セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

映画日記 2

2016-08-07 15:09:57 | 映画日記/映画雑記
 何だかよく解らないのが続きました。(笑)

 「死角」(「BLINDSPOT」、2008年、オランダ)
   監督 アド・ボル
   出演 マイケ・モラー ジョニー・メルヴィル 

 寝る前の軽いのを観ようとしたら女房がいつもより早く就寝、仕方なく2回に分けて観るハメに。
 (残りを観たのが2日後と時間が空きすぎたので観賞数には入れません)
 精神カウンセラーと姉妹の話なのですが、眠いのと姉妹の顔が似ていて、今、どちらの話をしてるのか混乱。
 子供時に父親から何度も性的暴行を受け、それがトラウマとなりカウンセラーを受診。
 妹はその治療過程が行き過ぎだったのか、医師の暴走なのか不明ですが過失死、それでも姉の方は父親と再会し和解する、多分、そんな話。
 なんだけど、妹がカウンセリングを受けてたのかイマイチ解らない(多分、受けてて合意の上でのゲームだった、BARで素っ裸になったのが妹?)。
 おまけに姉が何の目的で妹の旦那を寝取ったのか理解不能。
 filmarksの評価2.3点というのも納得。
  2016.8.3~5
  DVD

 「彼女たちの舞台」(「La Bande des Quatre」、1988年、仏)
   監督 ジャック・リヴェット
   出演 ビュル・オジエ  ブノワ・レジャン  ローレンス・コート

 こちらはfilmarks4.1点と高得点(平均4.3点辺りが最高点)、それに釣られて名画座へ足を伸ばしました。
 実力派女優が半引退して小さな劇場を買い取り、そこで演劇教室を主催している。
 生徒は女ばかりで現在、マリヴォー「二重の不実」の舞台稽古の最中。
 だが生徒の一人セシルは高額の授業料を工面するため裏世界へ入っていた。
 偶然、セシルの恋人リュカが政府高官と裏世界を結ぶスキャンダルの証拠を手にしてしまう。
 やがて生徒たちの身辺に怪しい人物が付き纏うようになる。
 生徒たちの生活、舞台の稽古、事件、それらが混然一体となった時、突然、突き放すようにFIN。
 
 この終わり方、何処かで観たような気がするのだけど・・・。
 台詞で終わらせる唐突感は黒澤監督の「どん底」に似てるけど、あれじゃない、現実と舞台が一体となるって「ブラック・スワン」、「オール・ザット・ジャズ」でもあるけど何かしっくりこない、「何だったっけ」と昨日からモヤモヤしてます。(笑)
 これもスキャンダルを開封する鍵(文字通りの「鍵」)が、暖炉の煙突から突然落ちてくる原因が解らなくて、何だかよく解らない。(汗)
 何回も挟まる車窓風景の意味も何なんだろう、現在、青春の夜道を驀進中?
 160分の長編で不安だったけど、時間はそれ程気にならなかったし、皆さん女優志望だから綺麗な人が多くて。
 雰囲気は好きだけど、腑に落ちずモヤモヤが残るばかりだったのは否定しようがない。
 ※セシル役のナタリー・リシャールの尖がった美貌もいいけど、僕は櫻井淳子にちょっと似てるルシア役のイネス・ディ・メディロスが好みかな。(笑~姉のマリアの方が活躍してるようだけど、双子かと思うくらい似てる)
  2016.8.6
  早稲田松竹
 
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