眠らない街

将棋、サッカー、スノボ、マンガとちょっぴり恋愛話など。

カレーライス2杯

2006年05月31日 | 将棋
今から10年以上前、調布将棋センターの仲間で道場対抗戦に出場した時、おじさんIさんのチームが、当時、アマ最強と言われた、谷川九段の実兄俊昭さんのチームと対戦したことがあった

谷川氏と対戦したのは、本ブログ初登場のM田さん。
M田さんは、皆から「カニカニ銀のM田さん」と呼ばれ、力強い棋風は一目置かれていた
調布チームvs谷川チームとの対戦は、1勝1敗でM田-谷川戦が残る。
戦前から「調布が勝つとしたら、M田-谷川戦がカニカニ銀になった時」との皆の予想だったが、それが目の前に実現している。おおっ!

「カニカニ銀」という戦型は、将棋のあらゆる戦型の中で「もっとも原始的な殴り合い」になると思っていいだろう。
その原始的な殴り合いに、リングの中の現役ボクシングチャンプが、踏み込んだようなものだ
対峙するのは、調布の誇る最強ストリートファイター

M田さんは「ストリートだったら負けないぜ!」と思っていたと思う。
ギャラリーにとっては、最強谷川氏に無名のおじさんが挑んでいるという構図以外の何物でもなかったと思う。
しかし、その場にいた調布メンバは鳥肌立ちまくりだったに違いない
結果は・・・残念ながら負け。
「さすが現役チャンプ。ツエーじゃねーか!」
対局終了後、M田さんは恍惚感とともに呆けていた。
その後、将棋会館地下の喫茶店で、カレーライスを一気に2杯食べる・・・


将棋を極限まで集中して指すと、極限から解放された時、大量のエネルギーを消費していることに気づく
お腹が減る、酸素が足りない、水分が不足する、塩分が欲しい、甘いものが欲しい・・・
悔しいと思うのは、家に帰って冷静になってから。
ミュージシャンが、コンサートを終えた後のような感覚

日曜日の神奈川予選終了後もこんな感じ。
つーか、今週ずーっとこんな感じ。
まだ酸素が足りない。まだ血がたぎっている。勝負に身を投じたい。

あいのり史上最悪の事件

2006年05月30日 | ドラマ
1ヶ月ほど前から、引っ張るだけ引っ張っていた「あいのり史上最悪の事件」が放送された
それぞれの登場人物が「見ている相手」は、以下の通り。

  アウトロー♂ → ゴキ♀ → 音声スタッフ♂

あろうことか、ゴキは音声スタッフに恋をしてしまった

事件は、ラブワゴンでの移動中のトイレ休憩の時に起きた。
休憩時、スタッフを含めてメンバは、ラブワゴンの外に出たが、1人アウトローは車中に残る。
スタッフは・・・うっかりしていたのだろう。機材から離れるというのに、音声をOFFし忘れた
車中1人残ったアウトローは・・・流れてくる音声を全て聞いてしまう
そう、ゴキが音声スタッフに、禁断の恋をしていることも含めて・・・

告白の日を決めて、その日に向かって、
「どう告白しよう」
「どうすれば自分らしさが出せるだろう」
と、考えていたアウトローは、完全にゴールを見失った

何も知らずに告って撃沈されれば、それはそれでゴールなのだが、それすらも許されない状況。
アウトローは、自分の胸の内にしまうべきかどうか考えるが、その姿を例の音声スタッフが、映像、音声のターゲットにする。
「撮らないでくれ」
それでもターゲットにされたアウトローは、爆発した
カメラに向けて足の裏を見せ、音声スタッフに食ってかかった。
音声スタッフも
「テメー、カメラに向かって足の裏を見せるとは何事だ」
とやり返す
異常を察し、現場責任者がアウトローと対面で話をする。
事件の真相と思いをぶちまけたアウトローは、そのままメンバに会うことなくリタイアした・・・

カメラに足の裏を向けたアウトロー。
スタッフは全てを知っていたが、TVマンとしての本分からアウトローの態度を非難した。
どう振舞うべきだったのだろう・・・?
自分だけの胸の内に閉まって、告白して撃沈され、表面上何も無かったかのようするべきという意見もあると思う。
しかし、1点の不安材料を除いて、あれで良かったのではないかと思っている

人間、そんなに物分りが良くなければいけないのだろうか?
本気になれば、冷静になれない事柄の1つや2つあるはず。あれも番組謳い文句の「真実の愛」の1つの姿だと思う。

