♪舞妓はレディ~♪
♪マイコ ハ レディ♪
マイ フェア レディ
しかし♪京都の雨は たいがい盆地に降るんやろか♪まであるとは知らん
かった。(爆)
ナンバー「Moonlight」のシーンは、昔のMGMミュージカルへのオマージ
ュなのかな、僕はF・アステアの「バンド・ワゴン」を思い出したけど・・・、何
かちょっと微笑ましかったです。
「舞妓はレディ」(2014年・日本)
監督・脚本 周防正行
音楽 周防義和
作詞 種ともこ
撮影 寺田緑郎
美術 磯田典宏
出演 上白石萌音
富司純子
長谷川博己
田畑智子 草刈民代
岸部一徳、竹中直人
高嶋正宏 渡辺えり
若い頃、脚本書きになれたらなァなんて無謀にも思ってた時がありまし
て・・・。(汗)
日本を舞台に日本らしい題材で日本語を使う、それでいながらハリウッ
ドみたいなミュージカル。
そんなのが書けたらと夢を見ていました。
僕が夢見てたものを実際に完成させてくれたのが、この作品なのかも
しれません。
で、実際に、それを観てみると・・・。
何だか妙に「こっ恥ずかしい」。(笑)
口三味線から洋楽器へ、拍子取りからドラムへ、和から洋への移行も
僕の頭の中では理想的だったのですが何か居心地が悪い気がしないで
もない。
でも、その「何か」が何なのかがハッキリ解らないんです。
凝りすぎなのか、それともストレートすぎなのかも現時点では、どっちな
のか判然としなくて正直な所、困惑しています。
この作品、「ミュージカル嫌い」の人にはちょっとキツイかも。
よく言われる「唐突に歌いだす」タイプ。
でも楽しい作品だと思うし、面白さは元ネタが保証済みでシクジッテは
いないから安心保証です。
主役の上白石萌音(かみしらいし もね)さん、オーディションで選ばれ
た新人?さんですが台詞、歌、踊り、実によく頑張っていて立派だったと
思います。
ただ比較対象がJ・アンドリュースにA・ヘップバーン、ちょっと相手が悪
すぎ。
観て思ったのですが、「マイ・フェア・レディ」という作品のスケール感は
予算より女優の魅力に比例するんだな、でした。
(動きは着物とドレスというハンデがあるけど、「マイ・フェア・レディ」って
殆ど踊りのない作品だし)
脇を固める周防組いつもの面々も堅実、富司純子、田畑智子、長谷川
博己、高嶋正宏も好演、岸部一徳は何演っても岸部一徳だけど、しっかり
京の老舗の大旦那、踊りのお師匠はんを演じた中村久美も良かった(「夢
千代日記」の、あの小夢さんがと思うと感概溢れます)。
演技、ナンバー、演出、何処にも悪い所は無いと思います、今も♪舞妓は
レディ~ 舞妓はレディー♪って頭ん中グールグルだし。
でも、やっぱり、何だか「こっ恥ずかしい」。
(追記)
書き忘れた!
