倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

第49回衆議院議員選挙・長野市長選挙が最終日を迎える 

2021-10-30 | 日記

この日 10月30日(土)は、19日に公示された「第49回衆議院議員選挙」ならびに、24日に告示された「長野市長選挙」の選挙戦 最終日となります。

各陣営とも、公職選挙法で定められた いわゆる「音出し(遊説)」の時限である午後8時まで、それぞれに全力を傾注しながら「お訴え」に奔走するところであります。

 

選挙戦の最終日=投票日を明日に控え、私の立場での支持の意向を表明させていただきます。

私は、衆議院議員選挙については 立憲民主党公認の「しのはら孝」候補を、長野市長選挙については「つちや龍一郎」候補を支持させていただきました。

「しのはら孝」候補については、氏が2003年に初出馬して以来 ご支援させていただいており、農政や安全保障など 政策面においてご指導いただく他、ときにテニスで一緒にコートに立つなど 公私に亘ってご親交をいただいております。

また 篠原(現時点では)候補には、私の一昨年の〝出直し選挙〟の際に 私の過去の汚点を厭(いと)うこと無く全面的に応援していただき、感謝に堪えないところであります。

それらの故をもって「しのはら孝」候補を支援させていただいております。

比例代表については、私自身がリベラル志向であることから「立憲民主党」に票を投じるものであります。

 

 

また、長野市長選挙については 若干の経緯を伴いました。

現職の勇退に伴う次期市長については、当初、市議会の有志を中心に「女性候補」の擁立をめざし人選・そのための試行錯誤を重ねたところでありました。

しかし 残念ながら擁立には至らず、この間 時間ばかりが経過いたしました。

それで…こと ここに至れば、既に立候補を表明している(当時は)2名のうちから いずれか一方を選択することとなり、公開質問状や面談を行なった末 是々非々のうちに「つちや龍一郎」候補を支援することになったところです。

つちや候補においては 前回の市長選で苦杯を舐めて以来、市域内の津々浦々を自らの足で歩き 内在する課題や市民の思いに直(じか)に触れ、それを自らの政策に反映するべく取り組んでおられます。

そんな氏の志に共感し、これからの市政向上をめざし 歩調を一(いつ)にするところであります。

 

ただ、今回の長野市長選挙について 現市政に批判的な論調で、そのこと(現職批判)を争点にしたがる向きがありますが、私は そのような〝対立の構図〟については強く異を唱えるところであります。

前職の加藤久雄氏におかれては、財政再建を果たした鷲沢市政を引き継ぎ やや元気の無くなった長野市政に活力を与えるべくリーダーシップを発揮してこられました。

が…そこへきての「令和元年東日本台風」さらに昨今の「新型コロナウィルス禍」まさに不測の事態が連発する中、それでも市政の安定的な運営に尽力され、この期の市政運営は 加藤久雄氏でなければ乗り切れなかったとも思え、その足跡に高く評価を示すところであります。

しかし、氏は周囲から強い慰留を受けながらも引退を決意されたことから、否が応でも次期の市長を選択しなければならなくなりました。

 

かかる経緯を踏まえたうえで 私は、あくまで是々非々の中で「つちや龍一郎」候補の支援を決めさせていただきました。

つちや候補は「市政を変える(転換)」を標榜していますが、私としては その主張が度の過ぎる「全面転換」となることについては強く異論を唱えたうえで「市民の意向を踏まえ〝変えるべきところを変える〟こと」さらに「前職が為し得なかった 市民生活向上に資する施策を積極的に行なうこと」などと、公約の〝前向き修正〟を申し入れ、やや硬直的であった選対の志向(思考)を より現実的なものへとシフトするよう調整に努めました。

そのうえで今後 まさに厳しい選挙戦を経て当選の栄を得ることができたならば、私の立場からも かかる〝現実路線に立った市政転換〟を具申し、あくまで市政運営(行政サービス)は遅滞させないことを前提とした「つちやカラー」創出のお手伝いをしてゆく所存であります。

 

 

いずれにしても、各候補は当選しないことには 前には一歩も進めません。

それぞれに非常に厳しい選挙戦を走り抜け、望んだ結果につながることを願って止まないところであり、私の立場でも 支援を惜しまず最後まで伴走してまいる所存であります。

 

今日も市役所ロビー特設会場で行なわれた「期日前投票」は、何だかディズニーランドのアトラクションに並ぶ行列のような大盛況となっていました。

今回の選挙、有権者の関心も ことのほか高いような感じであります。

「人事を尽くして天命を待つ」各陣営の最後の訴えが続いています。

 

 


忘れてはならない 新型コロナウィルス感染症対策

2021-10-30 | 日記

社会を席巻した新型コロナウィルス禍…ここのところ圏域(県域)内での感染者数は大きく減少しており、長野市域内でも 幸いにして感染者発生の報告は隔日となっています。

本ブログにおいても、陽性感染者発生の際には その全てを報告させていただいておりますが、最新の情報について ご報告しそびれておりましたので、直近(10/22分)について改めて記載させていただきます。

 

 

・10月22日(金)、4例(市1792~1795例)のコロナ陽性感染者発生が報告されています

 

 

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1792例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月18日/鼻汁⇒20日/検査⇒入院

  感染経路   市1790例目の同居者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1793例目)/30歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月20日/喉の違和感⇒検査⇒21日/入院調整中

  感染経路   市1788例目の接触者

  濃厚接触者 同居以外の1名

 

・市(1794例目)/40歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月11日/発熱・倦怠感等⇒20日/検査⇒21日/入院調整中

  感染経路   市1791例目の同居者

  濃厚接触者 同居者1名 同居以外の1名

 

・市(1795例目)/20歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月20日/発熱・咳など⇒21日/検査⇒宿泊療養施設

  感染経路   市1788例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 無し

 

 

 

ご報告のとおり、長野市域内においては(前掲の)10/22(金)以降 新たな陽性感染者発生は報告されておらず、その傾向は ほぼ長野県全域に亘って共通しておりました。

ところが ここへきて、長野市と同じ北信圏域の「中野市」において、学校を起点とした集団的感染の発生が報じられており、看過できない事態となっています。

 

 

長野県によると 去る25~26日にかけて、中野市の中学校で 計6名の男子生徒のコロナ陽性感染が、さらに別の小学校で2名の女子児童の感染が確認されたとのことです。

この事態を受け、中野市教育委員会は 6人が通う中学校1校を臨時休校とし、女子児童2名が通う小学校について 2クラスを学級閉鎖にしたうえで、両校とも校内の消毒を行ない、関係者の検査を実施したとのことです。

ところが 29日(金)には、さきの中学校関連で 新たな陽性感染者発生が明らかになりました。このことから、今回の中野市での集団的感染は じわじわと広がりをみせていることを再認識させられたところです。

 

 

 

「第5波」といわれた コロナ陽性感染者の大規模発生が減少に転じて以降、一見的には私たちの社会は 再び安寧(あんねい)を取り戻したように感じられ始めておりましたが、今回の 中野市における不測の再発事案を通じて「コロナ禍は 未だに収まってはいない」ことを実感させられることとなり、何というか 安気(あんき)にしている最中(さなか)に頬を張られたような思いにさせられた感であります。

 

で…従前にも述べましたが、わが国のコロナ対策は「結果オーライ」に終始しているような気がしてなりません。

大きな〝波〟が襲来する毎(ごと)に いわば場当たり的な対応に終始し、それでも それで感染者数が減少すると「よかったヨカッタ」で済ませてしまい、またまた次の波が来ると 再び慌てふためいてしまう。

このような「対処療法」の連続では、長い戦いとなっているコロナ禍に 腰を据えて対峙できないまま再び時間経過だけを許すことになってしまうのではないか…憂慮の念に堪えないところであります。

 

折しも これからコロナウィルスが活性化する「冬季」を迎えることになります。

感染が下げ止まっている今のうちに、改めて これまでの感染状況/感染拡大→感染者数減少の要因等を検証し、万が一 冬季の感染再拡大が起こった際には、場当たりでは無い 具体的プランに基づく感染拡大予防策を講じることこそが重要ではないか、と思う者の一人です。

 

そのうえで折しも、今は重要な選挙戦が佳境を迎えております。

それぞれの選挙において、それぞれの陣営が どのようなコロナ対策を打ち出しているのか…このことも重要な争点であり、投票行動の参考にすべきことは論を待たないことと存じます。

 


選挙活動「電話」の効奏

2021-10-28 | 日記

連日に亘り「選挙」に関する話題となっていますが、今回は「電話」が効奏することについて述べさせていただきます。

 