ただアウトローが、今後の人生で、恋愛に対しトラウマにならなければいいなぁ~と思う
せっかく「いいヤツ」になったのだから。

天童ドリーム終焉

2006年05月29日 | 棋譜
天童というのは、アマ竜王全国大会の開催地
ブログの冒頭で「目指せ天童!」って書いたけど、一部の人以外は。何のことか分からなかったかもしれませんね
将棋仲間JFさんがアマ竜王大阪代表になり、JFさんとやり取りするメールは「天童で待っている!」「天童で出迎えよろしく!」というのが、合言葉になっていました

今回マジで狙っていましたが、結果は決勝で負け
大ボス1人に中ボス1.5人って書いたけど、大ボス山田洋次氏はクリア!中ボスに負けました。
中ボスというのは、知名度で書いたけど、決勝の相手関向さんは、以前雑誌で棋譜を拝見したことがあり、強い方というのは認識していました。

面識なくても強い方は、着手の時駒が指に吸い付いているような感じの、綺麗な手つきといい駒の音がします
手つきが汚くて強い人は、例外なく強さの中にウソ手が混じっている。本筋の強さでなく、相手を間違わせる強さです。
関向さんは前者でした。大ボスクリアで浮かれているヒマはありません。決勝を前に、かなり気が引き締まりました

決勝戦、居飛車穴熊vs田尻式立石流になりました。
双方ちょっとずつ疑問手がありながら迎えた第1図。私としては、振飛車優勢を感じていました
      

第1図以下:△4九角▲2八飛△3七歩成▲同桂△4五歩▲1三角成△3七飛成▲6八飛(第2図)

飛車が成れれば、どうとでもなると思ったけど、第2図の局面で手が分からなかった。
局後の感想では、第2図は居飛車十分
関向さんの感想は、第1図から△3八角▲2八飛△4七角成▲1三角成△3七歩成で、振り飛車良し。
私の修正手順は、△4九角▲2八飛△3七歩成▲同桂△3六飛。
ただ第一感は△1四香だった。本譜も修正手順もイマイチっぽい。
関向さん説か、第一感か、どちらを選んでも優勢は維持出来たと思う。ただ後者は、感覚的に選び辛い。
第一感通り、相手の反動を利用する△1四香が自分らしかったかもしれない。

第1図以下の手順の罪は相当重かった。振飛車の手が渋滞する間に▲2四歩~▲2三歩成を間に合わされ、そのまま押し切られた。
      

第1図までは、理想の作戦勝ちだっただけに・・・チクショー(泣)

決戦!

2006年05月28日 | 将棋
今日は、アマ竜王神奈川大会の二日目です。
あまりの土砂降りに、気分はユーツでしたが、家を出る頃には小雨になってひと安心。神様グッジョブ!(笑)
一回勝つと、大ボスに当たりますが、まずは目の前の試合に注力し、先週からの勢いを太くしたい!
目指せ!天童!

棋士総会

2006年05月27日 | 将棋
昨日(で、いいのかな)の棋士総会で、名人戦問題の方向性プロ編入制度案が可決されたとのこと

名人戦問題は、プロアマの様々なブログで取り上げられています。
中でも竜王ブログのコメントは、2ちゃんねる並みになっている感があります。
またネット以外、調布関係者の飲み会でも、T師範やおじさんIさんらが、熱く語っていたのを聞きました。
が、私的には、全く興味ありません

意見は持っていますが、それを語ったところで、反映されるわけでもないし、私の意見に賛同する方を集めて、大きなウェーブを作り、将棋連盟に上申しようという気もありません。
実現しない意見を議論するだけだったら、時間の無駄。得るものはないし、あるとしたら、
「今日はたくさん議論しちゃったね~」
という満足感(?)だけなんじゃないかしらん(笑)

サッカーを観戦して、感想を述べるというのは、良い感想にしろ、悪い感想にしろ、気持ちの高揚を整理するためにやっていることで、議論とは別の話。
気持ちの整理をして、時々もらえたコメントに「共感できる」とか、「いや、私はこう思う」とか話すのは、ファンやサポの楽しみの1つ
しかし、それは評論ではありません。

まあ、名人戦問題は、私にとって酒の肴にならないし、高揚するほどのネタじゃないということです
熱く語っている方は、語るのが将棋ファンとしての楽しみの1つなんでしょうかねぇ~

