興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

浅草 カジュアル

2009-04-25 | チラッと世相観察

台東区方面に所用があり、ついでに浅草を歩いてきました。

浅草寺は「平成本堂大営繕」中とのことで、本堂全体が白い被いでおおわれていました。
でも正面から中に入ることはできます。

善男善女が大勢訪れていました。(上の写真)


仲見世脇に幼稚園があるのを初めて知りました。(浅草寺幼稚園)

ちょうど退園時間のようでした。 庭にいるたくさんの子供たちのかわいい声でとても賑やかです。 おかあさんたちが迎えに来ています。

それが参道の脇なので、外国人観光客がカメラを向けていました。 観光地の中に人々のカジュアルな日常を垣間見ることのできた瞬間です。

考えてみれば、子供たちにとっては参道をぞろぞろつながって歩く大勢の観光客が ‘日常’ なのですね。







街中をめぐるバスが走っていました。
台東区民の日常の足でもあるのでしょうか、短時間で何台も見かけました。

浅草は人力車で見物するのもよさそうですが、このバスで回るのもいいかもしれません。









神谷バーで一休み。 電気ブランにまぐろのぬたで軽く一杯。

店内は平日の午後(早い夕方)なのに、客でいっぱいでした。 常連のおじさん方も多いようです。


「どうしたんだい? 森の石松かい」
白っぽい背広に山高帽をかぶった紳士がやってきて、わたしの隣で飲んでいたおじさんに話しかけました。 隣のおじさん、右目に白い眼帯をつけています。

「伊達政宗といってくれよ」
眼帯のおじさんが答えました。 二人は仲よし飲み仲間のようです。

これもカジュアルな浅草といえるのでしょう。 でも、さすが浅草、客同士の会話もなかなかしゃれているなあ。