倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

懸念材料

2020-08-31 | 日記

8/31 Mon.

社会が、さまざまな事象に伴い、さまざまな推移を辿っています。その中に 一抹の懸念材料を見出さざるを得ず、憂慮と同時に 改めて気を引き締めるべき思いを新たにいたすところです。

 

 

◇長野県内の コロナ陽性感染者 ⇒ 人口10万人あたり2,5人を大きく超える

これまで、全国の中では 比較的陽性感染者数が低めに抑制されてきた長野県エリアでありましたが、8月後半を過ぎて その(陽性感染者数が)大きく増え、直近1週間で65名もの陽性感染者が確認され、県の累計は250名を超えようかという事態に至っています。

この要因には、特定の施設や圏域で まとまった感染者が発生する〝クラスター傾向〟があることに他ならず、ひとたび それ(クラスター)が起こると それは周辺(濃厚接触者)を巻き込んで被害を拡大させることになってしまい、看過できないところであります。

そんな中、(コロナ)統計学上 やや気になる数値を目にし、懸念材料とせざるを得ません。

 

直近1週間の 人口10万人あたりの感染者数です。

政府の「新型コロナウィルス感染症専門会議」によると、去る4月に 政府が『緊急事態宣言』を発出した際の 週平均の新規感染者数(10万人あたり5人程度)を基準に、同会議が「新規感染者数が その半分程度(10万人あたり2,5人/週)に達した際には 都道府県による「外出規制」などの協力要請を行なうべき。」としましたが、さきに発表された 同義の全国一覧表によると、長野県における「直近1週間の 人口10万人あたりの感染者数」が 3,32人を数え、いわゆる〝基準値〟を大きく超えると同時に、全国でみても ワースト15番に位置するようになっているのであります。

 

 

 

これは、前述の 8月後半になっての県内各地でのクラスター頻発が主要因となっていることは言うまでも無く、私たちが 一見普通に送る社会生活の中で、ふとしたキッカケが 多数の感染者発生につながってしまうことを裏付けるものとなっています。

 

長野県の「新型コロナウィルス警報」においては、現在 (感染者数が)突出する上田エリアに「特別警報」が発出されており、それに続いて 長野エリア・佐久エリアが「警報」、それ以外の県内全域に「注意報」が出されています。

 

 

 

 

県内のコロナ陽性感染者については、これまでもお伝えしているように 従来の市町村の範囲内での感染に止(とど)まらず、いわゆる〝自治体跨(また)ぎ〟の「広域的感染傾向」ともいえる 悪しき広がりをみせております。

今や「(感染者が出ても)隣の市町村だから オラ関係ねぇ。」などと悠長なことは言っておれない状況になっているのです。

県内のどこかで陽性感染者が出たとすれば、ウチのムラにも いつなんどき飛び火してくるかもしれない。

そんな危機感をもって日常生活を送る。この位の「正しく恐れる」認識が大切と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

今年も台風が発生 ⇒ 進路が年々「列島寄り」に ⇒ 上陸傾向に警戒を

異常気象と言われた今年は、7月の台風は 発生ゼロとなりましたが、8月 それも後半を過ぎてから立て続けに発生することとなり、現在は 台風9号が沖縄本島を視野に入れながら、圏域内に非常に強い風を起こしながら北上を続けていることが報じられています。

 

 

 

 

そんな中、最近の〝台風動向〟で懸念されるのが、台風の「転向点」であります。

低緯度で発生した台風および熱帯低気圧は、太平洋高気圧の南域に位置しながら 貿易風に乗って北上し、一定の緯度にくると今度は太平洋高気圧の影響を受けながら北上を続けることになります。

で 北上を続ける台風は、ある地点で 今度は偏西風の影響を受けて東寄りに進路を取るようになるところであり、その いわば進路変更のポイントが「台風の〝転向点〟」と称されているそうです。

 

そして 昨今の懸念材料になっているのが、ここ数年の「転向点」が変わってきていることです。

これまでは日本列島を避けて移動し やがて太平洋高気圧へと鈍化していった台風が 太平洋高気圧の勢力が強まったことで、一定の勢力を保ったまま 日本列島を直撃するルートに〝転向〟し、結果 列島の各地に大きな被害を及ぼすようになっているのです。

その傾向は 特に8月・9月の台風に顕著であり、記憶に新しい 昨年の東日本台風など、この時期の台風発生は、いずれ列島を直撃する進路を取るのでは…ということを 私たちは常に懸念しなければならなくなっています。

 

 

 

 

コロナ禍の中、避難所運営などが今までどおりにゆかないことも憂慮されるうちに大きな台風に見舞われることを考えてみたとき、昨年の台風惨禍を経験させられた一人とすれば「その際には どうしたものか…」と考えを巡らさざるを得ないところであります。

今後の避難所運営等については、9月1日の「防災の日」に際し述べさせていただきますが、いずれにしても 今年も巡る台風シーズン、私たちは「台風の転向点」に注目しつつ、その進路に応じて然るべく対応してゆくべき自覚を新たにいたすところであります。

 

 

 

 

 

 

◇自民党総裁選レース=次期総理の椅子取り合戦 =踏襲か転換か=

現職総理の突然の辞任劇により、まさに風雲急を告げた感の「自民党総裁選」…それは即ち いち政党の代表選びに止まらず、わたしたちの国のリーダーをも決める重要な〝政治的行事〟となろうとしています。

その詳細について 私がどうのこうの言う立場ではありませんが、一つだけ注目するのが 新たな総理が「前政権を踏襲するのか、転換してゆくのか」であります。

望むべくは、前政権が積み残したままにした諸課題に 新たな視点で向き合い、真摯な姿勢で再検証して今後に活かす努力を重ねるべきと思うところですが、どうやら 報じられる〝流れ〟は 前政権の踏襲…それどころか、未だ くすぶる諸問題について、総理総裁が代わったことを〝契機〟に いわば臭いモノにフタをして、無かったことにするような雰囲気も醸成されつつあるとのこと…何というか 現総理の体調悪化に同情する声に紛れて、肝心なことまで官邸から持ち去ろうという〝どさくさ紛れの空気感〟に、大きな懸念を抱く者の一人であります。

 

しかも「政治空白は許されない」との大義の下、国会議員だけで選挙をこなしてしまおうとの方針は、大義に乗じたあざとい手法とも言われかねないところであり、この国難に際し またも〝永田町の論理〟がまかり通るのか と思わざるを得ません。

 

 

いずれにしても、最有力候補に躍り出ることとなった官房長官は おそらく如才なく「前政権の踏襲」を図ってゆくことでしょう。

これまで いわば総理の「番頭」に徹していた御仁が、今度は表舞台でどのような振る舞いをしてゆくのか、番頭であった人に 今度はどんな「番頭」が就くのか…

 

結局は〝政局〟となった 自民党総裁選。その〝政局〟は 動きつつあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

暑かった一日を終え、娑婆(しゃば)を強く照らした太陽も ようやく西の彼方に沈み、つかの間の夜気を迎えようとしています。

 

 

 

 

 

 

さまざまな懸念材料を内包しながら一日が終わり、せめて明日は 何らか明るい材料を見いだせるとイイ。

一縷の希望を持って夜景を見渡した 夕暮れのひとときなのでした。

 


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【速報】長野市内で新型コロナウィルス 2名(39・40例目)の陽性感染者が発生

2020-08-30 | 日記

8/30 Sun.

 

長野県内における 新型コロナウィルス陽性感染者が、2ケタを維持したまま数日を経過しています。

そして、この日も 前日と同様に まとまった数字として報告されることとなってしまったのでした。

 

 

 

 

陽性感染者と確認されたのは、長野県保健所管内では 青木村で1名・茅野市で1名・上田市で3名・千曲市で5名です。

 

 

 

その中で 特に、茅野市の陽性感染者は 医療従事者で、その接触者は140名にも及ぶ とのことが報告され、今後の調査結果が注視(憂慮)されるところです。

 

 

 

 

そして それとは別に、長野市保健所管内では2名の陽性感染者が確認され、それらを合計して 県内で12名ものコロナ感染者が報告されることとなったのでした。

 

 

 

 

長野市保健所での2名(39例目・40例目)のコロナ陽性感染者発生の内容は 下記のとおりです。

陽性感染者 (39例目) 50歳代(男性)/市内在住 M太郎さん とします。

こちらのM太郎さんは、去る24日に報告された 東京帰りのご主人(市内28例目/B太郎さん)から感染した、市内29例目のC美さんとの接触があったとのこと。

そこで 8月27日に、念のためPCR検査を受けたところ、29日に「陽性」の判定となってしまったそうです。

ただ、M太郎さんには症状が無く「無症状病原体保有者」に分類されるものの、感染症法に基づき 感染症指定医療機関への入院措置が取られるとのことです。

 

 

次に 市内40例目となる陽性感染者の現時点での内容は 下記のとおりです。

陽性感染者(40例目) 20歳代(男性)/市内在住 N太郎さん とします。

・行動歴と症状及び経過は下記のとおりです。

 8月25日 発熱・鼻づまり・軽度の頭痛を覚える ⇒ 市保健所に相談 ⇒ 医療機関を受診

   27日 解熱したが、味覚・嗅覚異常が出現

   29日 症状が改善しないため PCR検査 ⇒ 「陽性」判定

      31日 感染症指定医療機関に入院予定

       症状 ⇒ 軽症

・行動歴    県外へは出ていないとのことだが 詳細は調査中

・濃厚接触者 同居者以外 11名

 

