稲葉、18年目で2000安打!
「日本ハム移籍が大きな転機…新庄氏から学んだ」と
日本ハムの稲葉篤紀外野手(39)は28日、Kスタ宮城での楽天戦でプロ野球史上39人目となる通算2千安打を達成した。
初安打はヤクルト時代に広島戦で紀藤から本塁打して記録。
プロ18年目のシーズンを通算2千安打まで残り34本として迎え、開幕から25試合目での到達だった。
重圧をものともしなかった。初回2死一、二塁の第1打席。稲葉は、先制右前打を放ち、一塁上で両拳を突き上げた。
名球会の先輩・田中打撃コーチ、楽天・松井らが花束を持って駆け寄る。
球場全体がスタンディングオベーションで祝福した。
「正直、ホッとしました。これで色んなことから解放された。
打ててよかった」。仙台は昨年の球宴でMVPを獲得した地で今度はメモリアル打を放った。
「復興に向けて頑張っている人を少しでも勇気づけられたら」とバットを振り抜いた。
18年目の大記録。日本ハム移籍が大きな転機となったという。
04年オフにメジャー入りを希望しFA宣言したが、オファーはなく、北の大地を新たな職場に選んだ。
「野球人生はここで終わるんだ」。入団する際、北海道に骨をうずめる覚悟を決めた。という。
新天地では出会いがあった。
当時、絶大な人気を誇った新庄から、ファンと触れ合うことの大切さを学んだ。
「ある時、新庄さんに言われたんです。
ファンに手を振ってみたらって」。
実際に球場でやってみた。
すると、
視線の先はみんな笑顔だった。気持ちが自然と楽になった。
それからは結果が出なくても、一人で悩むことがなくなった。
「野球が楽しくなった」とそっと明かす。
“稲葉ジャンプ”は今や、札幌ドームの名物となった。
「06年のプレーオフだったかな。みんなが一斉にジャンプし始めた時には感動した」。
06年には日本シリーズMVPに輝き、
07年には首位打者を獲得。名実ともにチームの顔となった。
グラウンド外では「Aiプロジェクト」として、北海道の約1300の小学校に「リレー用バトン」を贈り続けている。
バトンをつなぎ、より良い社会を築く‐そんな願いが込められている。
次の目標は覇権奪回だ。
「僕は野村監督、若松監督、ヒルマン監督、梨田監督とすべての監督を胴上げしてきた。
今は栗山監督を胴上げすることしか考えてない」。と
円熟味を増した目下リーグ3冠王の挑戦は、まだまだ続く。
すべて不断の努力の賜物ですね ・・おめでとう!!稲葉篤紀
交流戦で稲葉選手の活躍ぶりを観るのが楽しみにしている・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・虎キチオヤジ