8/14 Wed.
お盆の最中(さなか)のこの日、私の住む地域のそこここで 夏まつりや盆踊りなどの「恒例イベント」が行なわれ、夏の思い出づくりにひと役かっていました。
こちらの地域では、ムラの鎮守の境内を使っての夏まつり。
かつてこの境内で遊んだ かつての少年たちが、今は次世代の子供たちに遊びと交流の場を提供してくれています。
昔なつかしい「射的」や、
水風船釣りで子供を歓待、たとえ釣りそこねても「おまけ」で一個は必ずプレゼントです。
今年はカラオケがメインイベントとなっており、大人に混じって 子供たちがこぞってアニソンなどを熱唱?していました。
こちらの地域は、駅前広場を活用した やはり恒例の「盆おどり」です。
こちらのイベントは、奇をてらわず あくまでシンプルに踊る・踊る・踊る。そして そのシンプルさが長続きの所以(ゆえん)となっています。
「ムラの綺麗どころ」の舞踊愛好会の女性がお手本となり、その踊りに追随する形で来場者が踊りの輪を成(な)し、それがすなわち「夏の思い出の輪」となってゆくのでした。
駅前広場の歩道部分には 屋台が出店され、それは長蛇の列を成しています。
一方、こちらのイベントでは環境面にも配慮。会場内の数カ所に ゴミ捨て場を設置、それもキチンと分別を促し 専門の係を配する徹底ぶりです。
単なるイベントを超え、環境PRをも担っていたのでした。
長いイベントの歴史は、ややもすると高齢化を招くところですが、こちらの実行委員会は その点も見越して、今回あたりから「次世代育成」にも取り組んでいました。
イベントを仕切るDJや、
踊りのリズムを決める太鼓の「バチ手」などに若手を積極起用し、これからも祭りが継続されるよう計らっていたのでした。
「夏の思い出」は、さまざまな方々の地域を思う気持ち、次世代に寄せる思いによって創出され、それらの積み上げが多くの住民の心の中に遺(のこ)ってゆくのでした。