これまでも触れておりますが、今回(今月)の選挙は「コロナ禍での選挙」となっています。

この状況は、さきの参議院議員補欠選挙においても同様の状況でありましたが、とりわけ今回は 全国の選挙区で多くの候補者が凌(しの)ぎを削ることになっていることから、各陣営とも 自陣が如何(いか)にコロナ感染予防策を講じて(遵守して)選挙戦に臨んでいるか否(いな)かが問われていること(選挙戦)となっているようです。

従前も触れましたが、三密回避による集会等の自粛・握手などの接触の自粛など、いわば選挙の常道とされてきた行為がことごとく自粛の対象となり…もっと言えば、集票欲しさに かかる自粛の不文律を破って集会などを主催などすれば、それは直ちに非難の的(まと)となり かえって票を逃がしてしまうマイナス要因にもなりかねないところでありましょう。

 

そんな中、コロナ対策にもなり さらに公職選挙法の範囲内での選挙活動として有効なのが「電話による投票依頼行為」であることが再認識されています。

最近の選挙活動は、情報ツールの発達に伴い「ネット選挙活動」が合法化され、SNSやFacebookなどでの広報宣伝活動に注目が寄せられていますが、こと「直(じか)に接するコミュニケーション」という面では、(コロナ禍で)面と向かってのコミュニケーションが叶わない今、いわば〝言葉のコミュニケーション〟である「電話」こそが有効ではないかと思わされるところです。

「人の声」というものは不思議なもので、相手方の様子が 声のトーンなどでヨク判るものです。

例えば相手さんが体調を崩しているときなどには、言葉では「元気だよ。」と言っていても そこはかとなく不調な様子が伝わってきますし、また例えば 何らかのお誘いをした際の返答の口調で、その〝ノリ(反応)〟のようなものが判るものです。

それら 電話でのやり取りの機微(きび)を踏まえたうえで、とりわけ今回の選挙は「電話」が有効である(重要な要素を占める)ことが言えるようであります。

読者のみなさんにおかれましても、今回の選挙において 意中の人がいらっしゃるようでしたら、(述べたように)電話での投票依頼が有効かつ合法的でありますので、その方法(電話)での拡散をお勧めいたすところであります。

もっと言えば、それぞれがお持ちのケータイやスマホには 相当数の親族・友人・知人の方々が登録されているでしょうから、それらの方々にワンプッシュでダイヤルし 支持をお願いすれば、いちいち電話帳を開いてダイヤルするのに比して はるかに効率的と思われますので、併せてご推奨いたすところであります。

 

 

 

 

 

 

☆オマケネタ…ど根性コスモス

去る日、街かどの路傍に「コスモス」が自生しているのを見かけました。

 

 

そのうちの一株、ヨク見れば アスファルトとコンクリートの継ぎ目から生え出し 立派に花を咲かせていました。

 

 

厳しい環境にも負けず、自らの生(せい)を全うする姿には 感動すら覚えるところです。

この「生きる力」あやかりたいものだと、可憐な花を愛(め)でながら 勇気をもらった感でありました。

 

 


最大の課題「投票率」

2021-10-27 | 日記

この週末(10月31日)に投票日を控え、とりわけ長野市においては 衆議院議員選挙と長野市長選挙の〝ダブル選挙〟になっていることから(これまでも触れていますが)その結果に対し 否が応でも注目が集まるところです。

 

一方、選挙といえば、その度に課題となっているのが〝投票率の伸び悩み問題〟でしょう。

ここのところの各種選挙の投票率は、60%以下がほとんどで 場合によっては50%以下~40%以下、下手をすれば40%を切る投票率に終わる選挙も珍しくありません。

今回の〝ダブル選挙〟をみれば、まず衆議院議員選挙については 昭和33年の76,99%をピークに高下(こうげ)を重ね、さきの衆院選(平成29年)では53,68%まで下降してしまっています。

 

 

片やの長野市長選挙については さらにその凋落ぶりが顕著であり、前回の市長選では 最終投票率が39,29%と、ついに40%を切ることとなってしまったことは由々しきことと申せます。

 

 

 

果たして、今回のそれぞれの選挙の投票率は どのように推移するでしょうか。

これまでも報じられているとおり、国政(衆院選)においては コロナ禍への対応の評価と今後の社会再興への取り組み方・政治とカネを初めとする〝説明責任〟の在り方・格差社会の解消などの大きな焦点(論点)があり、また 長野市長選挙においては、現職の引退に伴う新人候補への評価と これまた大きな節目を迎える選挙となっており、いわば「これまでの選挙とは違う」有権者の関心は高まる傾向にあることを信じたいところです。さらに そこに同日選挙も絡むことから、今回は投票率が高くなることを予想する筋もみられるところです。

現に、既に行なわれている「期日前投票」は、前回より多くの有権者が足を運んでおられることが報じられていることから、この流れが全体の投票率に反映されることを期待して止まないところであります。

有権者のみなさんにおかれましては 兎(と)に角(かく)にも一票を投じていただき、自分が票を投じた候補者の当落を見守っていただくと同時に、もし自分が票を投じた候補が当選を果たした暁には その後の活動に心を寄せ、ときに厳しいチェックを行ないながら、結果として お一人おひとりが政治参加を果たしていただきたいと願うところであります。

 

 

ところで 長野市では、高齢化・人口減少傾向における とりわけ中山間地域における〝投票率の維持〟に苦慮する中、いわば「苦肉の策」を講じるに至っています。

「移動投票所」の設置(運用)であります。

 

 

人口減少の進む中山間地域においては、投票所の開設の際に義務づけられている「投票立会人」の確保がままらなくなったことから 投票所の統合を余儀なくされています。

 

 

例えば 長野市中条地区においては、今まで4箇所だった投票所が一箇所となり 投票立会人確保の地元負担は軽減されたものの、肝心の投票所の数が少なくなることとなってしまいました。

 

 

このこと(投票所数の減少)による投票率の低下が懸念される中 長野市選挙管理委員会においては、時間を区切って地区内に「移動投票所」を設置(持ち回り運用)することとし、時間制限はあるものの 住民の投票の利便性の維持に務めることとなったものです。

 

 

当該地区の有権者さんは、予め伝えられた時間内に 地区内に設置された「移動投票所」に足を運び、(現時点では)期日前投票に臨まれます。

 

 

 

この新たな取り組みに対し 住民の方からも好評の声が聞かれており、長野市選管の取り組みは せめても投票率の維持・向上に貢献していることが伝えられていました。

 

 

 

なお 市内においては、本庁舎に引き続き 各支所においても期日前投票の受付けが始まっており、これからも それぞれのお立場で(期日前)投票所に足を運んでくださることに期待が寄せられています(なお衆議院議員選挙については、市域内に1区と2区が混在しており、地区によっては異なる候補者への投票となります)。

 

 

さらに 長野市おいては、市長選挙について 30日(土)に、篠ノ井と豊野に新たな期日前投票所を設けることとし、投票率アップに最善を尽くすこととしております。

 

 

 

また 10/22付の本ブログでも触れたとおり、コロナ禍での「郵送投票」の手立てもあり、いずれにしても関係者は いわば総力を挙げて投票率アップに取り組んでいることから、有権者のみなさんにおかれましても 長野言葉で言えば「ズクを惜しまず」投票に足を運んでいただきたいことをお願いいたすところであります。

 

マしかし、投票率の低下は、それを有権者のせいだけにしてはならないことも事実。

その(低下の)第一要因は、立候補者を含む関係者にある。投票によって世の中が良くなると思えるような真摯な訴え無くして「とにかく選挙に行け」と言っても それは無理というものでしょう。

自分の投じた一票で、ホントに世の中が良くなるようにすることこそが候補者の責務であり、そこに向けた努力も無くして投票率アップは無し。との強い自覚をもって(各陣営は)終盤に臨むべきことは論を待たないところであります。

 


「英断」

2021-10-26 | 日記

今月は「選挙の月」となっています。とりわけ長野市においては「衆議院議員選挙」と「長野市長選挙」との〝ダブル選挙〟となっており、それぞれの選挙で それぞれの陣営が凌(しの)ぎを削っているのは ご案内のとおりです。

 

そんな中 私は、それぞれの選挙戦に関わる中で、(私も含め)政治に関わる者の「英断」について考えさせられることとなっています。

今回の選挙 とりわけ首長(市長)選挙においては「ときのリーダーとなるべき者は、然(しか)るべきときに 然るべき政治的判断(英断)ができる者がどうか」が 選択肢(投票)の大きな判断材料になるのではないかと思います。

