長野市議会にとって今年は統一地方選の年で、私たち(改選をめざす)市議ならびに新人候補予定者は、9月10日告示の選挙に向け活動を開始しています。
現時点においては「後援会活動」として、自身の考えや思いを 後援会資料や後援会報にまとめ、一人でも多くの人に見知っていただくため 配布に勤(いそ)しんでいるところです。
私は、今回の選挙戦のテーマを「長野市政を みなさんと共に創り上げます!」といたしました。
と いうのも、ここのところ これまで以上に〝行政任せの市政運営の限界〟を強く感じることとなったからです。
例えば「青木島遊園地存廃問題」に端を発した、役人ベースの〝保身〟を通底に置いたままの間違った 市民感覚と乖離した対応・障がい者(とりわけ知的障がい者)支援における〝守るべきものをはき違えた〟旧態依然とした施設運営・勤労者福祉施設や公民館などの公共施設マネージメントにおける 効率主義だけに立った、半ば一方的な施設の廃止傾向など、本来は「市民が主役(主体)」であるべき市政運営が、行政寄り(依り)の偏(かたよ)った志向(思考)で運営されていることが、いわば目に余ることになっているからなのです。
この、いわば膠着(こうちゃく)した市政運営を正すためには、いわゆる〝行政力〟に頼るだけではなく〝市民力〟が欠かせないと考え、(そのために)標記のタイトルとさせていただきました。
この悪しき傾向は、市民の付託を受けた 議会に身を置く者が正してゆかなければならない。
そのため、今回の選挙戦においては「議会の役割・在るべき姿」を訴求してゆく姿勢を鮮明に打ち出すことといたしました。
それに基づき、資料(リーフレット)に掲載した内容は下記のとおりです。
◆地方自治体・議会の役割(在り方)が、今こそ問われています
地方自治体(長野市)の運営は、それが直ちに市民生活に直結するものです。 その中に身を置く市議会議員は、身近な市民生活や市政運営に内在する課題のひとつひとつに正面から向き合い 市民の付託を受けた者として、市民と行政の架け橋として真摯(しんし)に活動することが求められています。
◆地方議会の在るべき姿を訴求してゆきます
自治体運営(長野市政運営)は、ややもすると旧態依然とした体制のまま、議会も巻き込んでの迎合主義〝井の中の蛙(かわず)〟状態に陥ってしまうものです。
私は、そんな体制(態勢)に明確な「NO(ノー)!」を突きつけ、あくまで是々非々の立場で、市民の方々が挙(あ)げる疑問の声や意見・要望を敏感に感じ取り、それらを市政運営に具体的に反映させるべく取り組みを強めてまいります。
◆市民にとって「当たり前なことが当たり前に行なわれる市政運営」を実現します
あまねく市民の方々に「納得」していただける市政を構築し、みなさんと共に健全な長野市政を創り上げてゆきます。
そのために、みなさんの忌憚(きたん)のない「声」を私にお寄せください!
市民にとって「当たり前」な市政運営は、行政サイドの偏(かたよ)った取組みではでき得ません。どうかみなさん、私と一緒に「市民のための長野市政」を創り上げましょう!
と させていただきました。
こんな 私の考えに共鳴(共感)してくださる方がいかほどにいらっしゃるかは知る術もありませんが、少なくとも私は 今の長野市議会に求められていいるのは「そこ」にあると強く認識し、一人でも多くの方々にご理解(共鳴・共感)していただけるよう 歩みを進めてゆきたいと思っています。
そのうえで、資料の末尾に「宣言」のようなものを掲げさせていただきました。
議会は行政の追認機関であってはならない。
厳しい姿勢でチェック機能を果たしてゆきます!
ややもすると、とりわけ地方議会においては「市と議会は車の両輪として」などと詭弁を弄し、議会の方から市(市長)にすり寄る形で その蜜月ぶりをアピールしながら支持を得ようとする動きが散見されますが、私は「それは違う」と明言するところです。
あくまでも議会は 行政(市長)の追認機関であってはならないのです。
あくまでも市民の付託を受けた者として ときに厳しい姿勢で行政を見つめ・チェックを重ね、然るべく指摘し 改めるべきは改めさせなければならない。
迎合主義に走る者は、議会に不要な存在なのです。
私は今後、さらに厳しい姿勢で市政のチェックに取り組んでゆきます。
そんな「決意表明」でもある 今回の資料なのでした。
ところで、今回の資料づくりにおいて 知的障がい者支援に取り組む「Gota」チームと打ち合わせたうえで「障がい者さんの「工賃」の創出」にひと役かわせていただきました。
と いうのも、社会で暮らす知的障がい者さんに 何らかの役務(仕事)をお願いし、その成果を「工賃(賃金)」として得ていただくことが(社会に)求められているところですが、今回の後援会資料づくりにおいても 幾ばくかの作業を役務としてお願いできるのではないか、とのアドバイスをいただいたのです。
それ(作業内容)は、印刷物の「折り作業」と、折った資料への「入会ハガキの封入作業」です。
これなら、障がい者さんにも無理なく作業していただくことができ、そのうえで それが工賃の足しになれば、こんなありがたことはありません。
さっそくに「Gota」さんを通じ、市内の授産施設に作業を依頼し 快く受けていただきました。
作業終了の連絡を受け、モノを取りに伺うと 作業自体はスムーズに行なわれたとのことでした。
開いた状態で届いた資料を半分に折り、そこに入会ハガキを封入してもらいました。
私の立場においても、これからも「障がい者さんたちのためにできること」を模索し、少しでも工賃(給与)アップにつながるよう計らってゆきたいと思うところです。
なお。この取り組みについては 資料の末尾に「この資料は、知的障がいの者の方々が通う施設で作成作業に関わっていただきました。それぞれの作業が「工賃」に反映されています。」と記載させていただきました。
この一文を目にした方々が、それぞれの立場で 障がい者支援に心を砕いてくださることを期待するところであります。
いずれにしても、非常に厳しい選挙戦となることは自明です。
そんな状況ではありますが、私自身 地に足を着けて、地道に愚直に歩んでまいります。
なお、これまでの活動の概要については「クラちゃんニュース」としてまとめさせていただいておりますので ご高覧いただければ幸いです。