倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

長野市による 「新型コロナウィルス禍からの商業者応援事業」 良策なれど 課題も

2020-05-31 | 日記

世界に蔓延する「新型コロナウィルス」は、人々への健康被害はもとより、世界経済はじめ 地域経済にまで甚大な悪影響を及ぼしています。

そのような状況下ですが、ここへきて、いわば〝小康状態〟が維持されるようになり、わが国においては 1ヶ月半に亘り発令されていた『緊急事態宣言』が解除され、そのうえで 新型コロナウィルスの存在そのものは認識しつつ、社会活動を再開させる「新たな日常」が幕を開けました。

 

長野市においては、昨年の「東日本台風」に続いての「新型コロナウィルス禍」となり いわば〝ダブルパンチ〟となってしまいましたが、それも避けようの無い「現実」として受け止め、再び三(み)たび 前を向いて歩みを進めんとするところです。

 

 

そんな中、6月4日招集の「長野市議会6月定例会」に 市内経済の復興に向けた「支援策」が上程されることになっております。

「飲食・小売店等応援事業」です。

 

 

 

これは『緊急事態宣言』等に伴い自粛を余儀なくされたことにより、売り上げを大きく落とした飲食店さんや小売店さんを支援するため、市が〝プレミア付きチケット〟の販売を支援し、各店への(再びの)来店と 市民の消費喚起を促すことで、市内経済の回復を期するものです。

具体的には、長野市が 1冊につき2,000円分の〝おまけ〟が付いた、販売価格 1冊3,000円の〝プレミア付きチケット〟を発行します。

これを 希望するお店が受け取り、来店客や常連サンなど消費者に販売します (但し 扱える店の条件として「市保健所が示す 新型コロナウィルス感染症対策が充分に行なわれていること」が掲げられています)

チケットには店名が記され、そのお店(販売した店舗)のみで通用します。

消費者は これを3,000円で購入し、5,000円分の飲食など消費することができます。

お店は、(消費の際に)回収したチケットを市に申告することで、市は2,000円✕販売チケット枚数分の補助金を 後日お店に交付します。

そして その補助額分が、各店の支援になる というものです。

なお このチケットは、各店の買い取りでは無く あくまで消費された分のみの補助であり、施策に伴う お店の金銭的リスクは発生しない とのこと。

長野市は、約13万冊の発行を予定しています。

 

 

この長野市施策については、長野市経済復興の手立てとして高評価が寄せられ、多くの消費者(市民)のみなさんの積極購入ならびに消費が期待されており、その旨が紙面を賑わせていました。

 

 

 

そんな中、私の下(もと)に1本の電話が入り、それを聞いた私は 認識を新たにすることになりました。

それによると「今回の「飲食・小売店等応援事業」は、冷え込んだ市民の消費意識を喚起する点で非常にありがたいのだけど、一点だけ ウチら(店側)にとって〝デメリット〟と言わざるを得ない点があるんだ。」とのこと。

「(施策の)中身をヨク見ると、消費者は3,000円払って5,000円分が消費できる。と いうことは、差額(プレミア分)の2,000円分は、一旦 店側が立て替えること(売掛金)になるよね。そうなると、資金に余裕のある店は(市の精算まで)待てるかもしれないけど、(経営が)厳しい店は その(精算までの)タイムラグ自体が、かえって店の負担になってしまうんじゃないかな。」

「長野市さんは今回、厳しい状況にある 飲食・小売り業界に目を向けてくれて、実質的な支援策を講じてくれた。そんな せっかくの施策なのだからこそ、多くの店の真の支援につながるよう 例えばチケット販売→補助金交付のスピード化を図るなど、より良い制度設計に努めてほしいと思うヨ。」とのことでした。

 

まさに「現場の声」最前線で戦う人の、身につまされるお話しでありました。

さらに氏は「こんなことは考えたくもないんだけど、もしかしたら 実際には(チケットを)販売していなくとも〝売れたこと〟にして申告だけして、3,000円+2,000円を〝不正受給〟する輩(やから)も出ないとは限らないよね。」と指摘されます(この問題点は、残念ながら 議会でも懸念せざるを得ないこととして課題供出されています)

 

ご指摘をいただいた点について長野市に照会すると「現在 制度設計の最中なので、ご指摘の点を踏まえて さらに検討を重ねてまいります。」とのことであり、今後も協働(検討)してゆくことといたしました。

 

 

 

多くの〝多面的被害〟をもたらした「新型コロナウィルス禍」に対し、長野市も 必死で、そして全力で〝復旧・復興〟に向けて取り組んでおります。

市民のみなさんも、そんな「意」を汲んでくださり、共々に歩みを進めるところでありますが、いかんせん〝試行錯誤〟の中 政策における齟齬(そご)や課題点・不足点は否(いな)めないところであります。

そんな〝政策ロス〟を どう最小限に止(とど)めてゆくか。

 

私の立場でも、思考を深めてゆきたい。

貴重なご意見をいただき、認識を新たにいたしたところです。

 

 


【経過報告】 長野市版特別定額給付金申請書 「381エリア」 は〝週またぎ〟に?

2020-05-31 | 日記

5/30 Sat.

 

「新型コロナウイルス」への経済対策の一環として 国民一人ひとりに一律10万円が支給される「特別定額給付金」の申請書類の発送が、長野市においても順次行なわれています。

一日も早く 国民一人ひとりの手にお届けするべく、所管課で急ピッチの事務作業が行なわれています。

 

 

が…当初「長野市においては 5月末までに申請書の郵送作業を完了する予定です。」とされていたものが「今日(30日)になっても届かないぞ!」との〝苦情〟が 私の下(もと)にも複数件 寄せられており、私自身 ちょっとした〝板挟み状態〟になっています (@ @)

 

長野市における 申請書の発送に関する状況は下記のとおりとなっています(長野市発表)

1.申請書発送時期

  令和2年5月29日(金)午後に、郵送の手続きを完了しました。

  件数が大変多いため、通常よりも配達が遅れる場合があります。

  6月5日(金)までにお手元に申請書が到着しない場合は、お手数ですがコールセンターまでご連絡をお願いします。

 

2.受付期間

  • 郵送申請      令和2年5月19日(火)~8月18日(火)
  • オンライン申請   令和2年5月 1日(金)~8月18日(火)

 

3.給付時期

  令和2年5月26日(火)から口座振込を開始しています。

  申請書受付後、2週間から3週間程度時間を要します。

 (現在、申請書の受付が大変集中しており、申請受付から給付まで3週間程度要します。)

  ※以降毎週2回 火曜日及び金曜日に給付

 

このことから、市の所管課での申請書郵送手続き自体は終了しているものの、あまりにも配達件数が膨大であることから、郵便事業者の配送業務が追いついていないのではないかと思われます。

そうなると、実際の各世帯への到着(郵送)は〝週またぎ〟を余儀なくされることとなり・・・これは「公約遵守」という点では、微妙な判定を預かることになりそうであります。

いずれにしても、郵送作業自体は確実に行なわれているところですので、とりわけ「381エリア」のみなさんにおかれましては、暫(しば)し しばしお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。

 

せっかくの特別給付金です。確実にお手元に届くよう、関係機関の不断の業務が継続されています。

 

 

 

※ なお、特別定額給付金に関する 長野市ならびに行政機関のコールセンターは下記のとおりです。

【郵送方式】

 電話番号 026-217-0019

 受付時間 8時30分~17時15分(土・日・祝日を除く)

 

※ 市庁舎においても「特別定額給付金申請相談窓口」を設置しています。

 

 

第二庁舎10F講堂で、月~金の8:15~17:15の間、相談を承っております。

電話で不十分な方は、お手数ですが足をお運びください。

 

 

 

[追 記]

その後の経過がありますので ブログ記事【経過報告 2】も併せてご覧ください。

             ↓           

 

https://blog.goo.ne.jp/kz2df777 

【経過報告 2】長野市版特別定額給付金申請書/郵送作業の進捗状況

 

 


新型コロナウィルス禍 ~どこにでもある二次感染の可能性~

2020-05-30 | 日記

令和2年、年も変わった1月末に、中国の地方都市で発生した「新型コロナウィルス」は、当初は 異国の地方都市の流感、いわば〝対岸の火事〟とみられていたのもつかの間、アッという間に その猛威は世界中に拡大することとなってしまいました。

 

当初は抑制的であったWHO(世界保健機構)も、最終的には「パンデミック(感染爆発)」を宣言せざるを得ない状況となり、その後の顛末は みなさんご案内のとおりであります。

世界の感染者数は590万人近くに及び、死者数も36万人を超えています。

数字だけに照らせば、もうじき長野市民全員と同じ人数が この新型ウィルスで代え難い生命を奪われることとなる…その数字だけで、その悪影響の大きさが推し量られるところです。

 

 

 

日本国内においても、累計感染者は1万6,千人を超え、代え難き生命を奪われた人も882人に上っています(5/29時点)

 

 

 

 

誰が、ここまでの被害を予想したでしょうか。

まさに「慚愧(ざんき)に堪えない(してしまったこと(または何もしなかったこと)を悔やむ、の意味)」の言葉が生き映されるところであります。

 

これまで、世界各国は ウィルス感染拡大に伴い 非常に厳しい状況を歩むを余儀なくされてきました。

わが国も然(しか)り…春節による中国からの入国者の水際対策も功を奏せず、さらに 横浜港に停泊した豪華客船内でのクラスターの影響などもあり、国内へのウィルス侵入を許すこととなってしまいました。

 

しかし 私たちは、長い興国の歴史の中で培われた 日本人ならではの社会常識(衛生観念)と 他国に秀でた公序良俗との「目に見えない自助能力」により、この逆境を乗り越えつつあります。

残念ながら、国(政府)の対策は後手後手に回るものばかりでありましたが、世界のメディアをして「日本の不思議」と言わしめた死者数の少なさ、感染域を(都市部)限定的に抑えたことは、内外に誇るべきと言えるでありましょう。

 

 

新型コロナウィルスの猛威は、長野市にも及んでおります。

3月初旬に第1例目の陽性感染者の発生が確認されて以降、これまでに19例の陽性感染者が確認されるに至ってしまいました。

しかし 幸いなことに、長野エリア(県・市町村)における死者数はゼロ。

今や長野エリアは 首都圏から(新幹線等で)1時間圏内となった地域で、いつ(首都圏からの)感染の影響が大きく出ても不思議の無い状況でありましたが、今のところ 感染被害程度は抑止的な中にあると言ってもいいのではないかと思います。 

 

 

ウィルス流感から約4ヶ月。

国が発令した『緊急事態宣言』も、長い自粛期間を経て 緩和から解除へ。私たちの社会生活も、表面的には 徐々に日常を取り戻すべく、新たな歩みを始めることとなりました。

