オヤジのひとり言

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男衆 ( おとこし )さん

2009年11月16日 | Weblog
11/16

男衆

祇園の主役は女性なのですが、

唯一その中に、

男衆(おとこし)と呼ばれる男性が存在します。

男衆は、

芸・舞妓に着物を着付けるのが仕事です。

その昔は、

芸・舞妓に関するトラブルや、

お茶屋と屋形の間に入って

金銭的な折衝事もしていた様ですが、

今は着物を着せるだけになってしまっているようです。

意外に思われるかもしれませんが、

実は、芸・舞妓は自分で着付けのできる人が少ないのです。

勿論、

自分でできる妓もいますが、

馴染みの男衆以外が着付けると、

「なんや気色わるい」などと言いながら

モジモジしています。

やはり、

帯などは男手で力強くしめた方が、

ピシっと塩梅良く決まる様です。

男衆は

、芸・舞妓にとっては一番身近な男性といえますから、

芸・舞妓と男衆のロマンスなどを邪推してしまいますが、

それは御法度なのです。

何だか、

飼い殺し状態ですね。

とはいえ、

祇園に男衆は数える程しかいませんから、

夕方はロマンスどころでは無い程、

超多忙を極めるそうです。

都をどりの楽屋などは殆どパニックで、

一度に着付ける人数が多い上に、

おきゃんな芸・舞妓は

お客からのお部屋見舞いなどに

はしゃいでなかなか着物を着てくれないらしく、

罵声が飛び交う戦場と化すそうです。

をどりの楽屋では、

立方(舞う人)と

地方(演奏する人)の楽屋は別々の部屋で、

立方の楽屋が「動」なら、

地方の楽屋は「静」なのだそうです。

とある舞妓の話によると、

ものすごく(雰囲気が)暗い……

 いえ、実は???上品なのだそうですよ。


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