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魔界への誘い・京に伝わる魔界伝説
繁昌神社の班女塚
来ぬ人を待って、居座る娘の亡骸
そのむかし、男は女のもとに通い、女は常に待つ身でした。
もしも私のいない間に、恋する人が訪ねてきたら・・
そう思うと一歩も家から離れられなかったのだろう。
死んでからも家を留守に出来ない娘の情念が物語として伝え残っています。
京都市下京区高辻通り室町を西に入ったところにその娘の家はあった。
前長門国守の娘で、姉と2人で暮らしていました。
姉のほうには夫はあったが、妹は未だに独身で、時折男が通ってきていた。
ところが娘は病に罹り、若くして亡くなってしまう。
娘の遺体を鳥辺野へ運んだ時のことです。
やけに棺が軽く、不思議に思って棺の中を見てみると、
いつの間にか遺体が消えていたのだ、
会葬者が家に戻ってみると遺体が臥しているのです。
翌日、再び葬送したが、また遺体は戻って来た。
娘の遺体は、
在りし日に男と睦まじく語り合っていた部屋に決まって臥せているのだ。
そしてついに根が生えたように動かなくなり、
家の床板を外して、そのままそこに埋葬したのだった。
いつしか、この塚を神格化し、
女性を祀ることから弁財天を祭神にしたのだった。
それが現在の繁昌神社の起こりです。
弁財天は別名針才女ともいい、
それが訛って、班女神社、
そして繁昌神社と変化していったとも言われています。
繁昌神社
京都市下京区高辻通室町西入繁昌町
交通
阪急烏丸南西400m高辻通 mapion
祭神
市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命
由緒
班女ノ社ともいう。
『宇治拾遺物語』巻三に「長門前司女、葬送の時、本所にかえる事」と云う説話があり、
遺骸を運び去ろうとして葬ろうとしたが根の生えたように動かないので、
そのまま埋葬して塚をつくった。、やがて、
「いかなることにか、この塚のかたはらちかくは、下種なども、え居つかず。「むつかしきことあり」と云つたへて、大かた、人もえ居つかねば、そこはただその塚一ぞある。と
高辻より北、室町よりは西、高辻おもてに六七間斗が程は、小家もなくて、その塚一ぞ、たかだかとしてありける。いぁにしたることにか、塚の上に神のやしろをぞ、一いはひ据えてあなる。此比も今にありとなん」とあり、この女を班女塚といったらしい。 もと針才女(実は弁財天)を祀るものであったが、音が似通っているため繁昌と誤伝したたたずまい は 下町風の市街地に鎮座、すっかり小さい社域になっている。本殿はいい雰囲気が出ており、由緒を感じる。とのきじゅつがあります。
繁昌宮について・ 当神社の御祭神は 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、 田心姫命(たごりひめのみこと)、 湍津姫命(たきづひめのみこと)の3神であり、 世に弁財天と申して7福神の一人で 家内安全、商売繁盛の守護神とされています。 その往昔、凡そ一千余年以前(第56代清和天皇の貞観年中) 当境域は藤原繁成と言う武将の館がありしところにて、 館内に大なる功徳池と名付けし池があり、 その中央の小島にその後(延喜の御代)安芸の宮島に鎮まる大神等を勧請し、 この地(現在の高辻新町)に御鎮座になったと伝えられて居ります。 然して往時より朝野の崇敬が深厚であり、 いつしか周辺はその後の永き歳月を重ねる間、 種々の時代の災事により改変したとは申せ 今に至る迄その御神威の赫々たることは言を俟ちません。 斯くの如く霊験あらたかな 大神の御璽(みしるし)を戴いて日夜の奉拝を通じ、 そのお蔭をお受け下さい。以上 と社伝に有ります。 |
弁財天は、名前に「財」が付いていることからも金運の神様といわれた。
室町と言う場所柄もあって商売繁盛の御利益があるが、
やはり元を辿れば縁結びの霊験あらたかであった。
長い歴史の中で、
豊臣秀吉が都市改造のときに一度、神社を移転させたそうだか、
祟りがあるといって、もとの場所に戻したという。
天下の豊臣秀吉をもってしても、
女の執念にはなす術がなかった。
確かに、神社の旧鎮座地には、
班女塚と呼ばれる小祠を祀る巌が安置されています。
繁昌神社の例祭は、5月20日に行なわれていた。
昔は全裸の男たちが神輿を担ぎ、娘の霊を慰めたという言い伝えもあります。
今回はここまで・・
続きは次回に・・
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