「新たな日常」の幕開けであります。

これは「社会を止めて 新型コロナウィルス撲滅」だけに囚(とら)われることで「もうひとつの社会的悪影響」が顕著になっていること…すなわち「健康被害」と「経済被害」の〝コロナの副作用〟との言える被害が 実質的なウィルス被害をも凌駕することが懸念されていることに他なりません。

 

これからは、新型コロナウィルスの存在を認識しながら「社会を回してゆく」そんな、一見 矛盾しているように見える、難しい舵取りが 私たち一人ひとりに課せられることとなってまいりました。

 

 

そんな中 残念ながら、列島の中で「感染の第二波」の予兆が報じられ、看過できない状況となっています。

福岡県北九州市においては、5月13日から5月22日まで 陽性感染者ゼロが続いていたのが一変、5月28日にかけて48名もの陽性感染者が発生することになりました。その中には病院も含まれ、医療スタッフ7人と入院患者2人の感染が判明しているとのことです。

 

 

 

翌29日には 市内の特別養護老人ホームで10名が感染(クラスター/感染者集団)するなど、新たに26名もの陽性感染者が発生するに至っています。そのうち6名は「感染経路不明者」で、このことが市民不安に拍車をかける事態となっています。

同市においては、市内の小学校に通う児童の感染も確認されたことから、休校→施設消毒と大変な事態に陥っていることも伝えられています。

 

 

また、遠く北海道においては、岩見沢市内の「美容室」で、従業員とお客さん6名の陽性感染が確認され、市民生活に欠かせな理美容室で「施設内クラスター」が発生していることも伝えられ、こちらも看過できない状況になっております。

 

 

 

 

さらに『東京アラート』に基づき「第2ステージ」に進んだ東京都でも、20名を超える陽性感染者の発生が確認され、さらに都内の病院で「クラスター」が発生するなど、まるで 新コロの野郎は、緊急事態宣言の解除を待っていたかのように 新たな陽性感染者を発生させているかのように映るところであり、それらを聞くにつけ 私たちは「まだ何も終わっていない。」ことを実感させられるところであります。

 

 

 

 

関係者は「第二波の予兆」を懸念しています。

そしてその要因となり得るのが、今も市中に漂うウィルスが、知らず知らずの間に感染の輪を広げていることに他なりません。

 

 

 

 

長野市も、その範疇(はんちゅう)にあることを忘れてはならないと思います。

長野市においては、これまでの感染事例の中に 濃厚接触者と思われる人の中に「不特定多数」とされる人たちが相当数いることが判っています。

権堂のキャバクラへの来店者・古牧の整骨院の患者さんのうち、(申告などによる)検査の網に入らなかった人が居り、その人たちは今も普通に社会生活を送っています。

そのこと自体は 何の問題も無く、誰も責めるべきものではありませんが、私が言いたいのは、さまざまな経過を経て、現に長野市内に新型コロナウィルスの野郎が侵入した事実がある以上、今も市中(しちゅう)のどこかにウィルスは現存していること、それが巡り巡って どこかの〝健康弱者〟または一時的に体調を崩した人に移ったときに、市内で再び感染の輪が広がる可能性があることを覚悟しなければならない、ということなのです。

 

一方で私は、社会活動は大いに再開すべきと思う者の一人です。このまま新コロの野郎に萎縮してしまっていては、新たな健康被害や経済の低迷を招くことになり、その〝副作用〟の被害の方が大きいのではと懸念する者でもあります。

 

さらに申せば、(韓国などがそうですが)一旦『非常事態宣言』が解除してしまった中、もう一度“自粛の道”に立ち戻ることは、旧に倍してのストレスや負担を強いられることになることから、そういう面でも、私たちは“あの悪夢”に再び見舞われないようにしたいと心底思うところでもあります。

 

そのうえで、みなさんに言いたいこと。

「警戒を怠りなく。そのうえで、さまざまな意味で〝健全な社会〟を再構築してゆきましょう。」

新型コロナウィルスは、まだ、ここに居ます。

それを踏まえたうえで、社会生活を再開させる。

こと ここに至って、そんな〝難題〟に みんなで力を合わせて対峙(たいじ)してゆきたい。

複雑な状況を乗り越えて、共々に頑張る決意を新たにする者の一人です。

 

 

 

 


【大切なお知らせ】 特別定額給付金申請書 「不要」 欄… 間違い記入は 市がフォロー

2020-05-29 | 日記

◇ 特別定額給付金申請書 「必要ない」の欄について〝間違い記入〟については 所管課で救済するとのことです

 

「新型コロナウイルス」への経済対策の一環として 国民一人ひとりに一律10万円が支給される「特別定額給付金」の申請書類の発送が、長野市においても順次行なわれています。

一日も早く 国民一人ひとりの手にお届けするべく、所管課で急ピッチの事務作業が行なわれています。

 

 

 

この支給事業の詳細については、既に このブログでお伝えしておるところですが、給付作業の進捗が伝えられる中で、存外に〝やっかいな課題〟としてクローズアップされ続けているのが「給付金を辞退する人の記入欄」です。

 

 

 

これ(辞退者の記入)は、この特別定額給付金の受け取りが「任意」であることから〝受給辞退〟を想定して設けられた欄 とのことでありますが、そもそも、国(政府)の方針として「国民一人ひとりに受け取っていただいたうえで 生活のためにシッカリと消費していただき、もって経済再生に資する」ことを目的として施行される事業について「要(い)らない人は申し出て」などと記すのは (国の役人が)余計な仕事をしたと言わざるを得ません。

 

〝長野市版〟の申請書には「右欄で受給が不要な方があれば、朱書きで訂正(チェック)してください。」とあり、受給対象者欄の右端に「不要 □」となっています。

 

 

 

これは、この申請書の記入の際の 非常に紛らわしい箇所であり、いわば〝申請書の鬼門〟とも申せましょう。

 

で、こんな項目を設けたばっかりに、確認不十分のまま「とにかく全ての項目に記入しなれければ!」と思い込んだ生真面目?な方が 全ての欄にチェックを入れてしまい、結果〝誤記入〟となってしまうことが 大いに想定(懸念)されるのです。

長野市版の申請書については「不要 □」に、万一 給付金が要らない、という方に限って レでチェックを入れるようになっております。

したがって(逆に言えば)、給付金を必要とする方は その(不要の)項目には 絶対に印(しるし)を記入しないようにしてくださいと 改めてお伝えするところであります。

 

 

 

 

しかしながら…私は 今回のようなケース、おそらく相当数の方が「不要 □」欄にチェック印を記入して郵送(申請)してしまうと思い(懸念し)、その件について所管課(総務部 庶務課)に一報を入れ「もし、申請者(市民)が誤記入に後で気づいて訂正を申し出た場合には、速やかにそれを受理して「受給希望」に変更できるよう配慮すべき。」と具申したところ、その意見を直ちに受け入れてくださり 市民からの訂正の申し出には応じるようにします、とのことであります。

 

さらに「不要」欄にチェック印が入った申請書が届いた場合にも、機械的に〝辞退〟として処理せず、それが本当に辞退かどうか推し量ったうえで 必要によっては本人確認を行なうよう提言したところです。

これは例えば、複数の家族構成の世帯で 一人だけ「不要 [レ]」があれば、これは この人だけが辞退したと類推できるものの、世帯全員に「不要 [レ]」があったり、一人世帯でチェックがあった場合は〝誤記入〟を疑い、念のため連絡先電話番号にコールして「ホントに辞退ですか?」と確認するべきではないか ということです。

このことについても、市(総務部 庶務課)は、状況に応じて適切に対応します とのことでありました。

 

整理すると、

①万一「不要 [レ]」に記入して申請してしまっても、市の窓口(下記コールセンター)に訂正を申し出れば、改めて「受給希望」として再手続きが行なわれます(この場合 再申請が求められるかどうかは未定)

②記入の状態によっては、市の方から確認の電話があるかもしれません(口座番号の誤記入などについても同様)

 

 

新型コロナウィルス禍の中、この「特別定額給付金」は、いわば〝砂漠の只中で 乾ききった喉を潤(うるお)す一杯の貴重な水〟と位置づけられ、多くの国民が 一日も早い、確実な給付を待ち望んでおり、市当局においても、可能な限り早期の支給をめざして 鋭意事務作業を進めております。

それだけに、申請する側にも 事務作業を進める側においても、些細な齟齬(そご)で支給・受給漏れなどが発生しないよう、互いに万全を期したいものであります。

 

 

 

 

※ なお、特別定額給付金に関する 長野市ならびに行政機関のコールセンターは下記のとおりです。

【郵送方式】

 電話番号 026-217-0019

 受付時間 8時30分~17時15分(土・日・祝日を除く)

 

【オンライン申請方式/マイナンバー総合フリーダイアル】

 電話番号 0120-95-0178

 受付時間 平日:9時30分~20時00分/土・日・祝日:9時30分~17時30分

【オンライン申請方式/特別定額給付金コールセンターフリーダイアル】

 電話番号 0120-260020

 受付時間 9時~18時30分

 

 

 

※繰り返しますが〝給付金詐欺〟にご注意を!

 

 

 

[追 記]

その後の経過がありますので ブログ記事【経過報告 2】も併せてご覧ください。

             ↓           

 

https://blog.goo.ne.jp/kz2df777 

【経過報告 2】長野市版特別定額給付金申請書/郵送作業の進捗状況

 


〝匿名〟の恐ろしさ

2020-05-28 | 日記

世界に蔓延する「新型コロナウィルス」は、まさに〝見えざる敵〟として人類を不安に陥れているところであり、私たちの暮らす地域においても、さまざまな「社会的悪影響」が及ぼされていることは 由々しきことと実感させられているところであります。

 

そんな最中(さなか)私たちは、新型コロナウィルスとは異質の「社会的悪影響」が及ぼされた事例と向き合うこととなり、もしかしたら それはどこかで「新型コロナウィルス禍」と共通的をもちながら、併せて それらは共々に、これからの社会生活における大きな懸念材料になること(なっていること)を感じさせられることとなったのでありました。

 

SNS等における「匿名の者による誹謗中傷問題」であります。

みなさん既に周知のとおり、民法テレビ局が企画したリアリティライブバラエティ番組における ある出演者(Hさん)の言動を巡り猛烈な匿名のバッシングがネット上に溢(あふ)れ、それを気に病んだHさんが遺書のようなものを遺(のこ)し急死してしまったもので、その経緯や背景などを巡り 大きな社会問題となっているものです。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・。

実は私も以前、かなり激しいバッシングを受けたことがありました。但し その原因は私自身の〝身から出た錆(さび)〟であり、今回のHさんのように〝実質的な被害者〟としての受難とは類(たぐい)が全く異なることから 同じ土俵で語る資格もありませんが、こと「匿名による誹謗中傷」という点では共通している面があることから、これからの社会で こんなことが起きてほしくないという願いをもって、敢えて述懐させていただきます。

 

 