ある 大きな(重要な)案件が生じたとき、それを「やる・やらない」の判断を自ら示すことができるのが 真のリーダーにふさわしいのではないか。

 

行政の場には、首長たる者(市長)と その下(もと)で働く行政職員が居り、共々に公僕として市民生活の維持・向上のために不断の努力(行政事業)を重ねています。

その行政事業の中で、例えば「やる・やらない」などの最終決定…いわゆる〝難しい判断〟が求められたときに「誰が どう判断するか」が、ときの成否を分けることにもつながります。

で…そこで注目されるのが、その「判断(英断)」が ときのリーダー(首長)によって示されるのか・または行政職員によって決められるのか、ではないか と。

首長と行政職員は 常に連携しながら執務に当たっており、そのうえで行政職員は、ときのリーダーの意向を最大限施策に反映するべく事業を行ないます。

いわんや、首長が「やる」と言えば その方向(やる方向)で事業を進めることになり「やらない」と言えば その時点で事業は幻(まぼろし)として潰(つい)えるのです。

一方 その「判断」について、首長が明確な判断を示さないまま それ(判断)を行政職員に任せるケースもあります。

時代劇風に言えば「よきに計(はか)らえ」といったところでしょうか。

この場合、行政職員は どうしてもリスクを回避し いわば〝安全策〟を取る傾向にあることから、どちらかと言えば「石橋を叩いたものの、結局渡らない」ことに収まってしまうケースが多いものです。

しかし それもまた「英断」です。たとえ行政職員が決めたことにせよ、ときのリーダーが部下に判断を委ねたことで、それが決定事項として公表されることになるのです。

このことについては、首長を行政職員との信頼関係の中で綿密に打合せをしたうえで いわば総合的に判断されたであろうことから それに異論を挟むものではありませんが、場合によっては 先ずは首長が政治的判断を下し、それを受ける形で行政職員が その意向を具体化すべく取り組む、イイ意味での「トップダウン」も大切なことではないかと思うところです。

その判断に対し、例えば長野市においては「長野市議会」がチェック機能を果たしてゆくところです。

 

多様化する社会状況下…とりわけ台風災害やコロナ禍などにより厳しさを増し、さらに社会経済情勢が格差偏重の傾向にある中、政治(行政)においては かかる市民生活の状況を敏感に感じ取り、施策に反映してゆくことが求められています。

そんな中での「英断」これは ときに前例に囚(とら)われず、ときに思い切ったものになることが期待されるものですが、一度(ひとたび)それ(判断)をリーダーが下せば、行政職員は その意向に応じて職務を全うする。その結果が 最終的に市民生活の維持・向上につながれば、それは即ち「政治的責任」の成果として評価されることになるでしょう。

 

今回の選挙を通じ、少なくとも私は それぞれの候補者が、然るべき「英断」を示すことができる者であるかどうかを(投票の)判断材料の大きな要因(理由)に挙げてゆきたいと思います。

選挙期間もあと数日。多くの市民が その行方を期待をもって見守っていることと存じます。

 

 

 

 

 

☆オマケネタ…「三密」に無縁なパンジーたち

去る日、街かどの よく手入れされたお宅の前を通りかかると 塀にプランターが掛かっていました。

 

 

鉢いっぱいに「パンジー」が咲きほこっています。

 

 

人間界では コロナ禍の影響で「三密」が厳しく制限されていますが、こちらのパンジーちゃんたちは そんなことには無縁。大混雑の中で可愛らしい花を咲かせています。

 

 

で、ワタクシ いつも感じるのですが、このパンジーちゃんを正面から見ると 何だか怒っている人の顔に見えるのです。

 

 

何十人もの人が一斉に「コラッ」と言っているような…見る度におもはゆい気分にさせれれるのであります。

 


「働く女性の家」利用者さんが市長候補に〝公開質問〟の動き

2021-10-24 | 日記

10月24日(日)に告示を迎える「長野市長選挙」に際し、市民の方々から候補者に対し「思い」をぶつける動きがあり、私の立場でも それぞれに行動のお手伝いをさせていただいております。

 

さきには「公民館分館の存続を求める」旨の公開質問状が 各候補に送付されたところですが、今般は 市内の公共施設(指定管理者が管理)を利用する方々が、その(施設の)存続を求める立場で各候補に「思い」を伝える意向を示し、同様に その行動のお手伝いをさせていただきました。

その方々は「柳町働く女性の家」で生涯学習活動に勤しむ市民団体のご関係者です。

この施設においては、さまざまなグループの方々が 趣味やカルチャーなどの活動を通じ、参加者のスキルアップや相互交流の促進はもとより、年齢を重ねても いつまでも元気に暮らせる豊かな人生をめざし楽しみながら充実した活動を重ねておられます。

そして、この方々が勤(いそ)しむ生涯学習活動は、単に自分たちが楽しむだけではなく 長野市がめざす健全な市政運営にも寄与していると自負心をもっておられるのです。

その一つは「健康寿命の延伸」への貢献です。

これは全国傾向でもあるところですが、長野市のみならずわが国の多くの自治体においては、人口構成の長寿高齢化に伴い 自治体予算に占める医療費や介護保険料の補助(一般会計からの繰り出し)などの扶助費が増加・硬直化の一途を辿っており、自治体の行財政運営のいわば〝足かせ〟となっている悪しき側面があります。

この厳しい状況を改善し 自治体運営を健全化に導くための要件として欠かせなくなっているのが、市民一人ひとりが たとえ年齢を重ねても、いたずらに医療・介護の世話にならず元気で長生きすること(=健康寿命の延伸)であり、かかる利用者さんたちが勤しむ生涯学習は まさにこの目的に叶う活動であると確信されるところです。

現に、長野市の行財政計画に掲げられる「目標」を見れば その筆頭に「健康寿命の延伸」が挙げられており、長野市自体も 市民に対し健康寿命を維持・延伸してもらいたいと期待していることが強く感じ取られています。

第二は「コミュニティーと生き甲斐の醸成」です。

核家族化・個人主義が伸張する昨今、地域社会においてもコミュニティーの崩壊が進んでいると言われて久しい中、ここのところは「新型コロナウィルス禍」も悪しき追い風となり、社会は分断の危機に瀕していると言っても過言ではありません。

そんな中、利用者さんたちが勤しむ生涯学習活動は、参加者相互のコミュニティーの醸成や 目的(目標)をもって学ぶ(活動する)ことで、日々の勤労などからのリフレッシュ効果による生き甲斐づくりの場となり、そのこと自体が 市民生活の「質の向上」に大きく貢献しているのです。

 

ところが今般、長野市においては、前掲のとおり 市民生活の向上ならびに長野市の高齢化の中での将来に向けた健全な行財政運営にも資する「生涯学習活動」の貴重な場である「柳町働く女性の家」について、その機能を見直すという名目で施設の運営を終了し、あろうことか現在の施設の2階部分を「災害備蓄倉庫」にするという決定を下し、関係者は落胆に堪えない状況に貶(おとし)められていることを伺っています。

長野市は その理由として、関係法令の終了に絡め「公共施設マネジメントの推進」を挙げています。

ご案内のとおり、長野市の「公共施設マネジメント」は 向こう10年以内に市内の公共施設を2割削減するという政策です。

利用者さんたちは「将来世代にツケを回さない」とする、この施策の総論については異を唱えてはおりませんが、であるからといって、現在 そして将来に亘って有効活用されることが期待される施設までも一様に廃止に追い込むことには疑問を呈さざるを得ないと強くおっしゃっています。

前述のとおり、長野市(長野市民)のあるべき将来像の筆頭は「健康寿命の延伸」であり、その考えに基づけば、長野市は 市民の健康寿命延伸を図り、もって扶助費の削減につなげると同時に 要介護状態にならずに元気に暮らす高齢者を増やすなどしながら、さまざまな面で将来世代への負担を減らすため努力すべきであり、そのためには「働く女性の家」のような生涯学習施設を維持することこそが取るべき道ではないか。

今回の「柳町働く女性の家」の廃止は、長野市のめざす将来像に逆行・矛盾しており「政策矛盾」と言わざるを得ず、この措置に大きな疑問を呈すると断じておられるのです。

さらに申せば、長野市は「柳町働く女性の家」を廃止し、その2階部分を「災害備蓄倉庫」として使用することを決定したことにも異を唱えておられます。

このことについても、前掲にある「生涯学習施設」の大きな意義を度外視したうえで その貴重なスペースを災害備蓄品の置き場に過ぎなくすることには憤りすら覚えておられ、現市政の無慈悲ともいえる考え方は残念極まりないと吐露しておられるのです。

