以下、共同通信からの転載です。
『茨城県つくば市が、計画通りに発電しない風車の設置に公金を支出したのは違法として、住民らが市に対し、市原健一市長ら3人に約3億円を賠償させるよう求めた住民訴訟の控訴審判決で、東京高裁は4日、元担当職員1人に約310万円の賠償責任を認めた一審水戸地裁判決に加え、元助役にも465万円を賠償させるよう命じた。
渡辺等裁判長は「市側は設置工事の際に地元業者を不要に関与させており、工事費用約3億円のうち約3100万円は市の損害に当たる」と判断。うち入札審査委員会の委員長だった元助役に15%、元担当職員に10%の責任があるとした。
風車設置事業をめぐっては、市も委託先の早稲田大などに建設費分の損害賠償を求めて提訴。東京高裁が1月の控訴審判決で早大に約8900万円の賠償を命じている。
判決によると、市は2005年、二酸化炭素排出削減などを目的に市の小中学校へ風車23基を設置したが、発電量は当初計画を大幅に下回った。』
以上、転載終了
責任は元助役が15%で元担当職員が10%ですか。
いったいこの職員にどれだけの権限があったというのでしょうか。
『茨城県つくば市が、計画通りに発電しない風車の設置に公金を支出したのは違法として、住民らが市に対し、市原健一市長ら3人に約3億円を賠償させるよう求めた住民訴訟の控訴審判決で、東京高裁は4日、元担当職員1人に約310万円の賠償責任を認めた一審水戸地裁判決に加え、元助役にも465万円を賠償させるよう命じた。
渡辺等裁判長は「市側は設置工事の際に地元業者を不要に関与させており、工事費用約3億円のうち約3100万円は市の損害に当たる」と判断。うち入札審査委員会の委員長だった元助役に15%、元担当職員に10%の責任があるとした。
風車設置事業をめぐっては、市も委託先の早稲田大などに建設費分の損害賠償を求めて提訴。東京高裁が1月の控訴審判決で早大に約8900万円の賠償を命じている。
判決によると、市は2005年、二酸化炭素排出削減などを目的に市の小中学校へ風車23基を設置したが、発電量は当初計画を大幅に下回った。』
以上、転載終了
責任は元助役が15%で元担当職員が10%ですか。
いったいこの職員にどれだけの権限があったというのでしょうか。
少しでも非があるなら
担当した職員である「個人」にも責任を追及するという社会に、既に変貌しています。
2001年12月30日午後零時半に発生した兵庫県明石市の大蔵海岸砂浜陥没事故などが典型です。
元担当者の責任割合は釈然としませんが
enuteaさんの仰るとおり個人の責任が
問われる時代になっていると思います。
あまり行きすぎると新しいことにチャレ
ンジしようとする若い人の芽を上司が
摘むということになりかねないのでは
ないかといらぬ心配をします。
ただ、今までの無駄な箱モノ行政につい
てはその責任を個人が問われるというこ
とはなかったことが、同じ失敗を繰り返
して来た元凶なのかもしれないですね。
このつくば市の一件は個人的にも色々と
考えさせられる事件でした。
無理難題、鬱憤処理の責任追及は好ましくありませんが、つくば市のケースは違うと思います。事件は確信犯で無い限り起きえない。
また、実際に談合があっただろうことは、否定する方が難しいのでは。
役人だから、公務員だから・・・そういうカテゴリーでは無く、このような事は企業でもサラリーマンでも自営業であっても犯罪行為であることは間違い無いでしょう
だから、公務員だから過度に糾弾されているとつくば市の中の人達が思っているのであれば大間違いだと思います
担当者と助役の責任の重さの認定に
は釈然としません。
また、発注者である当時の市長の責任は
どうなるんでしょう?
市などが運営している公営の病院事業などですが、
これらも赤字なら即経営失敗に繋げるのでしょうか?
