「彫る 棟方志功の世界」(1975年、日本)
監督 柳川武夫
脚本 柳川武夫 杉山義法
撮影 田中正 粕谷行夫 神山登好
音楽 小杉太一郎
出演 棟方志功
ナレーター 鈴木瑞穂
確か芸術祭参加作品で、映像部門の会場だった虎の門ホールで観たんだと思う(試写会みたいなもの)。
棟方志功という素朴の暴力みたいな強烈なキャラクターも勿論、面白いんだけど、それよりも印象的なのが、その狂気としか言いようのない異様な集中力と仕事ぶり、まさしく「彫る」で天才・狂人の一形態をまざまざと見せつけられました。
彫る狂気と自分のアイデンティティだという短い夏を彩る「ねぶた祭り」、子供のように嬉々として跳人(ハネト)に興ずる姿、それを優しく包み込むように捉えるカメラ、素直で素晴らしく一番記憶に残ってるドキュメンタリー映画。
一心不乱 神が憑きし その姿
板木の上に 仏あらわる
※キネマ旬報社1975年文化映画部門1位。
1975.10 (記録漏れの為、日にちは判らず)
虎の門ホール
監督 柳川武夫
脚本 柳川武夫 杉山義法
撮影 田中正 粕谷行夫 神山登好
音楽 小杉太一郎
出演 棟方志功
ナレーター 鈴木瑞穂
確か芸術祭参加作品で、映像部門の会場だった虎の門ホールで観たんだと思う(試写会みたいなもの)。
棟方志功という素朴の暴力みたいな強烈なキャラクターも勿論、面白いんだけど、それよりも印象的なのが、その狂気としか言いようのない異様な集中力と仕事ぶり、まさしく「彫る」で天才・狂人の一形態をまざまざと見せつけられました。
彫る狂気と自分のアイデンティティだという短い夏を彩る「ねぶた祭り」、子供のように嬉々として跳人(ハネト)に興ずる姿、それを優しく包み込むように捉えるカメラ、素直で素晴らしく一番記憶に残ってるドキュメンタリー映画。
一心不乱 神が憑きし その姿
板木の上に 仏あらわる
※キネマ旬報社1975年文化映画部門1位。
1975.10 (記録漏れの為、日にちは判らず)
虎の門ホール
今・どこかで上映しているのかと思いましたよ~!
もし上映していたら這ってでも行きたいわ(笑)。
しかし数歳違うと大人な感想で、私は同時上映の「ベンジー」に気を取られ、
こちらはもう何だか目の悪い人が必死で掘っている姿しか覚えていなくて・・・
もちろん大人になってからどんだけすごい人か知りました(笑)。
お互いいつか再見できると良いですね!
.
コメントありがとうございます!
目の悪い人が必死で彫っている姿
〉インパクトありますよねぇ、ド近眼で片目しか視力がないからああなるのだろうけど板木と棟方志功が一体化したようで、その彫る速度の尋常じゃないのも含め鬼気迫るものがあり、当時、強く印象に残りました。(随分経って、NHK教育あたりで放映した気がします、その時は後半だけ見たような)
あの頃、秋の芸術祭参加作品はキャパの大きい虎の門ホールが会場だから葉書出すと大概は当選で、この年も「ハリーとトント」、「シャンプー」(何でこれが芸術祭?(笑))、「華麗なるヒコーキ野郎」、「イナゴの日」を観てますね
(多分、最初の「ハリーとトント」の併映だったんじゃないかと)。
当時、一番大規模な試写会は武道館でやった「テンタクルズ」(蛸の怪物)、あれは全員当選したんじゃないかな、流石に埋まらなかった。
僕も最初、タイトルに「掘る」とインプットして慌てて書き直しました。