 

 

 

今回の報告で実感されたのが〝コロナの感染力〟です。

長野市保健所長の説明によると、市内39例目のM太郎さんは 同29例目のC美さんと接触があったとはいえ、それは 僅かな時間での〝立ち話し〟に過ぎなかったとのことです。

この間 双方がマスクを着けていたかどうか 等までの説明はありませんでしたが、いずれにしても コロナウィルスの野郎は、ほんの小さな隙(すき)を突いて 人から人へと感染の悪しき鎖をつなげるものであることを再認識させられたのでありました。

 

 

 

また 県内においては、8月に入ってから 急激な陽性感染者の増加傾向が見られるようになっております。

 

 

 

これは 既に看過できない状況であることを物語っています。

これで 長野市での陽性感染者数は 40名の大台に乗ることとなってしまい、長野県においては じき250名に達しようという有様となっております。 

 

 

 

 

おそらく この数字は、まだまだ増えるでしょう。(茅野市での感染者(医療従事者)の濃厚接触者の数や 市内40例目のN太郎さんの濃厚接触者の数の多さからも それ(感染者増加)が憂慮されます)

 

私も含め、予断なく推移を見守るべきところであります。

 


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市民のみなさんへ お知らせ =JR川中島駅北踏切が工事通行止めに=

2020-08-30 | 日記

長野市内、特に犀川南エリアを移動(通行)される皆様には、一時的に不自由が強いられることになります。

「JR川中島駅」北側の踏切が「拡幅工事」のために通行止めになります。

 

(東から)

 

(西から)

 

(工事看板)

 

 

 

工事箇所は、JR川中島駅を経由して 川中島エリア ⇔ 安茂里・篠ノ井小松原方面とを結ぶ「県道381号線」が JR線(信越本線)を跨(また)ぐ踏切です。

 

 

 

 

この踏切は、かねてより地域間を結ぶ生活路線であり 多くの住民に利用されていますが、そこに昨今のクルマ社会に伴う交通量の増加と 宅地造成などによる(駅利用者などの)歩行者等の増加に伴う、いわば〝総合的利用頻度〟の高い踏切に位置づけられていました。

 

 

 

 

しかしながら、特に歩行者が通る踏切の端部分は いわば取って付けたような歩行スペースしか無く、歩行者のみならず 自転車や、最近では四輪の高齢者向けのカートなども通行する中、万が一の転落(転倒)や脱輪などによる重大事故の発生が懸念されていたところです。

 

 

 

 

 

今回の拡幅工事については、自動車の利便性向上というよりも いわゆる(前掲の)交通弱者の安全確保に重点が置かれるべきことから、私の立場でも工事内容を注視し この踏切を渡る全ての人が安全に通行できるものになるよう計らってまいりたと思うところです。

 

 

なお 工事予定期間は、週明けの9月2日から、年末の12月26日までとなっています。

 

 

 

 

 

この踏切を日常的に利用されている方々には、相当な不便が強いられることになりますが、通行者の安全確保のためとして (私も含めて)暫(しば)しの我慢、といったところでしょう。

 

なお 迂回路は、交通手段によって いくつかのパターンに分かれるようです。

・歩行者 ⇒ 駅の東西を結ぶ「地下道」を利用

・自転車 電動カート等 ⇒ 踏切のさらに北側の「弥生町」のガード下か 駅南側の「長峰」踏切を利用

・自動車 ⇒ 犀川堤防道路か「長峰」踏切を利用

 

 

 

いずれにしても これからの社会インフラ整備は「自動車の利便性第一主義」から「交通弱者に優しい環境づくり」にシフトされるべきであることは 論を待たないところです。

 


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【速報】長野市内で新型コロナウィルス 5名(34~38例目)の陽性感染者が発生

2020-08-29 | 日記

8/29 Sat.

 

数日前(27日)に 長野県上田市エリアで、信大生(大学が公表)によるクラスター発生の報が伝えられましたが、この日 長野市において、そこ(学生クラスター)に関連する等の 新たなコロナ陽性感染者発生が報じられました。

 

 

 

 

 

長野市保健所では、新たに5名(34例目~38例目)のコロナ陽性感染者発生が報告されました。

 

 

 

 

この5名のうち、3名が「上田市由来」で、2名が「千曲市由来」とのこと。

まず「上田市由来」の3名の現時点での詳細は 次のとおりです。

(市の発表の時系列に基づくため、順番が前後します)

陽性感染者 (34例目) 20歳代(女性)/市内在住/信大生 H美さん とします。

陽性感染者 (37例目) 20歳代(女性)/市内在住/信大生 K美さん とします。

陽性感染者 (38例目) 20歳代(女性)/市内在住/信大生 L美さん とします。

この3名は、去る27日に陽性判定を受けた 県209例目の感染者(信大生)と 長野市内で友人14名で会食をしていたものです。

この3名は、県209例目の濃厚接触者として 念のためPCR検査を受けたところ「陽性」の判定を受けましたが、いずれも症状は無い「無症状病原体保有者」に分類されるとのこと。

ただ いずれにしても陽性感染者となったことから、市内の感染症指定医療機関に入院措置が取られたそうです。

 

なお 3名の濃厚接触者は下記のとおりです。

H美さん/無し K美さん/同居以外の2名 L美さん/同居者1名 ⇒ それぞれ調査中

 

 

 

 

次に「千曲市由来」の2名の現時点での詳細は 次のとおりです。

陽性感染者 (35例目) 40歳代(男性)/市内在住 I太郎さん とします。

行動歴等は 下記のとおりです。

 8月19日 38℃の発熱に見舞われるも 微熱に

   26日 再び38℃の発熱

   27日 県長野保健所に相談・調査したところ、県191例目(千曲市)との接触が確認される

       ⇒ 医療機関を受診・検体採取

   28日 PCR検査の結果「陽性」判定 ⇒ 感染症指定医療機関に入院 

       症状 ⇒ 「中等症(酸素マスク装着)」

・濃厚接触者 同居以外の人 7名、それ以外は調査中

 

 

陽性感染者 (36例目) 20歳代(男性)/市内在住 J太郎さん とします。

行動歴等は 下記のとおりです。

   8月23日 咳と咽頭痛に見舞われるも その後改善

   26日 県長野保健所が調査したところ、県199例目(千曲市)との接触が確認される

   27日 検体採取

   28日 PCR検査の結果「陽性」判定 ⇒ 感染症指定医療機関に入院 

       症状 ⇒ 「無症状」

・濃厚接触者 同居者 4名 同居以外 2

 

 

 

この日 長野県エリアにおいては、他にも13名の陽性感染者が発生しており、長野市の分を合計して これまで最多の18名の感染者(1日あたり)を数えることとなってしまいました。

 

 

 

 

 

そのうえで、今回の多数の(陽性感染者)の発生に際し 記者から所感を求められた長野市保健所長は「お店だけでなく、来店者も(感染に)注意する必要がある。」と述べておられました。

 

 

 

 

今回の いわゆる〝学生クラスター〟は、会場となった飲食店においては テーブルなどの除菌作業や来店客の検温など、店としてのコロナ対応は然(しか)るべく実施していたとのこと。

ただ残念なことに、会食の最中(さなか) 参加者がテーブルを行き来したり会話を活発に行なうなどの行為があり、それが感染の主要因となったことが否定できないようです。

したがって 市の保健所長は「会食自体を否定するものではありませんが、その際には 少人数に分かれるとか、活発な会話を控えるとかの〝自衛手段〟を講じながら食事を楽しんでいただきたい。」

「感染者が出ると、まず第一に お店の(コロナ)予防対策が疑われてしまいますが、現在 各店の感染対策は行き届いているケースが多く、それよりも 来店者の行動によって感染者発生につながるケースが散見されるようになりました。今後は、参加者さんの方(ほう)が いわゆる公序良俗に基づいた行動に徹していただくことで、店のコロナ対策と相まって より強固な感染予防につながることと思います。」と述べておられました。

 

 

コロナ陽性感染者が引きも切らない中、私たち一人ひとりが更なる注意を喚起することで 感染拡大予防につながることを再認識させられたところであります。

 

 


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安倍総理辞任 =社会正義の綾(あや) =

2020-08-29 | 日記

安倍晋三内閣総理大臣が 唐突とも言える辞任表明をされ、その激震は今も日本列島を揺さぶり続け、その後 直ちに走り出した「後継レース」の模様は、誰がなる?誰が仕切る?どのように決められる?禅譲か刷新か?などと 様々な憶測を孕(はら)みながら、いわば〝団子レース状態〟となっている風です。

 

 

安倍晋三内閣総理大臣。先ずは 連続在位歴代最長の2,800日越え/7年以上に亘り、この国のリーダーを務(勤)め続けたことに、敬意とご慰労を申し上げるところであります。

 

 

 

日常生活にも支障をきたす難病「潰瘍性大腸炎」を抱えながら政務に邁進し、この間 6回に亘る国政選挙(衆議院議員選挙×3回/参議院議員選挙×3回)に臨み、その度に政権を維持してきました。

政治家への審判は 選挙によって下(くだ)されます。

そういう点で安倍政権は、特に衆議院議員選挙(総選挙)を通じての国民による審判の結果 その度に〝信任〟を得たということであります。

 

