オヤジのひとり言

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日本三名鐘の一つ、京都神護寺の梵鐘

2011年12月27日 | オヤジのひとり言

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 京の年の瀬・除夜の鐘②

 「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 (子規)」と俳句に詠まれているとおり、

日本の鐘(梵鐘)は、仏教寺院に強く関わっています。

 梵鐘は、中国で生まれ、仏教の伝来に伴って、朝鮮半島や日本にも伝わり。

東洋の梵鐘の特徴は、 

優美な形、 

東洋独特の装飾、 

荘厳な響きと余韻にあります。
 

「涼しさや 鐘を離るる 鐘の声(蕪村)」と詠まれ、

 「一里鳴って、二里響き、三里渡る」と言われているように、梵鐘の音には余韻があります。
 

「銘の神護寺」

 

あるいは「勢の東大寺」、

 

「姿(形)の平等院」、

 

「音(声)の三井寺(園城寺)」、
 

いわゆる「日本三名鐘」をはじめ、

日本にも、国宝や重要文化財に指定されている梵鐘が少なくありません。

 

日本三名鐘の一つ、京都神護寺の梵鐘をご紹介します。

この寺院の歴史は古く、

和気清磨呂が河内にあった神願寺とこの地にあった高雄山寺を合併して,

 神護寺と称したのが始まりです。

  809年から14年の間、唐から帰朝した空海(弘法大師)も住持し、

真言宗立教の基礎を築いた所でもあります。

現在の諸堂は大師堂(重文)を除き、応仁の乱で焼失したために、

1623年桜門、毘沙門堂、五大堂、鐘楼が再興され、

昭和10年に、金堂と多宝塔が新築されました。
 

神護寺の鐘は、貞観17年(875年)に鋳造されたもので、国宝に指定されています。
 

日本三名鐘の一つとして、「銘の神護寺」と呼ばれています。

 

詞書を橘広相、八韻の銘一首を菅原是善、藤原敏行が文字を揮毛したことに由来します。

当時の三絶によって銘が刻まれたことから、

 「三絶の鐘」とも呼ばれています。

つづく・・


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