 

かかる現市政の裁定に対し 利用者さんたちは疑問の声を上げ、さきの6月市議会に「働く女性の家の講座の継続を求める請願」を提出、全会一致をもって採択されました。

しかしながら、その後の市の対応は大きく改善されることも無く推移していることから、今回の市長選挙に際し、各候補者に この件についての考えを聞くと同時に、当選した候補者においては この件を取組むべき課題の筆頭に掲げてもらうことを期待し(公開質問の)行動を興すとのことです。

 

想定される質問は下記のとおりです。

1,長野市が進める「公共施設マネジメント」について

(1)内容をどのように評価しますか。

(2)現市政に倣い推進すべきと考えますか・見直すべきは見直すと考えますか、そのお考えを伺います。

2,長野市が推奨する「健康寿命の延伸」について

(1)内容をどう評価しますか。

(2)市の方針(健康寿命の延伸)と、そのための施設を敢えて削減することについて「政策矛盾」ではないかとの意見が多く挙げられていますが、そのことについての考えを伺います。

3,「柳町働く女性の家」について

(1)施設の機能をどう評価しますか。

(2)長野市は「講座は維持するが場所は分散する」としていますが、参加者の諸事情により当施設での講座の継続が求められています。「柳町働く女性の家」を生涯学習拠点として維持すべきことについての考えを伺います。

(3)施設の2階部分を 敢えて災害備蓄庫とすることについての考えを伺います。

 

 

今後、関係者が協議のうえ「公開質問状」を出すか否かを含めて検討するとのことでありますが、いずれにしても かかる案件は、新たな市政においても充分に検討すべき内容であることから、今後も引き続き課題の上位に挙げ 議論を交わしてゆきたいと(共々に)思うところであります。

 

 

 

 

☆オマケネタ…サギの食料自給自足

去る日、用事を終えて帰宅すると、稲刈りを控えた自宅前の田んぼに 1羽の鷺(サギ)がいました。

 

 

 

イヤ、この日は ただ佇(たたず)んでいるのではなく、何やら下の方をジーっと見つめています。

 

 

このコの見つめる先には 小堰(こせぎ)が流れており、どうやら そこの何やらに狙いを定めているようでした。

私は、刺激してはいけないと クルマに乗ったままでデジカメを構えましたが、このコは目の前の獲物に集中しているらしく、私の存在に気づいていないようです。

と…しばらくした瞬間、素早く嘴(くちばし)を小堰の中に差し入れます。

 

 

二三度 ノックするように嘴(くちばし)を動かしたと思ったら、その先には小魚のようなものが咥(くわ)えられていました。

 

 

お見事なハンティング!

今どき堰に魚が居ること自体 珍しいものですが、その数少ないチャンスを逃さず捉えた(捕らえた)サギちゃんの捕食力に感心しきりでした。

 

と…そこへチャリンコに乗ったオッチャンが通りかかり、くだんのサギちゃんはバッサバッサと退避してゆきました。

 

 

ほどなく田んぼの中ほどに着陸、再びエサ探しに取りかかっていました。

 

 

この辺りも都市化が進んではいますが、そんな中でも 逞(たくま)しく「自給自足」に勤しむサギちゃんなのでした。

 


コロナ禍の各選挙…期日前投票・郵送による選挙が有効

2021-10-22 | 日記

全国的には 10月19日(火)に「第49回衆議院議員選挙」が公示を迎えており、長野市においては 10月24日(日)に 長野市長選挙が告示を迎えます。

いずれの選挙も 将来社会を占う重要な選挙であることから、(私も含め)有権者は投票を行なうべきことは言うまでもありません。

 

ところで、今回の選挙の大きな特徴は「新型コロナウィルス禍の下(もと)での選挙」ということでありましょう。

ご案内のとおり、新型コロナウィルス禍においては 三密や(人と人との)接触の回避など、本来であれば選挙の際に〝推奨〟される行動が ことごとく自粛を余儀なくされる事態となっています。

総決起大会などの 多くの人を動員する集会の自粛・聴衆と交わす「握手作戦」の自粛…これまでの選挙で常識とされた活動が軒並み〝NG〟となり、各陣営は選挙期間中の〝お訴え〟に苦慮していることが伝えられています。

 

そして かかるコロナ禍の影響は、有権者が臨む「投票行動」にも反映されることとなっていることが 併せ伝えられています。

今回の選挙は10月31日(日)。とりわけ長野市民にとっては〝ダブル選挙〟となるところですが、当日(31日)に投票所へ行くことで〝三密〟や〝他者との接触〟を危惧する人も居られ、そのために「選挙そのものに行かない」ことを選択する可能性も少なからずあることから、そのせい(コロナ禍のせい)で投票率の更なる低下が憂慮されています。

そんな中、昨今の選挙(投票)で その〝利便性〟が評されているのが「期日前投票」です。

ご案内のとおり「期日前投票」は、用事や都合で投票日に投票所に行けない人が 域内にある期日前投票所で事前に投票を済ませることができるもので、市役所や各支所において受け付けることになっています。

そのうえで「期日前投票」は、投票日当日の混雑(三密)を避けることができることから〝コロナ感染拡大予防〟の面で非常に有効と申せます。

また、それ(コロナ対応)を さっ引いても、期日前投票の会場となる市役所や支所は、当日(31日)の投票所に多く活用される学校施設などに比して駐車場に余裕があったり 施設がバリアフリーであったりすることから、とりわけ高齢者の方にとって「投票しやすい場所」として有位と申せましょう。

旧態の期日前投票は、投票日に(投票に)来れない理由などを(用紙に)記入しなければならなかったりと いささか面倒な面がありましたが、今は いわば気軽に投票することができるようになったことも手伝い、最近では 期日前投票の利用者が非常に増えてきていることも伝えられているところです。

 

長野市においては、先ずは 衆議院議員選挙向けの期日前投票が、市役所本庁舎で受付け開始されています。

 

 

市役所第一庁舎の1Fに特設スペースが設(しつら)えられ、コロナ感染対策を講じたうえで、午前8:30~20:00の間 市内の有権者であれば誰でも投票を行なうことができます。

 

 

かくいう私も、追って この「期日前投票」の機会を活用するつもりでおりますデス。

 

 

 

ところで、かかる コロナ禍の下(もと)での選挙に際し〝第三の投票方法〟が行なわれる(行なえる)こととなったことが、あまり知られないでいることが報じられています。

それは「郵便投票」なる投票方法です。

 

 

この郵便による投票(特例郵便による不在者投票)は これまで、身体障がい者手帳及び戦傷病者手帳を所持している方や、介護保険を受けている方で要介護状態区分が一定程度以上の方が自宅等で投票できる制度でありましたが、昨今のコロナ禍に伴い 選挙期間中に自宅療養などを余儀なくされている有権者にもこの投票権を拡大することとなり、公職選挙法の一部改正により その範囲が拡大されたもので、さきの東京都議選が 全国初適用となったとのことです。

(長野市HPの記載)

 

 

その詳細(投票方法など)は、総務省のホームページに記されています。

 

 

それによると「特例郵便投票」を行なおうとする人は、投票日の4日前までに 在住する自治体の選挙管理委員会に対し、コロナ感染症に伴う「外出自粛要請等の書類」を添付した請求書(専用様式)を送り、折り返し投票用紙を受け取ったうえで郵送による投票を行なうこととなります。

 

 

この「特例郵便投票」は、一般的な期日前投票に比して 正直言って手続きが面倒といえば面倒なところがあり、どこまで活用されるかどうかは懐疑的な面が否めないところではありますが、いずれにしても たとえ〝コロナ待機〟となった人でも、この方法を用いれば 国民の「権利と義務」である投票行動は確実に行なうことができることは確認できるところです。

 

さまざまな面で、今までとは異なる選挙事情。

選挙結果の展望に先立ち「投票率」の行方が その成否を分けるところであります。

 


新型コロナウィルス陽性感染者発生報告

2021-10-21 | 日記

ここのところ報告できないでいた、新型コロナウィルス陽性感染者発生のご報告をさせていただきます。

 

・10月13日(水)/5例(市1778~1782例)

 

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1778例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月6日/発熱・頭痛⇒11日/検査⇒入院

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者2名 その他調査中

 