今回の事件(事件 と敢えて言わせていただきます)は、やはり〝匿名の人たちの行為〟が招いた悲劇と言えるのではないか と。

私に対する〝攻撃(口撃)〟も、やはり匿名の人によるものでした。

と いうのも、当時 このブログへの「コメント」をオープンにしておいたところ、ある批判コメントをきっかけに洪水のようにバッシングが押し寄せ、どうにもならない状態になってしまいました(ちなみに 本ブログへのコメントは、メルアドなどの 寄稿者の身元を特定しないタイプのものであります)

私とすれば ただただ申し訳ないばかりでありましたので、それに抗(あらが)うこともできず 気づけば半ばノイローゼ状態に。

その後 一旦ブログを閉鎖し、時間を経た後(ブログを)再開するに至ったのですが、その際 知り合いの弁護士に「匿名の人からのコメントの受信はご遠慮して、記名のコメントだけ受けるようにしなさい。」 とアドバイスを受けたのでした。

「貴方の身柄をマネージメントしてくれる機関があれば別だけど、身(み)ひとつで世論を受け止めるのは さまざまな面でリスクが大き過ぎます。せめて誰から来たものか判るツールで(コメントを)受け、お互い顔の見える者同士でやり取りすべきでしょう。じゃなきゃ保(も)ちませんよ。」と言われたものです。

そこで コメントについては、当時〝出処の判るツール〟であったFacebookのみで受け付けることとし現在に至っておりますが、その(記名式)のせいか 無碍(むげ)なコメントは無くなり、それなりに活動を重ねさせていただいております。

 

 

 

「匿名」は、いわば身に纏(まと)った鎧(よろい)のようなものでしょう。投稿者にしてみれば、外見上はどこの誰か判然としないままに、自分の身は頑(がん)として守られている。

もとより 私(だけではありませんが)などが発信するブログ等は、記述者が不特定多数の人たちに対し いわば一方通行に発信するものであり、それを読んだ不特定多数の方々が さまざまな感想を抱かれることは自然なことと思います。

そのうえで それ(感想)を記述者にぶつけることも ごく自然な行為ではあるところですが、それが「匿名」という鎧(よろい)を纏(まと)ったうえで 礫(つぶて=意見)を投げられることは、いわば道を歩いているときに 誰かに突然石を当てられたかの如(ごと)く、歩行者(記述者)は ただただ傷つくばかり…それを癒やす術(すべ)も無く 困惑するばかりとなるでしょう。

せめて、どこの誰が どういう理由で投げたものかが判れば、その痛みも真摯に受けるところですが、何というか 不意打ちのような〝投石〟からくる痛みは、そのダメージも倍増するものなのです。

 

今回 渦中のHさんのケースも、不特定多数の それも「匿名という鎧(よろい)」を纏(まと)った人から投げられた礫(つぶて=批判コメント)を一身に受けることになってしまったことで、その痛みに耐えられなくなった末に招いた悲劇と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

 

考えてみれば これは、現下の「新型コロナウィルス禍」にも共通して言えるのではないか、とも思わされるところです。

これまでの『緊急事態宣言』下において〝自粛警察(=匿名)〟なる人たちが、県外ナンバーの車両のナンバープレートに「帰れ!」とか「自粛しろ!」とか落書きしたり、営業中の店舗の店先に「(店を)閉めろ!」などと貼り紙をしたりと、匿名の人たちによる 半ば暴走とも言える〝取り締まり行為〟は 正義を超えた〝行き過ぎ行為〟と言わざるを得ないところまできてしまいました。

また、新型コロナウィルスの感染者や 医療従事者への心無いバッシングも、それに類するものといえるのかもしれません。

 

 

 

 

 

「コミュニケーション」という言葉があります。

互いに向き合い 顔の見える状態で意見を交わし、共通する部分では共感し、そうでない部分では互いの見解を述べ合い、認識の違いは それはそれとして認め合うことでひとつの決着をみる。

それが本来の 人と人との会話の原則ですが、現下の 大きくなり過ぎた情報ネットワークの中では、個々同士のコミュニケーションを それぞれ完結させることは、もはや無理なのかもしれません。

そんな どうしようもない状況の中においては、私が望むべくは せめて 自分の発したメッセージがどのように相手に影響を与えるかを斟酌したうえでモノ申してもらいたい。

自分の意見は意見として、せめて その礫(つぶて)が、相手に与えるダメージを与えるかを推し量る裁量を持つこと。百歩譲って、相手にダメージを与えることを目的に意見を述べるとするならば、せめて自らの正体を明かし 堂々と議論に臨むような“マナー”をもって対峙すべきではないか。

 

この問題については、国会の場でも発信者を特定して規制するなどの立法措置が取られるやのことを側聞するところですが、私とすれば、そんな事態に先ずは至らぬよう、いわば“情報情操教育”を構築し、いたずらに人心を傷つけることのないようリテラシーを育む努力を重ねるべきと思うところです。

 

 

世の中は、どんどん世知辛くなっているような気がしてなりません。

Hさんが現世に遺した〝究極の禍根〟を踏まえ、私たちは 目に見えない行為が生み出す「社会的悪影響」について、改めて考え直すべきと痛感させられるところであります。

 

「言葉」というものは、ときに人の心を励まし、ときに人の心を深く傷つけるものです。

全ては、それを駆使する人の良心に基づく。

さまざまなことを考えさせられる、さまざまな出来事であります。

 

 

 

 

 


春雷の仕業か

2020-05-27 | 日記

5/26 Tue.

夕方4時を回った頃、市役所で会議などを終え一旦帰還する途上「ポツポツ…ザァーッ!」と急な雨が降ってくると同時に、市の南部方向に一筋の稲光(いなびかり)を現認しました(画像は資料。でもまさにこんな感じ…天空から一本の矢が地面に向けて放たれたようでした)

 

 

 

すると、その30分後くらいに けたたましいサイレンが鳴り響きます。

この音種は 消防自動車のそれです。

それ(消防サイレン)を聞いた私、習慣上「長野市災害伝言ダイヤル」をダイヤルし トーキーに耳を傾けると「長野市稲里・広徳中学校の西側で建物火災発生…」とのアナウンスが。

そこは 私の住む地域の近傍(きんぼう)ではありませんか。

とり急ぎ、普段 在宅されている近所の方に電話を入れると、集落内で火災は発生している形跡は無いとのこと。ただ西の方から煙が上がっているのが見える、とのことでした。

 

取りも敢えず 雨合羽とヘルメットを引っかけて現場と覚しき方角に車首を向けると、広徳中学校の西側にある農地の中に、赤色灯を回した緊急車両が集結しているのが見えました。

 

 

 

どうやら、農家さんの納屋が燃えたようです。

ここはまさに、畑の中の〝ぽつんと一軒家〟です。

 

 

 

私が着いたときには 既に鎮火しており、火元の納屋がくすぶる中 消防士らが処理作業にあたっておられました。

 

 

 

 

納屋の中には、藁(わら)と稲刈機が置いてあり、その稲刈機が激しく燃え 周囲の藁に引火して煙を噴き上げた模様です。

 

 

 

この辺(あた)りには多くの住宅地もあることから、火災発生場所によっては 延焼などにより多くの被害も想定されます。そんな最悪の事態を想定してか 現場には多くの緊急車両が集結、ものものしい雰囲気です。

 

 

 

現場には、所轄の緊急メールを聞きつけ 周辺の消防団員も駆けつけておられ、火災発生は残念なれど 納屋でのボヤ程度で収まったことに 一様に安堵の表情を浮かべておられました。

消防団員のみなさんにおかれては 災害の度に〝押っ取り刀〟で出動され、火災の際には 消防局の消火作業の補助・被災家屋の片付け作業・消防車の撤収補助・鎮火後の現場(げんじょう)監視など、多岐に亘る作業を率先垂範して行なってくださっており、本当に心から敬意を表するばかりです。

 

 

 

さて問題の火災の原因ですが、さきの稲光のタイミングからして「落雷」が想定されるとのこと。

ただ、屋根が無傷であることや 農機具がストライクで燃えていることなどから、不審火の可能性も否定できないようです。

 

 

長野市域においては、昨年の東日本台風による大きな自然災害に見舞われるなどしながら推移しております。

この頃は火災発生も無く安心しておりましたが、不測の災害は何の前触れもなく降りかかってくることを、雷鳴と共に再認識させられた感でありました。

この日の火災は 畑の中の納屋一軒で済みましたが、これが住宅地の中で発生したとすれば…その被害の広がりは 想像を拒(こば)むほど恐ろしいものがあります。

火災や水害・地震などの自然災害は、各人が いくら自戒・警戒していても如何(いかん)ともし難いものがありますが、せめてその際には 被害を最小限に止(とど)める備えや対応(対策)を怠りなくすべきということを、私たちは過去の事例から学んでいるところであり、これからも 心(こころ)して日常生活を送らねば、と 自覚を新たにさせられたところでした。

 

 

新型コロナウィルス禍に振り回されている ここ数ヶ月ですが「災害はコロナだけじゃない。」を思い知らされたような、雨の中の現場(げんじょう)でありました。

 

 

 

 

 

 

この日 午前中から「政策説明会」が行なわれ、6月4日から招集される「6月定例市議会」に向け、総額9億7,126万5千円の補正予算をはじめ、各提出議案の説明が行なわれました。

 

 

 

 

東日本台風から約8ヶ月・新型コロナウィルス発生から約4ヶ月が それぞれ経過しようとしておりますが、非常に厳しい状況の中 地域社会は推移しています。

 

「今まで」の検証と「これから」の見通し。

限られた時間なれど、尽きない課題について 議論が交わされることとなります。

 

 


特別定額給付金/長野市の適切対応に感謝の声が

2020-05-26 | 日記

5/25 Mon.

