この日 10月30日(土)は、19日に公示された「第49回衆議院議員選挙」ならびに、24日に告示された「長野市長選挙」の選挙戦 最終日となります。
各陣営とも、公職選挙法で定められた いわゆる「音出し(遊説)」の時限である午後8時まで、それぞれに全力を傾注しながら「お訴え」に奔走するところであります。
選挙戦の最終日=投票日を明日に控え、私の立場での支持の意向を表明させていただきます。
私は、衆議院議員選挙については 立憲民主党公認の「しのはら孝」候補を、長野市長選挙については「つちや龍一郎」候補を支持させていただきました。
「しのはら孝」候補については、氏が2003年に初出馬して以来 ご支援させていただいており、農政や安全保障など 政策面においてご指導いただく他、ときにテニスで一緒にコートに立つなど 公私に亘ってご親交をいただいております。
また 篠原(現時点では)候補には、私の一昨年の〝出直し選挙〟の際に 私の過去の汚点を厭(いと)うこと無く全面的に応援していただき、感謝に堪えないところであります。
それらの故をもって「しのはら孝」候補を支援させていただいております。
比例代表については、私自身がリベラル志向であることから「立憲民主党」に票を投じるものであります。
また、長野市長選挙については 若干の経緯を伴いました。
現職の勇退に伴う次期市長については、当初、市議会の有志を中心に「女性候補」の擁立をめざし人選・そのための試行錯誤を重ねたところでありました。
しかし 残念ながら擁立には至らず、この間 時間ばかりが経過いたしました。
それで…こと ここに至れば、既に立候補を表明している(当時は)2名のうちから いずれか一方を選択することとなり、公開質問状や面談を行なった末 是々非々のうちに「つちや龍一郎」候補を支援することになったところです。
つちや候補においては 前回の市長選で苦杯を舐めて以来、市域内の津々浦々を自らの足で歩き 内在する課題や市民の思いに直(じか)に触れ、それを自らの政策に反映するべく取り組んでおられます。
そんな氏の志に共感し、これからの市政向上をめざし 歩調を一(いつ)にするところであります。
ただ、今回の長野市長選挙について 現市政に批判的な論調で、そのこと(現職批判)を争点にしたがる向きがありますが、私は そのような〝対立の構図〟については強く異を唱えるところであります。
前職の加藤久雄氏におかれては、財政再建を果たした鷲沢市政を引き継ぎ やや元気の無くなった長野市政に活力を与えるべくリーダーシップを発揮してこられました。
が…そこへきての「令和元年東日本台風」さらに昨今の「新型コロナウィルス禍」まさに不測の事態が連発する中、それでも市政の安定的な運営に尽力され、この期の市政運営は 加藤久雄氏でなければ乗り切れなかったとも思え、その足跡に高く評価を示すところであります。
しかし、氏は周囲から強い慰留を受けながらも引退を決意されたことから、否が応でも次期の市長を選択しなければならなくなりました。
かかる経緯を踏まえたうえで 私は、あくまで是々非々の中で「つちや龍一郎」候補の支援を決めさせていただきました。
つちや候補は「市政を変える(転換)」を標榜していますが、私としては その主張が度の過ぎる「全面転換」となることについては強く異論を唱えたうえで「市民の意向を踏まえ〝変えるべきところを変える〟こと」さらに「前職が為し得なかった 市民生活向上に資する施策を積極的に行なうこと」などと、公約の〝前向き修正〟を申し入れ、やや硬直的であった選対の志向(思考)を より現実的なものへとシフトするよう調整に努めました。
そのうえで今後 まさに厳しい選挙戦を経て当選の栄を得ることができたならば、私の立場からも かかる〝現実路線に立った市政転換〟を具申し、あくまで市政運営(行政サービス)は遅滞させないことを前提とした「つちやカラー」創出のお手伝いをしてゆく所存であります。
いずれにしても、各候補は当選しないことには 前には一歩も進めません。
それぞれに非常に厳しい選挙戦を走り抜け、望んだ結果につながることを願って止まないところであり、私の立場でも 支援を惜しまず最後まで伴走してまいる所存であります。
今日も市役所ロビー特設会場で行なわれた「期日前投票」は、何だかディズニーランドのアトラクションに並ぶ行列のような大盛況となっていました。
今回の選挙、有権者の関心も ことのほか高いような感じであります。
「人事を尽くして天命を待つ」各陣営の最後の訴えが続いています。