1月23日「成田山」で、どうか白鳥が居ますように!!とお祈りして、2時15分の電車で安食駅に着きました。本埜村のHPでは、小林駅からでも安食駅からでも徒歩30分と有りましたので、成田寄りの安食駅で降りました。駅に道順のパンフレットが預けてあると聞いていましたので、訪ねた所「もう無くなりました」とのつれない返事。
道順を聞いたのですが、30分どころか一時間近く掛かると言われ、小林からの方が近いんだよ!と言われました。「しまった!!」もう後の祭り、電車は1時間に2本。30分待たねば成りません。タクシーの誘いも断って、兎に角歩き出しました。
信号三つ目と言われても、田舎の信号は一つの区間が長い。途中親切な男性に教わって、又田舎道でおばあさんに訪ねると「此の道を真っすぐ行くと、学校が有ってそこの裏手でピイーピイー鳴いてるよ!!」その道は田んぼの中を、何処迄も真っすぐで遥か彼方に、家の集落らしき物が見えます。
男性5人女性2人兎に角歩くより仕方が有りません。「これで白鳥がいなかったらどうしよう」と、皆さんを誘った手前心細く成りました。人に聞こうにも人の姿が有りません。幸い暖かい日だったので、愚痴も言わずにトボトボ歩きました。やっと家の庭先におばあさんの姿を見かけたので、走って行ってやっと白鳥の田んぼを聞き出せました。
学校を、曲がると鳴いてはいませんでしたが、遠くに何やら白い物が見えました。「ビニールハウスだよ!!」「いや動いているよ」近くの農道に車が10台くらい止めてあります。心がはやります。彼方此方の田んぼで白鳥の群れが見えて来ました。
千葉方面からの男性2人が車で見えて、3時集合に成っていました。もう30分も遅れています。水田に行くと白鳥がわんさといました。もう、大感激です。今迄の疲れも吹っ飛びました。2人は2時に到着だったそうです。挨拶もそこそこに観察と撮影です。夢中で何枚も取りました。朝8時と夕方4時に餌付けが有ります。4時の餌付けを期待して来ました。
17年前から白鳥が飛来してるそうですが、23日が今迄に2番目に多い1200羽。最高は1300羽だそうです。なんと、運が良いのでしょう!!成田山にお参りして早速ご利益が有りました。 サービスで係の方が15分早く餌付けをして呉れました。見物客は100人程度です。
白鳥は神経質なので、同じ人が同じ服装で餌付けをするそうです。1回に90kのコシヒカリの古米をやります。何時も尾長カモが沢山居て、餌を横取りするので90kですが、この日は白鳥が多かったので120kでした。餌は農家の方のボランティアで一シーズン200万円掛かるそうです。田んぼを貸して下さる方・白鳥の世話をして下さる方・甘酒を無償で提供して下さる方etc 様々な方のお陰で、素晴らしい白鳥を魅せて頂きました。本埜村の皆さん有り難うございました。