最後の台詞は要らない。
あれは台詞以外で解らせなきゃ。
※ヒロインが先生に素性を話すシーン。
凄く重要な台詞なんだけど、方言がキツイのか聞き取れなくて、後々、こ
こは響きました。
既にここまでのシーンで津軽弁(ゆっくり喋る事で、あれでも解りやすくし
てある)の聞き取りに力使い果たしてたのかも。
※足袋と靴って結構ハンデがあるんですね。
靴だと解らないつま先の動きが見えちゃう。
田畑智子さんの舞台をどりのシーン、動きが止まって形を見せる時つま
先が動いてるが解ってしまった。
良く知らないけど、やっぱり、あれ駄目なんじゃ・・。
彼女の名誉の為に補足しますが、それ以外は踊りも演技も素晴らしかっ
たです。
※前回の「バルフィ!~」のパンフレットは駄目でしたが「舞妓はレディ」の
パンフレットはお勧め。
これで同じ値段なんだよね。(弩)
♪マイコ ハ レディ♪
マイ フェア レディ
しかし♪京都の雨は たいがい盆地に降るんやろか♪まであるとは知らん
かった。(爆)
ナンバー「Moonlight」のシーンは、昔のMGMミュージカルへのオマージ
ュなのかな、僕はF・アステアの「バンド・ワゴン」を思い出したけど・・・、何
かちょっと微笑ましかったです。
「舞妓はレディ」(2014年・日本)
監督・脚本 周防正行
音楽 周防義和
作詞 種ともこ
撮影 寺田緑郎
美術 磯田典宏
出演 上白石萌音
富司純子
長谷川博己
田畑智子 草刈民代
岸部一徳、竹中直人
高嶋正宏 渡辺えり
若い頃、脚本書きになれたらなァなんて無謀にも思ってた時がありまし
て・・・。(汗)
日本を舞台に日本らしい題材で日本語を使う、それでいながらハリウッ
ドみたいなミュージカル。
そんなのが書けたらと夢を見ていました。
僕が夢見てたものを実際に完成させてくれたのが、この作品なのかも
しれません。
で、実際に、それを観てみると・・・。
何だか妙に「こっ恥ずかしい」。(笑)
口三味線から洋楽器へ、拍子取りからドラムへ、和から洋への移行も
僕の頭の中では理想的だったのですが何か居心地が悪い気がしないで
もない。
でも、その「何か」が何なのかがハッキリ解らないんです。
凝りすぎなのか、それともストレートすぎなのかも現時点では、どっちな
のか判然としなくて正直な所、困惑しています。
この作品、「ミュージカル嫌い」の人にはちょっとキツイかも。
よく言われる「唐突に歌いだす」タイプ。
でも楽しい作品だと思うし、面白さは元ネタが保証済みでシクジッテは
いないから安心保証です。
主役の上白石萌音(かみしらいし もね)さん、オーディションで選ばれ
た新人?さんですが台詞、歌、踊り、実によく頑張っていて立派だったと
思います。
ただ比較対象がJ・アンドリュースにA・ヘップバーン、ちょっと相手が悪
すぎ。
観て思ったのですが、「マイ・フェア・レディ」という作品のスケール感は
予算より女優の魅力に比例するんだな、でした。
(動きは着物とドレスというハンデがあるけど、「マイ・フェア・レディ」って
殆ど踊りのない作品だし)
脇を固める周防組いつもの面々も堅実、富司純子、田畑智子、長谷川
博己、高嶋正宏も好演、岸部一徳は何演っても岸部一徳だけど、しっかり
京の老舗の大旦那、踊りのお師匠はんを演じた中村久美も良かった(「夢
千代日記」の、あの小夢さんがと思うと感概溢れます)。
演技、ナンバー、演出、何処にも悪い所は無いと思います、今も♪舞妓は
レディ~ 舞妓はレディー♪って頭ん中グールグルだし。
でも、やっぱり、何だか「こっ恥ずかしい」。
(追記)
書き忘れた!
最後の台詞は要らない。
あれは台詞以外で解らせなきゃ。
※ヒロインが先生に素性を話すシーン。
凄く重要な台詞なんだけど、方言がキツイのか聞き取れなくて、後々、こ
こは響きました。
既にここまでのシーンで津軽弁(ゆっくり喋る事で、あれでも解りやすくし
てある)の聞き取りに力使い果たしてたのかも。
※足袋と靴って結構ハンデがあるんですね。
靴だと解らないつま先の動きが見えちゃう。
田畑智子さんの舞台をどりのシーン、動きが止まって形を見せる時つま
先が動いてるが解ってしまった。
良く知らないけど、やっぱり、あれ駄目なんじゃ・・。
彼女の名誉の為に補足しますが、それ以外は踊りも演技も素晴らしかっ
たです。
※前回の「バルフィ!~」のパンフレットは駄目でしたが「舞妓はレディ」の
パンフレットはお勧め。
これで同じ値段なんだよね。(弩)