しかし、実際に 私たちの暮らす社会はどうなったか。

「アベノミクス」の名の下(もと)に 格差が広がり、「働き方改革」の大義の下に 不安定な生活を余儀なくされる非正規雇用労働者が増え、最近では 消費税増税に〝コロナ禍〟が追い打ちをかけ、社会生活は非常に厳しい状況に陥ってしまいました。

しかし 国民は、そのような状況に至ろうとも、安倍政権を信任し続けたのであります。

 

 

長期政権を批判する声があります。

しかし それは、過去3回に亘る総選挙によって 政権交代しなかった(できなかった)ことに他ならず、いわんや 国民自身が、内閣の刷新を実現するチャンスがありながら (国民が)それ(変化)を求めなかったことを裏付けています。

これは、安倍政権に代わり得る 国民から新たな信任を付託される実力をもった「対立軸」が、安倍政権を凌駕(りょうが)できなかったことに他なりません。

そういう点では、安倍長期政権よりも 政権交代し得えなかった〝相手チーム〟こそ自戒しなければならないのかもしれません。

 

 

また 長期政権による〝緩(ゆる)み〟とりわけ「忖度(そんたく)政治」を批判する声があります。

これは、政権が長く続くことで、それを さらに安定させようとする〝役人の性分〟が為(な)した術(わざ)と言えるのかもしれません。

 

〝安倍一強〟と言われる中、総理周辺…やがて周辺の政治家たちは、党内や閣内において 自らの立場を優位(総理に近い立場)にしようと 総理の意を汲んだ政治(行動)に走ることになります。

その〝ご忠心〟は、政治家に止(とど)まらず 国の公僕たる役人にも伝播し「どのようにしたら総理の意に沿った政治(行政)を行なうことができるか。」と、そっちの方のつじつま合わせに腐心するようになり、総理 というより、周辺の者たちが 向かうべき方向を見誤るようになってしまいます。

〝忖度(そんたく)政治(行政)〟の始まり始まり~であります。

 

 

 

 

結局、問題は有耶無耶(うやむや)のまま蓋(ふた)をされることになってしまう〝モリカケ問題〟…

もしかしたら、安倍総理は 本当に直接関与していないのではないかと思えるほどであります。

このこと(総理の関与)が質(ただ)された予算委員会でも、ある意味 本気で「私は関与してない。」と答弁(強弁)していたのではないか。

 

 

 

 

公文書偽造や 異例ともいえる許認可は、総理の指示ではなく 周囲の者の「気配りの結果(=忖度)」であったとすれば。

そうさせてしまったのは、長期政権による〝悪しき安定化の訴求〟であり、そして それは、選挙(総選挙)の度に〝延命〟を許した国民の投票結果であり、さらに言えば 安倍政権以上の求心力を発揮できなかった〝対抗軸〟の責任でもあるのです。

 

 

 

 

きっと 安倍晋三氏は「彼なりの社会正義」を貫いてきたのだと思います。

自分が正しいと思う道を進み、それに多くの人(議員や国民)が同調、やがてそれが強大な権力となり、もしかしたら総理が望まぬままに それ(権力)に群がる者が溢れ、それが政治腐敗につながってしまった。

そう。安倍晋三氏の社会正義は、必ずしも 日本全体が訴求する社会正義とはなり得なかったのです。

 

しかしながら、それ(安倍体制)を選び続けたのは 他でもない国民自身であり、さらに言えば、そうさせたのは 政権(与党)だけでなく (〝魅力ある対立軸〟を創出できなかった) 野党であり、いわんや それは政治家と官僚らの全体(連帯)責任ではないか。

 

 

 

 

こと ここに至って、永きに亘り 日本を牽引してきた一国のリーダーが、突然「下船」を表明しました。

その後の舵取りを 誰が行なうのか?マスコミを中心に、報道は熱を帯びてくることでしょう。

 

 

 

 

しかし そんな中、私たちは 努めて冷静に状況を見守らなければならない。

誰が(総理に)なるか、では無い。

その者が 何をするか、が重要ではないか。

もっと言えば「真に守るべきものを守る政治」を貫(つらぬ)ける者がリーダーになるべきではないか。

 

 

 

 

与党においては 安倍長期政権の功罪を踏まえ、コロナ禍における日本再生と、国民の政治への信頼を高めなければならない。

そのためには、これまでの数の力に依(よ)る強行突破ではなく 国民の心に寄り添う「説明力・説得力」をもって事(こと)に臨むべき。

野党においては〝安倍批判〟に終始していた政治手法を改め、政治腐敗の一掃と〝具体案(対案)〟をもって論戦に臨まなければならない。

国民にとって(対立軸が)判りやすい「提案力」をもって事(こと)に臨むべき。

 

そして われわれ国民においては、選挙を通じて安倍政権を信任し続けた、ある意味での責任を共有しながら、今後の政治を〝新たな視点〟で見つめてゆかなければならない。

 

 

 

安倍総理が突然の辞任表明を行なった今、改めて気づかされたような思いです。

この7年余、政治は かつて無く、総理(安倍晋三氏)を中心に回っていたのでは、と。

そんな〝台風の目〟が 突如なくなることになった今、政治に関わる者たちの「真価」が問われるようになってきたのではないか。

 

自然災害を経てのコロナ禍の今、(われわれ国民を含め)あらゆる者が あらゆる面で、それぞれに大きな責任を担うことになったと思うところであります。

 

 

 

 


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安倍総理が辞任表明

2020-08-28 | 日記

8/28 Fri.

 

午後 市内を移動中「安倍晋三内閣総理大臣が辞意を固める」との報道が飛び込み、国民の一員として驚きをもって受け止めました。

その後の総理会見で、ご本人の口から 総理の職を辞することが発せられ、それが事実であることを確認するに至ったところであります。

 

 

 

コロナ禍が収まる気配も無い中で通常国会が終わり、その後 臨時国会が開かれないことはもとより、閉会中審査においても 総理の出席も無いままに推移してきたことに、私も含めて多くの国民が不安を抱いていたところであります。

そのこと(総理不在)が 体調の悪化に起因したものであったとすれば、それは同情に堪えないところでありますが、コロナ対応などを通じた 国民の不安払拭と社会生活の再興は、まさに待った無しの課題であります。

 

今後は、与党内での手続きを通じて 新総裁=新総理が選出されることになりますが、新内閣においては、現下の厳しい社会状況を的確に把握したうえで、わが国の再生に向けた適切な舵取りを為(な)されることを期待するばかりであります。

 

そのうえで 現下の諸課題について、国民の目に見える場で清々と議論されることを切望するところであります。

国民にとって、判らないこと・納得できないことが多すぎる 今の政治。

 

今の政治に求められているのは「牽引力」と「納得力」だと思います。

あらゆる課題について、国民に納得していただいたうえで リーダーシップをもって前へと進んでほしい。

 

 

そして もう一つ願わくは、与野党を問わず、この総理交代劇を「政局」にだけはしてくれるな、と。

自らの立場を有利にするために、または大臣等のポストを得るために、または政治を道具に暗躍するために・・・このどさくさで漁夫の利を得ようなどという行為には走ることは許されない。

もっと言えば、国民の方を向かず、内向きで 保身と忖度(そんたく)のまかり通る政治は、もう二度と繰り返してはならない。

 

難局に国民生活を 如何(いか)に立て直してゆくか。

〝純度の高い政治〟に精励していただくことを期待して止みません。

 

 

折りしも、この日 長野県エリアで、これまで最大数の 19名もの新型コロナウィルス陽性感染者が報告され、事態は悪化の一途を辿っています。

まだ、何も解決していないのです。

 

 

いずれにしても、突然の船長の下船表明と、その船長自身の交代。

これからの「日本丸」誰が舵を取り、どういう航路を取るのか。

国民は 固唾(かたず)を飲んで、推移を見守るばかりであります。

 

 


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【速報】長野市内で新型コロナウィルス 33例目の陽性感染者が発生

2020-08-27 | 日記

8/27 Thu.

 

長野県エリアでの新型コロナウィルス陽性感染者の発生が止まりません。

 

 

 

ここのところ、ほぼ連日に亘って県内での罹患者を伝える報告が伝えられており、この日も合計6名の陽性感染者発生が伝えられ、長野県においては ついに200例を数えることとなってしまいました。

 

 

 

 

そして そのうちの1例が、またも長野市内での感染者(の発生)となってしまったのでした。

 

 

 

 

現時点での詳細は 次のとおりです。

陽性感染者 (33例目) 20歳代(女性)/市内在住 G美さん とします。

行動歴等は 下記のとおりです。

 8月21日 37,4℃の発熱と倦怠感に見舞われる

   22日 長野市保健所に相談 ⇒ 医療機関Aを受診

   24日 PCRセンターで検体を採取

   26日 PCR検査の結果「陽性」判定 ⇒ 感染症指定医療機関に入院 

       症状 ⇒ 「軽症」

・濃厚接触者 同居以外の人 2

 

 

 

 

この日 明らかになった 長野市で33例目/長野県で200例目となったG美さんは、行動歴として「県外には出ていない」とのことだそうです。

 

つまり〝経路不明感染者〟に該当することになるようであります。

これまでもお伝えしておりますが、この新型コロナウィルス禍においては「どこで感染したか・誰から移されたか」などの〝経路〟が明らかになるか、または判らないままに推移するのか で、状況の精度が大きく変わってくるものです。

経路が判れば、もつれた糸を辿るが如くに 事例ごとの感染源を突き止め、その後は (そこから)さらなる感染拡大を防ぐべく手立てが講じられるところでありますが、こと〝経路不明〟については、何というか 迷路を歩いていて袋小路に入り込んでしまったかの閉塞感に見舞われるところです。

今回の(H美さんの)事例は、私たちに漠然とした不安を与えると同時に いつでもどこでも警戒の手綱を緩めてはならないことを再認識させる〝事実〟となったところであります。

 

 

いずれにしても、コロナ陽性感染者については 直ちに収束する気配は皆無…全国でもコンスタントに感染者が発生する事態となってしまっています。

 

 

 

 

いったい、いつになったら〝収束宣言〟となれるのか…思わず天を仰ぎ 地を見つめるところであります。

 


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〝Made in 長野〟サージカルマスクを市に寄贈

2020-08-27 | 日記

8/26 Wed.