 

 

◇市(所管課)の「適切対応」に感謝の声が

新型コロナウィルス禍による厳しい国民生活を支援するため、国民一人ひとりに支給される「特別定額給付金」の申請書の郵送作業が 順次行なわれています。

 

 

 

この施策は 国が財源を購(あがな)い、実施主体は あくまで自治体と位置づける中で、各自治体の裁量によって支弁(給付)されるものとなっています。

長野市においては、去る5月1日に招集された「臨時市議会」で、その(特別定額給付金給付)ための予算が計上され 即日可決、その後は急ピッチで給付のためのシステム構築が為(な)された後、去る18日から 約37万4千人/約16万2千世帯に対する郵送による申請書の送付が行なわれています。

 

 

 

この配布作業は、郵便事業者にとっても いわば降ってわいた〝臨時業務〟となり、通常の郵便等の配達業務に加えての作業となっています。

郵便事業関係者によると 長野市管内の配送エリアをいくつかのブロックに分け「この日までにAブロックの配送を」などと期限を切って集中的に配送し、遅くとも5月末には市域の全世帯への配布を完了させるべく、こちらも急ピッチで 間違いの無い配送作業に務めているとのことであります。

長野市域における郵送は「郵便番号380エリア」いわゆる〝旧市内〟から始まっており、そこが終了し次第「381エリア」に配られるとのこと。

配り始めから配り終わりまでには 10日ほどのタイムラグが生じてしまいますが ご容赦ください、とのことでありました。

 

 

そんな中、過日 私の下(もと)に、1本の〝感謝の電話〟が寄せられてきました。

声の主は、自分の娘さんが嫁ぎ先でDV被害に遭い 子供を連れて避難を余儀なくされているお宅のお母さんです。

実は こちらのお宅は「381エリア」にあり、現在の郵送計画によると5月末の到着になるのですが、ご自身の娘さんと そのお子さん(DV被害者)の分が、それに先んじて5/20前後に(申請書が)届いたそうです。

もとより、着の身着のまま避難した母子は 図らずも厳しい状況に置かれることとなってしまっており、そこに新型コロナウィルス禍が加わったことで「明日の生活をどうしたら…」というくらいの窮状に陥ってしまっているのです。

そんな母子にとっては、今回の特別定額給付金は 直(す)ぐにでも欲しい浄財なのですが、そんな渦中にある中 先んじて(申請書を)いただいたことで早めに手続きを行なうことができ、ありがたいに尽きるばかり、とのことでありました。

 

 

このことは、長野市の所管課の 適切な対応(配慮)に他なりません。

今回の「特別定額給付金」については、施策そのものは評価されるものの いくつかの問題点も指摘されていました。

特に (支給/郵送の)事務手続きの便宜上「世帯主」に一括して郵送されることにより、本来は「国民一人ひとりに10万円」のハズが「一世帯に家族分」と勘違いされることともなり、前述のDV被害者のような境遇におかれる人の手には届かない事態(=世帯主の独り占め)も懸念されるところでありました。

 

 

 

このことについて、私の立場でも 去る5月臨時市議会で改めて問題提起し、DV被害者に対しては 暴力亭主と切り離したうえで(特別定額給付金)が確実に支給されるよう 相談体制の構築を改めて確認すると同時に、申請書の郵送においては、市民生活の程度(困窮度)に応じて「トリアージ(序列)」をつけて、困っている世帯には より早い支給手続き(郵送)が為(な)されるよう要望したところでありましたが、長野市においては、それら市民の願意を汲(く)んで、かかるDV被害者(=困窮者)に優先的に郵送する手続きをとってくれたものでした。

 

 

 

 

そして その陰(かげ)には、DV被害者の相談窓口である「こども未来部・子育て支援課」が相談を適切に受理し、それを支給担当の「総務部・庶務課」に速やかに引き継いだ〝連携プレー〟があることを忘れてはなりません。

まさに部局横断による市民サービスの遂行が、今回の「感謝の声」に至ったということでしょう。

 

電話を受けた私は「その〝感謝の声〟は、私に というよりも、人知れず業務に精励した市の職員に届けるべきなので、また機会をみつけ(母子さんの)「ありがとう。」をお伝えしておきますね。」と応(こた)えたところです。

 

 

降ってわいた「新型コロナウィルス禍」における〝日替わりメニュー〟とも言える 政府等によるさなざまな支援策を具現化するべく〝現場〟を担う市町村職員の業務は煩雑を極めていることと拝察するところでありますが、そんな最中(さなか)にあっても 本当に困っている人に優先的に対応してくれた所管課の「心遣い」に敬意を表し、これからも その意識を忘れることなく市民サービスに務めてほしいと 改めて期待した次第であります。

 

 

 

 

 

 

◇ 国による『緊急事態宣言』国内全域で解除

この日の夕方 安倍総理が会見を行ない、東京など首都圏の1都3県と北海道に継続されていた 新型コロナウィルス感染拡大防止のための『緊急事態宣言』を 全国で解除することを決めたことが伝えられました。

 

 

 

先月7日に出された宣言はおよそ1ヶ月半ぶりに全国で解除されることになりました。

安倍総理は「きょう緊急事態措置を解除することとした。全都道府県で緊急事態措置を実施する必要がなくなったと認められることから、特別措置法に基づき緊急事態の解除を宣言する。」と述べ、全国の解除を宣言しました。

そのうえで総理は「コロナの時代の新たな日常を作り上げていく。国民におかれては、これまでと発想を変えて日常生活に臨んでいただきたい。(しかしながら)緊急事態の解除後でも感染拡大のリスクをゼロにすることはできないことから、おおむね3週間ごとに地域の感染状況や感染拡大のリスクを評価しながら、外出自粛やイベントの自粛 それに施設の使用制限などについて段階的に緩和してゆきたい。」と延べていました。

 



 

さらに「段階的な緩和には、新しい生活様式や、感染拡大防止に向けた業種別ガイドラインの実践が前提となる。引き続き〝3密〟の回避・人と人との距離の確保・マスクの着用をはじめとした基本的な感染対策の継続の徹底をお願いしたい。」と呼びかけるとともに、医療提供体制や検査体制の強化に取り組む考えを示しました。

 

 

〝コロナ新時代〟の幕開けであります。

私たちは、この新型の感染症のせいで、有形無形 さまざまなものを失うこととなってしまいました。

これから、それを どのように挽回(ばんかい)してゆくか。

いわば登山中に滑落の憂き目に遭ったかの社会生活の凋落…これは一朝一夕の回復はままならないことと思います。

そんな厳しい状況ではありますが、傷ついた心身を癒やしながら また 一歩 々 高みを目指して歩んでゆこう。

そんな決意を新たにした、いわば節目ともなる『緊急事態宣言』解除の日でありました。

 

 

なお 総理の会見でも出されましたが、特に一つ 私の立場でも憂慮するのが「災害発生時の感染防止対策」であります。

 



 

 

これから梅雨や台風などの雨水期を控え 自然災害が多発することが懸念される中、避難所における感染拡大防止にも十分留意する必要があります。

総理は「地方自治体はホテルや旅館などの積極的な活用も含めた可能なかぎり多くの避難所の開設、マスクの備蓄など必要な対策を講じてもらいたい。」と述べておられましたが、言うは易(やす)し 行なうは難(かた)し。

このことについては 後日に譲り、改めて述べさせていただきます。

 

いずれにしても、全国民による「新たな日常」の始まりであります。

 

 


「共感の鐘を聴こう」 第三週目 ~緊急事態宣言解除に向け打鐘~

2020-05-25 | 日記

5/24 Sun.

 

新型コロナウィルス禍の早期収束を願い、この案件に関わる全ての方々に思いを寄せる「共感の鐘」プロジェクトが第三週を迎え、この日も五つの鐘の音が市中に響きました。

 

 

 

新型コロナウイルスについては、世界全体での感染者数が520万人を超え、日本においても 累計感染者数が1万6千人を超えてしまいました。現在も2千5百人余の人に感染症状がみられ 8百人以上の人が生命を奪われる事態となっています。

 

 

 

一方で、罹患・入院したものの 医療関係者の方々のご尽力により、退院した人も約1万3千人を数え、まさに新型コロナウィルスとの一進一退の攻防が続く中 徐々にではありますが〝収まり〟に向けて推移しているようにみられるところではあります。

 

(資料写真)

 

 

また この間、私たちの日常生活の維持のため 自らの感染リスクと向き合いながら物販にあたられるなど、多くの事業従事者の方々が居られることを忘れてはなりません。

 

(資料写真)

 

 

それら 新型コロナウィルス禍におけるさまざまな事象に直面したとき、私たちがすべきこと・私たちができることは何か。

その考察を重ねた中で、行き着いたひとつの結論が「共感」なのでありました。

今回 誰もが望まない中で発生した新型コロナウィルス。しかしそれは、やがて世界中の人々を巻き込む共通の大きな課題となってしまいました。

あまねく人類は、このやっかいな病原と対峙せざるを得ない状況となってしまった。

他人事(ひとごと)では無い、人類共通の難題。

そこで 私たちが意識しなければならないのは「共感」することなのです。

ウィルスに感染してしまった人は、自ら望んで罹患したのではありません。

医療従事者はじめ さまざまな業種に就(つ)く方々は、できることなら こんな過酷な状況で仕事に従事したいなどと思ってはいません。

それをさせるのは「責任感」に他ならないでしょう。

 

「共感の鐘」は、新型コロナウィルスによって引き起こされた さまざまな厳しい状況の中にある人々に共感し、それに向き合うさまざまな方々にも共感し、そこから生まれる「意識」を 鐘の音に乗せ、祈る。

 

そのシンプルで愚直な行為こそが、言いようもない不安に苛まれる私たち自身の心をも鎮(しず)め、平穏に導いてくれると確信いたすところです。

 

 

 

 

 

この日も 善光寺さんは、穏やかな陽光を受け 鐘楼殿と静かに向き合っていました。

いったい、どこにウィルスの悪しき環(わ)が広がっているんだと思いたくなるような 平穏な風情(ふぜい)です。

 

 

 

 

しかし、現実は未だ厳しい。

そんな さまざまな事(こと)に共感し、五つの思いを乗せた鐘が鳴らされました。

 

 

 

一つ 新型コロナウィルスの最前線に立つあなたへ 感謝とエールを。

二つ コロナで闘病中の患者・感染者と その家族にお見舞いと勇気を。

三つ コロナで亡くなられた すべての方へ追悼を。

四つ 不安やストレスが膨らむ心に 安らぎとやさしさを。

五つ 気が緩(ゆる)む自分を律するために「ステイホーム」を忘れない。

 

 

 

 

5月8日を「一番鐘」として始まった このプロジェクト、時間経過と共に「共感の輪」が広がり、各地で同様の行為が行なわていることが報じられ、喜ばしい限りです。

 

 

5月中を一期とし 毎週日曜日の午後5時に五鐘を基本としながらも、いつでもどこでも「共感」していただければ、宗派や立場を厭(いと)うものではありません。

大切なのは「共感する心」ただそれだけなのです。

 

 

時間は経過し、側聞すると 25日には、全国に発令された『緊急事態宣言』その全てが解除されるとのこと。

喜ばしいと同時に、私たちには〝新たな自覚〟が求められてくると思います。

 

その礎(いしずえ)ともなるであろう「共感」。

課題を万人共通のものと捉え、決して他者を誹謗(ひぼう)せず 逆に庇(かば)い合う心をもって暮らそう。

そんな、明日に向けての呼びかけをも担ったような この日の五鐘でありました。

 

 

 

 

なお、この日の打鐘の模様(動画)を 倉野立人のFacebookにアップしておりますので併せてご覧ください。

 

 


特別定額給付金 =変な電話などに気をつけて=

2020-05-24 | 日記

5/16 Sat.  