・市(1779例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月9日/胸痛⇒11日/検査⇒12日/入院調整中

  感染経路   県8801例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 同居者3名 同居以外の1名

 

・市(1780例目)/60歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月5日/倦怠感・関節痛⇒12日/検査⇒/入院

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者2名 同居以外の4名

 

・市(1781例目)/10歳未満男児(無症状病原体保有者)

  時 系 列  10月12日/検査⇒/入院調整中

  感染経路   市1778例目の同居者

  濃厚接触者 同居者1名 その他調査中

 

・市(1782例目)/30歳男性(軽症)

  時 系 列  10月11日/発熱・咽頭痛⇒12日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者3名

 

 

・10月14日(木)/3例(市1783~1785例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1783例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月10日/背部痛⇒12日/検査⇒入院

  感染経路   県外との往来歴アリ

  濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1784例目)/50歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月12日/発熱⇒検査⇒入院

  感染経路   市1741例目の接触者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1785例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月9日/発熱・頭痛など⇒12日/検査⇒13日/入院調整中

  感染経路   市1778例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 同居者1名 同居以外の6名

 

 

・10月16日(土)/2例(市1786~1787例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1786例目)/10歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月12日/背部痛⇒14日/検査⇒宿泊療養施設

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者4名 同居以外の3名

 

・市(1787例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月11日/咳⇒14日/検査⇒15日/入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者1名

 

 

・10月18日(月)/2例(市1788~1789例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1788例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月16日/喉の違和感⇒17日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者1名

 

・市(1789例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月12日/倦怠感・悪寒⇒16日/検査⇒17日/入院調整中

  感染経路   県外との往来歴アリ

  濃厚接触者 同居以外の2名

 

 

・10月20日(水)/2例(市1790~1791例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1790例目)/50歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月17日/倦怠感・関節痛⇒18日/検査⇒19日/入院

  感染経路   市1789例目の濃厚接触者

  濃厚接触者 同居者1名

 

・市(1791例目)/40歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月16日/発熱・倦怠感⇒18日/検査⇒19日/入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者2名 同居以外の1名

 


川中島小学校「陣屋門」復元工事が佳境に

2021-10-19 | 日記

地区内を移動中、市立川中島小学校の前を通りかかると 工事の槌音(つちおと)が聞こえてきました。

立ち寄ってみると、そこでは「陣屋門」の移設工事が行なわれており、まさに佳境に入った状態(進捗)となっていました。

 

 

この「陣屋門」は、ここ川中島学校の歴史(校史)に深い関わりを有しているとのことです。

川中島町内にある 開校150年・日本で二番目の歴史と伝統を有する「川中島小学校」は、明治2年の頃に当時の新政府による「府県施政順序/学校を有すること」の施行に基づき「日新館」として開校しました。

門は当初、上田藩は塩崎の「陣屋の門」として安永3年(1774年)に長野市塩崎地区に築造(設置)されましたが、その後 明治4年(1872年)、川中島小学校の前身である『日新館(今里郷校)』に 旧幕府大名(旗本)であった「松平忠厚」氏から寄贈され、小学校の校門として活用されたそうです。

ところがその後、学校(日新館)が現在の場所に転した際 門は千曲市(現在)の個人宅に引き取られ(移設され)現在に至っていましたが、最近になって 当時の所有者のご逝去に伴い 氏のご遺族が転居され、門も屋敷と一緒に取り壊される可能性があることが分かりました。

この成り行きを聞き、地域の歴史を今に伝える貴重な資料ともいうべき「陣屋門」の解体を惜しむ関係者が一丸となり「そもそも日新館(川中島小学校)に設置されていた「陣屋門」なのだから、この際 元の場所(川中島小学校)に〝里帰り〟させよう」という機運を醸成し「この大切な文化財、教育的にも貴重な存在をむざむざ喪失させるには忍びない。この際 移転復元を果たし「校史ならびに地域の歴史を後世に伝える教育遺産」として活用しよう」として立ち上がり、もって「日新学校校門を復元する会」を設立して、本格的な移設事業に着手したものでありました。

 

 

 

それまで進捗がはかばかしくなかった移設計画も「復元する会」の設立に伴う関係者のご尽力により 一気に事態は進行(好転)、早ければ今月末頃にも 当地(川中島小校庭)に「陣屋門」が設置されることとなっています。

 

「陣屋門」は、川中島小学校の校庭の一隅に設置(設置)が進められています。

 

 

 

千曲市にあった門を一旦解体・運搬し、現地(川小)で組み立て 現在は外構などを整備する段階に至っています。

 

 

「復元する会」のメンバーでもあるY社のUさんは この移設事業でも代人のような役割を担われ、最後の作業確認に余念がありません。

 

 

Uさん曰く「120年もの時空を経たうえで 縁(えん)あって(門は)里帰りするのだから、川小の関係者はもとより多くの人達に「陣家門」のことに触れて 地域の歴史を知る機会としていただければと思っている。そのためにも、より完全な形で復元できるよう最善を尽くすのさ。」とのことでありました。

 

 

今回の「陣屋門の復元事業」は、地域に眠る〝生きた教材〟を蘇らせるという点で大きな意義を有し、同時に 新しい「歴史教育」の機会となることが期待されるところです。

 

川中島小学校に隣接する公園では、幼児たちが無邪気に仲良く遊んでいました。

 

 

 

この児(こ)らが いずれ川中島小学校に進学した際には「陣屋門」に触れ、地域の歴史を体感する機会を得ることでありましょう。

地域の先人たちが遺した史跡が、今を生きる人達の手で里帰りを果たし、それを間近に見る「これからの者たち」が〝現存する歴史的教材〟として自分たちの通う学校や地域の歴史を学び直す…まさに〝循環型歴史教育〟の好事例として、後世に亘り伝承されることになるのであります。

 


安全保障の議論を

2021-10-17 | 日記

この10月後半は、とりわけ長野市民にとって 奇しくも「選挙週間」に突入することとなります。

10月19日(火)には 第49回衆議院議員総選挙が公示を迎え、10月24日(日)には 長野市長選挙が告示されるのは ご案内のとおりであります。

いずれの選挙も 国民生活・市民生活に直結する大切な選挙となりますので、(私も含め)有権者は それぞれが支持する候補者に貴重な一票を投じることで、より良い社会づくりに向け「権利と義務」を果たしてゆくところであります。

 

そんな中、私は それぞれの選挙(議論)において「安全保障」の考え方について注目するところであります。

「安全保障」というと、一見的には「国事防衛」など〝軍事的要素〟を連想するところですが、私の思う「安全保障」は もっと広義に亘る安全保障…いわば「守るべきものを守るための政策」と言う(言いたい)ところなのです。

今や社会は、地球温暖化に伴う異常気象による自然災害や農作物の異変・2年前に発生した新型コロナウィルス禍、さらに世界経済等の軋轢による政情不安、さらに地域社会においては 格差の増長や人々の孤立化など、世界的・国際的な面から私たちの身近な社会環境に至るまで、不安定かつ先の見えない状況に陥っているのではないか、と。

その、個人では如何(いかん)ともし難(がた)い えも知れぬ不安を拭(ぬぐ)い、社会生活を庇護(ひご)してくれるのが、他ならぬ政治の役割ではないかと強く認識するところです。

 

前掲のとおり、今の社会不安の筆頭は「コロナ禍」でありましょう。

これについて、ときの政治は どのように国民の安全を保障してくれるのでしょうか。

また、未曾有の自然災害や 夏の猛暑に伴う健康やさまざまな悪影響からの安全の保障…これは 抜本的には「地球温暖化対策」につながることは論を待ちません。

こと自然災害については、社会インフラの強靭化なども「災害における安全保障」と言えるでしょう。

さらに これまでも言われているように、食糧自給率が4割を切ったわが国においては「食の安全保障」も欠かすことのできない課題です。国内・地域内での基幹産業である農業の維持・振興をはじめ、食料の自給を如何に進めるかは焦眉の課題と申せます。

 

もっと言えば、近年では「人間の安全保障」という課題も遡上にあがっていることも報じられています。

これは 国連が提唱する「人権保護」や「差別解消」などの、人の尊厳をいかに守るかという考え方であり、人が人として普通に暮らせるよう その「安全」を保障すべきという考えだそうで、地域社会においては「格差」や いじめなどの「差別」に対峙する考え方の大切さを説(と)くものでもあるようです。

 