 

この日、長野市で初めてとなる「サージカルマスク製造メーカー」の代表者が長野市役所を訪れ、市に対し、1万枚のサージカルマスクを寄贈しました。

 

 

 

 

こちらの事業所は、社名が「For ジャパン株式会社」。長野市内でサージカルマスクを製造する事業所として 市内川中島町(御厨)に起業しました。市内でサージカルマスクを本格的に製造する企業は 初めてあるいは稀なものでありましょう。

 

 

 

 

ご案内のとおり サージカルマスクについては、新型コロナウィルス禍が拡大傾向にある中、本年4月以降 品薄状態が続き、一時は異常とも言える高値をつけ、中には営利目的で常識の範囲を越えた転売が横行したことも記憶に新しいところです。

このような事態に陥った主要因に、日本国内で消費されるサージカルマスクの約8割を輸入に頼っている実態、そのため イザというときに自国での供給が追いつかなくなったことがあることは 残念ながら厳然とした事実であります。

「For ジャパン株式会社」は、そのような現状に危機感を抱き、このうえは 自社がサージカルマスク生産に取り組むことで、いわば「サージカルマスクの地産地消」を実現し、もって マスクの国内生産~国内消費実現の一助を担ってゆきたいとの理念をもって 一念発起、マスク生産を起業したとのことです

 

この「マスク産業」、一時(いっとき)は 異常ともいえる高値を付け〝マスクバブル〟とも言われた時期もありましたが「For ジャパン株式会社」においては、マスクでひと儲け などとの営利主義とは全く別…製品(マスク)そのものが高値を付けたと同様、一番高値のときに機械や材料(不織布)を購入したことから 初期投資も高値を余儀なくされ、その後は マスクの売価も落ち着きをみせてきたことから、採算面では全く間尺(まじゃく)に合ってはいないのが実際のところだそうです。

それでも このタイミングで起業した所以(ゆえん)は、前述のとおり「このまま(マスクを)輸入に頼っているままでイイのか?」との「社会正義」が先立つものであり、いわば「採算は二の次、先ずは地域の社会衛生向上を自らの手で」との〝気持ち先行〟で起業とされたことが伝わってきます。

 

私自身、今般のコロナ禍における 日本のマスク事情=その殆(ほとん)どを輸入に頼っている現状=を憂う者の一人として、「For ジャパン株式会社」のS社長の企業(起業)理念や、長野市をはじめ地域の社会衛生に貢献しようという いわば〝男気〟に共感し、私のできることであれば ということで協力させていただくことといたしました。

 

 

 

この日の寄贈に先立ち、工場見学させていただきました。

 

 

 

工場内は 厳格な衛生管理が行なわれており、入り口には「エアーシャワー」を設置して ダスト(埃/ほこり)の侵入を防いでいます。

 

 

 

製造スタッフは その全員がウィルス防除服に身を包み、製品(マスク)にウィルスをはじめ あらゆる異物が付着しないよう細心の注意払われていました。

 

 

 

マスクは オートメーション体制の下で、三層構造の一枚 ゝ がラインに流されてゆきます。

 

 

 

製造ラインの終末に流されてきた製品は、一つひとつ目視で検品され 25枚パック✕2袋=1箱50枚を単位として封入されていました。

 

 

 

 

S社長曰く「国内産、いわゆる「Made in Japan」もっと言えば「Made in 長野」として製品(サージカルマスク)を供給する以上は、品質に大きな責任感をもって(こだわって)います。長野市で おそらく初めてとなるサージカルマスクです。「何だ あの品質は。」などと言われることのないよう、着け心地やウィルス防除の精度 さらには息通り(息苦しさの改善)、長時間着けても耳が痛くならないようなソフトな紐など、細部にまでこだわって製品化しています。」とのことでした。

 

 

贈呈を受けた加藤市長も、さっそく試着して その装着感を体感。

「あ、これはイイ。今 私が使っているのより格段に着け心地がイイ。」と、思わず感想を口にされました。

 

 

 

 

「For ジャパン株式会社」のサージカルマスクについては、先んじて 長野県に注目され、既に6月に「令和2年度信州ベンチャー企業優先発注事業(新型コロナ特別対応型)に係る「新事業分野開拓者」の認定」を受けており、その後 長野県から、既に10万枚を超える発注を受け 現在フル稼働で生産と供給に傾注しているとのこと。

 

今回 長野市に寄贈した1万枚は、今後 予想(懸念)される、コロナ禍第三波以降の社会的影響に備え、危機管理防災課の管理下で備蓄されることになっていますが、今回の寄贈を契機に 長野市でのサージカルマスクの本格製造、(前述の)いわば「マスクの地産地消」を認知していただいたうえで「長野市民のマスクは長野市産を」をめざして 適切に協調してゆくことで一致しました。

 

 

 

 

 

長野市においては、昨年の東日本台風被害からの新型コロナウィルス禍と、たび重なる災害に見舞われ 厳しい社会状況となっておりますが「For ジャパン株式会社」においては、長野市を拠点に 市民の健康を守るサージカルマスクを本格的に生産することで、長野市をはじめ地域の社会衛生向上と、新たな事業展開に伴う地域産業活性化のお手伝いができればとの高い自覚をもって事業に臨んでおります。

 

長野市においても「新型コロナウィルスとの共生」そのためにも「コロナ禍に負けない力強い社会づくり」をめざしているところであり、そういう点でも 市内でのサージカルマスクの生産拠点の起業は、コロナ禍を いわば〝逆バネ〟にした地域活性化の原動力となることが期待されると存じます。

 

 

 

 

 

今後も、それぞの立場で努力を重ねながら、長野市の社会衛生の向上に努めてゆくことで一致したところであります。

 

 


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【速報】長野市内で新型コロナウィルス 31・32例目の陽性感染者が発生

2020-08-26 | 日記

8/26 Wed.

 

先日、県内で 新型コロナウィルスの陽性感染者が(一日で)最多を記録してしまった衝撃が覚めやらない中、この日も 長野県内で7名の陽性感染者の発生が報告され、そのうち2つの事例が 長野市保健所管内で発生したことが報告されました。

 

 

 

そして、この日 報告された長野市の感染事例は、過去に千曲市で陽性感染者となった人の濃厚接触者であり、またも 県内市町村を跨(また)いだ いわば〝他市由来〟の事例となったのでした。

 

現時点での詳細は 次のとおりです。

陽性感染者 (31例目) 40歳代(男性)/市内在住 E太郎さん とします。

陽性感染者 (32例目) 30歳代(女性)/市内在住 F美さん とします。

こちらの2名は、さきに千曲市で発生した長野県160例目の陽性感染者(30代男性/自営業)の濃厚接触者であり、念のため検体を採取したところ「陽性」と判明したものです。

 

 

 

ちなみに E太郎さんは軽症・F美さんは無症状とのことですが、それぞれ市内の感染症指定医療機関に入院することになっているそうです。

濃厚接触者は、E太郎さん/同居者 1名・同居以外 8名

       F美さん/同居以外の人 3名       とのことです。

 

 

 

 

ここのところの事例を総合すると、上田市~千曲市~長野市と 何だか千曲川沿線をコロナ禍が辿っているみたいな印象が強くなっています。

いずれにしても (先日も触れましたが)今や、コロナ感染の悪しき輪は ひとつの自治体の範囲内では収まらなくなっており、私たちは 今まで以上に注意喚起を行ない、感染予防の基本行動に徹することが求められていると申せます。

 

 

 

 


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許されざること

2020-08-26 | 日記

8/25 Tue.

