「翔んで埼玉」(2019年、日本)
監督 武内英樹
原作 魔夜峰央 「翔んで埼玉」
脚本 徳永友一
撮影 谷川創平
音楽 Face 2 fAKE
主題歌 はなわ 「埼玉県のうた」
挿入歌 さいたまんぞう 「なぜか埼玉」
出演 GACKT 二階堂ふみ
伊勢谷友介 ブラザートム
中尾彬 麻生久美子
京本政樹 島崎遥香
今更ながら「翔んで埼玉」
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=XDFA1uZ8Fc8
結納の為、日本で一番暑い町、熊谷から南へ向かう菅原一家、その車中のラジオから、昔、東京に虐げられていた埼玉の物語が流れてくる。
それは悲願の通行手形撤廃に向けた戦いの物語だった・・・。
GACKT、伊勢谷友介、京本政樹、いずれ劣らぬ濃い人達がピッタリ嵌って作品世界を盛り上げてます。
「どうか寛大な心でご覧下さい」と謳い文句にあるように、繊細な方は避けた方が無難かも。(笑)
まぁ、ディスり捲りますからね、本命埼玉はもとより千葉、群馬、茨城ちょっとに空気の栃木、ディスるだけでフォローの一切ない神奈川、でも埼玉愛に満ちた作品で嫌味を感じさせない上手い作りになってます。(竹中直人の神奈川県知事は加山雄三のパロだろうけど、どうせなら本人にやってもらえばと思った、でも、あの人、こういうギャグは苦手だろうな)
この監督、「テルマエ・ロマエ」の時、映画オリジナルの部分が酷すぎて思いっきり罵倒した事があるけど、「今夜、ロマンス劇場で」はパロディを上手く組み込んでて(多すぎだけど)、素直に上手いと思いました。そして、未完のコミックにオリジナルを大量に付け足し完成させた本作、相変わらず「乱」とか「スターウォーズ」で遊んでるけどオリジナルの部分で原作の強すぎる毒を薄めてるようだし、原作とオリジナルの融合が1+1以上に変化して爆笑作に昇華してたと思います、まぁ、地域ネタだから関東圏はバカ受け、他地域はまあまあという限界はあるかもね。
一番の爆笑シーンは埼玉vs千葉の「流山決戦」でしょう、「腹、痛え」通り越して背中が痛くなりました。(もしかして、病気か?)
でも、可笑しかったのは「与野はすっこんでろ!」かな、浦和さんと大宮さんに怒鳴られ与野さんがシオシオになる所。ネット見ると埼玉県人限定ネタと埼玉民は思ってるらしいけど、「さいたま市」設立の際、浦和、大宮の大喧嘩は近隣に鳴り響いているよ。(笑) 岩槻さんが「あのぅ・・」と割り込もうとして大宮さんに「オマケは黙れ!」までやって欲しかったかも、岩槻さん、ごめんなさい。(注釈・JRの特急・急行が止まらない県庁所在地として有名だった浦和駅、昔からの伝統ある街だけど昭和になって北部の大宮駅が鉄道の要所となった為、名ばかり県庁所在地に転落、互いの反目は群馬の高崎vs前橋より多分酷い、与野市は二つの街に挟まれた小さな街、さいたま市発祥後は中央区という映えある名前の代りに地名消失という憂き目にあう。福岡と長崎の大喧嘩に佐賀が口出すようなものかも(いや、新幹線では両県に喧嘩売ってるか)
僕の町もいろいろある、埼玉の植民地 池袋の隣駅、しかし同じ隣りでも西の目白は学習院や日本女子大があって、お屋敷も多いし、ちとハイソの香りがあるけど東隣の我が町はド下町で北側は飲食店と風俗街、南側は寂れた商店街、そもそも旧地名は西巣鴨と巣鴨、国鉄の駅ができる時、駅名に困って苦し紛れに1キロ近く離れた大塚の地名を持ってきたくらい。その文京区大塚は家並みは普通の住宅街だけど真言宗豊山派の江戸総本山「護国寺」、皇族の墓地「豊島ヶ丘墓陵」、お茶ノ水女子大学といった名跡、名門校があってプライドが高いのか豊島区南大塚・北大塚をガサツな商人町と見下してるとか、豊島区側も交通便が悪く大きなスーパーもない不便な町と言い返してるとの噂(笑)。南大塚、北大塚は大塚駅から見て南北に分けたけど、その南大塚は本家・大塚の北にある(笑)、北大塚にあるのが巣鴨警察署で大塚警察署があるのは護国寺の前方、音羽、うっかり大塚警察署に行こうと大塚駅で降りると30分近く歩くハメになる、魑魅魍魎の町でございます。(戦前までは広い神域を持つ神社の参道町として栄え、両隣の巣鴨はもとより池袋よりも繁盛してたとか、今では夢のまた夢ですね)
※九十九里浜の地引き網、方向が変だと思うんですけど。
R2.1.12
DVD
監督 武内英樹
原作 魔夜峰央 「翔んで埼玉」
脚本 徳永友一
撮影 谷川創平
音楽 Face 2 fAKE
主題歌 はなわ 「埼玉県のうた」
挿入歌 さいたまんぞう 「なぜか埼玉」
出演 GACKT 二階堂ふみ
伊勢谷友介 ブラザートム
中尾彬 麻生久美子
京本政樹 島崎遥香
今更ながら「翔んで埼玉」
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=XDFA1uZ8Fc8
結納の為、日本で一番暑い町、熊谷から南へ向かう菅原一家、その車中のラジオから、昔、東京に虐げられていた埼玉の物語が流れてくる。
それは悲願の通行手形撤廃に向けた戦いの物語だった・・・。
GACKT、伊勢谷友介、京本政樹、いずれ劣らぬ濃い人達がピッタリ嵌って作品世界を盛り上げてます。
「どうか寛大な心でご覧下さい」と謳い文句にあるように、繊細な方は避けた方が無難かも。(笑)
まぁ、ディスり捲りますからね、本命埼玉はもとより千葉、群馬、茨城ちょっとに空気の栃木、ディスるだけでフォローの一切ない神奈川、でも埼玉愛に満ちた作品で嫌味を感じさせない上手い作りになってます。(竹中直人の神奈川県知事は加山雄三のパロだろうけど、どうせなら本人にやってもらえばと思った、でも、あの人、こういうギャグは苦手だろうな)
この監督、「テルマエ・ロマエ」の時、映画オリジナルの部分が酷すぎて思いっきり罵倒した事があるけど、「今夜、ロマンス劇場で」はパロディを上手く組み込んでて(多すぎだけど)、素直に上手いと思いました。そして、未完のコミックにオリジナルを大量に付け足し完成させた本作、相変わらず「乱」とか「スターウォーズ」で遊んでるけどオリジナルの部分で原作の強すぎる毒を薄めてるようだし、原作とオリジナルの融合が1+1以上に変化して爆笑作に昇華してたと思います、まぁ、地域ネタだから関東圏はバカ受け、他地域はまあまあという限界はあるかもね。
一番の爆笑シーンは埼玉vs千葉の「流山決戦」でしょう、「腹、痛え」通り越して背中が痛くなりました。(もしかして、病気か?)