かかる「安全保障」の議論。

そこに私は 政治が訴求すべき「命題」のようなものを感じ取るところです。

それは「守るべきものは 何か」との〝行動の基準〟ではないか、と。

コロナ禍の最中(さなか)、何を守るべく政策を進めるのか。

格差が広がろうとも経済主義を優先するのか。

地球温暖化が進行しようとも 相変わらずのエネルギー政策を看過するのか。

いじめ問題が存在するならば、行政は 何を守ろうとして対応にあたるのか。等々…

 

ときの政治の「安全保障」の考え方をみれば、彼らが「何を守ろうとしているのか」との〝本音〟が見えてくるのではないかと思うのです。

かくいう私も、地方政治の末端に居る者の一人として かかる安全保障「何を守るべきか」について常に念頭に置き、行動の基準としてゆきたいと考えております。

 

今回の選挙…とりわけ長野市民にとっては 国家ならびに市民生活の明日を占う重要な選挙であることは言うまでもありません。

その(投票行為の)判断基準として「安全保障=何を守ろうとしているか」を念頭に置いていただくのも 一考の価値アリとお勧めいたすところです。

 

 

 

 

昨年の晩夏の頃、とある庭先に 一羽のキジバトが目に入りました。

 

 

どうやら、盛花の役割を終え 多くの種を付けたヒマワリ(の種)をついばんでいるようです。

 

 

そういえば 私も幼少の頃、ヒマワリの種を 皮を剥いておやつ代わりに食したことがありました。

何というか ピーナッツ感覚の歯ごたえがあったのを覚えています。

 

件(くだん)のキジバト、私の視線を知ってか知らずか 一心不乱についばんでいました。

 

 

自らの「食」を自ら得る。生きるための基本行動を見せてもらった感でした。

 

 


土木要望 現地調査

2021-10-16 | 日記

この週中(しゅうなか)、私の住む(≒地盤とする)地区の「土木要望 現地調査」が行なわれ、随行・立ち会いをいたしました。

 

 

 

幸い、調査該当日は晴天に恵まれました。

この現地調査「雨が降らない気候」が 何よりアリガタイのです。

と いうのも、調査には 区ごとの要望内容を記した「要望書(資料)」が必携なのですが、一度(ひとたび)雨に遭うと調査の最中にこれら資料が雨に濡れてしまい メモなどができなくなることはもとより、最悪の場合は資料(紙)が破れてしまうこともあり (雨降りには)難儀してしまうのです。

 

 

そういう面からして、今年の現地調査は〝ツイていた〟と言えるのかもしれません。

 

ただ…前日来 触れさせていただいておりますが、先週末から 私自身が右の踵(かかと)が炎症に見舞われており、この日(延べ2日間)も 歩行時に痛みが伴う中での調査…しんどいか しんどく無いかといえば、非常にしんどい中での行程となってしまいました。

調査中も 周囲から「足を引きずって どうしたの?」と声をかけていただき、その都度に笑ってはぐらかしながら「イテテ…」と心の中で言(ご)ちながらの調査立ち会いとなりました。

 

 

私が立ち会った地区(川中島地区)は 13の「区」があり、それぞれの区が 住民の方々から出された土木要望を抱え、それらを取りまとめたうえで市に新設・改善方を要望しておられます。

これれの作業(手続き)は、長野市全域にある32の住民自治協議会が共通して行なっています。

そこに暮らす人であるからこそ認識される課題を提出していただき、市(行政)として それら市民ニーズに対し、基本的には実現を期して しかしながら諸状況を踏まえ実行の可否・是非を判断しながら、いずれにしても すべての要望に何らか対応させていただくべく事業(業務)に臨むのものです。

 

 

 

川中島地区は、いわゆる〝昭和の時代〟の社会構造から 昨今の新規開発の社会インフラとが混在する地域であり、そこに 少子高齢化の社会動態も加味され、土木要望も多岐多様に亘っているのが特徴です。

古くからの管理道路に過ぎなかった場所が、宅地開発に伴い拡幅(後退)することになり 今後は自転車などの通行が増えることが予見されるようになった箇所があります。しかしながら路傍の側溝が開渠(かいきょ/蓋(ふた)無し)となっており、危険度アップが懸念されることに

ここの蓋かけは 積年の要望事項でありますが、かかる社会状況の変化に伴い 注視すべきポイントとなるかもしれません。

 

 

 

こちらの箇所は 通学路(歩道)に沿って造成された新興住宅地からの雨水が、昨今の「ゲリラ豪雨」の際などに 従来からの水路に一気に流れ込み溢れ出る被害が多発することとなってしまっていることから、抜本的な対策が要望されていました。

 

 

これに対し、こちらの地区には 計画的に「地下雨水渠(うすいきょ)」が敷設されることが説明されていました。

 

 

 

また こちらの地区では、JR川中島駅に向かう通勤・通学の方々の〝抜け道〟として重宝されている いわゆる「赤線道路(旧国有地)」があるものの 未整備のままの藪地(やぶち)になっていることから、当区(本町区/もとまちく)の方々が一念発起し 行政の手に頼らずに自分たちで歩経路を造る「道普請(みちぶしん)」を行なうとのこと。

 

 

そのために、今後は市に申請して 砕石などの部材のみを供与してもらい、マンパワーの一切を住民で担うことを力強く〝宣言〟され、市も協力体制を整えるとしていました。

 

これらは ほんの一例ですが、いずれにしても(前掲のとおり)地区ごとの土木要望は多岐に亘っていることから、私の立場においても それら地区ごとの特徴や願意などを自分なりに把握したうえで、市(行政)⇔住民(区)との適切な仲立ち役を担ってまいります。

 

なお今回は便宜上 地盤とする地区のみの立ち会いでありましたが、長野市といっても広うござんす。市域内のあらゆる課題を わが課題として捉え、いつでもどこでも馳せ参じる覚悟で 日々の諸活動に臨んでゆきたいと 改めて思いを新たにいたしました。

 


令和元年東日本台風から丸2年 〝矛盾〟を禁じ得ない

2021-10-14 | 日記

さきの10月13日は「令和元年東日本台風」から丸2年が経過した日でありました。

発災後の経過などについては、報道などで既にご案内のとおりであり、私の立場においても 本ブログなどを通じて発信させていただいたところではありますが、いずれにしても 長野市においては「長野市災害復興計画」に基づき、国等の支援も受けながら「被災ゴミ」の除去や破堤堤防の復旧・建物解体などの被災事後対応に始まり、現在は社会インフラ整備や河川改修などの復興事業が段階的に進められていることは 併せてご案内のとおりであります。

 

 

 

 

 

そんな中、私が折りに触れて識見をいただく 識者の方(Iさん)から、被災後2年を迎えた長野市(市長)の考え方について〝矛盾では〟との指摘をいただき、それが 私の心の中にも澱(おり)のように積もっている深層心理とも一致し、見解を一(いつ)にしたのでありました。

 

それは、このほど長野市が 被災地である長沼地区への「災害公営住宅」の建設を断念したことと、この被災後2年に際し 市(市長)が発したコメントとの〝矛盾点〟であります。

Iさん曰く「長野市(市長)は、長沼地区への「災害公営住宅」の建設を断念し、そこに再び住みたいという人(被災者)の意向に副(そ)わない結論を出しておきながら「長沼地区への定住促進とコミュニティーの維持を進める」旨を言っている。この相反する内容には 多くの人が「矛盾している」と感じたんじゃないか。やはり、今まで長沼地区に住んでいて これから(被災後)も そこ(長沼)で暮らしたいと言っている人がいる以上、そこで住むことができるようにしてあげるのが本来の行政の役割じゃないか。」と。

また「(長沼地区の)災害公営住宅には「2,5mの盛り土が必要」とのことを建設の課題として挙げていたけど、それを なぜ2年も経(た)ってから(断念の)理由として出してきたの?そんなことは最初から判っていたことじゃないの?」とも。

 

 

 

 

さらに「被災箇所(長沼)で再び安全に住むには 2,5mの盛り土が必要というのなら、既に 今までの高さ(0m)で自宅を再建した人は一体どうなるの?その基準(2,5mが必要)に基づけば、市は その人たち(自力で復旧した世帯)に対して「そのままだと危険ですよ」と不安を煽(あお)っているようなものじゃないか。」と。

そして「今回の「(長沼地区)災害公営住宅 断念」は、結果として 内外に「長沼地区は 再び住むにはふさわしくない地区です」という〝マイナスのアピール〟をすることとなってしまった。にも拘わらず、市(市長)は「もう一度安心して住んでもらえるような地域づくりを」とか「コミュニティーの再構築を」などと麗句(れいく)を述べていたけれど、残念ながら その声は、少なくともオレの耳には矛盾に満ちた言葉として空(むな)しく響くばかりだった。」と吐露しておられたのでした。