一方、プロ編入制度の可決案は、竜王ブログ他で、紹介されています。
「プロ試験受験資格」「三段リーグ試験受験資格」が決まったのですが、前者のポイントとして、「試験官は新四段5名を棋士番号順」とあります。
新四段のみをきついと見るか、チャンスと見るかですが、私はチャンスと見ます

新四段は「開花し切れていない才能」。年数が経過したプロは「確立された地盤」
後者は才能が開花した/しないは別問題。そのプロの足元が固まり、個性が出せるようになった状態。
前者と後者を比較したら、前者の方につけ入るスキがあるんじゃないかなーとか思ってます。

中井女流あたりは、この制度でのプロ試験受験を、真剣に考えるんじゃないでしょうか。
中井女流にとっては、受験資格を得るまでの方が大変そうで、受験を突破するのは、四分六分くらいの感触があるかもしれません。

ショートショート

2006年05月26日 | 日記
【アクセス数激減】
将棋の日記を数日続けたら、アクセス数が激減した
本業なんですけどねぇ~(泣)
某ブログの真似が響いたのだろうか・・・謎?

【恋するハニカミ】
「恋するハニカミ」を見ると、その女のコに惚れる(笑)
田中美保って、実は知らなかったんだけど、丸顔、ショートカット、笑顔が可愛くて最高ですね!
あまり着飾らないで、素の笑顔が出るからかなぁ~
その場で録画→録画を見て一時停止→デジカメ撮影→パソコンの壁紙にする・・・というパターンが数週続いています
会社のパソコンの壁紙も、自宅パソコンの壁紙と同じだから、来週は田中美保になっているかも(笑)

【阿修羅の如く】
「阿修羅の如く」の挿入歌がコワイ
ガキの頃、親が「阿修羅の如く」を見るたびに不安にかられたものだが、今日の「NEWS23」で、小泉首相の靖国参拝問題の報道時、この曲がかかった。
止めてくれ!コワイから(泣)

【要注目のマンガ】
書店に行って、適当にマンガを物色する。
面白そうと思ったら、1、2巻を買う。読んでみてつまらなかったら、即日「BOOK OFF」用BOX行き
大体、半年に1回以上、BOOK OFFに100冊以上引き取ってもらっている。
今から紹介するマンガは、多分BOOK OFFには売らないと思う。

「喰霊」1巻(角川書店:瀬川はじめ著)と「女子アナ魂 こはるON AIR」4巻(海野そら太著:集英社)は、面白かった!!!
瀬川はじめ氏の作品は初めて読んだけど、導入部と言える1巻では、アッと言う間に「喰霊」の世界に引き込まれました。
作者は新人のようで、小さくまとまっていない当たりが、可能性感じさせてくれます。2巻で面白ければ、ブレイクするかもしれません。
新人の作品は、「掴み」の1巻よりも「キープと攻め」の2巻が重要です。私の持論ですけど。
「女子アナ魂 こはるON AIR」は、巻を重ねるごとに面白くなります。
正直1巻では、ハチャメチャな女子アナの主人公桃川小春が、馬鹿をやるだけって感じでしたが、桃川アナの成長に従い、気合十分の行動と壁を打ち破るサマが、痛快さを感じさせてくれます。桃川アナって、戸部アナちっく???
良い意味で期待を裏切ってくれたマンガでした。

△3ニ銀型で迎え撃つ

2006年05月24日 | 将棋
今日の日記は、昨日の日記「イビアナ対策」内容は同じです(笑)
ちょっと、某ブログの真似をしてみました


筆者の研究から。居飛車穴熊に対して四間飛車が△3ニ銀のまま待機するおなじみの形を採り、先手は松尾流を見せる▲7八金型で対抗した基本図。『四間飛車破り 【居飛車穴熊編】』P167のテーマ22に載っている形から、どのような攻防が展開されるのであろうか。
      
基本図からの指し手1
  △4五歩 ▲3八飛 (図省略)

△4五歩に▲3八飛とする変化には△4三銀として、先手の3筋交換を誘って端攻めする手順が載っている。同じ変化は『新・振り飛車党宣言!2』P9の参考図にもあり、この変化は後手良しと思われる。

基本図からの指し手2
  △4五歩 ▲5九角 △4三銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七角 △5四銀 (図省略)

この変化は『島ノート振り飛車編』P370に載っている。竜王本P155でも△5四銀型に対して▲2六角型はうまく行かないとされており、後手不満なしと見るべきだろう。
△4五歩に対する指し手を2通り見てきたが、竜王本では基本図から△5四歩▲1六歩の手順が本筋とされている。