 

◇〝コロナいじめ〟が遍在 =文部科学省からのメッセージ=

この日 文部科学省(文科相)が、新型コロナウイルス禍に際し 児童生徒や教職員・保護者らに向けた「メッセージ」を発表したことが報じられました。

 

 

 

 

全国の学校で集団感染が相次ぎ、そのことで 感染者らへの〝コロナいじめ〟や 学校自体への誹謗中傷や差別が起きていることに鑑(かんが)み、多くの学校で2学期が始まるこの時期に (いじめ等に伴う)被害拡大を防ぐことを目的に(メッセージを)出したとのこと。

コロナ禍の影響が 非常にねじ曲がった形で内外に及ぼされていることを改めて知り、私自身、かかる愚行(コロナいじめ)に 怒りを覚えると同時に、悲しいと言うか情けないというか…何ともやり切れない気持ちになってしまいました。

 

その「メッセージ」、児童生徒や学生に対しては「感染した人が悪いのではありません。早く治るよう励まし、治って戻ってきたときには温かく迎えて欲しい。」と呼びかけ、教職員らには「子供を指導する際、感染者や家族を差別しないことに加え 医療従事者や社会活動を支える人たちへの敬意や感謝の気持ちが醸成されるよう指導を。」と求めたとのこと。さらに 保護者らに対しては「自分(保護者ご自身)が差別に加担しないことはもとより、子供たちをはじめ ご近所など身の回りで差別につながる発言や行動があったときは 決して同調することなく「そんなことは止(や)めましょう。」と声を上げる勇気をもって行動し、自ら子供のお手本になってあげてほしい。」と促(うなが)しているそうです。

新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けての文科相メッセージ

                  ⇓

https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00122.html

 

 

 

コロナ禍における、周囲の者による差別や誹謗中傷 さらには落書きや投石などの蛮行については 本ブログでも憤(いきどお)りをもって度々取り上げているところですが、顧みる中でも コロナ感染症に罹(かか)ってしまった人をあたかも罪人のように扱い、それを嫌悪の象徴に据えて〝集中砲火〟を浴びせたり〝村八分〟にしてしまう許されざる行為がある。

 

そんな心無い行為に、私は 怒りと嘆きを覚えると同時に、そこに 人間の抱く「恐怖心」や「不安」の裏返し=「心の弱さ」を感じ取らざるを得ないところです。

 

 

 

 

 

人は 不安に苛(さいな)まれたとき、他者より優位になることで 一時(いっとき)の安住を求めたくなる…その 悪しき深層心理が〝いじめ行為〟に走らせるものと思います。

これらは ざまざまな面で心に余裕の無い者が起こしがちな愚行であり、一度(ひとたび)この(いじめの)流れができると、多くの人は その濁流に飲まれ、皆が礫(つぶて)をもって対象(コロナ感染者=被害者)を攻撃するようになってしまいます。

そんな愚行が、本来 クラスメイトで励まし合わなければならない学校環境の中で発生してしまったとすれば これは不幸の最たるものでありましょう。

そんなつまらんことで、学校の健全な気風や せっかくこれまで培(つちか)ってきた良好な友人関係を壊すことのないよう 適切に指導してゆくことは大切なことと申せます。

 

さらに昨今は、コロナ陽性感染者が出た学校そのものを誹謗中傷する 抗議電話などの愚行があったり、直接(感染に)関わっていないのに 学生バイトの休業要請や研修への不参加要請など、地域社会そのものが〝排除の論理〟に因(よ)るとみられる(学校全体を排斥するかの)行為が行なわれていることも伝えられ…「本来 善良なハズの日本人が有(ゆう)する 共助(共生)の精神よ、いったいどこへ行ってしまった?」と嘆かわしく思うばかりであります。

 

今後、コロナ感染の悪しき輪は 地方へと広がりを見せることが予見(懸念)されており、ことの他(ほか)見る目の厳しい地方都市で〝コロナいじめ〟が横行することのないよう、私たち一人ひとりが注力してゆくべきことは 論を待たないところであります。

 

 

なお 文科省は、いじめなどの相談窓口で〝コロナいじめ〟も対応しているとのことです。

              ⇓

24時間子供SOSダイヤル ⇒ 0120-0-78310

 

 

 

 

 

 

 

◇丹精込めた農畜産物が 相次ぎ盗難被害に =生産者の努力をかすめ取る行為に ただただ怒り=

今月後半になり、あろうことか 養豚場から相当の数の「豚」を盗んだり、牧場から「子牛」を盗んだりとの 盗難のニュースが伝えられ、にわかには信じられない思いをさせられました。

いわゆる〝生き物〟の豚や牛を盗み出す手口は 巧妙かつ大胆なもので、プロの犯行と思われるとのこと。

 

 

 

 

いずれにしても、生産者の方が丹精込めて育てている家畜をかすめ取る行為は 道義的にも許すことのできない蛮行であります。転売目的、また一説には 雌豚(メスブタ)については盗んだうえで何処(いずこ)かの豚舎で育てたうえで〝繁殖豚(母豚)〟として子(豚)を産ませて更に儲けるという目論見(もくろみ)もあるとも伝えられ、その手口たるや 卑劣もはなはだしいところであります。

 

 

また、農産物の中でも金(かね)になる「果樹生産品(果実)」が、全国各地で(盗難の)標的にされていることも伝えられています。

7月末には、山梨県甲州市の桃畑で 収穫前の桃の大量盗難が相次ぎ、合計4千個もの桃が(桃農家が)被害に遭ったとのことです。

また 群馬県のスイカ畑では、特産のスイカが盗難に遭い、中では ハウス1棟分が全部盗まれるなどの大きな被害も確認されているとのことです。

 

実は、この〝果樹の盗難被害〟私の住む長野市においても発生しています。

8月11日前後の篠ノ井東福寺エリアの桃畑…お盆前で(桃が)最高値で取引きされることを見計らったように、未明にかけて幹線道路沿いの収穫前の桃が盗難に遭ったとのこと。

まさに この日に収穫しようとした日の朝、桃畑に出かけた農家の方が 実っているハズの桃が全部無くなってしまっているのを発見、強い憤りと もってゆきようの無い悲嘆に苛(さいな)まれたそうです。

 

 

 

また 昨年には、やはり近所の圃場で営農される 高級ブドウ「シャインマスカット」の盗難被害も伝えられており、事態は由々しきの極みとなっております。

 

さらに、県内の黒姫エリアでは やはり名産の「トウモロコシ」が盗まれたり、数年前には 松本エリアの「波田スイカ」が盗まれたり…収穫を間近に控えた農産物が、何者かの手にかかる悲報が後を絶たないのが現状です。

 

もとより 果樹農家においては「一年一作」年に一度の収穫期に向け、その全ての努力を傾注し 毎日を勤(いそ)しんでおられます。

その努力の結集ともなる収穫期に、丹精込めた農畜産物が奪われる。こんな許せぬ行為があるでしょうか。

 

 

 

 

さらに許せないのが、盗みに走った連中は おそらく農業のプロ。農家さんが いかに苦労を重ねて農畜産物を育てているか、その苦労を知ったうえでの犯行…〝いいとこ取り(盗り)〟の蛮行は 本当に許せないと言わざるを得ません。

 

 

これらの蛮行を聞いて、以前、中央通りに飾られた プランターの花々を (プランターごと)持ち去る盗難事件があったことを思い出しました。

この花を盗んだ輩(やから)は、それを自分の庭先に飾り 目の保養としているのかと 半ば呆れたところでありました。

 

他人の苦労を踏み台にして 自分だけが儲ける、まさに許し難い行為。

そんな愚行がまかり通る今の世情を 嘆かわしく思うばかりであります。

 

 

 

 

 

 

 

◇政治とカネ =選挙違反とIR増収賄 ⇒ 議員職を辞(じ)してから争え=

この日、2019年の参議院議員選挙の広島選挙区で、候補者の妻を当選させる目的で 地方議員約100人に計2,900万円を配った(買収した)として、公職選挙法違反に問われた 前法相の河井克行被告と、妻で初当選した参議院議員 案里被告の初公判が東京地方裁判所で行なわれ、いずれも無罪を主張したことが報じられました。

この 史上最悪ともいえる選挙違反疑獄は、同じ選挙区でダブル当選を期するという名目で しかしながら一方の陣営だけに1億5千万円が所属政党から購(あがな)われるという、これまた〝前代未聞の政治力学〟の下(もと)で 潤沢な選挙資金を武器に(バラ撒き行為が)半ば公然と行なわれたところであります。

裁判の行方は、なりふり構わずカネをばら撒いた2人の所作はもとより その〝軍資金〟を供出した政党の責任こそが問われるべきであると強く思う者の一人であります。

 

また 他方、国が主導する新事業「IR(統合型リゾート)」の推進の陰で利益誘導を行なった罪で 現職衆議院議員が逮捕され、その後〝口止(くちど)め〟のために現金を渡し再逮捕されるという、これまた前代未聞の事案(事件)が報じられ、前述の選挙違反と同様に信じ難い思いにさせられました。

 

それぞれの事件・裁判においては、常識ある市民(国民)の判断とは全く逆に 当事者(被告)の者たちは一様に無罪を主張、アタマの中身を見てみたいような思いがするところでありますが、百歩譲って言えば どんな重罪犯にも裁判を受ける権利・そこで自らの主張を述べる権利はあるので、そこは厭(いと)うものではありませんが…。

 

ただ私は、一つだけ言いたい。

先ずは議員辞職してから争議に臨め、と。

 

もし 自らの無罪を信じるというなら、次の選挙で信任を得ればいい。

しかし、今は被告の身。裁判を抱えながら 国政という公務・激務を全うするのは 物理的にも道義的にも無理というものです。

ここは一旦 議員職を辞し、裁判に集中したうえで(無罪というなら)結果を得て、その後 堂々と再び選挙に打って出て再び当選し、堂々と国政に臨めばいいじゃないか。

それを「ここで辞めたら非を認めたことになる。」を詭弁(きべん)を弄(ろう)して議席にしがみつくのは、浅ましいと言う以外の何ものでもありません。

 

この連中の 開き直りともいえる勝手な解釈と 独りよがりの行動に、怒りを禁じ得ないところであります。

 

 

 

 

 

なお、中述の「長野市内の(桃などの)農産物盗難被害」については、農業者の方に対しては 警察による捜査を行なってもらうために「被害届け」を出すよう具申すると同時に、市の所管課(農業政策課)に対しては、市として警察に連絡したうえで 夜間の農地などのパトロールを強化するよう要望するよう申し伝えたところであります。

 

 

 


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【速報】長野市内で新型コロナウィルス 26~30例目(合計5例)の陽性感染者が発生

2020-08-24 | 日記

8/24 Mon.