私は、そんな氏の率直な感想に 意を同じくするところでありました。

 

令和元年東日本台風、中でも 最大の被災地である長沼地区における諸課題…とりわけ「被災者公営住宅」の建設問題は、被災者住民生活の基本中の基本に位置づけられる重要かつ抜本的な課題と申せます。

このことについては、所管課(住宅課)を中心に 被災者(世帯)の状況や心情に寄り添い、いわゆる「膝詰め」の姿勢で対応してきたことは 私も承知しております。

被災者(世帯)が災害に直面した現実・将来不安・地区への愛着など、実にさまざまな模様(もよう)が複層的に重なり合い、結論がなかなか見い出せないでいる様(さま)は、側(がわ)で見聞きする者としても 心苦しいところでありました。

そんな「迷える被災者住民」を前に「寄り添う」を念頭に対応に努めていた長野市ではありましたが、こと ここに至る前に、何らかの提案や助言を もうちょっと早いうちに行なうことはできなかったのか…私の立場においても 今も忸怩たる思いが重なるところです。

Iさんの言うとおり もし当地に「被災者公営住宅」を建設する場合には、国(国交省)の指針により ハザードに耐えうる盛り土が必要であること などの前提条件を予め示してさしあげれば、当事者の方々も それらを(早いうちの)判断材料の一つとすることができたのではなかったか。

それら諸情報など 何の提示も無いままに「どうします?」と 被災者の顔色を伺うばかりでいたことで、事態は何ら進捗しないまま 時間ばかりが過ぎることとなってしまったのではなかったか…と 思わざるを得ないところです。

 

一方で、今回の災害に際し とりわけ長沼地区においては、議会(議員)の介入を拒んでこられた経緯もありました。

私も 発災後、幾度となく被災者の会議などの傍聴に足を運びましたが「議員の入場は遠慮願いたい」と、住民や市(担当)から申し入れられたものでした。

ただ、このことについては「被災地のことは被災地住民と行政機関(国・県・市)で直接やり取りしたい」との自主独立の意向であると捉え、そのお考えは最大限尊重すべきことから、私としても異論なく辞去し 推移を見守ることとしたのですが、そのこと(議会の介入ができなくなったこと)で、今回のような重要な結論についても 経過の報告を事前に充分に受けないまま、結果〝事後報告〟となってしまったことは 残念という他ないところでもあります。

 

その他、今回の件には 既に建設が進められている「豊野町 美濃和田被災者公営住宅」との絡みなどもあり、時間経過と共に複合的要因も生じていることも側聞されているところではありますが、いずれにしても 未曾有の自然災害から2年の歳月が過ぎた中、着実に復興計画が進んでいる内容と 未だ課題を内包したまま時間経過ばかりをみる内容とが混在している状況を再認識させられたところであります。

この 長沼地区の被災者(世帯)の方々の「終の棲家」の課題については、何とも〝尻切れトンボ〟の感が否めないところであります。これからも時間経過と共に推移を見守ってゆきたいと思うところです。

 

 

 

昨冬に通行した 長沼地区の「アップルライン」に、竹で作られた「アップル」のモニュメントがありました。

 

 

 

 

 

これは、長野市篠ノ井にある「小出竹材店」さんの手で 当地の復興を願い作られたと聞き及んでいます。

 

 

 

2度の冬を経て、あと数ヶ月で 被災地も 3度目の冬を迎えんとするところです。

 

 


不測の事態から学んだこと

2021-10-12 | 日記

さきの週末に突如襲来した踵痛(しょうつう)…一足ごとに辛さが身に沁(し)みる事態となりました。

土日の間は 如何ともすることができず、ただただ(歩行時の)痛みに耐えるばかり、ときに苦悶しながら時間の過ぎるのを待つしかありませんでした。

明けて月曜日。幸いこの日は 例年の暦は祝日でありましたが、五輪裁量で平日となったことから、朝イチで地区内にあるペインクリニック(麻酔専門医)に泣きの電話を入れ、患部へのブロック注射を施していただくことができました。

 

 

が…このブロック注射が痛いの何の。まるで患部にメリ込むような激痛で、さらに注射後20分ほど経過したら 薬剤が患部に広がるからでしょうか、踵全体が中から破れんばかりの何ともいえない痛みがしばらく続いたのでした。

 

 

そんな痛みの中で眠りについて一夜が過ぎ、早朝に目覚めて起き上がり 恐る恐る足を床に着けてみると…「オッ」前日に比べれば格段に痛みが軽減されており、歩いてみても 多少引きずるを余儀なくされるものの〝壊れた人形状態〟は改善されるに至っておりました。

但し 油断は禁物。このまま無理をして再発しては元も子もないと、火曜日は改めて整形外科を受診することといたしました。

今週は 地区の土木要望の現地調査もあることから、それまでには治しておかなければなりません。

よりによって この時期に歩行苦に陥るとは と、自らの(不)健康状態を恨みつつ それでも施術によって概ね改善していただいたことに感謝し、今後の回復を期するところであります。

 

ところで、たとえ暫(しば)しの間でも〝歩行困難〟に陥ったことで、さまざまなことを考えさせられてしまいました。

やっとのことで歩いているとき「今 この瞬間、地震などの自然災害が発生したら 今のオレの状態では逃げることは不可能だよな…」と思うことに。

また 踵痛(しょうつう)によって足上げ行為がままならない中、階段の上り下りすらできない。イヤ ちょっとした段差でさえクリアできない。下肢が不全または不自由な人は 日常的に(移動時の)ジレンマを抱えておられるのではないか。

また、損傷部位が右足の踵(かかと)であったことから、施術(注射)後の薬液の浸透の間の激痛によってクルマの運転もままならなくなりました。このように、肢体が不自由になったうえに クルマ移動もできない状態に陥ったときの不便さ(不自由)さを痛感することに。

 

私を含め、市民はさまざまな様態の下(もと)で日々の生活を送っています。

そんな中、生活を送るひとの様態(状況)はさまざまなものであったとしても、社会インフラなどは均一…それも いわゆる健常者を基準に設(しつ)らえられているのが現状であり、それは即ち 障がいなどの身体不全や高齢・さらに今回の私のように不測の事態になった者などは、その社会インフラの〝枠の外〟に置かれることになります。

これは いわば「社会的不公平」といえるのではないでしょうか。

今までの社会は、そんな社会的不公平が〝普通のもの〟とされてきました。

社会インフラは〝健常者仕様〟となっており、障がい者などの不自由な人に対する仕様は「特別なもの」でありました。

これからは そんな「悪しき常識」を変えてゆかなければならない。

どんな状況にある人でも 普通に暮らせる社会インフラの構築を。

不測の事態に陥った人が イザというときに救いの手が差し伸べられる社会環境を。

 

この 僅か数日間は、私に対し 実にさまざまなことを示唆してくれました。

今となっては、貴重な「学びの時間」となったと受け止めるところであります。

 

 

 

 

10月11日(月)~12日(火)、長野市域内で新たにコロナウィルス陽性感染者発生が報告されています。

 

・10月11日(月)/2例(市1775~1776例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1775例目)/10歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月8日/発熱・関節痛⇒10日/検査⇒宿泊療養施設

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1776例目)/30歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月5日/咳・頭痛など⇒9日/検査⇒10日/入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 無し

 

 

・10月12日(火)/1例(市1777例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1777例目)/10歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月10日/咽頭痛⇒11日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者5名 その他調査中

 


不測の事態/長野市域内で新たにコロナウィルス陽性感染者発生が報告されています

2021-10-11 | 日記

さきの週末、不測の事態に陥り 往生しています。

9日(土)の朝、右足の踵(かかと)に違和感を覚えたと思ったら あれよあれよという間にアキレス腱周辺に痛みが広がり、日曜日には ちょっとした歩行困難状態に陥ってしまったのです。

原因は…と問われても、転んだワケでも捻(ひね)ったワケでも無く 本当に降ってわいた痛みの襲来といったところです。

たまらずネットで調べると、アスリートなどに突発性に起きる「アキレス腱 滑液包炎(かつえきほうえん)」なる炎症が該当するのではないか、と。

 

 

要は「使い過ぎ」ということのようですが、私自身は 不定期にテニスをしたり、たま~に声をかけられてゴルフに行く程度のもので いわゆるアスリートみたく(アキレス腱周辺を)酷使している覚えは無いのですが…。

