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デベロッパー残酷物語
続きです
■ 見張られながらの仕事
佐竹が聞いた、
「課長、ところで1日にどのくらい電話を打つんですか?」
「最低1000件は打て」
「えっ・・」
横を見ると先輩たちも、当たり前の顔をしている。
(ちょっとげんなりだなーー)
と思ったが、
早速始めてみることにした。
「もしもし、こんにちは、今日は大変お得な情報があるんですが」
「ガチャ」
(失礼なやつだな・・)
「もしもし、こんに・・・」
「ガチャ」
(ちくしょう・・・)
こんな調子で午前中いっぱい掛かって、
200件ほど電話を打ったが、
3人ともアポは一軒も取れなかった。
そして午後。
「こらー!」
部屋中に部長の怒鳴り声が響き渡った。
「お前ら真剣にやってんのか!電話の声が小さい!」
一瞬して緊迫感がみなぎる。
さらに、
課長がデスクの回りを巡回し始める。
先輩たちの電話の声が、
急に大きくなったように感じた・・
そんな緊張感の中で、
目標の1000件の電話が終わったのは
午後10時だった。
3人がこの会社を辞めることになる3ヵ月後までに
実はこの日が一番の早帰りになるのだか、
そんなことは、
三人とも想像もしていなかった。
次回に続く
*お知らせ
売買はモチロン
賃貸物件もワンルームから店舗・大型サブリース物件まで・・
お気軽にお問い合わせ下さい。
E-mail Kyoto-ee@gaia.eonet.ne.jp
デベロッパー残酷物語
続きです
■ 見張られながらの仕事
佐竹が聞いた、
「課長、ところで1日にどのくらい電話を打つんですか?」
「最低1000件は打て」
「えっ・・」
横を見ると先輩たちも、当たり前の顔をしている。
(ちょっとげんなりだなーー)
と思ったが、
早速始めてみることにした。
「もしもし、こんにちは、今日は大変お得な情報があるんですが」
「ガチャ」
(失礼なやつだな・・)
「もしもし、こんに・・・」
「ガチャ」
(ちくしょう・・・)
こんな調子で午前中いっぱい掛かって、
200件ほど電話を打ったが、
3人ともアポは一軒も取れなかった。
そして午後。
「こらー!」
部屋中に部長の怒鳴り声が響き渡った。
「お前ら真剣にやってんのか!電話の声が小さい!」
一瞬して緊迫感がみなぎる。
さらに、
課長がデスクの回りを巡回し始める。
先輩たちの電話の声が、
急に大きくなったように感じた・・
そんな緊張感の中で、
目標の1000件の電話が終わったのは
午後10時だった。
3人がこの会社を辞めることになる3ヵ月後までに
実はこの日が一番の早帰りになるのだか、
そんなことは、
三人とも想像もしていなかった。
次回に続く
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