うちの「ドンガメちゃん」が、またまたやって呉れました。夕方、娘と小学生の孫が2歳の娘を引きとりに来ました。娘は疲れた顔をして、ドンガメちゃんは右の眼の下に3センチ四方のばんそうこがはってあります。
「その顔どうしたの。自転車で転んだの。」 「ママにやられた」
「聞いてよ。もうこの子なんてどうしようもないわ。顔も見るのもいや。夏休みになったら1週間ばかり、ババに預けるから。」今日、学校から今まで観察していた「朝顔」を持って帰ったそうです。夏休みの間続けて観察して、「観察記録」を完成させるためです。
ところが、ドンガメちゃんは学校での毎日の観察をやってなくて、白紙だったそうです。朝顔は40個も咲いていたのに。。。。。
何月何日、何色が何個咲いたと記録して行くそうです。
「何でやらなかったの？ って聞いても「時間が無かった」としか答えないのよ。時間が無かったなんて、みんなやっているのに。勉強よりも前に、決まったことをきちんとやって欲しいのよ。朝顔の記録なんて、きちんと日常生活を送るってことを、教えてる大切なことなのに。」
で、かぁ～っとなって殴ったら、思わず強く殴ってしまって、痣になったそうです。
「当たり所が悪くて、失明でもしたらどうするのよ。殴るならお尻にしなさい。」 で、孫に「朝顔は毎日咲いて行くものだから、一日でも休むと続かなくなるから、先生に言われたことは、朝時間が無かったら休み時間でも遊ばないで、ちゃんとやらないといけない」とこんこんと行って聞かせました。 孫は、ただ黙って涙ぐんでいます。娘は忘れ物をするだのなんだの、くだくだノイローゼ気味でしゃべっています。 「あんまりあんたが細かいことを注意するからいけないのよ。この子を育てたのは、あんたなんだから。まだ1年生だから大目に見て、ゆっくり育てなさい。今からなら、まだ修正がきくから。。。。」 「この前、ババが言ってたじゃないか、3年生まで待ちなさいって。。。。。」言うことだけは一丁前、まんざら馬鹿でもなし！！2月生まれなので、どうしても割りを食います。私自身も2月生まれでドンクサかったけれど、3年生になったら頭角を現して、いじめられっ子ががき大将になったそうです。で、自分の体験から娘にはいつも話しています。
小学校に入ったとたん、それまでも結構お稽古していたのに、公文だなんだとまた増えました。孫はママの期待に答えようと、それなりに努力しています。
私は、子供達に塾通いはさせませんでした。金銭的なゆとりもなかったし、小学校の間は、のびのびと育てたいと思いました。働いていた関係で保育園に入れました。その反動からか娘はがむしゃらに、英才教育もどきをやっています。蛙の子は蛙なのに！！と思いながら黙って私は協力しています。
娘は、事の次第を明日担任に手紙を書くってことで、何とか治まって御一行様は帰って行きました。
「朝顔の記録」をパスした子なんて、自分の子や姪っ子など見渡しても、前代未聞、青天の霹靂。実際私の子だったら、私もパンチの一つや二つやったと思います。主人と「あの子は大物かほんとの馬鹿」のどっちかや！！と二人して大笑いしました。
