることで、▲3一角を狙い筋として残しました。
本譜は第2図まで進行しますが、「▲8五歩とせずに△7三銀と上がらせる」が実現しました。
我ながら、主張した手順かと思います。
第2図以下:▲6八飛△2五銀▲4五歩△5四歩▲4六銀△3四銀▲3三角成△同桂▲6六角△2三飛▲7七桂(第3図)
しかし、第2図を前にして、再び悩むことになりました。
▲9七桂としたいのですが、現状は無理。▲5七飛として角にヒモをつけても、それほど安定した形にはなりません。
次に考えたのは、▲4五歩~▲4四歩を何とか実現出来ないかということ。
▲1六歩が一案で、▲1六歩△2五銀▲4五歩と進めることは出来そうですが、その後、△1六銀▲同香△1五歩と強襲されると、25分切れ負けでは自信が持てません。うーむ。
第2図から▲6八飛。△2五銀を誘って▲4五歩。
▲4六銀までの進行が読み筋で、端攻めを緩和出来たし、戦えると自信を持てました。
しかし、この後がマズかった。
第3図まで進めたのは、勝手読みもいいところで、せっかくの構想がパァ。
第3図以下、△8七角▲9四歩△同歩▲9三歩△7六角成▲8五桂△2六歩で必敗形。
戻って、▲3三角成でなく、じっと▲1六歩(変化図)で一局だったと思います。
2勝2敗でこの対局が残りましたが、何とか逆転勝ちしてチームに迷惑かけずに済みました。
でも、内容は褒められたものでなく、自戒の一局。
西日本職団戦は、A~D級とF級(フリークラスでF1、F2がある)に分かれています。
前者は、会社対抗の団体戦で、関東の職団戦と同じ。
後者は、有志で構成されたチーム対抗の団体戦で、社団戦のようなもの。
私が参加したのはF1級で、17チームが参加。
3~4チームが1ブロックになった予選を戦い、1ブロック2チームが通過。25分切れ負け。
ブロック分けでは、優勝候補最右翼の桜井研チーム、同じく優勝候補の大阪・京都チームと一緒になります。
桜井研チームは、アマ名人の浅田氏を筆頭に、関西の学生強豪で構成されています。
関東では馴染みがありませんが、以前本ブログにも登場した桜井氏が研究会を主催しています。
若い方ですが、かなり熱心で関西将棋界を活性化しようとしていて、関西のアマ強豪も一目置いているようです。
桜井研の名前は覚えておくと、関東でも頻繁に耳にするようになるでしょう。
大阪・京都チームは、リコーの野山氏、日レスの鰐淵氏、社団戦光OKACHIチームの近村氏など、メジャーアマ強豪が勢ぞろい!
職団戦のS級で見知った顔が多く、「よくぞこれだけのメンバを集めた」という感じ。
私が所属するのは、アラフォー・アラフィーチーム。
NEC将棋部の辻さん、JFさん、大阪正棋会の巽さん、寺井さん、私で構成されています。
皆さんとは顔馴染みで、気心知れた仲と言えます。
特に巽さんは、中終盤の鍛えが入った指し手に個性が出ていて、私の憧れの振飛車党です。
同じチームで指せるなんて、夢のようです。
1試合目、vs大阪・京都戦。
第1図は中盤の難所で、先手はここで方針を立てる必要があります。
候補手は、▲9五歩▲8五歩▲5六銀▲6五歩あたりでしょうか。
しかし、後手が指したら、また悩むことになりそう。つまり、▲8五歩なら△7三銀、それ以外なら△2五歩の時、指す手が難しい。
私は、前述の4つ以外の手を指しました。
第1図以下:▲5六歩△2五歩▲5八飛△5四歩▲9五歩△2二飛▲6五歩(途中図)△2六歩▲同歩△同飛▲2七歩△2四飛▲6六銀△7三銀▲5五歩△同歩▲同銀△5三歩(第2図)
まず考えたのは、▲8五歩とせずに△7三銀と上がらせたいということ。
端攻めを狙って▲9七桂~▲8五桂を残しておきたいのです。
また、▲5六銀としても、銀がぶつかる形にはならないだろうなぁ~ということ。
後手は、2筋の歩交換~△1五歩~△1三桂のように、2筋1筋だけ手をかければいい状況。
だから、▲5六銀は、後手の狙い筋に対し何ら働いていないのです。
考慮5分ほどで▲5六歩。狙いは▲5八飛~▲5五歩~▲5四歩の中央指向。
後手も▲5五歩は許せないはずで、△5四歩としますが、途中図の▲6五歩までが読みの括り。
角がぶつかる形を作ることで、▲3一角を狙い筋として残しました。
本譜は第2図まで進行しますが、「▲8五歩とせずに△7三銀と上がらせる」が実現しました。
我ながら、主張した手順かと思います。
第2図以下:▲6八飛△2五銀▲4五歩△5四歩▲4六銀△3四銀▲3三角成△同桂▲6六角△2三飛▲7七桂(第3図)
しかし、第2図を前にして、再び悩むことになりました。
▲9七桂としたいのですが、現状は無理。▲5七飛として角にヒモをつけても、それほど安定した形にはなりません。
次に考えたのは、▲4五歩~▲4四歩を何とか実現出来ないかということ。
▲1六歩が一案で、▲1六歩△2五銀▲4五歩と進めることは出来そうですが、その後、△1六銀▲同香△1五歩と強襲されると、25分切れ負けでは自信が持てません。うーむ。
第2図から▲6八飛。△2五銀を誘って▲4五歩。
▲4六銀までの進行が読み筋で、端攻めを緩和出来たし、戦えると自信を持てました。
しかし、この後がマズかった。
第3図まで進めたのは、勝手読みもいいところで、せっかくの構想がパァ。
第3図以下、△8七角▲9四歩△同歩▲9三歩△7六角成▲8五桂△2六歩で必敗形。
戻って、▲3三角成でなく、じっと▲1六歩(変化図)で一局だったと思います。
2勝2敗でこの対局が残りましたが、何とか逆転勝ちしてチームに迷惑かけずに済みました。
でも、内容は褒められたものでなく、自戒の一局。