 

新型コロナウィルスが社会に蔓延する状況…そんな中ではありますが、都市部の陽性感染者が一定程度減少するなどし さらに政府の専門家会議の場で「コロナ第二波のピークは7月末で、現時点ではヤマを越えたのでは」との分析がされた などの報道が流れたことから「そうなのかな…」と思った矢先、私たち長野エリアの者たちの耳に、一日で これまで最高の数となる陽性感染者発生の報が飛び込み、現実は全く甘くないことを思い知らされることとなったのでした。

 

 

 

 

この日 報告された、長野県内で(1日あたり)過去最高の11名のコロナ陽性感染者は、小諸市で1名、上田市で5名、そして 長野市でも5名を数えたものでした。

で…長野市における5名の陽性感染者発生の報も、残念ながら 過去最高(1日あたり)を更新するものとなってしまったのでした。

 

 

長野市保健所で行なわれた報告会見では、淡々と しかしながら事(こと)の深刻さをにじませつつ それぞれの感染事例が発表されていました。

そして…この日の長野市の事例は、同じ県内で 他の市の陽性感染者との〝つながり〟も報告されることとなり、県内市町村を跨(また)いだ いわば「県内クラスター」とも言えるような状況を知らされることとなったのでした。

 

 

 

 

現時点での詳細は 次のとおりです。

陽性感染者 (26例目) 10歳未満(男児)/市内在住 Z男くん とします。

陽性感染者 (27例目) 20歳代(男性)/市内在住 A太郎さん とします。

こちらの2名は、さきに上田市で発生した長野県159例目の陽性感染者(千葉県30代女性/上田市のクラスター認定の飲食店で感染)の濃厚接触者として検体を採取したところ「陽性」と判明したもので、上田市⇔長野市との いわゆる〝自治体跨(また)ぎ〟の事例となったものです。

 

 

 

ちなみに Z男くんは無症状、A太郎さんは軽度の咽頭痛を示しており、いずれも市内の感染症指定医療機関に入院することになっているそうです。

濃厚接触者は、Z男くん/同居者2名・A太郎さん/同居以外の人1名とのこと。

 

 

次に この日(長野市)3例目と4例目の陽性感染者。下記のとおりです。

陽性感染者 (28例目) 60歳代(男性)/市内在住 B太郎さん とします。

陽性感染者 (29例目) 50歳代(女性)/市内在住 C美さん とします。

B太郎さんとC美さんは同居しておられ、行動歴によると B太郎さんからC美さんに感染した可能性が高いとのことです。

 

 

 

 

お二人の行動歴等を総合すると 下記のとおりです。

 8月5~6日・13~15日 B太郎さん 東京都内に滞在

 8月18日 B太郎さん 37,1℃の発熱 ⇒ 19日まで37℃代の微熱が続く

   21日 B太郎さん 倦怠感を覚え、長野市保健所に相談

   同 日 C美さん 夕方37,4℃の発熱があり、長野市保健所に相談

   22日 B太郎さん・C美さん それぞれ医療機関を受診、その後 別の医療機関で検体を採取

   23日 B太郎さん・C美さん それぞれPCR検査の結果「陽性」判定

              ⇒ それぞれ 感染症指定医療機関に入院 

       症状 ⇒ 2名とも「軽症」

・濃厚接触者 それぞれに3名(計6名)

 

 

次に この日(長野市)5例目の陽性感染者が下記のとおりです。

陽性感染者 (30例目) 60歳代(男性)/市内在住 D太郎さん とします。

・行動歴と症状及び経過は下記のとおりです。

 8月20日 夜 関節痛と37,9℃の発熱

   21日 37,2℃の発熱が継続

   22日 長野市保健所に相談のうえ 医療機関を受診、その後別の医療機関で検体を採取

   23日 PCR検査の結果「陽性」判定 ⇒ 感染症指定医療機関に入院

       症状 ⇒ 軽症

       ※ 県外へは出ていないとのことだが 現在調査中

・濃厚接触者 同居者 1名・同居者以外 1名

 

 

 

 

 

なお この日の事例発表の前(23日)、八十二銀行東和田支店から 勤務する行員がコロナ陽性感染者となったことが自主的に公表されております。

 

 

 

 

そのうえで この感染公表と今回の5例の感染事例の関連について ですが、長野市保健所は「現時点で、当該銀行が自主的に公表した事例の人から不特定多数の感染を懸念される材料は無く(当該行員は 窓口等で接客するような業務では無い)、市としては 今日の報告事例と当該行員を具体的に結びつけ 公表する必要は無いと考えている。」とのことで、市として「何例目の人が銀行員です。」というような説明は差し控えるとのことでありました。

このことについては さきに長野銀行小諸支店において、何者かが 投石という蛮行に及んだ経緯もあったことから、私の方からは 市の危機管理防災課に対し、県警(長野中央署)に警戒を要請するよう具申したところです。

 

 

 

(冒頭に述べたとおり)都市部のコロナ動静や、国の専門家会議の(ピークは越えたかも との)分析と裏腹に、長野エリアにおいては 間違いなく感染は増加傾向にあり、この日の感染事例をもって 180人を超える感染者となってしまいました。

 

 

 

 

このことは、コロナウィルス禍が「地方へ分散(拡大)」していることを如実に示しているところであり、今 沖縄県を筆頭に、いわば「田舎クラスター」が多発する中、この日の長野県エリアにおける(前述の)自治体の垣根を跨(また)いでの感染拡大を初め、(感染)状況の多様化と遍在化は 今後に新たな不安材料を示していると言わざるを得ないところであります。

 

 

そのうえで・・・私が 多くの方々と同義に懸念するのが〝お盆休みクラスター〟の発生であります。

コロナウィルス感染症は 何とも厄介なことに、約2週間の潜伏期間を経て感染が表(おもて)に出るを常(つね)としております。

顧みれば、8月上旬に多くの感染者が出たのは、あの『GoToトラベルキャンペーン』が始まった 7月20過ぎの週末から 約2週間が経った頃でありました。

 

 

人が動けば、感染は拡大する。

この〝感染原理〟からすると、ここのところで 人が動いたのは、そう「お盆休み期間」でありました。

全般的な自粛傾向があったにしても 大なり小なり人が移動した「お盆休み」…都市部に住む人たちが故郷に帰り、自粛しながらも 親御さん等の高齢者と〝接触〟した機会は少なからずあったことでしょう。

それから 約2週間を数えるのが、今月末から9月上旬です。

そして その頃、新たな感染者増加の場所として憂慮されるのが、他でも無い〝故郷=地方都市〟でありましょう。

無症状の若年層が、どの程度に亘って 重症化しやすい高齢者(健康弱者)にウィルスを移してしまったか?

こんな心配が杞憂(きゆう)に終われば何よりなのですが〝難敵〟であるコロナウィルスの野郎は、どのような形で我々の前に現れるかは全く分かりません。

 

 

 

私たちが全く望まないうちに、県内・市内で 過去最大数の陽性感染者を数えることになってしまった 今日。

 

 

 

 

非常に厳しい状況の中ですが、これ以上の感染拡大に及ばないように計(はか)らうカギは、他でもない 私たち市県民一人ひとりが握っているのです。

 

 

 

 


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重大事案頻発 =如何に生命を守れるか=

2020-08-24 | 日記

新型コロナウィルス禍に社会が多大な悪影響を受け、感染者によっては 重症化に伴い生命に危険が及ぶこと、そして 国内においても多くの犠牲者が出ていることが報じられており、その度に心を痛めるところです。

累計感染者は6万人をゆうに超え、その中で コロナ禍に代え難い生命を奪われた人は、じき1万2千人に届こうかという数となっています。

8月に入って重症化患者が増えていることが伝えられ、それは即ち生命に危険が及ぶかもしれないことを暗示していることになるでしょう。

ワクチン未開発の厳しい状況ではありますが、今の医療技術の最善を尽くしていただき 一人でも多くの生命が守られることを願うばかりであります。

 

そんなコロナ禍の中、長野県エリアにおいては 170名を超える感染者を数えながらも「死亡者ゼロ」が続いており、この点については評価されるべきと思うところです。

私自身 「(百歩 譲って)感染してしまうこと自体は やむを得ないことかもしれないが、生命を奪われる事態だけは 何としても防がねばならない。」と強く思っているところであり、これから 長野県エリアにおいては、陽性感染者の増加を防ぐ一方で それ以上に「死亡者ゼロ記録」が維持されるよう期してゆきたいと存じております。

 

 

 

その一方で ここのところ、代え難い生命に関わる事案が散見され、残念に尽きない思いを重ねております。

19日には、市内の国道19号線で 男子児童が自動車と衝突して生命を落とす事案が発生してしまいました。

現場は、下り坂の終点(終末)に 直(じか)に国道を跨(また)ぐ横断歩道があり、タイミングによっては重大事案(事故)が起こりえる箇所でありました。

注意に注意を重ねても、起きてしまう交通事故・・・未来ある少年の代え難い生命が、本来は最適な移動手段として重宝される自動車自体に奪われてしまうことは 何ともやり切れないところであります。