基本図からの指し手3
 △5四歩 ▲1六歩 △4五歩 ▲3七桂 △4一銀 ▲6八角 △5ニ銀  (図省略)

この変化は竜王本のP187~189テーマ24に詳しい。かなり突っ込んだ手順が解説されているが、竜王本以降に刊行された『四間飛車破り 【居飛車穴熊編】』P14の第9図以下では、竜王本の変化を踏まえた修正手順が載っている。角損ではあるが、飛車の働きの差と玉型の差で後手が面白くさせるとある。
この手順は終盤力の弱い筆者にとって、力強い味方となった。しかし一方で▲2六角型の変化が新たな課題となった。△4四銀型ならば▲2六角型に対し△5三銀~△4四角が有効だが、△3ニ銀型では▲2六角型に組まれた時、後手は△4三銀型のため△4四角が無効となる。

基本図からの指し手4
 △5四歩 ▲1六歩 △4五歩 ▲5九角 △1四歩 ▲2六角 △4三銀 ▲3七桂 △5ニ銀 ▲4八飛 (第2図)
      
この手順は銀河戦の真田-小林健戦である。第2図から△2二角と振り飛車らしい待機をし、▲4六歩△同歩▲同銀に△3五歩と反発する。以下▲2四歩△3六歩▲2三歩成△3七歩成と大激戦が展開されたが、後手の小林九段が勝ちきっている。
筆者としては第2図以下の△3五歩の感触が良く、この変化を中心に研究を深めて行きたいと考えているが、読者諸兄の意見を聞きたいところではある。

・・・疲れただけだった・・・はぁ~

イビアナ対策

2006年05月23日 | 棋譜
基本図は、現在、私が対イビアナの主戦としている形で、テーマの局面
      

序盤の変化の関係で、私の手順では、端の突き越しは省略出来ない
但し、イビアナ側は▲7八金型と▲7九金型の選択権がある。
ここから、大きく分けて3+1通りの変化がある。

①:△5四歩▲3八飛
②:△5四歩▲1六歩△4五歩▲3七桂△4一銀▲6八角△5ニ銀
③:△5四歩▲1六歩△4五歩▲5九角△1四歩▲2六角△4三銀▲3七桂△5ニ銀▲4八飛(第2図)
④:△5四歩▲1六歩△4五歩▲5九角△1四歩▲2六角△4三銀▲3七桂△5ニ銀▲7八飛(▲7九金型の場合)

また棋書によって、見解が異なり、下記のような変化もある。
⑤:△4五歩▲3八飛
⑥:△4五歩▲5九角△4三銀▲1六歩△1四歩▲3七角△5四銀

①~②の変化は、「新・振り飛車党宣言」2巻に紹介されている。
③~④の変化は、私の実戦で一番多い進行
⑤~⑥の変化は、「島ノート」に紹介されている。

私は基本図から、△5四歩を選ぶことが多いが、「新・振り飛車党宣言」で、千葉五段が最新研究を披露している変化は選び難いのか、イビアナ側は③または④の▲2六角型を目指すことが多い
④はA級順位戦の丸山-鈴木大戦が参考になるが、③の進行が常々疑問だった
これをクリアしないと、系統立てたイビアナ対策にはならない。

で、色々調べた結果、③の実戦例を見つけることが出来た。
2003年1月10日、銀河戦の真田-小林健戦より。
      

第2図以下:△2二角▲4六歩△同歩▲同銀△3五歩▲2四歩△3六歩▲2三歩成△3七歩成▲同角△3六歩▲2六角△3四桂▲3五角△4四角▲同角△同飛(図略)

△2二角が常套手段。▲4六歩△同歩▲同銀には△3五歩(▲同角は△1三角)が感触の良い手で、手順だけを味わうと、いかにも「振飛車チック」である
▲2四歩以下はギリギリの手順で、得した桂を3四に打つのでは変のようだが、△4四同飛までの進行は、振飛車が指せそう。

ただ、この手順を鵜呑みにすることは出来ない。下記の2つの課題があるから。
・▲4四同角に代えて、▲3ニと。
・▲2四歩のタイミングを早める。

ともあれ、当面は真田-小林健戦をベースに、対策を確立してみたい。

アマ竜王神奈川大会~vsコーボーさん

2006年05月22日 | 棋譜
東野-横山戦の大ボス対決、さすがに大ボス同士の決戦にふさわしく、大激戦になっていた
相手として嫌だったのは、ベテランの横山氏。
横山氏は何をやってくるか分からない。相手の力を出させない術を持っている。
しかし、この激戦を見るにつけ、「どっちも強い。自分の嫌な方を願っているようじゃダメ」と、気持ちを切り替えた