 

夜、須坂市に住むオフクロから電話があり、出てみると 何だか不安そうな声が。

「今日ね、(昼間)電話がかかってきて。出てみると「定額給付金、受け取りましたか?」って。」

「書類は来ました。って答えたら「この10万円を元手(もとで)に、もっと手取り額を増やすシステム(?)のご案内をしています。」みたいな話しを始めて。」

「あたし、これ絶対おかしいと思ったから、それでも相手を怒らせちゃいけないと思ったから「そんなイイお話しでしたら、夕方 息子が帰ってきたときに聞かせてほしいので(夕方)かけ直してください。」って話したら、急に声のトーンが下がって「分かりました。」って言って(向こうから)切って。で、それっきりかかって来ないの。」

「多分、ウチが(私と)同居だと思って かけ直すのを諦(あきら)めたのよね。」とのこと。

 

オフクロの住む須坂市においても「特別定額給付金」の申請書の郵送が進みつつあり、現に 数日前にオフクロの自宅にも申請書が郵送されてきました。

電話の主は、それを知ってか知らずか ともかく妙にタイミング良く〝変な電話〟をかけてきたものです。

 

 

 

 

フクロのレポート?は、イマイチ判然としない面はありましたが、いずれにしても ここへきて 各自治体が給付手続きを始めた「特別定額給付金」に便乗した怪電話であることは間違いありません。

取りも敢えず、そんな輩(やから)の口車に乗らず ウソも方便で息子との同居をちらつかせ、その後の勧誘を断念させたオフクロの〝臨機応変対応〟を褒(ほ)めると同時に、今度 このような電話があったら警察に通報するので その都度(オレに電話を)かけてね、と告げたところです。

 

 

 

新型コロナウィルス禍にあえぐ地域社会において、今や 国民の最大関心事は「特別定額給付金の支給」について でしょう。

私のブログの「アクセス解析」においても、かかる特別定額給付金関連の記事にアクセスが集中しており、そのページが突出してエライことになっています(他の記事も閲覧していただきたいのですが/苦笑)

が、これは それだけ〝国民的関心事〟になっていることの表れであり、同時にそれは この騒ぎに乗じて〝ひと儲(もう)け〟を目論(もくろ)む連中の格好の「稼(かせ)ぎネタ」になってくるということにもなるところあります。

 

オフクロにかかってきた、いわゆる「投資話し」は まだ序の口なのかもしれませんが、側聞すれば まさに「特殊詐欺」のオンパレードとも言いましょうか…さまざまな手口で 特別定額給付金をネタに、善良な市民の財布に手を突っ込むような 犯罪まがいの行為が横行していることが伝えられています。

【ケース1/口座番号の聞き取り】

市役所の職員を名乗り、先ず「特別定額給付金を受け取りますか?」と尋ねてきて「はい。」と答えると「どちらの銀行に振り込めばよろしいですか?」と訊いてきて、口座番号の情報を盗もうとするそうです(その後の口座情報の使い道はヨク判りませんが)

【ケース2/キャッシュカードの詐取】

金融機関の職員を名乗り「給付金の手続きは済みましたか?」と尋ねてきて「まだです。」と答えると「あなたのキャッシュカードが古いので、このままだと給付金10万円が受け取れなくなりますよ。」不安を煽(あお)、あげく 訪ねてきたニセの銀行職員に「新しいものに換える」との名目で 手元のカードを詐取しようという手口です。

【ケース3/ATM操作に誘導】

公的機関の職員を名乗り「給付金は届きましたか?」と尋ねてきて「まだです。」と答えると「実は 給付金を受け取るには〝手数料〟が必要なのです。それを今すぐ振り込めば 他の人より早く受給できます。今すぐATMに行ってください。」などと誘い出し、手数料払いの名目で(ATM)手続きを進めるうち、その実(じつ)は その口座の預金をそっくり他の口座に振り込む操作をさせられてしまうもの。

【ケース4/アポ電】

行政書士のような職種を名乗り「10万円の給付金の書類の書き方を無料で教えますよ。」と言いながら、高齢夫婦世帯か?子供と同居しているか?などの〝家族情報〟を聞き出そうとします。あげく「今、手元にお金はありますか?」などと聞いてきます。これは(高齢者世帯と伝えてしまうと)後に空き巣や強盗の標的にされるなど、非常に危険な情報漏洩です。

【ケース5/偽(にせ)メール】

お手持ちのスマホに「特別定額給付金に関する重要なお知らせ」なるメールを配信「皆様へ一律10万円が給付されます。各市町村の役場でもお申し込みは可能ですが 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、役所には行かないで、極力こちらの専用フォームから行う事を推奨します。」と〝感染防止のモラル〟をくすぐったうえで「専用窓口はコチラをタッチ」としながら偽サイトへおびき出し、うっかりそこをクリックすると 詐欺サイトに連れ込まれたり、個人情報を盗まれるものです

(詐欺サイトの事例)

 

(詐欺メールの事例)

 

 

これらの事例は、ほんの氷山の一角。悪知恵のはたらく詐欺グループは、実に多彩な手口でみなさんの元(もと)に近づき、貴重な浄財をかすめ取ろうと犯行を重ねています。

警察関係者によると、欺(だま)しは〝三つの方向〟からやって来るそうです。

それは「電話・訪問・ネット」で、これを〝詐欺の三近〟と称するとのことです。

 

 

新型コロナウィルス禍における〝用語トレンド〟は、今月上旬までは「マスク不足」で、ここのところは間違いなく「特別定額給付金」となっています。

それにつけても かかる国民的関心事には、あたかも獲物にしつこく付きまとうハイエナ集団の如く、悪事を企む連中は、マスク不足の折には〝転売商法〟この頃の特別定額給付金騒動の折には〝特殊詐欺〟と、何でもアリの構図で 善良な市民からあぶく銭を貪(むさぼ)らんとしているようです。

 

降ってわいたウィルス騒動で、存外に厳しいものになってしまった私たちの社会生活。

そんな中、ぜめてもの支援と図られることになった「特別定額給付金」確実にお手元に得ることはもとより、それをネタに新たな被害に遭うことなど無いよう 一人ひとりが自己防衛に努めていただきたいと願うばかりであります。

 

 

それで…これら事案は「オレオレ詐欺」ではないので やや視点はズレますが、読者のみなさんの中に 例えば遠方に年老いたご両親などがいらっしゃるのであれば、これを機会に 一本電話を入れてあげてください。

特におばあちゃん(高齢女性)の場合は、申請の仕方が分からないで困っているかもしれません。

こんなときにこそ、お身内から正しいアドバイスをしてあげていただき、そのついでに「元気か?」と声を聞かせてあげてくれれば、こんな心強いことはないでしょう。

 

 

万一、総務省などをかたった電話がかかってきたり 覚えの無い郵便やメールが届いたりしたら、最寄りの警察署 または#9110(警察相談用電話)へ連絡しましょう。

あれ? 大丈夫かな? と少しでも思ったら、局番なしの188(消費者ホットライン)すぐに連絡、相談しましょう。1人で抱えないことが大切です。

 

 


新型コロナウィルス禍/マスク着用のリスク =酸欠 ・ 熱中症にご用心を=

2020-05-23 | 日記

新型コロナウィルス禍に伴う『緊急事態宣言』の緩和に伴い、社会生活は 徐々にではありますが日常を取り戻しつつあります。

しかしながら 現実にはウィルスは収束したワケでは無く、今も市中に漂っていることは残念ながら動かし難い事実ですので、私たちは 政府の言う「新たな日常(生活)」を強く意識しながら、万人が望まないながらも〝ウィルスとの共存〟を図ってゆかなければならないことは ご承知のとおりであります。

 

そんな中、(これまでも触れていますが)新型コロナウィルス禍における〝新たな課題〟として懸念されるのが、自粛続きにより 多くの国民が運動不足に陥り、体力低下・血糖値上昇・血管閉塞・心肺機能低下、果ては認知症の進行などの〝第二の健康被害〟であると言われています。

育ち盛りの少年少女たちは、それぞれの発育への悪影響と同時に、部活動などに励む者にとっては技量の向上が阻まれることとなってしまい、また 成人、ことに高齢者においては 自粛生活が やがて「フレイル(虚弱)」につながり、そうこうしているうちに アッという間に(寝たきりなどの)自身の身体生命にまで重大な影響を及ぼす事態に至ってしまうことは 憂慮の限りと申せます。

 

このまま推移すれば、新型コロナウィルスに感染するリスクよりも 自粛による健康被害による罹病のリスクの方が高くなってしまうのではないかと言われるほど…新コロの野郎が及ぼす悪影響は、そんなところにまで及んでいることを改めて知ると、やり場の無い憤りを禁じ得ないところです。

 

そんな事態に陥らないよう〝新たな日常(生活)〟の中で求められているのが「ウィルス感染対策を施したうえでの適切な運動」と申せます。

 

このことについては、既に 自宅でできる軽運動などの啓発動画が、関係方面から照会されるなどしておりますが『緊急事態宣言』の緩和(解除)後は、いよいよ戸外に出て 陽光を浴びながら身体を動かすことができるようになり、(私も含めて)喜ばしい限りを実感するところであります。

 

 

そんな中 私は〝マスク装着による新たなリスク〟を憂慮する者の一人であります。

憂慮の点は「マスク装着のまま運動することによる、酸欠状態と熱中症の発生(危険性)」であります。

 

新型コロナウィルス禍における〝新たな日常〟の中の感染予防の必須条件は「3密の回避」と「飛沫感染・接触感染」の予防であり、その中の「飛沫感染」を避けるために「マスクの着用」は、今や守るべき当然の社会的ルールとなっています。

しかし、特に〝新たな健康被害〟の予防のための運動時におけるマスクの着用が「かえって危ない」と危惧するのは、私だけではないのでは と。

みなさんも経験があると思いますが、マスクを着けたまま 運動したときの息苦しさ。あの症状については 医療機関(大学)が「使用者自身の「呼気の再呼吸」による 体内の二酸化炭素量の増加に起因する。」と述べています。

これはすなわち「吐いた息(Co2)をもう一度吸い込む」ことによる〝酸欠状態〟とのことで、これが 日常行動なら(身体への)影響は少ないものの、ある程度以上 身体を動かす行動においては、マスクを着けたままの運動による「酸欠」は、身体機能に悪影響を及ぼしかねない危険性を有しているそうです。

(写真は資料)

 

 

悪しき事例としては、中国の学校で マスク(この場合はN95)を着けたまま体育の授業に参加した生徒が、ランニング中に(酸欠に陥り)昏倒、生命に危険が及んだことも報じられ、看過できない事態に至っています。

 

そんな中「スポーツ庁」は、新型コロナウィルス感染拡大防止を図ったうえでの学校体育における指針として「児童生徒の距離を2m以上確保」「屋外の実施」に併せて「マスク着用は、(呼吸困難や 熱中症リスクを避けるため)必要ない。」とする方針を示したことが伝えられ、その〝常識ある判断〟が評されたところです。