それ以前には、15日に 千曲市で下り坂(カーブ)を走行中の自転車の高校生が、登ってくる貨物自動車と衝突して死亡しており、慚愧に堪えません。

この点については、私自身 かつて運転免許に重大な瑕疵を生じさせた者として、自分自身が いわゆる当事者にならないよう、充分に注意すべきことを 改めて自覚(自戒)するところであります。

 

 

 

 

また 23日の朝には、市内の丹波島地区において住宅を全焼する火事があり、2名もの生命が奪われることとなってしまいました。

その後の調べで、火災原因は あろうことか家人による放火ということが判り、事(こと)は 単なる火災では済まなくなっております。

今後 動機などの調べになるところでありましょうが、残念ながら 火災原因の中には「放火」が必ず列挙されるところであり、火の不始末などの「失火」と異なり、人為的に起こされる火災については 心理学などの知見も含め、予防体制には苦慮が強いられるところであります。

今回の事案についても、消防当局はもとより 地元消防団はじめ多くの消防団員が現場に駆け付けてこられ、多大な影響が及ぼされることになってしまいました。

かかる関係者のご尽力が徒労に終わることの無いよう、私たちは今後も 抑止・予防に注力すべきことを 改めて思ったところであります。

 

 

 

 

・・・・・。

コロナ禍 然(しか)り さまざまな事案 然り、生命を奪われる事態だけは 何としても避けなければなりません。

これまでも幾度か触れていますが、人の死に接したとき その悲しみは言葉に尽くせぬものがあります。

それが 防ぎようのないことであれば、それは受け入れることもできるのかもしれませんが、もし 人為的な努力や注意で防ぐことができるものであるなら、でき得る限りの努力(注意)によって代え難い生命を守ってゆきたい。

 

さまざまな報道に触れ、思いを新たにいたしたところであります。

 

 

 

 

 

 

長野市内の中央通り沿いにある「セントラルスクウェア」で、夜の噴水のイルミネーションが行なわれており、つかの間の〝涼〟を演出しています。

 

 

 

さきに新装あい成ったセントラルスクウェア、昼間はファミリーの憩いの場として活用されていますが、夜は夜なりに いわばムーディーな空間を演出しています。

 

 

 

 

まるで生きているかのように踊る噴水を眺めるうち、生命の根源が「水」であることに思いをいたしました。

 

 

 

 

地域社会で暮らす私たちも、その根源には「生命」があり それを与えられたことによって、活動の「エネルギー」と「場」を得て日々を送る

 

 

 

 

 

そんな〝付託〟に応えるためにも、自らの生命 そして他者の生命をも大切にしてゆかなければならない。と、改めて思いをいたした「ナイト ウオーターイルミネーション」です。

 

 


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「空き家問題」 実際の課題

2020-08-23 | 日記

8/22 Sat.

 

この日、長野市役所北庁舎の「市民交流スペース」で『空き家 ワンストップ相談会』が行なわれ〝見学〟に足を運んだのですが、その内容が、当初 私がイメージしていたものと異なっており、そのこと(イメージギャップ)が 逆に、私に新たな認識を与えてくれることになったのでした。

 

 

 

 

「空き家問題」については、人口減少・高齢化が伸張する中、ここ長野市のみならず 全国各地域での〝悩みの種〟になっているのは ご案内のとおりであります。

特に 戦後から「核家族化」が進み、多世代の家族の同居は減る一方です。家を継いでもらいたかった跡取り世帯が別個(べっこ)に家を建てて居(きょ)を構えることにより、それは いま現在の世帯(年寄り夫婦)が住む家が その者(老夫婦)が住まなくなった時点で〝空き家化〟することを現しており、そしてそれは近年 まさに右肩上がりの社会問題となっております。

 

 

 

 

地域のそこここに「主(あるじ)」を無(亡)くした空き家が遍在するようになっており、それは 年月の経過と共に 倒壊を伴う〝危険空き家〟ともなり、看過できない事態に至っています。

 

 

(写真は資料)

 

 

 

一方で 空き家の譲渡を進め、新たな主の下で〝第二の役割〟を果たす物件や、若い感性でリフォームを行ない、新たな〝まちの拠点〟として活用される事例もあり、空き家のもつ功罪は さまざまな面アリ といったところです。

 

(写真は資料)

 

 

 

かかる「空き家問題」については、行政(自治体)も重要視することとなっており、長野市においては 建設部建築指導課に「空き家対策室」を設置し、取り組みを強めています。

 

 

 

 

また一方 別の視点…空き家を 市の定住(移住)人口を増やすための〝重要ツール〟と位置づけ、市内にある空き家を内外に広く紹介することにより 長野市に住んでいただこうという主旨で、企画政策部 人口増推進課が「移住・定住相談デスク」を設置、空き家の解消&定住人口増を期して行政活動を行なっています。

 

 

 

 

 

また 最近では「相続問題」に起因する 空き家問題の解決のお手伝いを、と、「長野県司法書士会」が国土交通省の支援を受けて、地域で連続講座を行なうと共に「空き家問題から考える 未来の地域づくり」としてシンポジウムを開催するなどして、空き家問題を〝自分事〟として捉えていただくべく積極的な取り組みを行なった事例もあります。

「空き家問題から考える 未来の地域づくり」シンポジウム記事

              ⇓

https://blog.goo.ne.jp/kz2df777/e/cbcc69fdc6a6bc3872c74a25f5df6d57

 

 

 

 

このように 都市空間における「空き家問題」は、現下の社会における課題を ときに象徴するような〝多面性〟を有しているところですが、こと この日の「空き家ワンストップ相談会」は、どちらかと言えば、市域内における空き家の「負の面」について 市民の相談に応じるものでありました。

 

 

 

 

当初 私が、長野市HPで開催を知った瞬間には「市民交流スペース」で行なうイベントということで、何というか「オープンセミナー」的な内容を想像したものでした。

しかし、実際に会場(市民交流スペース)に足を運ぶと そこは完全にパーティションで仕切られており、相談は 完全予約制の〝個別型〟になっておりました。

相談を希望する人は 時間に合わせて受け付けを行ない、個別スペースに案内されて 個々(世帯)の抱える「空き家問題」について相談し、アドバイスを受けるというものです。

 

 

 

 

受付の職員に訊くと、この日の相談は 相続・相続放棄・解体・筆(所有権)について など、いわば〝現実的〟な相談が殆(ほとん)どで、対応についても その場で回答できる類(たぐい)のものでは無い、とのことでした。

相談の事例とすれば、連担(連なっている)している家屋のうち、自分(の親)の名義分だけ解体したいのだが 左右の所有者と連絡が取れずに困っている とか、複数階の物件の一つの階層を(亡父が)所有しており、権利を放棄したいのだが 他の所有者との折り合いがつかなくて困っている、などの 非常に現実的でややこしい課題があるとのこと。

この日の相談会は、そんな〝現実問題〟を抱える市民が居られること、そのうえで〝空き問題〟の解決には、それら現実的課題を具体的に解決しないことには、それより先に進めないこものであることを示しているものでした。

 

 

 

現在 長野市には、8,000軒をゆうに超える空き家が遍在しており、その数は 今後も増えつづけることが想定されています。

これから数を増すであろう「空き家」この社会的命題の解決のためには、空き家になってから「さあ どうしよう?」と困ってみても〝遅い〟と言わざるを得ないとのこと。

老夫婦が健在でいるうちに、自らの意思や 次世代家族の意向を話し合って〝方向づけ〟を前もって行なっておくことが非常に重要であると、担当職員も述べておりました。

 

 

現代社会に大きく横たわる「空き家問題」さまざまな視点で、積極的に しかしながら地道に取り組みを強めてゆくべきと、改めて認識を新たにした ひとときでありました。

 

 

 


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プラスに転じて ー都市部の地価が下落ー

2020-08-22 | 日記

8/21 Fri.

 

◇ 猛暑&コロナ禍 ~今や都会並みの事態に~

8月に入ってからの猛暑は 止(とど)まることを知らず…7月までの長雨は何だったんだと言いたくなるくらいの陽気の急変は、私たちの体調を推し量ることも無く 連日30℃いや35℃超えの厳しい状況を呈しながら日を追っています。

 

今や 長野エリアは、関東甲信越地方においては〝高温常連エリア〟になっているようです。

21日については 東京都よりも予想最高気温が〝高値〟をつけるなど、もはや〝信州は涼しいところ〟は神話?になりつつあるようです。

 

 

 

 

そんな中、県内での熱中症による 救急搬送者も増加の一途を辿っており、20日には 20人もの人が搬送される事態に至ったとのこと。

 

 

 

 

 

一方 この日は、長野県内において、新型コロナウィルス陽性感染者が (1日のうちで)これまで最多の9名となったことが報じられていました。

 

 

 

 

内訳は、上田市で3名・千曲市で3名、その他 県内を訪れた他県の人が県内で発症した事例が3名です。(私とすれば 最後の3名については〝県内感染者〟とカウントするのに違和感を禁じ得ませんが)

特に 上田市においては、不特定多数が出入りしたスナック(それも新規開店直後)とのこと…いわば〝夜の街クラスター〟が (長野市に続き)上田市でも発生した事例となってしまいました。

 

 

 

 

これで、県内の陽性感染者数は163名を数えることとなり、今後 この数がさらに増えることが予想(懸念)されるところです。

 

 

 

 

 