将来展望と赤字解消の努力等々総合的に判断されるのが普通だと思います。
つくば市の風車の問題
収入ゼロで支出は垂れ流し
解決・軽減の方策も見つからない
ということで大問題なのでしょうが
う~ん!私なりに考えると
学者の見解やメーカーの話を鵜呑みにしない
これが担当者に必要とされる重要な事?!
という事でしょうかねぇ?
でも学者やメーカーの話を疑うんなら
何を根拠に「客観的判断」をするんだろう?
専門家にコンサルティングを頼んだんだ
から自分たちは被害者だ」というところ
ではないかと思います。
問題は良いもの、役に立つものを造りたい
ということ以外に何か魂胆がなかったのか
という点でしょうか。
役所は客観的判断が難しいことについては
別の場所(できれば他の自治体)で実績が
あるか?ということを上司から問われます。
結果、まったくの新しいことは止めておこう
ということになりがちです。
まったくの新しいことに挑戦する場合には
コンサルからの成果品をさらに別の専門家
に評価してもらうような手間をかけるしか
ないのかもしれません。
もちろん担当者は勉強しないといけません。
自分は風車を建てるときに不安から9キロ
も痩せました。
その後、16キロ太りましたが(苦笑)。一
応、風車運用のストレスということにして
います。
やらねば先進地の優位性は手に出来ないし
やるとなったら失敗は許されない
なかなか度胸の居る問題です。
ところで
痩せて肥ると・・・筋肉が減って・・・。(汗)
新陳代謝が減少し悪循環が起こり易くなります。
(腹の出た「経験者」は語る(笑い))
そう!リバウンドは怖いのです。
内臓脂肪を溜め込むと
ホルモンの状態も生活習慣病への「引き金」に
なるような話を何処かで聞いたような
気がします。
くれぐれも健康に御留意下さいね。
1月4日から一応ダイエットを始めて、
やっと2キロほど減ったところですが
誤差の範囲内ですね。
暖かくなったら少し体を動かしたいと
思います。
お互い気をつけたいですね。
環境教育としての観点は、無いとはいえないでしょう。故に善意側に相当の心の被害者がいるのではないかとも思います。
今回のケースは、悪意の確信犯的な要素が多々見られます。
例えば、早稲田大学のコンサルで出した設計風車と実際に設置された風車の大きさが違う事、風車コンサルの早稲田大学の研究室と、つくば市の風車選考委員会の一員の日本工業大学の助教授とメーカーが全て繋がっていた事。また、工事の5ヶ所分割発注に置いて明らかに談合としかいいようのない落札率・・・かけばいっぱいあります。
また、同一コストで実施をする場合、発電機を太陽光に変更した方が発電量を得られることも比較的初級レベルのコンサルでも説明できます。事業確実性からも、太陽光で実施していれば、環境省のまほろば事業に見合う「地域通貨」発行の原資にできたはずです。
また、もう一つの視点ですが、そもそも教育啓蒙用として、環境省に申請していれば、アsトキさんのいうように教育の側面の説明ができます。しかし、既に当時の関係ホームページなど削除されていますが、つくば市の環境省申請内容は、教育を目的にしているのでは無く、風力発電の売電収入を元に「地域通貨ねこちっぷ」を発行して、このお金を循環させる事をビジネスモデルとしていますので、はっきりいえば、ここまで酷い結果は許されるべき物ではないはずです。
無論環境省側の審査能力に相当の落ち度があることは否定できません。
今回の補助率は67%と非常に高率な割にかなり内容が杜撰と感じられる物をつくば市以外のものにも感じましたし、同様に環境省が50%補助でハイブリット型と呼ばれる新エネ補助をしたときも、1500kW、2000kWの大型風車と近くに50kWの太陽光パネルを並べたのでハイブリッドでございます!なんて採択された事例もありますし。
だいぶまえにも書きましたが、攻められるべきは「つくば市の当時のコアにいた責任者→もと助役でしょうね」「早稲田大学」「環境省」の3者だと思っています