(スポーツ庁〝マスク指針〟)

 

 

これまで、学校を所管する文部科学省は「学校教育活動では、通常(いつでも)マスクを着用する。」と定義づけていましたが、スポーツ庁の新たな通知では、運動時のマスク着用により起こり得るリスクを斟酌し「体育の授業でのマスク着用の必要はない。」との〝新見解〟となったところです。

但し(体育などで)マスクを外している間は、児童生徒間の距離を2m以上確保し、ランニングなど同じ方向に動く場合はさらに長い距離を確保すること。」などを求めており、マスク着用時より長目の「ソーシャルディスタンス(人間(じんかん)距離)を推奨しています。

 

 

私は、地域社会における「スポーツ・運動」の際にも、かかるスポーツ庁の指針に準拠し行動すべきと考えます。

せっかくの健康増進のためスポーツを行なっているのに、そのせいで酸欠に陥ってしまったのでは 元も子もありません。

もとより、スポーツしながら 至近距離のまま大声で会話するなどというのは論外ですが、そこは これまでの自粛生活で培ってきた社会常識を踏まえ、あくまで身体を動かすことを第一義としたうえで (運動中は)マスクを外して戸外の清廉な空気を吸いながら健康増進を図り、(スポーツが)終わったら 直ちにマスクを装着して飛沫感染を防ぐ。この臨機応変な行為こそが〝新たな日常〟の意義に副(そ)った社会生活ではないかと思うところであります。

(写真は5/17 この時点ではみなさんマスク装着)

 

 

また一方 マスクを装着し続けることによる健康被害として、(これは運動の有無や程度に関係なく)「熱中症」のリスクが指摘されています。

ある調査によると、人がマスクを装着すると 顔の部分を中心に、温度(体温)が上昇する傾向が認められるとのことです。

 

 

さらに マスクを装着していると、自分の呼気などで口中(こうちゅう)の湿度が保たれ〝喉(のど)が乾く実感が無い〟状態になり、したがって 水分を摂取しない傾向に陥りがちになるとのこと。

しかし実際には 身体は絶え間なく発汗しており、適時適切な水分補給は欠かせないのですが マスク装着による〝無自覚状態〟のため それ(水分補給)を行なわず、結果「熱中症」に陥るケースが 大いに懸念されるのです。

こんな 新コロ騒動が起きる前から、在宅のおばあちゃんなんかが 真夏の宅内で水分も摂らずに過ごしていて、いつの間にか熱中症になっちゃった などという事案を耳にするところですが、〝新たな日常(生活)〟の中で マスク装着が習慣づいた中においては、今まで以上に熱中症リスクが高くなるようです。

それ(マスク装着)のせいで 新コロ被害でなく「熱中症被害」に遭ってしまったとすれば、本末転倒と言わざるを得ないところです。

その最大の予防策は 言うまでも無く「水分補給」です。私も含め、あまねく人々は〝マスク生活〟においては、喉が渇いていようといまいと 定期不定期に水分を摂取することが求められるところです。

 

「ウィルスとの共存」が提唱されることとなった〝新たな日常〟においては、さまざまな面で 私たちには 認識を新たにした社会生活が求められているようです。

もとより、これからの時期は 気温もぐんぐん上がり、それだけに 今までに無かったリスクを包含しながら推移してゆくことになります。

文科省ではありませんが「新型コロナウィルス感染予防=いつでもどこでもマスク装着」などの〝旧来の常識〟に囚(とら)われず、臨機応変に自分の身体を守る創意工夫が求められているのかもしれません。

 

私たちは「新型コロナウィルス」から身を守ると同時に、そのせいで これまで培ってきた健康ライフまでも脅かされることの無いよう〝自己防衛〟に努めるところです。

 

 

 

 

追記 / 〝顎(あご)マスク〟は絶対NGですゾ

マスクを装着していて暑くなったり、ちょっとしたイートやドリンクなどを嗜(たしな)むとき、ついついマスクを顎(あご)に下ろす行為をしがちですが…。

 

 

専門家によると、この〝顎(あご)マスク〟ウィルス感染予防において、最悪の行為 とのことです。

人の顔面は、人体に中で最も露出が多い部位で その表面には多くの油脂があり、そこ(顔面)に 大気中のさまざまなオゾンや汚れ(ウィルスを含む)が付着しているそうです。

そんな中 せっかくマスクを装着しているのに、その(マスク)の口(くち)を覆う内側を わざわざオゾン等の付いた部位(この場合はアゴ)にズラし、用事が済んだら それ(オゾン付きのマスクの内側)を口のところに戻してゆく。

これでは それこそ本末転倒、オゾンを拾って飲み込んでいると同じことになってしまうそうです。

だから〝顎(あご)マスク〟はNG。暑かったり軽食の折にも、マスクは一旦外して何処(いずこ)かに仕舞い、用事が済んだら再び着ける。面倒でもそうするように心がけましょうネ。

 

 


【詳報】 〝長野市版 特別定額給付金申請書〟これが実物 (サンプル) です

2020-05-21 | 日記

「新型コロナウイルス」への経済対策の一環として 国民一人ひとりに一律10万円が支給される「特別定額給付金」の申請書類の発送が、長野市においても順次行なわれています。

この給付金については、一日も早く国民一人ひとりの手にお届けするべく 長野市においても急ピッチで事務作業が行なわれてきました。

従前のブログでも触れましたが、一定規模の人口を有する長野市においては 予め(支給のための)システム設定が欠かせず、(申請書の発送が)今頃となっております。そんな中、他自治体においては 支給作業において さまざまなトラブルが発生したり、本来 手続きが簡便で早く済むハズのマイナンバー申請が、意外と面倒なことになったりと、いわゆる紆余曲折が伝えられていますが、長野市においては 今のところ(事務サイドにおいては)粛々と事務作業が行なわれているとのことであります。マイナンバー手続きにおいても、今のところ大きなトラブルは起きていないとのことです。

ただ、本番は これから。約37万4千余人・約16万2千余世帯から受けた申請内容の正誤確認・申請内容確認を 早く確実に行なったうえで、やはり 早く確実に一人ひとりの手元に届けなければなりません。

間違いや齟齬(そご)は 絶対に許されないのです。

側聞すれば、とある村では 人口の1/5に当たる11,000人に「二重払い」するミスを犯してしまい、村民から「何やっとんじゃ!」と(村職員が)お叱りを受けたことも伝えられています。

長野市においては、そんなケアレスミスを起こすこと無く とにもかくにも 市民生活の「乾いた喉(のど)を潤(うるお)すコップ一杯の水」として喜んでいただけるよう、職責を果たしてくれることを期待するばかりです。

 

 

ところで…私の立場で情報を収集するうち、どうやら かかる「特別定額給付金申請書」は、自治体によって 若干その様式が異なることが分かってきました。

このことについては 5/18付の記事で「サンプル」を掲載したうえで概要をご説明しましたが、(申請書の)概要自体は共通しているものの、その様式については全国共通では無く、長野市は長野市として 独自の〝スタイル〟になっていることが分かったことから、所管の総務部庶務課から、いわゆる「長野市版定額給付金申請書」の生(なま)のサンプルを恵与いただきましたので、改めて(長野市版を)掲載させていただきます。

読者のみなさんにおかれまして、順次ご覧いただき 今後の参考にしてください。

 

 

封筒は、従前のブログで紹介した派手なものでは無く、長三サイズの窓付き封筒の窓内に「特別定額給付金申請書 在中」と記されたシンプルものになっています。

 

 

 

封筒の中には

① 鏡文

② 特別定額給付金申請書

③ 返信用封筒

④ 説明書       が 在中しております。

 

 

① 鏡文

郵送の送り先(世帯主)表記に併せ、市長名で「長野市 特別定額給付金のお知らせ」が記してあります。

 

 

② 特別定額給付金申請書

申請内容を具体的に記入していただく申請書の いわば本体です。

長野市版においては、確認ならびにご記入いただく部分が スカイブルーに着色されています。

 

 

各世帯におかれては、先ず 受給する代表者の方(多くは世帯主)の氏名・生年月日・現住所・連絡先電話番号ならびに申請日をご記入いただき、併せて、下欄 ○給付対象者(家族)の内容をご確認ください。万一間違いがあったら 赤ペンで訂正してください。

 

 

そして…今回の申請書の〝落とし穴〟になっている「給付金が要る・要らない」欄の記入について、ですが、長野市版については「不要 □」となっています。

万一 給付金が要らない、という方に限って、不要の横の□に レでチェックを入れるようになっております。

 

 

なお ここをヨク読むと、要らない人についても、赤ペンで記入してください となっています。

 

いずれにしても、一般的には(記載内容に誤りが無ければ)ここは何も記入せずに スルーしていただいた方がイイかと。

 

 

そして 最下欄に目を転じてください。

この面は、金融機関の口座振込み希望される方にご記入いただくことになります。(裏面に「証書支払い」もあるのです)

・給付対象者の受給額合計(10万円×人数分)が予め印刷してありますので その金額をご確認ください。

・口座振込み希望の方は、先ず「受取方法 □ A」にレ印チェックをお忘れなく。

・そのうえで 金融機関の振込先口座を、絶対に間違いの無いように記入してください。

 

 

ここまで間違い無く記入していただいたら、そこに、

・運転免許証などの 受給者の代表者(主に世帯主)の本人確認書類のコピー

・通帳の表紙や内表紙などの、ご記入いただいた振込口座の内容が分かる書類のコピー

を添付していただいて、申請書類の完成となります。

以上、3通の書類を揃えてください。

 

 

③ 返信用封筒

揃えた3通の書類を、同封の返信用封筒に入れます。

 

 

しっかりと封をして、投函してください (申請期限→8月18日)

差出人名の記載は不要/切手不要

 

 

 

※ 口座を持たない人・代理申請について

申請書の裏面に、上記の人についての記入欄があります。

 

これは、金融機関の口座を有しない人に対する「証紙」による支給方法や、法廷代理人など 特別に認められている第三者に支給する場合にご記入いただくものです。

表(おもて)のブルーの面で記入を完結した方は スルーしてください。

 

 

④ 説明書

特別定額給付金申請書の内容や 記入方法の詳細に亘り記載された説明書が同封されております。

 

ご記入の際には よく読んで、説明書に倣(なら)って 落ち着いてご記入ください。

 

 

以上、雑ぱくではありましたが「長野市版特別定額給付金申請書」についてお知らせいたしました。

読者のみなさんにおかれましては、それぞれに〝イメージづくり〟に努めていただき「本物」が届いた際には 慌てることなく、確実に手続きを進めてください。

 

新型コロナウィルス禍による厳しい社会状況下ですが、冒頭に述べたとおり「乾いた喉を潤(うるお)す コップ一杯の水」として捉え「生活の足し」にしてまいりましょう。

 

 

なお 読者さんの中には、長野市以外の自治体にお暮らしの方々も居らっしゃると存じますが、前述のとおり 自治体ごとに様式が異なりますので、それぞれのルールに則(のっと)って申請してください。

いずれにしても「要らない人はココをチェック」の紛らわしい表記には惑わされないように、くれぐれもご注意くださいネ。

この項目は、自治体の垣根を越えての共通の注意事項であります。

 

 

なおまた、申請用紙が届いた頃を見計らって「役所の者ですが、申請用紙は届きましたか?」で始まる特殊詐欺の暗躍も想定されますので、こちらにも要注意ですヨ。

 

 

[追 記]

その後の経過がありますので ブログ記事【経過報告 2】も併せてご覧ください。

             ↓          

 

https://blog.goo.ne.jp/kz2df777 

【経過報告 2】長野市版特別定額給付金申請書/郵送作業の進捗状況

 

 


コロナ禍で〝夏の甲子園大会〟も 中止 ~多くの「青春」が幻に(悲)~

2020-05-21 | 日記

5/20 Wed.