でも、可笑しかったのは「与野はすっこんでろ!」かな、浦和さんと大宮さんに怒鳴られ与野さんがシオシオになる所。ネット見ると埼玉県人限定ネタと埼玉民は思ってるらしいけど、「さいたま市」設立の際、浦和、大宮の大喧嘩は近隣に鳴り響いているよ。(笑) 岩槻さんが「あのぅ・・」と割り込もうとして大宮さんに「オマケは黙れ!」までやって欲しかったかも、岩槻さん、ごめんなさい。(注釈・JRの特急・急行が止まらない県庁所在地として有名だった浦和駅、昔からの伝統ある街だけど昭和になって北部の大宮駅が鉄道の要所となった為、名ばかり県庁所在地に転落、互いの反目は群馬の高崎vs前橋より多分酷い、与野市は二つの街に挟まれた小さな街、さいたま市発祥後は中央区という映えある名前の代りに地名消失という憂き目にあう。福岡と長崎の大喧嘩に佐賀が口出すようなものかも(いや、新幹線では両県に喧嘩売ってるか)
僕の町もいろいろある、埼玉の植民地 池袋の隣駅、しかし同じ隣りでも西の目白は学習院や日本女子大があって、お屋敷も多いし、ちとハイソの香りがあるけど東隣の我が町はド下町で北側は飲食店と風俗街、南側は寂れた商店街、そもそも旧地名は西巣鴨と巣鴨、国鉄の駅ができる時、駅名に困って苦し紛れに1キロ近く離れた大塚の地名を持ってきたくらい。その文京区大塚は家並みは普通の住宅街だけど真言宗豊山派の江戸総本山「護国寺」、皇族の墓地「豊島ヶ丘墓陵」、お茶ノ水女子大学といった名跡、名門校があってプライドが高いのか豊島区南大塚・北大塚をガサツな商人町と見下してるとか、豊島区側も交通便が悪く大きなスーパーもない不便な町と言い返してるとの噂(笑)。南大塚、北大塚は大塚駅から見て南北に分けたけど、その南大塚は本家・大塚の北にある(笑)、北大塚にあるのが巣鴨警察署で大塚警察署があるのは護国寺の前方、音羽、うっかり大塚警察署に行こうと大塚駅で降りると30分近く歩くハメになる、魑魅魍魎の町でございます。(戦前までは広い神域を持つ神社の参道町として栄え、両隣の巣鴨はもとより池袋よりも繁盛してたとか、今では夢のまた夢ですね)
※九十九里浜の地引き網、方向が変だと思うんですけど。
R2.1.12
DVD
私も見てる間それを感じたので、原作者さんは埼玉出身なのかな?と調べたら、大嫌いだからストレス発散に描き始めたとわかってまた大笑いでした。
>一番の爆笑シーンは埼玉vs千葉の「流山決戦」
熱気がすごかったですね。出身有名人に詳しくないのでわからないところもありましたが、雰囲気で楽しめました。
地理ネタにもっと詳しかったらもっともっと楽しめたでしょうね~。
コメントありがとうございます!
大笑い〉それは良かったです、こういうのは外れると辛いですから。(笑)
埼玉愛
〉作者はアレかしれませんが映画の制作側には有ったと思います、厭味になり易い題材なのに上手く埼玉愛に持っていっる所は中々。
流山決戦
〉バカバカしい事をあれだけ金掛けて真面目にやるって清々しいです。家族もウケてました。
しかし、小倉優子の何処が「弱い」のだろう。(笑)
昨日、法要で会津まで行ってたのレスが遅くなりました。(汗)
帰りのローカル線、75分、ずっと咳してるのが居て、当人、遠慮して席に座らず戸口の床に座ってたけど、ウチらの前方3mだから列車の進行で空気はこちらに流れて来る(泣)、掛かったらあの20歳位の男のセイ。
コメントありがとうございます!
ちょっと、コメントがすれ違ったみたい。(笑)
僕も「のだめ」の第一部(原作9巻まで)は大好き、ですが、「テルマエ〜」に関してはボロクソ(大汗)なんですよ。(笑)
脚色家としての成長は凄い、この作品でクリエイターとしての開花も感じられる、次作に期待しているのです。