つくば市の風車はもちろん論外ですが、日本中にまわらない風車がかなりの数、存在しているのではないでしょうか。私が知る某自治体の1,500kw風車にも設備利用率一桁半ばというものがあります。
で、こういう風車を設置した側の言い訳に使われるのが、「教育」とか「啓発」とか「シンボル」といったような抽象的な言葉です。自分も風力発電に携わってしばらくの間はこういう風車の存在意義も「あり」かなと思っていましたが、今ではそういった目的で風車を建てるのは「なし」だと考えるようになりました。
そう考えるにはいくつかの理由があるのですが、主な理由は以下のとおりです。
①そもそも回らない風車は資源の無駄遣いではないか?
②著しく設備利用率が低い風車は当然のことながら設備稼働率も相当に低いはずで あり、回っていない時間が長い。
①は説明するまでもないでしょう。無駄遣いしている資源の中には国民の税金も含まれています。②について少し補足すると、いつ見ても回っていない風車を見た人はどう思うでしょうか。ポジティブな感想を持つ人は皆無でしょう。風車なんて高価なだけで役に立たない物だと思われるのが関の山だと思いませんか。
教育という観点からしても、子供達が実際に風車を見て驚くのは、風車が風切り音を立てて回る姿であり、ブレードの角度を変えて停止するところを見せたときである。そういう動きを通じて風車が風の力で回ることによって発電しているということを実感するのだ。回っていない風車を見て子供達が感じるのはせいぜい大きいなーということぐらいではないだろうか。
また、風車が回らないというのは風が吹いていないということである。再生可能エネルギーの特徴の一つに、地域の特性を生かすことができるという点があると思うので、風が吹かないところに風車を建てるのはその意味からいっても許しがたい。
例えば、1日1時間しか太陽が当たらない所に、大枚はたいて太陽光発電パネルを設置する人がいるでしょうか?そんなことあり得ないですよね。それなのになぜ風が吹かないところに風車を建てることが許されるのでしょうか。
ちょっと情緒的かもしれませんが、自分には止まっている風車はなぜだか悲しげに見えます。
で、こういう風車を設置した側の言い訳に使われるのが、「教育」とか「啓発」とか「シンボル」といったような抽象的な言葉です。自分も風力発電に携わってしばらくの間はこういう風車の存在意義も「あり」かなと思っていましたが、今ではそういった目的で風車を建てるのは「なし」だと考えるようになりました。
そう考えるにはいくつかの理由があるのですが、主な理由は以下のとおりです。
①そもそも回らない風車は資源の無駄遣いではないか?
②著しく設備利用率が低い風車は当然のことながら設備稼働率も相当に低いはずで あり、回っていない時間が長い。
①は説明するまでもないでしょう。無駄遣いしている資源の中には国民の税金も含まれています。②について少し補足すると、いつ見ても回っていない風車を見た人はどう思うでしょうか。ポジティブな感想を持つ人は皆無でしょう。風車なんて高価なだけで役に立たない物だと思われるのが関の山だと思いませんか。
教育という観点からしても、子供達が実際に風車を見て驚くのは、風車が風切り音を立てて回る姿であり、ブレードの角度を変えて停止するところを見せたときである。そういう動きを通じて風車が風の力で回ることによって発電しているということを実感するのだ。回っていない風車を見て子供達が感じるのはせいぜい大きいなーということぐらいではないだろうか。
また、風車が回らないというのは風が吹いていないということである。再生可能エネルギーの特徴の一つに、地域の特性を生かすことができるという点があると思うので、風が吹かないところに風車を建てるのはその意味からいっても許しがたい。
例えば、1日1時間しか太陽が当たらない所に、大枚はたいて太陽光発電パネルを設置する人がいるでしょうか?そんなことあり得ないですよね。それなのになぜ風が吹かないところに風車を建てることが許されるのでしょうか。
ちょっと情緒的かもしれませんが、自分には止まっている風車はなぜだか悲しげに見えます。
ということは、事前風況調査はしていなかったのかな?
稼働率一桁の1500kw風車は大きな湖のほとりに建っているやつです。さすがカリブの海賊さんご名答です。
個人的にもかなりの数の風力サイトを見てきましたが、回っていない風車は確かに本当にかっこ悪いですよね
また、地域特性を生かした、というのであれば、風がある場所は、風力発電、日射量が多いところであれば、太陽光発電。めりはりとつけることが、教育的効果もあるのではと思います
太陽光も、採算性はかなり「?」ですが、ドイツのように国策でやってる国もありますので、必ずしもNOでは無いと思います
また、最近ですと環境省でMW級太陽光の支援、NEDOで7000kW級(日本最大)の太陽光実証研究が行われるそうです
7000kW級ですと必要面積10万平米程度必要ですので、これはかなり圧巻ですので、教育・啓蒙効果は大きいかも知れません
リンク先はNEDOの公募内容です
回らない風車を建てるなら、そのお金で他にやるべきことがあるように思います。
日の当たらないところに太陽光発電パネルをつけないように、
風が吹かないところに、風車を建てても無駄ですね。
日本は欧米に比べて風力発電分野で遅れているので、
モニュメントのように風車を建てるところから
始めているのかも...
でも、それも、そろそろ、見直す必要がありそうですね。