 

社会にさまざまな悪影響を及ぼす「新型コロナウィルス」この日も また、列島を落胆させるニュースの元凶となったことが伝えられました。

夏の全国高等学校野球選手権大会が「新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止」となったことが報じられたのです。

 

 

 

〝3密〟ならびに〝濃厚接触〟が 感染の大きな要因に挙げられる新型コロナウィルスは、その感染拡大予防のために 多くの人が一同に会する「大会」などのイベントを自粛することが求められています。

最終的な(開催是非の)判断は 主催団体に委ねられるところですが、思わぬところから感染の連鎖が生じ、場合によっては生命の危険にまで及ぶ この疫病の危険性を鑑みれば、慎重な判断をせざるを得ないということが 全体の傾向となっています。

特に、多くの観衆や応援団が 全国さまざまな地域から来場することが予想される全国規模の大会においては、大会会場のみならず 移動の際の車内や経路、また宿泊先など、至るところで〝3密〟ならびに〝濃厚接触〟が生じることは避けようも無いところであり、そのうえで、大会関係者や応援団(観衆)のみならず かかる大移動の中で、周辺の人たちにまで感染させてしまうことが懸念されるなど、考えれば考えるほど そのリスクを打ち消すことができないところでありましょう。

 

ただ、今回の「夏の甲子園 中止」の報…関係者の受けたショックは、私たちの想像をはるかに超えたところと拝察するものです。

NHK全国ニュースでは、高知県の名門「明徳義塾高校」にカメラが入っていました。

練習中のナインを突如 集合させた同校野球部の馬淵監督は、選手を前に 苦渋の表情で大会中止を告げます。

 

 

 

一縷(いちる)の望みをもって練習に励んでいたナインに 最悪のニュースが伝えられ、その頬には 汗とも涙ともつかない、流れるものが光っていたのが印象的でした。

 

 

 

 

長野県においても「夏の甲子園が中止」は、トップニュースで扱われていました。

昨年大会で初出場を果たした飯山高校をはじめ、参加するハズだった多くの県内高校球児が 無念の涙をのんだことが報じられていました。

 

 

 

 

長野県においては、昨夏の大会で 県立飯山高校が、公立のハンディや雪国のハンディなど さまざまな苦難を乗り越えて甲子園初出場を果たし、県民に多くの勇気と感動を与えてくれたことが記憶に新しいところであります。

 

 

 

揃いの白キャップでスタンドを埋めた大応援団の様子は、アナウンサーをして「まさにアルプス席に、信州の純白の雪が積もったようであります。」と言わしめ、ナインとスタンドが一体となって試合に臨んだ姿が映し出されていました。

 

 

 

そんな、応援する者すべての魂(たましい)を乗せ 放たれた1本のヒットに大声援が飛んだシーンを、まるで昨日のことのように思い出すところです。

 

 

 

しかし・・・現下の「新型コロナウィルス禍」においては、そんなシチュエーションの全てが〝感染リスク〟とされ、今回の苦渋の判断となってしまいました。

 

 

 

残念に極み無し。

何より、これ(甲子園)を目標に 歯を食いしばって練習に励んできた選手の無念を思うと、こちらまで胸がしめつけられるところであります。

 

 

高校野球だけではありません。

さまざまな競技に青春を賭けてきた「高校総体」も 既に中止が決まっており、球児同様 多くの高校生アスリートが無念の涙をのんでいます。

今年は東京五輪2020と重なるため、全30競技を全国で分散開催することとし それに向けて準備作業が進んでいたところですが、やはり新型コロナウィルス禍の中で 計らずも水泡に帰することとなってしまいました。

 

 

 

さらに さらに言えば、スポーツ界のみならず 吹奏楽などの文化芸術部門の大会も然り、高校生のみならず 小中学生や大学生の大会も軒並み中止・・・あらゆる階層のあらゆる関係者の「夢の門」は非情にも閉ざされることとなっているのであります。

 

 

憎むべきは 新型コロナウィルス。

私たちは、苦渋の涙をのんだ彼らを どう慰め、励ましていったらいいいのでしょうか。

彼らと悔しさを共有する中で、この無念をどう受け止め 今後に量(はか)っていったらいいのでしょうか。

私自身、今は 軽々に結論じみた言葉を口にすることはできません。

 

青春は二度と無い。

その大きな価値を知る者の一人として、今はただ、無念の思いを共有したいと思うところです。

 

 

 

追記・・・・・・

大会中止の悲しいニュースが相次ぐ中 長野市民の一人として、さきの東日本台風において「もうひとつの甲子園」に参加する女子高生たちに〝励ましの一筆〟をいただいた美談を懐古するところです。

 

今年の正月、昨秋の台風で千曲川の堤防が決壊し 未曾有の被害を受けた長沼エリア。

 

 

 

そんな中 被災地の寺社の境内で、はるばる松本市域から出張(でば)ってくれたボランティア団体による「炊き出し」が行なわれ、被災者に温かな食事が振る舞われていました。

 

 

 

そして私は、そのお寺の境内の壁に、でっかい〝年賀状〟が掲示されていたのを目にしたとき、涙が出るほどの感銘を受けたことを忘れることはできません。

 

 

 

なにいう これは「書道パフォーマンス甲子園」の常連校である、松本蟻ヶ崎高校書道部からの「激励の一筆」だったのでした。

その 若さみなぎる筆づかいと「再起」からなる文面は、被災によって元気を失った住民の心を 力強くそして明るく励ましてくれたのでした。

 

 

 

松本蟻ヶ崎高校書道部のみなさんも、今年の「書道パフォーマンス甲子園」の出場を期して練習に励んでいたものの、やはり(野球同様)大会中止の報を耳にし 悲嘆に暮れたことが 既に報じられています。

 

 

 

しかし 彼女らの、被災地を思う心を乗せた一筆は、間違いなく見る者を勇気づけてくれたのでした。

 

高校野球 然り、さまざなまパフォーマンス 然り、これまで頑張ってきた彼ら・彼女らの描いた青春群像は、きっと これからの人生の糧(かて)になる。

そう信じて止まない「応援団の一員」なのであります。

 

 


【報告】 長野市内の新型コロナウィルス濃厚接触者 ~全員が陰性&症状なし~

2020-05-20 | 日記

新型コロナウィルス問題が恒常化し、長野市内においても これまで18例の陽性感染者が発生するに至ってしまっております。

そんな中 長野市保健所は19日、直近の発生事案である、(16)P男さん・(17)Q男さん・(18)R男の濃厚接触者36名のうち、それぞれの同居者を除く28名の経過観察が終わったことを明らかにしたことが報じられました。

この28名のうち9名に風邪のような症状がありましたが、PCR検査の結果が出ていなかった5名は陰性と判明し、最終的に この9名全員が「陰性」であったことが確認されたとのこと。

残る19名には症状そのものが無かったとのことでありました。

3名の同居者(8名)については健康観察が継続中で、今のところ症状は出ていないとのことです。

 

なお、市内で陽性感染者となった18名のうち 19日までに12名が退院したとのこと。入院中の6名は 1名が重症・1名が中等症・4名が軽症とのことであります。

“見えざる敵”である新型コロナウィルス、人から人への感染拡大の懸念材料は、陽性感染者の発生と同時に「濃厚接触者」の状況がどのように推移するかに注目されるところです。

万一、濃厚接触者の誰かが陽性化してしまうと、そこからまた新たな感染の連鎖が起こることとなってしまいます。

そんな最悪のケースを想定すれば、今回の「陰性止まり」の結果は安堵に値すると言えるでしょう。

 

長野市においては、12日の陽性感染者の発生以降 新たな発症は確認されておらず、いわば小康状態を維持しながら現在に至っております。

このまま直ちに収束 というワケにはゆかないところではありましょうが、せめて感染の悪しき輪が広がること無く推移し、市民の健康や さまざまな社会的被害が収まりゆくことを期待するのは、私だけではないハズです。

 

 

以上、取り急ぎ ご報告とさせていただきます。


「新型コロナウィルス禍」 支援制度をご活用ください!

2020-05-19 | 日記

長野中央通りの歩道に、フラワーボールが飾られています。

 

 

 

これは、長野市の春の恒例行事「善光寺花回廊」の一環として行なわれているものです。

長野市においては 1998年開催の長野冬季五輪大会を記念し、善光寺門前のストリートにチューリップの花びらを敷き詰める「インフィオラータ」を開催、それを「善光寺花回廊」として 今に継(つ)いでいるものです (写真は過去(例年)の風景)

 

 

 

しかし、今年は新型コロナウィルス禍に見舞われ 中止を余儀なくされてしまいました。

毎年春の風物詩ともいえる〝花いっぱいのイベント〟が閉ざされてしまっったのは残念に尽きないところですが、きっと いつの日か収束を迎え、来年には 再び長野市のメインストリートが花の回廊となることを期待するばかりです。

 

今年の花回廊は つかの間のお休み。

それでも、沿道に下げられたフラワーボールが、精一杯の〝つなぎ役〟に徹してくれている風でした。

 

 

 

 

 

◇新型コロナウィルス禍における中小事業者向け支援 ~使えるものは是非ご活用を!~

新型コロナウィルスが社会を苦しめる中、さきには個人向けに「特別定額給付金」の支給手続きが始まったところですが、自粛に伴う社会経済の著しい落ち込みに鑑み、特に中小の事業者の方々を対象にした支援策が講じられているのは ご案内のとおりであります。

私自身、当該の中小事業者におかれては みんなが受給に向け手続きを進めておられると思っていましたが「そうでもない」ことに気づかされ、そこに さらなる状況の厳しさを実感させられたのでした。

 

たまに行く飲食店さんがあるのですが、過日 足を運んだ折、店主さんは「緊急事態宣言に合わせて臨時休業したりで売り上げは激減、家賃の支払いもあるので困ってます。」とこぼしておられました。