逆にいえば 脚(あし)の鍛えが足りない「運動不足」や、来年(早いもので)60才となる「加齢」の問題もあるのかなぁ、と やや自虐的に自らを省(かえり)みるところでもあります。

 

いずれにしても、激しい痛みを覚え 改めて、身体における「踵(かかと)」の役割の大切さと そこ(踵)にダメージが及んだときの難儀さを再認識させられました。

人は 歩行の際には、必ず踵(かかと)に全体重がかかるものです。それは一瞬であるものの、避けてとおることはできません。

そこ(踵)に現れた 今回の炎症に伴う痛み…これは 歩くという動作の一歩 ゝ に発生するもので、これが本当に痛い。

下手くそなスキップというか、壊れかけた人形というか、とにかく他人様には見せられないような様(さま)であります。イテテ…。

 

このような不測の事態に陥って 改めて、普通に歩いたり走ったりできることの「当たり前」が、実(じつ)に「有り難い」ことであるかを実感します。

いずれにしても治療に努め、せめて普通に歩けるようになればと 悪戦苦闘しながら念じているところであります。イテテ…。

 

 

 

 

 

10月7日(木)~10日(日)、長野市域内で新たにコロナウィルス陽性感染者発生が報告されています。

 

・10月7日(木)/3例(市1763~1765例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1763例目)/50歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月4日/発熱・咳など⇒5日/検査⇒入院

  感染経路   県外との往来歴アリ

  濃厚接触者 同居者3名 同居以外の1名

 

・市(1764例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  9月27日/鼻詰まり・下痢⇒6日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者3名 同居以外の1名

 

・市(1765例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月3日/頭痛⇒6日/検査⇒入院調整中

  感染経路   市1748例目の接触者

  濃厚接触者 同居者1名 その他調整中

 

 

 

・10月8日(金)/4例(市1766~1769例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1766例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月5日/発熱・倦怠感⇒7日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者1名

 

・市(1767例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月5日/発熱・咳など⇒7日/検査⇒宿泊療養施設

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者1名

 

・市(1768例目)/50歳代女性(無症状病原体保有者)

  時 系 列  10月7日/検査⇒入院調整中

  感染経路   市1763例目の同居者

  濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1769例目)/40歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月4日/咳・咽頭痛など⇒7日/検査⇒入院調整中

  感染経路   市1766例目の同居者

  濃厚接触者 同居者1名

 

 

 

・10月9日(土)/3例(市1770~1772例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1770例目)/10歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月1日/発熱・咳など⇒7日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居以外の1名

 

・市(1771例目)/20歳代女性(軽症)

  時 系 列  10月6日/鼻汁⇒7日/検査⇒8日/入院調整中

  感染経路   市1752例目の同居者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1772例目)/30歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月7日/発熱・咳など⇒8日/検査⇒入院調整中

  感染経路   市1759例目の同居者

  濃厚接触者 同居者5名

 

 

 

・10月3日(日)/2例(市1773~1774例)

 

その概要は下記のとおりです。

・市(1773例目)/80歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月2日/味覚異常⇒8日/検査⇒9日/入院

  感染経路   市1769例目の同居者

  濃厚接触者 無し

 

・市(1774例目)/50歳代男性(軽症)

  時 系 列  10月6日/鼻汁⇒9日/検査⇒入院調整中

  感染経路   不明

  濃厚接触者 同居者3名


「推し店プラチナチケット事業/第二弾」チケット販売開始

2021-10-10 | 日記

長野市は、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ長野市経済の活性化を図り、消費の喚起を促すとともに 売上げが減少した事業者への支援をするために「推し店プラチナチケット事業/第二弾」を実施することとなり、10月9日(土)から チケットの販売が開始されました。

 


 

 

この「推し店プラチナチケット事業」は〝復興〟をキーワードに、昨年〝第一弾〟の事業が行なわれました。

と いうのも、長野市においては 令和元年に「令和元年東日本台風」による未曾有の被害を受け、さらには その後に発生した「新型コロナウィルス禍」の悪影響により、市内の社会経済全体が落ち込むことになってしまったことから、その厳しくも下げ止まった状況を上向きにシフトさせるべく プレミアのついた商品券を発行し、市民の購買意欲の喚起につなげたところでありました。

 

そのうえでの 今回の〝第二弾〟であります。

新型コロナウィルス禍は、早期収束の願いもむなしく 第二波・第三波 さらに第五波へと長期化の様相を呈し、今年に入って再び厳しい社会経済状況に陥ってきたことから さきの〝第一弾〟を通じて大きな経済と消費マインドへのプラス効果が発揚された〝推し店事業〟を再び実施し、いわば 一度上がって再び下降し始めた風船を 再び空へと向けて上昇気流に乗せようとするものです。

 

長野市の行なう〝推し店プラチナチケット事業〟の特徴は、何といっても「推し店」つまり チケットは、市民自らが消費活動を行ないたいと思う いわば〝常連店〟で購入・消費することで、市民の手で行きつけの店を支援しようという いわば「助け合いの精神」が発揚されることでありましょう。

この相互扶助の事業目的は〝第一弾〟でも高く評価され、その好マインドは〝第二弾〟にも継承されることとなっております。

 

 

 

今回も、額面(販売額)3,000円のチケットに 2,000円のプレミアが付与され、消費者たる市民は 60%の〝お得感〟を得て、常連店さんで消費活動を行なっていただくこととなります。

総発行額は30万冊。前回同様、事前に申込みを受け付け、その申込み数に応じて 平等に(市民に)配分することとなっています。

 

 

 

なお 個店においては、月平均の売り上げ(店の規模)に応じて扱える冊数が決められていますが、いずれにしてもチケットの販売を通じ 顧客さんらがもう一度(店に)足を運んでくださることに期待が寄せられるところです。

 

 

 

「推し店」とされる店舗は、飲食店をはじめ 市内で事業を行なう様々な業種・業態の1,775店舗が対象(登録申込店)となっています。

 

長野市推し店プラチナチケット事業/登録店舗検索サイト

          ↓

https://www.oshimise-nagano.jp/search.php

 

 

私の暮らす地区内の理髪店さんも、前回(第一弾)に引き続き登録店となり、営業の傍ら チケット販売を行なっていました。

 

 

 

オーナーによると、前回の「推し店第一弾」が好評を博し 今回の「第二弾」においても、早いうちから問合せが寄せられているとのこと。

初日のこの日も、顧客として来店して早速チケットを購入・活用される人や「推し店(チケット)ある?」といってチケット購入のためだけに来店される人など さまざまだとのこと。

 

 

 

「いずれにしても、チケットを購入した人は また必ず来店してくださるのだから、ありがたい話しだよ。このようにして 顧客が個店を応援してくださり、その〝心意気〟で 顧客のつなぎ止めと売り上げアップにつながることが、この事業の魅力じゃないかな。」と 取り扱い店舗の心情を代弁しておられました。

 

 

店内には「推し店チケットあります」のポスターが掲示され、来店客は「あ、推し店プラチナ事業が始まったね。」と反応されていました。

 

 

 

無論、その(事業参加の)大前提となるのが「新型コロナウィルス感染症予防対策」です。

この店舗では「推し店」のPRポスターと「当店のコロナ感染症対応」の啓発ポスターがセットで掲示されており「コロナ感染予防なくして推し店プラチナ事業なし」との事業の意義を体現しておられました。

 

 

 

 

先には 長野県が「新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は、県民・事業者の皆様のご協力で減少しており 第5波もほぼ収束したと考えられます。落ち着いた状況の中で、コロナ禍の影響を大きく受けた県民・事業者の皆様を支援し 社会経済活動を再開させていくことが必要です。」とし「コロナ禍の克服に向けた取組により県内の社会経済活動を促進します。」と〝宣言〟を行ないました。

そのうえで、官民挙げて社会経済活動の活性化に努める、とすることを発表しています。

 

 

 

社会には 未だ新型コロナウィルス感染症が遍在しているものの、並行して 疲弊する地域社会の経済活動の再開を図ってゆかなければならない。

そんな中、よく「アフターコロナを見据え…」などとの表現が聞かれますが、私は「アフター=収束」には至っていないと強く認識し、ここは「ウィズコロナ=共存」の感性で社会活動に臨むべきと考えます。

「いつまた感染拡大するかもしれない」との〝かもしれない意識〟を常に念頭に置きながら、社会経済活動を再開すべきであると思うところです。