お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、
本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、
その人の人生はキラキラ輝いていますよ。
どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。 (120の遺言)より
希林さん全くその通りだと思います。
地位も名声もない私たちは、このような生き方しかないのです。
これが、精一杯の人生です。
お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、
本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、
その人の人生はキラキラ輝いていますよ。
どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。 (120の遺言)より
希林さん全くその通りだと思います。
地位も名声もない私たちは、このような生き方しかないのです。
これが、精一杯の人生です。
「樹木希林120の遺言」死ぬ時ぐらいすきにさせてよ
幸せというのは
「常にあるもの」ではなくて
「自分でみつけるもの」。
どうやったら他人の価値観に振り回されないか?
「自立すること」じゃないでしょうか。自分はどうしたいか、 何をするべきか、
とにかく自分の頭で考えて自分で動く。
時に人に頼るのもいいかもしれないけれど、誰にも助けを求められないときに
どうするかくらいは考えておかないと。 (120の遺言より)
私からしたら、当たり前のような言葉ばかりでしたが~
俳優さんらしくない、普通のおばさんのような「樹木希林」さんの言葉だから説得力があります。
井上荒野さんの「あちらにいる鬼」を読みました。
作者の「あれの」おもしろいなまえだなぁ~と名前だけは知っていましたが読んだことはありませんでした。
題名に惹かれて手に取ってみました。(題名から何となくの予感がありましたが)
作者の父親 井上光晴と瀬戸内寂聴の不倫と、それを知りながら冷静な目で成り行きを見守っている奥様
作者が瀬戸内とお母さまになりきって、三人の交際を淡々と語っています。
私から言わせると「世間の非常識が貴方たちの常識なの!」と驚きの内容でした。
唯、作者の研ぎ澄まされた感覚や表現力から、ドロドロした不倫関係ではなく幼い時から両親のありようを
見てきた作者の消化された作品として楽しく読みました。
帯封に書かれた瀬戸内さんの賛辞
作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時作者は五歳だった。
五歳の娘が将来小説家になることを信じて疑わなかった亡き父の魂は、
この小説の誕生を誰よりも深い喜びを迎えたことだろう。
モデルに書かれた私が読み傑作だと、感動した名作!!
井上荒野さんの他の作品も読んでみたいと思った一作でした。
円 空 鉈 伝 古田十駕作
江戸時代初期。名主の娘が領主の子を宿しながら暇を出されて男児を生んだ。
6年経った時、藩から母親は出家させ、子供は寺に預けるように言ってきた。
私生児として育った覚念は名を円空と改め、修験僧として南は濃尾、北は蝦夷までの
霊地を巡り、行く先々で請われるままに仏像を木片で彫って寺に納めてきました。
長い歳月をかけ、12万体の仏像に母への想いと情念を彫り込みます。
私は、写真でしか円空仏を見たことがありませんが、あの子供が悪戯で彫ったような木片が
騒がれ崇められるのか分かりませんでしたが、仏像の柔和なお顔に込められた円空さんの信仰心や、
邪気のない無心の境地が、表れているのだろうと思います。
修験の行や難解な宗教用語などに悩まされましたが、大変勉強になった本でした。
最近読んだ本で印象に残ったのは
江上剛作 「我 弁明せず」
昨今、自己弁護ばかりする政財界人 特に、政治家たちにうんざりしている。
弁明をしない! この言葉が気に入って読んでみようと思いました。
特に昭和初期、戦争に突入しようとする時代背景が詳しく綴られています。
(私が、学んだ時代の社会の教科書には、幕末までは詳しく載っていましたが
明治・大正・昭和時代はさらっとしか触れてないような気がしました。臭いものには蓋を見たいで~~)
池田 成彬(いけだ しげあき)略歴
戦前の政治家、財界人。第14代日本銀行総裁、大蔵大臣兼商工大臣、内閣参議(第一次近衛内閣・平沼内閣・第2次近衛内閣)、枢密顧問官(東條内閣)、
平沼内閣が潰れると、元老・西園寺公望から首相打診があったが陸軍が阿部信行を推したため立ち消えとなり「幻の首相」となった
慶應義塾時代に学生達が食堂の食事が悪いと抗議のボイコットをした際、「(勉強をするために寮に入ったのに)
飯がまずいからと言ってストライキをするのか」と呆れ果て、一人だけこれに加わらなかった。
留学経験からアメリカと戦争すべきではないとし、太平洋戦争に反対し東条英機と対峙した。
池田は東条に軍門に降ることを条件として、長男の兵役免除を提案されたが断った。(長男は戦死)
(Wikipedia より)
(お偉いさんには、必ずこのような子弟に対する甘い駆け引きがあったと思います。
自分の孫・子は免れると安易な気持ちで、憲法九条を変えようとする政治家たちは許せません)
終戦記念日を前にして、興味のある方は一読してください。
年間100冊を目指している読書。
読めそうでなかなか目的達成できません。毎年80冊くらいです。
特にこの頃は読解力・忍耐力が落ちて、30分続けて読むのは至難の業です。
800ページや600ページなどの本を見ると、読みたいけれど心がなえてしまいます。
対策として、まず半分に栞を挟んでまた半分(四分の一)に栞と細かく分類して、
本を開いたら、最低でも50ページ読む! と、決めています。
朝4時半に目が覚めると、布団の中で腹ばいになって50ページを目指す。
疲れたら仰向けで休んで、又読み出します。夜寝るときも同じようにして読んでいます。
読みたい本が、枕元に常時3冊くらいあります。