ここのところの 熱中症や 新型コロナウィルス禍の発生状況の報に接し、それぞれの事案は もはや〝都会の出来事〟では済まされなくなっていることを実感させられます。

長野県エリアにおける 気温の〝高止まり傾向〟や、コロナ陽性感染者の〝多発傾向〟は、残念ながら「悪しき全国レベル」に到達したと言わざるを得ないところであり、で あるからこそ私たちは、それぞれの対応や自衛策について〝全国レベル〟の意識と体制(態勢)で臨むべきことを 改めて自覚いたすところであります。

 

 

 

 

 

 

 

◇ これも「コロナ禍の影響」か?都市部の地価が 軒並み下落 =地方の時代 創出のキッカケに=

夜のニュースで、国土交通省がまとめた先月の全国の主な都市の「地価」が、新型コロナウイルスの影響で ホテルや店舗向けの土地の需要が落ち込んだため、3ヶ月前と比べ ほぼ全ての地区で「横ばい」または「下落」に転じたことが報じられていました。

 

 

 


 

国土交通省は 全国の主な都市の住宅地と商業地のうち土地取引が活発な100の地区を対象に 3ヶ月ごとに地価を調べているとのこと。

それによると、先月1日時点の地価は 3ヶ月前と比べ、上昇した地区は 仙台市の「仙台駅西口周辺」の1つだけで、横ばいが61地区・下落が38地区だったとのことです。

3ヶ月前の調査では 73もの地区が地価上昇を記録しましたが、今回は僅(わず)か1地区に止(とど)まっています。

この要因としては やはり「新型コロナウイルス禍」の影響を避けることはできません。

コロナウィルス感染拡大に伴う移動の自粛で ホテルや店舗向けの需要が落ち込み、特に都市部では 特別警戒区域になったこともあり、それらの「需要減」が地価下落につながった と。

また 特に東京都においては、新型コロナウィルス禍により「東京五輪2020」が延期を余儀なくされ、一時的にせよ 周辺の社会インフラの需要が低くなってしまったため、それが時価下落に結びついてしまったのか とも。

地価が下落した地区の数が、上昇した地区を上回ったのは 平成24年調査以来8年ぶりとのことであります。

 

 

 

私は この傾向…国の勢いを表すとも言われる地価の下落傾向は、わが国にとって 非常に厳しい状況を示しているとのマイナス思考を巡らせると同時に、この現状を 今後(将来)の日本のあるべき姿に置き換えてみたとき、現在 わが国が抱える〝都市偏重〟の考え方に一石を投じることになる  との〝プラス思考〟をも抱いたところです。

 

新型コロナウィルスは「3密回避」のための テレワークの推奨などにより、わざわざ都市部に通わなくても もっと言えば 都市部に住まなくとも就労ができる、との これからの社会生活全体を根底から見直す機会ともなりました。

今回の 都市部の地価下落傾向は、それら〝国民の意識変化〟を如実に(数字)表したところであり、私たち地方で社会生活を送る者は、この 一見厳しい結果をプラスに転じさせ、今回のコロナ禍を契機に 人々の〝流れ〟を地方に呼び込み、ひいては地方都市の活性化につなげる「好機」のキッカケになれば、と強く期待するところであります。

 

 

新型コロナウィルスは、社会にさまざまな影響を及ぼし、現在に至っています。

その殆どが 悪影響である中、せめて〝災い転じて福〟となる材料を見出すことができれば…と思うに至った、夜のニュースでありました。

 

 

 


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コロナ禍からの地域経済再生 ~公共事業の推進の必要性~

2020-08-20 | 日記

新型コロナウィルス禍に伴う 陽性感染者等の数や、ここのところ うなぎ上りに高まる気温など、世情を示すグラフの多くは〝右肩上がり〟を示していますが、そんな中 唯(ただ)一つだけ〝右肩下がり〟となってしまったグラフがあります。

日本のGDP(国内総生産)の年率換算が、マイナス27,8%となると仮定(換算)され、これは 事実上戦後最悪の落ち込みとなることが報じられたのです。

 

 

 

この数値は GDOの今年の第一次速報(4~6月)で、物価変動の影響を除いた実質季節調整値が前期(1~3月)より7,8%減り、3四半期連続のマイナス成長になったことで、このペースが1年間続いたと仮定したときの年率換算で マイナス27,8%となってしまうものです。

四半期連続の減少は、あの東日本大震災の発生年の2011年 4~6期以来9年ぶりとなるものです。今年については 4~6月が「コロナ禍」の影響が国内でも本格化し 経済活動が急速に縮んだ時期と重なったもので、その減少率(マイナス7,8%)は 1~3月期のマイナス2,5%から一気に拡大したことになります。

ちなみに これまで最大の下げ幅(年率)は リーマンショック直後(2009年)のマイナス17,8%で、それをも大きく上回ったことになります。

 

この記録的なマイナスに陥った最大の要因は、GDPの半分以上を占める「個人消費」が 前期比マイナス8,2%に落ち込んだこととのこと。国の緊急事態宣言の下で 外出自粛や営業休止が広がり、レジャーや外食をはじめ幅広い分野で支出が抑えられてしまいました。一期での下落幅は 消費税が8%に上がった2014年のマイナス4,8%を上回り、過去最大だったそうです。

さらに 内需の柱である企業の設備投資もマイナス1,5%と 2四半期ぶりの減少となりました。事業環境の不透明さから、企業が慎重姿勢を強めたとみられています。

一方、輸出もマイナス18,5%と急落。世界的な景気後退に伴い 海外で自動車など日本製品の売れ行きが落ち込んだほか、統計上は輸出に区分される 外国人観光客の消費が、渡航制限でほぼゼロになったことも響きました。

 

この厳しい現状に際し、政府は「感染拡大防止と経済回復の両立」をめざして 徐々に経済活動を拡大させようとしています

政府は これまでに総事業規模234兆円にのぼる二度の補正予算を成立させ『特別定額給付金』をはじめ、収入が減少した中小企業・個人事業主への持続化給付金・雇用調整助成金・家賃補助給付金・無利子無担保の特別融資・社会保険料や納税の猶予などを実施しています。

また 最近では、旅行を通じて経済の再生を期しての『GoToトラベルキャンペーン』を打ち出すなどしていますが、どれも コロナ禍からの再生の〝決定打〟となっていないのが現実です。

 

 

 

今回の厳しい報道に触れ 私は、この国窮状態を再び上向きに転換するには、ここはやはり 先ずは政治の役割が欠かせないのではないかと思いました。

そして そのためには、これまでの いわゆる〝輸血・点滴型〟の「補助金政策」に加え、〝リハビリ型〟の「事業投資政策」を展開すべきではないかと考えます。

 

公共事業の推進(前倒し)が必要ではないか と。

社会活動自体の自粛を余儀なくされる段階においては、国民に「動かないでください」を強(し)いざるを得ない中…いわば 絶対安静が求められる患者さんに対する処置(措置)は、輸血・点滴や投薬などの〝注入型〟の治療に限られていたところですが、徐々に運動(活動)を再開する中においては、身体の安全(感染防止)は保持しつつ 運動(社会経済活動)を支援し、いずれ元通りの健康体になることをめざしてゆくべきでしょう。

 

その いわゆる〝社会的活動の支援〟として合理的(適切)なのが、公共事業ではないかと考えます。

もとより GDPは、国(国民)が 生産活動を発揚してこそ上向きに転じるものであり、そのためには 国民が暮らす社会経済のギアを、国民の手によって回さなければならない。

(繰り返せば)これまでの予算の使い方は、単に補助金等を宛(あて)がい 後は国民任せという面がありました。

そのうえで今後は、先ずは国(行政機関)が 事業(公共事業)を行なうことで、いわば 再びペダルを漕(こ)ぎ出す一番キツい部分の推進力を担い、後は その勢いに乗じて、民間事業者にペダルプッシングの中心になっていただけたら。

そのこと(社会経済(事業)活動)により 国民相互の経済活動が再興すれば、再びGDPも上向きに転ずるのではないかと考えるところです。

 

このことについては、長野市のような基礎自治体においては いわゆる「市単(市の単独事業)」には限界があり、国等の支援(補助)も必要となってくるところではありますが、私が言いたいのは 何も無理をして新たな公共工事を強行するのではなく、既に計画されている事業を「前倒し」する、そのために国等の支援が必要であれば それを積極的に求めてゆく〝強い姿勢〟をもって臨むべき、ということであります。

そして「市単」で行なえる公共事業については 市の貯金でもある「財政調整基金」を活用するなどして前倒し実施し、たとえ僅かずつでも市内経済を 再び動かすエンジンにすべき、と。

 

かつて アメリカ合衆国のルーズベルト大統領は、世界恐慌後の米国経済を立て直すため「ニューディール政策」として 政府が社会経済活動に積極的に介入し、ときの窮時(きゅうじ)を脱したことが伝えられています

そんな史実も踏まえながら、わが国 わが地域(自治体)においても、政治(行政)が 立て直しの発動機となることが求められているのではないか。

 

 

 

 

いずれにしても 自治体としての今後の方針として、この窮状を反転させるためにも 政治(行政)が市場(しじょう)を引っ張るような強い意志をもって臨むべきことを、私の立場でも さまざまな機会を通じて訴えてゆきたいと思うところです。

 

 

 

 

とある日、長野盆地の西の彼方に太陽が沈みつつあり 山裾を暁色に染めていました。

 

 

 

今は沈みゆく夕陽、でも その暁色は「陽はまた昇る。」を 力強く伝えてくれているようだったのでした。

 


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