このお店の厳しい状況は 新コロにおける行政支援の対象になると思い、その節には然るべき手続きを、と言い残してきたのですが、今日になって 気になったことから(日中に)電話をかけると、出る気配がありません。数時間おきにかけてようやく電話に出てくれたことから様子を聞くと、相変わらず本業(飲食店)が はかばかしくなく、そこで店主は自ら(日中の間)アルバイトに就いているそうなのです。

それで、かかる行政支援への手続きを行なったか訊(き)くと「バイトで時間を取られて そんな(時間的)余裕は無い。」とのこと。身につまされる返事が戻ってきたのでした・・・。

それを聞いた私は「ああ そうですか。」で済ますワケにはゆかず、地元の商工会事務局に照会したところ、行政支援に該当する事業者の相談は積極的に受け入れています とのことでしたので、店主さんに再び電話を入れ「支援には申し込み期限もあるので、(手続きなどの)全てを自分で行なおうとせずに 先ずは商工会(事務局)に足を運んでください。」とお伝えし、店主さんも「そうするワ。」と応じてくださいました。

 

 

世界に、そして私たちの暮らす地域社会にまで蔓延する「新型コロナウィルス禍」は、実際に感染しての健康被害は無くとも、二次的 三次的な面での〝実害〟を及ぼしていることを実感させられます。

「新コロの健康被害で倒れるより〝新コロ不況〟にやられてしまう。」との悲痛な声が聞かれています。

 

この窮状に鑑み、せめてもの行政支援策が講じられています。

さきほどの店主さんのように、まるで真綿で首を絞められるように ジワジワとそして大きな影響を受ける中小事業者の方々にとっては、これで足りるとは言えないとは思いますが、平たく言って「無いよりはマシ」と捉えていただき、ぜひ期限内に申し込み手続きを行なっていただければと存じます。

枯渇し 花が落ちようとする鉢でも、たとえ僅かでも水を差せば 再び花を咲かせるべく命をつなぐことができようというものです。

 

社会という野原において 美しく温かな景色を成してくださるのは、一輪 々 の花々のおかげさまであります。

それぞれは小さなものでも、それぞれが一生懸命に花をつけることで、社会は成り立っている。

どうか こんなこと(新コロ禍)で、せっかくの花を落とすことなどの無いよう、受けられる支援は是非ご活用のうえ「春の来ない冬は無い」の意識をもって 今を凌(しの)いでほしい と、切に切に願うところであります。

 

 

 

 

なお改めて、現下の 新型コロナウィルス禍における行政支援策を掲載いたしますので、もし周辺に 該当する事業者の方が居られるようなら、活用するよう お勧めください。

 

①新型コロナウイルス拡大防止協力企業等特別支援事業

→新型コロナウイルス感染症拡大防止のための 長野県における緊急事態措置等に伴い、休業要請等に応じ 原則として4月24日(金)~5月6日(水)の全期間に亘り、休業または営業時間の短縮と酒類の提供時間制限に協力いただいた事業者に対して、いち事業者当たり30万円(県20万+市10万)を支給するもの [1回限り]

※ 申込期間 5月7日(木) ~ 6月1日(月)

新型コロナウイルス拡大防止協力企業等特別支援事業/長野県HP

         ↓

https://www.pref.nagano.lg.jp/sansei/sangyo/shokogyo/covid19kyoryoku.html

 

 

持続化給付金

→新型コロナウィルス感染症拡大により、 ひと月の売上が前年同月比で50%以上減少している事業者に対し、中小法人等は上限200万円、個人事業者等は上限100万円(いずれも売り上げ減少分)を支給(補填)するもの

※ 申請期間 令和2年5月1日(金)~令和3年1月15日(金)

持続化給付金/中小企業庁HP

      ↓

https://www.jizokuka-kyufu.jp/

 

なお この持続化給付金は、業種横断的に 農林漁業者も広く対象となる制度となっています。

持続化給付金/農林水産省HP

     ↓

https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/benefit.html

 

  

③長野市事業継続緊急支援金

→新型コロナウイルス感染症の影響により 令和2年4月の売上高が平成31年4月の売上高に比べて20%以上減少している中小企業や個人事業主を対象に、テナント賃料相当額20万円を上限に支援金を交付するもの[1回限り]

※ 申請期間 5月7日(木) ~ 6月5日(金)

長野市事業継続緊急支援金/長野市HP

      ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/451297.html

 

 


長野市新型コロナウィルス感染症対策資金利子補給金

新型コロナウイルス感染症の発生による影響により、売上高等が著しく減少し 事業の継続に支障が生じている中小企業者等に対する貸付金(上限3,000万円)の利子を、借入時から2年間に亘り補填(補給)するもの

長野市新型コロナウィルス感染症対策資金利子補給金/長野市HP(ページの下段)

                ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/446844.html

 

 

 

⑤新型コロナウィルス感染症の影響による、諸税の申告期限等延長

新型コロナウィルス感染症の影響により、令和2年2月以降 事業等に係る収入が前年同期に比べておおむね20%以上減少している人に、納税期限を最大1年間猶予するもの。

納税の猶予制度について/長野市HP

        ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/439978.html

 

 


「検察庁法改正案」 政府与党、法案提出を取り下げ 他

2020-05-19 | 日記

◇「検察庁法改正案」 政府与党、法案提出を取り下げ

多くの世論が渦巻くこととなった「検察庁法改正案」について、18日の夕方になって 政府与党が(法案提出を)取り下げることを決めたことが報じられました。

 

 

 

この法案については、三権分立の基本原則により独立性を旨とする検察庁人事(司法府)について、ときの内閣(立法府)が判断したときには、それ(検察官の任期)を延長することができるとするもので、(法案提出の)当初から 多くの物議を醸していたものでありました。

そもそも この法案については、新型コロナウィルス禍の まさに渦中にある中〝織り込み済み〟とばかりに国会審議の中に放り込まれたものであり「なぜ、今 ここで?」と誰もが思う〝KY(空気読めない)法案〟でありました。

その伏線として、今年1月末に“官邸の守護神”と呼ばれ、これまで森友、加計問題など数々の安倍政権の疑惑を巧みに処理してきた東京高等検察庁K検事長の定年を延長する閣議決定があり、そのうえで同法案は、そのゴリ押しを合法化させ、かかる〝官邸の守護神〟を検察トップの検事総長に据えたいとする官邸の腹(意向)が見え見えのもの(法案)なのでした。

またもや進められようとした〝官邸の暴挙〟これに対し、同じ土俵で闘う野党のみならず、各界各層 多くの国民から疑問と反対の声が挙げられたのはご案内のとおりであります。

元検事総長・検察OB・著名人をはじめ、ツイッター上では「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿が500万件に上るなど、反対の世論は大きなうねりとなったのでした。

これに対し安倍総理は、国会答弁などを飄々(ひょうひょう)とこなし、所管の内閣委員会も〝失言大臣〟を原稿棒読みでスルーさせるなどしたうえで「いつもどおりの数の力」で押し切るつもりでいたようでありましたが、あまりに無理押しな手法に〝官邸周辺〟が耐えられなくなり それが二階幹事長を動かすこととなって、最終的に〝裸の王様〟も断念せざるを得なくなったところのようです。

 

 

 

 

「仏の顔も三度」という諺(ことわざ)があります。

いかに温和で慈悲深い人でも、無法をたびたび加えられればついには怒り出す との例えは、まさに今回の国民感情を物語っているのではないでしょうか。

残念ながら現政権は、これまでも 数々の疑問を世に露呈しながら、その説明責任を充分に果たさないまま〝その場しのぎ〟の政権運営に腐心してきました。

その〝積み重ね〟の対する国民の我慢も もはや臨界点に達したと言えるのではないか と。

 

新型コロナウィルス禍に苦しむ世界の中の日本、そんな状況下においても イヤそんなときだからこそ、良識ある国民は ときの為政者の所作を見ています。

彼らは、どのような価値観に基づいて…もっと言えば、何を守ろうとして 政(まつりごと)に臨んでいるのか。

社会状況が厳しくなればなるほど、その「視線」も厳しくなる。そのことに気づかなければなりません。

 

 

 

◇「新たな日常」徐々に〝リ・スタート〟を迎える

新型コロナウィルス感染拡大に向けた『緊急事態宣言』が緩和されたことを受けて、社会活動を支える施設などが再稼働しています。

16日からは 市有施設が供用再開の運びとなり、これまで臨時休業を余儀なくされていた 民間の施設なども、それぞれに〝リ・スタート〟を迎えていることが伝えられています。

 

長野市の〝駅前の(小売りの)顔〟でもある「長野東急百貨店」も 全フロアの営業が再開されました。

 

 

 

当面は 時短営業とのことですが、いずれにしても 同店の営業再開は、長野市の商業再興を内外に伝える大きな効果を有しています。

 

 

 

 

新型コロナウィルスの悪影響は、社会活動の自粛により 小売業界にも少なからずの波及があるようです。

この頃は、繊維大手の「レナウン」が民事再生手続きに入るなど 厳しい状況が伝えられていますが〝新たな日常〟が求められる中、長野市の老舗店として 活路を見出してほしいものです。

 

店舗の出入り口では〝接触感染〟予防のため、 消毒作業が 入念に頻繁に行なわれていました。

 

 

 

多くの不特定多数の顧客を受け入れる大型店舗においては〝自衛策〟に予断なきを求められるところです。

なお長野駅前においては 並行して「MIDORI」も再開を果たしているそうです。

その他、多くの個店も営業再開の動きが。早いとこ売り上げの挽回が果たされることを期待して止まないところです。

 

また一方 映画館などの娯楽施設も〝3密〟回避のうえで営業を再開していました。

 

 

自粛続きで ややもすると心が荒(すさ)んでしまいがちな中、文化活動に触れることも大切なことでしょう。

人々の〝心の再興〟の一助になることが期待されるところです。

 

 

 

新型コロナウィルスという暗雲に覆われ、長いこと陽の光を浴びることなく 陰(かげ)るを余儀なくされていた地域社会インフラが、再び表(おもて)に出られるようになりました。

急に今までどおり というワケにはゆかないでしょうが、とりも直さず一歩 ゝ 歩(ほ)を進めていただきたいと願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

◇ 県内の「運転免許センター」業務を徐々に再開

新型コロナウィルス感染拡大予防のため 業務休止を余儀なくされていた「運転免許センター」が 一部業務を再開したことが伝えられています。

社会生活に欠かせない運転免許、その更新などの窓口が 徐々に開かれることになっています。

本格再開は 6月1日(月)ですが、18日からは「高齢者講習終了の方の更新業務」が再開されています。

該当の人は〝3密〟回避のうえ、お忘れなく足を運んでください。

 

運転免許更新手続等の業務開始及び混雑緩和への協力要請 / 長野県警HP

           ↓

https://www.pref.nagano.lg.jp/police/menkyo/koushin/menkyo-kaishi.html