横山戦。運良く先手を引き、第1図まですらすら進んだ。
      

第1図以下:▲1六歩△2四歩▲4八玉△5五角(第2図)

なるべく妥協しないつもりだった。
矢倉に組むなら、端を受けるのは微妙だし、△1三角の筋が出来た分だけ後手が得かもしれない
しかし、後手は囲いの意思表示が早い。こちらは流動的にすべきで、長い目で見る必要があると考えた。

横山氏は、矢倉を急がない▲1六歩を見て、楽観したのかもしれない。△2四歩▲4八玉の次の手は、一番有り難い手だった
      

第2図以下:▲3八金△2五歩▲5六銀△2二角▲4六歩△4二銀▲5八金(図略)

▲3八金が、当然とは言え好手
△2八角成なら、以下、▲同金△3九銀▲4九玉△2八銀成▲同飛で先手良し。
△2五歩に対し、私は腰を落として▲5六銀~▲4六歩。ここで、▲4六歩と突かないと、作戦勝ちには出来ない
△1三角~△4四歩が怖いが、△1三角▲4七銀で凌げると読んだ。
次の手は△4ニ銀。ホッとした。▲5八金で作戦勝ち確定。それも「相当の」である
以下、かなり進んで第3図へ。
      

第3図以下:▲9四歩△同歩▲9三歩△9五歩▲6四歩△同角▲8五桂△8四歩▲9五香△9四歩▲同香△8三銀▲9二歩成△9四銀▲9三桂成△同桂▲8四飛(第4図)

満を持して▲9四歩と仕掛ける。部分的にはつぶれている。後は組み合わせを発見出来るかどうか
ちょっと悩んだのが▲6四歩。後手は角で取るしかないので、得とみた。
手順中、▲9三桂成~▲8四飛がちょっとした工夫で、この後、△9二香▲9四飛と進み、そのまま押し切ることが出来た。
      

自分なりにうまく指すことは出来たが、これは実力差があるから、逆に差がついたと思っている。
県代表としてメジャーな相手なら、△5五角とは指さないだろう。
また、この端攻めは受かるはずがない。それでも何とか受けようとしたのは、攻め間違いを期待されているから。
やっぱり、ねじり合って負かさないと、まだまだ認めてはもらえないと思いました。

アマ竜王戦神奈川大会~in川崎市民プラザ

2006年05月21日 | 将棋
無事、初日通過しました
ここ数年、大会への参加が少なく、久しぶりに出場しました・・・って、朝起きれないだけなんですけど(爆)

しかし、参加が少なかったですねぇ~
これが、全国屈指のレベルを誇る神奈川の姿なんだろうかと思いました
人数は100人に満たなかったですし、全国区の強豪も少なかった。
目に付いた全国区としては、山田洋次氏、吉澤氏、東野氏、横山氏、西山氏、鈴木貴幸氏ぐらいか。他には、県代表予備軍の層が一気に薄くなりましね

私の入ったトーナメントブロックの強豪は、横山氏、東野氏、山田氏ぐらいですが、横山-東野戦を制した横山さんと当たりまして、何とか勝利することが出来ました
横山氏は全盛時の勢いはないですが、元アマ竜王の東野氏相手に、激戦の末逆転勝利したのを見て、力の衰えなど全く感じさせません。
勝てたのは、東野戦で疲労していたのが幸いしたと思います。

どういうクジになっても、全国区の強豪を最低2人はクリアしないと代表にはなれません。
今回は1人クリア!後は、大ボス1人中ボス1.5人くらいでしょうか。
来週も気合入れていきます!
#アマ竜王戦の棋譜は、後日紹介します!

余談ですが、大会の行われた川崎市民プラザは、田園都市線梶ヶ谷にあり、私が30年ぐらい前、住んでいたところでもあります。
今回、初日終了後、住んでいた付近を散策してきました。
当時住んでいたアパートが、完全にボロアパート化しているのは、悲しかったですが、梶ヶ谷第三公園の古墳が健在なのは、本当に懐かしかったですね。
ちょっとノスタルジックでした

#写真は、梶ヶ谷第三公園~通称古墳公園の古墳です。